2008年02月

2008年02月28日

会社における『お金』の使い方5

こんばんは、アキバです。


今夜はリスクマネジメントのお話です。


会社や組織に入ってくる『お金』には、売上、売掛、借入、利子・利息、資産等の譲渡代金、リベート、保険金などがあります。


会社や組織から出て行く『お金』には、営業費用、仕入れ・調達代金、買掛、借入の元本返済、借入の金利、給与、賞与、役員報酬、役員賞与、福利厚生費、会費、什器・備品・機械等の購入費用、機器等のメンテナンス費、税金、交通費等の費用、事務費等の費用、リベート、交際費、保険料、損害賠償対応費用などなど、ほとんどの会社や組織は入ってくる『お金』の種類よりも出て行く『お金』の種類の方が多いですよね。


入ってくる『お金』のほとんどは、お客様からいただく『ありがとうの対価』としての『お金』=売上ですから、大切に使わなくてはならないのですが、出て行く『お金』の方が種類も多いですし、出て行くタイミングも様々ですから、実際に『お金』を管理される経理の方は大変です。


管理するだけでも大変なのですが、会社や組織における『お金』の使い方には、投資家と同じ感覚も必要になります。


つまり、『本来の価値観』を持って使うべき『お金』もあれば、『お金基準の価値観』で効率重視で使うべき『お金』もあるという事です。



「それが何でリスクマネジメントなの?」とか、「リスクマネジメントって、保険のお話じゃないの?」っとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。


リスクとは、狭義のリスクはマイナスだけですが、広義のリスクはプラスも含まれます。


経営者の方々にそんな事を今更言うのは「釈迦に説法」かも知れませんが、保険屋さんの中には狭義のリスクだけにフォーカスして、危機感を煽り、何でもかんでも保険でカバーした方が良いと誤解を招く営業をされる方もいらっしゃいます。


本来のリスクマネジメントとは投資と同様に、投下した資本をいかに効率的に増やすかを考えて、実践するものです。


マイナスのリスクマネジメントにおいても、本来保険でカバーすべきものは、“生頻度が少なく、発生した時の経済的損失が大きい(出て行く『お金』が多い)リスクだけです。


発生頻度が多く、発生した時の経済的損失が小さいリスクは、社員やメンバーが勉強したり、工夫する事により、自ら発生頻度を減らすべきリスクです。(『お金』は人材教育等に投下)


発生頻度が少なく、発生した時の経済的損失も小さいリスクは、現金でカバーします。


発生頻度が多く、発生した時の経済的損失も大きいリスクに該当する業務については、その業務自体を外注化するか、その業務から撤退を検討すべきです。


この発生頻度が多く、発生した時の経済的損失も大きいリスクに該当する業務の外注化や撤退を判断する際に、『お金基準の価値観』でスパッと損切り=撤退するか、『本来の価値観』でお客様のために理念の合う他社に外注化するかを判断しなければならないのです。


「なんでそれが『お金』の使い方なの?」っとおっしゃる方、すでに走っている業務には、すでに資本が投下されていますよね。

そこに、日本人に多い感覚である《一度始めた事だから、最後までやり抜かなければならない》という罪悪感がよぎると、撤退すべき事業領域にいつまでもへばりついて、大切な『お金』を垂れ流してしまったり、最悪の場合にはリスクが具現化して倒産に追い込まれてしまう危険性もあるからです。



プラスのリスクは、一般的に投資して増やそうとする時と同じです。

給与を増やすのか、社員教育に当てるのか、設備投資をするのかは、『本来の価値観』により、よりお客様に『満足・感動・感激・感謝』していただける商品やサービスを生み出す事が出来るとの判断の下に決定されるべきですが、一方で『お金基準の価値観』による冷静かつ綿密な計算をした上で予算組をしていなければ、お客様に価値を提供し続けるために必要な利益がなくなってしまいます。



特に「売上が伸び悩んでいるから、一発逆転で新規事業を立ち上げよう!」なぁ〜んて決めてから社員やメンバーにアイデアを募集するような会社は注意が必要です。


その指示・命令では、社員やメンバーは『お金基準の価値観』でにわか儲け話を探しはじめてしまうでしょう。


新規事業を社員やメンバーに考えさせて、そこに資本を投下する場合、社員やメンバーには徹底して『本来の価値観』による『経営理念』にマッチしたプランを考えてもらい、経営者が『お金基準の価値観』も合わせて、その新規事業に資本を投下するか否かのジャッジメントをする必要があります。


実は残念ながら、売上と利益の関係をよく理解していない経営者や幹部の方が、まだまだいらっしゃるようです。


本当はもっと細かいチャンクの具体的・専門的なスキルやノウハウを知りたい方が多いでしょう。

しかし、まず大きなチャンクの部分を確実に掴んでいなければ、足下をすくわれてしまいます。


『お金』は価値を交換する道具ですが、法人にとっては『血液』でもあります。


投資効果が認められるものであれば、借入による資金注入は積極的に行うべきです。



ご利用は計画的に。


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!


テクノラティお気に入りに追加する


にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2008年02月26日

攻撃的なあなた3

こんばんは、アキバです。


先週の土日は春一番の返しで、とても攻撃的な爆弾低気圧が日本列島を襲いました。

攻撃的と言えば、米国大統領選ではオバマ候補に対するクリントン候補の発言が、日増しに攻撃的な内容になってきているようです。


国内の政治家の先生方も、『戦う』事や『勝つ』事ばかりを全面に押し出している方が未だに見受けられますね。


政治にしても経営にしても、普段の人間関係にしてもそうですが、政策や意見に対して「対案」を示して検討するからこそ前進する事が出来ます。


それが、自分の政策や意見があまり認められず、立場として劣勢に立たされると、『序列の価値観』と『アキバの動物からカリマス理論』等の影響と思われる症状が現れます。


今夜は、そんな対人交流上の攻撃性について考えてみましょう。



自分の政策や意見があまり認められず、立場として劣勢に立たされると現れる症状を『序列の価値観』と『アキバの動物からカリマス理論』で説明すると、次のようになります。


『序列の価値観』により、自分の意見や政策が認められなければ、自分の立場が無くなる、つまり、その社会(組織)における自分の『存在価値』が無くなると思ってしまう。



自分の『存在価値』が無くなるのは『不安』だ。



『不安』に『脅威』を感じるが、『逃避』する訳にはいかない。



『不安』の対象を『攻撃』する事により、『不安』な状態を打ち消そうとする。



政策に対して対案の政策で返せば、より良い政策が生まれる可能性があります。

提案に対して対案の提案で返せば、より良いプランがまとまる可能性があります。

意見に対して、対案の意見で返せば、より良い方向に進むことが出来る可能性が広がります。


しかし、『不安』の対象を、その政策を掲げた人やその提案をした人、その意見を述べた人に向けると、人を攻撃(口撃)するようになってしまいます。


相手を攻撃(口撃)するという事は、その相手を支持している人も攻撃(口撃)されたように感じますし、その相手の家族や友人も攻撃(口撃)されたように感じてしまうのにもかかわらず、まったく損をしてる事に気づかない攻撃的なあなた。


『罪を憎んで人を憎まず』という言葉の意味を深〜く考えてみましょう。


私の会社では心理学の先生方とのコラボにより、経営コンサルティングに心理学を導入しています。

(あっ、すみません。《私の会社》だなんて、違いますね。私が勤めている会社です。)


心理学では、このような攻撃性を『序列の価値観』や『アキバの動物からカリマス理論』なぁ〜んてものは使わずに、交流分析によって潜在的に攻撃性があるか否かを知ることが出来ます。

(あっ、当たり前でしたか。すみません。)



交流分析の内容までは、長くなりますので今回お伝えする事が出来ませんが、非常にわかりやすく精度も高い分析手法に、東京大学のTEGというエゴグラムがあります。




エゴグラムを使った人生の成長ステージは、4つの立場に分類されます。



第4の立場=自己否定・他者否定



第3の立場=自己肯定・他者否定



第2の立場=自己否定・他者肯定



第1の立場=自己肯定・他者肯定



ある意味『悟り』にも近いものがありますが、『序列の価値観』を無くすために必要な《相手を本気で信じる事》は、本当は第1の立場でなければ出来ません。



第4の立場=自己否定・他者否定の状態では、すべてを悲観的に捉えてしまい、自分が考える事もやる事も、他人の考えや行動も否定してしまいます。

責任を転嫁する対象がなく、何でもあきらめてしまいます。

世の中のすべての事は運命で決められた事だから、どうしょうもないとあきらめてしまうため、抑うつ状態になってしまったり、自分を傷つけるといった自虐行動を起こしてしまう危険性もあります。



第3の立場=自己肯定・他者否定の状態が、《攻撃的なあなた》です。
自分が上手くいかないのは、他人や相手、社会のせいだと思ってしまうタイプです。

自分の考えや行動は否定しませんので、例えばスポーツが上手くならない時には、道具のせいにもします。

責任はすべて相手や他人、モノに転嫁しますし、自分が追い込まれると必ず相手や他人に対して攻撃的な行動や言動を起こします。



第2の立場=自己否定・他者肯定の状態になると、他人の行動や言動は正しいのに、どうして自分はすべて上手くいかないんだという悩みを抱えます。

自分の失敗を恐れて消極的になってしまう事もあります。

常に劣等感を感じているため、他人と自分を比較したがります。



第1の立場=自己肯定・他者肯定の状態が、楽観的で健全な状態です。

自分も相手も肯定的に受け入れる事が出来ますので、物事の善悪も本質を見極めて判断する事が出来ます。

自分も相手も信頼する事が出来ますので、自立した相互支援的な活動をする事が出来ます。




実はこの4つのステージですが、常に1ヶ所に止まっている訳ではなく、ある程度、右往左往と移動します。


第1の立場まで成長していれば、第4の立場まで落ち込む事はほとんど無いと思いますが、第4と第3の立場、第3と第2の立場の間では特にうろうろと動きます。


この第2の立場と第3の立場の状態において、他人と自分を必要以上に比較して、かつ自分が上に立ちたいといった『序列の価値観』が芽生えます。

人と人とを『勝ち負け』の判断基準で見てしまうのも同様です。


そして、第3の立場の状態にあるときに、相手自身を攻撃(口撃)する問題行動は発生します。


実は、エゴグラムを使った交流分析では自分が基本的にはどのステージにいる傾向が強いのか、明確にズバリとわかります。


しかし、その結果を持って「あなたはこうだ!」っと決め付けるものではありません。


自分の潜在意識を確認して、できるだけ第1の立場で安定するように使います。


そうは言っても、「そんなに頻繁に心理カウンセラーの先生にお願いも出来ないよ〜。」っとおっしゃる方は、『序列の価値観』と『アキバの動物からカリマス理論』を思い出してみてください。


なぜなら、第1の立場の人であっても、『アキバの動物からカリマス理論』は適用されるからです。


【アキバの動物からカリマス理論】

動物は知らないモノが近づいてくると『不安』になります。



『不安』な状態に『脅威』を感じます。



『脅威』を感じるため、『不安』から『逃避』しようとします。



『不安』から『逃避』しても逃げ切れず、追い詰められると、『不安』の対象を『攻撃』する事により『不安』を打ち消そうとします。



人間も大きなチャンクでは動物ですから、同様の反応をしてしまうのです。


もし、自分が相手の行動や言動ではなく、相手自身を攻撃(口撃)しているなぁ〜っと感じた時は、『不安』要素を探してみてください。

その瞬間には怒りの方が上回ってしまっているかも知れませんが、何が自分を追い詰めているのかを探ってみてください。


そして『序列』は関係なくひとり一人の人間同士として相手を見直してみれば、問題となる行動や言動を本質的に見抜いた上で、お互いを認め合い、相互に支援しあう事が出来るようになるでしょう。

(たぶん。)

(100%の自信はありませんが。。。)

(すみません。)


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!


テクノラティお気に入りに追加する


にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2008年02月23日

隙間産業5

こんばんは、アキバです。


売上が伸び悩んでいるときに、「何かいい儲け話はないかなぁ?」っと情報収集する事はありませんか?


テレビなどでは、ごく当たり前のビジネスなのに、ちょっとしたアイデアで繁盛している中小零細企業を紹介したりしています。

そんな企業の事を隙間産業なんて言いますが、なぜ彼等は「その隙間」を見つけられるのでしょうか?


「そんな事わかったら、自分でどんどん隙間探してビジネスするわい!」とか、「そんな事知ってたら、本でも書いてシコタマ儲けてるよ!」なぁ〜んて声が聞こえてきます。



たぶん、隙間を狙って見つけられる確率と、見つけられた隙間に入り込んでビジネスを成功させられる確率を考えれば、超ラッキーな運に恵まれるか、かなり天才的なマーケティングセンスと経営センスを元々持っていない限り、全く畑違いの隙間産業で成功するのは無理でしょう。

あっ、すみません。決め付けは良くないですね。
でも、無理と同じくらい非常に難しいでしょう。



しかし、《全くの畑違い》でなければ、新たなる隙間を見つけて成功する可能性は十分あります。

中小零細企業で成功している隙間産業として紹介されているビジネスは、ほとんどが下記の3つに分類されます。


〃弍勅埃身が本当に好きでやっている仕事

∈い辰討い訖佑魏燭箸してあげようと思って、やり始めた仕事

ただがむしゃらに、でも本気で続けてきた仕事

(一般的な人ではなく天才的な人の成功は除外しています)




ここで問題です。

 銑に共通している事は何でしょう?



ヒント:表面的な事ではありません。




答えは、全て能動的・自発的に行っている事です。

自分のためにしろ、相手のためにしろ、自らが「やりたい!」っと思ってやっている事です。


自らが「やりたい」っと思わなければ、『やる気』にはなりません。


自らがやりたいと思うと湧き出してきて、外部から励まされても持続しないのが『やる気』です。

そして、『やる気』だからこそ心の中から湧き出してくるのが、『本気』です。



『お金基準の価値観』で、金儲けのために隙間産業を見つけようとしても、目的が『金儲け』ですから上手くいきません。

『本気』で好きな事だったり、『本気』で誰かのために貢献しようとしていたり、がむしゃらに頑張っていなければ、超ラッキーな人や超天才的な人でない限り、隙間産業を見つけて成功する事なんて出来ないのです。



ですから、金儲けのために情報商材を購入したり、お客様を心理的にだましてでもYesと言わせるための書籍を購入したり、ビジネススキルやノウハウ本をたくさん購入して、たくさん読破したとしても、お客様が『満足・感動・感激・感謝』する事はないため、成功して成長発展する事は出来ないのです。

お客様に関係なく『お金基準の価値観』で『お金』を増やしたければ、デリバティブ市場やギャンブルで稼いだ方が良いでしょう。

その方がお客様に迷惑が掛かりません。


確かにチャンクを小さくしていけば、成功するためのテクニックやスキルはたくさんあるでしょう。


しかし、人間を突き動かすのは、テクニックやスキルやノウハウではなく、根本的には本人が『本気』であるか否かです。

表面的には『やる気』を見せていても、潜在意識が反発していれば『本気』を持続する事は出来ません。


心理的なテクニックは、相手に使おうとするよりも、むしろ《自分を知る》ために教えていただくべきです。



『本気』になる事が出来る仕事を『本気』で追求すれば、結果は自ずとついてきます。


アントニオ猪木さんの『道』で言われている通り、「その一歩が道となり、その一歩が道となる。まよわず行けよ。行けばわかるさ。」です。





『本気』だからこそ、切り開ける『道』がある。


にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ

過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2008年02月22日

『序列の価値観』が組織に与える影響5

こんばんは、アキバです。


組織力やチーム力を引き出すような本が売れてますねぇ。

中でも、チームハックス「仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術」(日本実業出版社)は、組織力やチーム力を伸ばす仕組みづくりと、その仕組みが上手く機能するための心理学的な見解をわかりやすく説明してくれる、おすすめの1冊です。


チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術



書籍などでは組織を強化させたり活性化させるための内容がほとんどですが、今宵は《『序列の価値観』が組織に与える影響》と題しまして、経営者や幹部社員が頑張って組織をまとめようとしても、ボトムから崩されてしまう可能性がある事をご説明させていただきます。


みなさんの会社や組織では、日々もしくは週一のミーティングをする時に次のどちらを重視していますか?


〆8紊陵縦

△修譴泙任亮太




勿論、両方大切ではありますが、チームハックスにも書かれていますように、普段のミーティングでは不確実で体裁を取り繕うことが出来る予定よりも、実績と実績に結びついた要因を重視した方が、真似てみた方が良いポイントや改善すべきポイントをその場で共有する事が出来るので良いでしょう。


年度始めに目的をしっかりと共有した事業計画が出来ていれば、目標に近づいているか否かの確認とその要因を共有する事により、個人では発揮する事が出来ない力や発想が生まれます。


あっ、そうそう、『経営理念』や『事業目的』が浸透していなければ、目標数値があってもベクトルがバラバラになってしまいますので、とりあえずでも『経営理念』や『事業目的』を社員やメンバーが全員理解している事を前提としてくださいね。



さてさて、『経営理念』や『事業目的』を理解していれば問題ない筈ではないかと言われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実は『序列の価値観』が邪魔をして組織力を低下させる事があるのです。


『序列の価値観』には、自分の昇格や昇給に影響力のある上司や社会的に十分認められている地位の人には、長いものに巻かれる形でなびき、そうでない人に対しては何かにつけて上に立とうとする傾向があります。


その感覚が、ミーティングにおける成果の報告時に、「あいつに上に立たれたくない」といった僻み(ひがみ)ややっかみにつながってしまう事があるのです。


本来は同じ目的に向かう仲間同士ですから、成功を共に喜び合い、失敗を共に悔やみ合えば良いのですが、『序列の価値観』が強くなると、同僚が成功して評価される事を妬み、同僚の失敗を喜ぶようになってしまいます。


『序列の価値観』が強くなりやすい人は、『お金基準の価値観』や『承認欲求』が強く、『共依存』の傾向があります。


以前お伝えいたしました『業務上境界性パーソナリティ障害』の傾向がある人は、特に注意が必要です。


他人の成功に対する妬みや、他人の失敗を嘲笑うような事を、いつも陰口として《その時々に味方だと思う社員やメンバー》に吹聴してまわってしまいます。


そんな事がリーダーや幹部社員の目の届かないところで展開されていれば、組織力を発揮するどころか、組織自体を足元から崩されてしまいます。


もっと厄介なケースでは、リーダーや幹部社員にも『序列の価値観』が強い人がいて、派閥を作ったり、上司が有能な部下に超えられないように潰しにかかったり、良い成果を上げられる社員同士が足を引っ張り合ったりしてしまう事もあります。


あれれ?普通の会社でもよくある事ですね。



『序列の価値観』を取り去るには、『本来の価値観』を追求する事です。

人と人として、ひとり一人の個性や能力を認め合い、同じ『理念』に『共感・共鳴』している者同士として『本気』で信じあう事です。

『本気』で信じあう事は、そう簡単に出来る事ではありません。

自分自身が人として強くなければ出来ませんし、とても勇気がいる事です。


ですが、そこを乗り越えた時には凄い事が起きます。

本当に、凄いんです。



ネガティヴに《個の限界を組織の限界にしない》なぁ〜んて言っている場合ではありません。


《組織の成長が個の成長を促し、その個の成長がまた組織の成長を促す》

まさに、成長のインフレスパイラルです。



さぁ、『本来の価値観』で作った『経営理念』を準備して、早速はじめてみましょう。

にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ

過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2008年02月19日

お金基準の価値観5

こんばんは、アキバです。


今夜は私のブログにちょくちょく登場する『お金基準の価値観』について、そもそも『お金』とは何だったのかという事を通じて考えてみたいと思います。


現代社会では、物を手に入れたりサービスを受けるために、ほとんどの場合『お金』と交換します。

広く公に『お金』の価値が定められ、認知されているために、非常にスムーズに物やサービスと交換する事が出来ます。



そうです、『お金』は広く公に価値を認められた、価値を交換する『道具』なのです。



遠い昔には、石や貝でした。

お金にまつわる感じに『貝』という字が多く使われている事からも、その片鱗が窺い知れますね。

『ご贔屓(ごひいき)』なんて漢字は貝だらけです。



さてさて、それではもっと昔はどうでしょう。

貝や石といった《価値を交換する道具》を使わなかった時代には、物と物の交換=物々交換をするか、物を譲ってもらって「ありがとう」と感謝するかのいずれかでした。


物々交換の場合、お互いが納得する事が出来る『価値』は、物そのものの価値と数量や大きさ、重さなどで決まります。

現代の『お金』であればわかりやすいかも知れませんが、逆にその物が持っている『本来の価値』で判断する事が当たり前ですから、物を見る目は肥えていたでしょう。


物を譲ってもらって「ありがとう」と感謝するだけであれば、物を供給する側も「あの人に譲ってあげたいなぁ。」っと思って物を調達して来るでしょうし、譲ってもらう需要者側も「多くの人の中から私を選んでくれてありがとう。」っと、その物自体の『本来の価値』に対するありがたみを感じると同時に、わざわざ自分に譲ってくれたという供給者側の行為にも『感謝』を感じていたことでしょう。


そうです。

むか〜し昔は、『本来の価値観』を大切にしながら、今で言う《ターゲット客》も定め、お互いに支援しあう事に喜びやありがたみを感じていたのです。



それが今ではどうでしょう。


『本来の価値観』をなおざりにして、『お金基準の価値観』で売る側も買う側も儲け主義なのに、表向きには品質第一、お客様第一主義なんて言葉を戦略として使ってみたりして、『感謝』という言葉まで戦略的に使っているような方々が目立つようになって来てしまいました。


『お金』は本来、『価値』を交換する道具です。

物やサービスの『本来の価値』=『存在価値+付加価値』を譲り受けた事に対して『ありがたみ』を感じるからこそ、『ありがとう』の対価として『お金』を払い、『ありがとう』の対価として『お金』をいただくのです。


それが『お金基準の価値観』が強くなってくると、提供する物やサービスの『本来の価値』を追求するよりも、「〇〇万円儲けたいから原価を〇万円下げよう!」っといった事を優先するようになり、やがて儲け第一主義になってきます。

場合によっては、外部のコンサルタントやアドバイザーが『本来の価値観』を度外視して、コストカットばかりを指南してしまっているケースもあります。


コスト削減や節税といった『お金基準』のアドバイスばかりを受けているうちに、その会社や組織の風土や文化としても『お金基準の価値観』が強くなってしまい、結果として大切なお客様の事を考えるよりも、いかに効率的に儲けるかを考えるようになってしまうのです。



『お金基準の価値観』が強くなると、物やサービスの『本来の価値観』が薄れてきます。

特に日本人の場合には、大衆に流されやすいため、単純に『値段が高いもの』=『良いもの』っと思うようになってしまいます。


『値段が高いもの』=『良いもの』という感覚が身に付いてしまうと、『本物』がわからなくなって来ますから、騙されやすくなってしまいます。

騙されやすくなってしまうという事は、結果的に『お金』の面でも損をするようになってしまうのです。



まずは、ひとりの人間として『本来の価値観』を取り戻し、その『本来の価値』を享受出来る事に対して『ありがたみ』や『喜び』を感じましょう。

ほんのちょこっとでもいいんです。

物やサービスを受けられる事に『ありがたみ』や『喜び』を感じましょう。


そして、自分が仕事をする上で、どんなお客様に『ありがたみ』や『喜び』を感じていただきたいのか、どんな『感情』を持っていただきたいのかを常に考えるようにしましょう。



『お金』は《価値を交換する道具》です。

『お金』は『ありがとう』の対価として支払っていただきます。

そして、支払った『ありがとう』よりも多くの『付加価値』を感じていただけた時に、『感動・感激・感謝』が生まれます。

そして『感動・感激・感謝』から、リピート、口コミ、ファンが生まれるのです。



『お金基準の価値観』の巻き。

本日はここまで。



過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する

にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 23:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)経営理論 | 方程式

2008年02月15日

多数決の弊害5

こんばんは、アキバです。

寒い日が続きましたが、今日は暖かかったですね。

寒暖の差が激しくなると体調を崩しやすくなりますし、乾燥により風邪をひきやすくなっていたり、ノロウィルスも流行っているようですから、自分自身のリスクマネジメントも忘れずに実践しましょうね。



さて、みなさんの会社やマンション管理組合などでは、何かを決める際に《多数決》を用いる事は多いですか?


管理組合や議会ではごくごく普通に用いられる《多数決》ですが、実はよく弊害が発生します。


今夜は、その《多数決》の弊害と弊害を避けるために必要な事を考えてみましょう。


まずは、どんな弊害が発生するかですが、会議での発言は苦手だけれども、センスが良く的確な考えを持っている人の意見を吸い上げる事が出来なかったり、本当は経営理念から考えるとA案の方が望ましくても、派閥などの圧力によりB案が採択されてしまうといった弊害が考えられます。


会社でも、管理組合でも、国会や市議会でもそうですが、会議や議会の参加者がしっかりと共通の理念や意志を持っていない場合には、心理的に《自分自身にメリットがある》意見に賛成しがちです。

『お金基準の価値観』や『序列の価値観』により、長い物に巻かれる形で賛成票を投じたり、出来るだけ自分に責任や実作業が降りかからないような意見を選んだりしてしまいます。


ですから、今の国会のように「我が党のために」とか「政権交代」ばかり言っている議員の先生方が増えてしまうと、「国民のための政治」や「世界平和のための政治」や「地球環境を守り抜くための政治」が疎かになってしまうのです。


組織やチーム、会社においても同じです。

「我が社のために」とか「競合他社に勝つために」という考え方が先に立ってしまうと、「大切なお客様のための仕事」について考えるよりも、競合他社に勝つ事や自社の売上や利益の事ばかりを考えるようになってしまいます。

そこに《自分自身にメリットがある》=昇進や昇給への影響力が強い上司の意見があれば、特に深く考える事もなく賛成するようになってしまいます。

つまり、上司としては部下にも考えさせた上で《多数決》により決定しているつもりでも、実際には一部の社員しか会議に参加して(考えたり意見を述べて)いないも同然な状態になってしまうのです。


そんな状態では、会議の時間分の人件費は無駄になりますし、社員やメンバーも育ちません。



ブレインストーミングやワークアウト(付箋紙に参加者全員でどんどん書き込んで意見をまとめる手法)においても、《多数決》同様、似通ったものが多い意見ばかりが注目されやすく、多くの意見やプランからキラリと光る意見やプランを抽出する事が案外難しかったりします。



そこで大切なのが、『経営理念』や『意志』の浸透と、それを実践する事が出来るリーダーの存在です。


組織やチームにおいて、トップから新人まで全員が同じレベルで『経営理念』に対する思い入れを持っていれば良いのですが、そんな理想的な組織やチームはほぼ存在していないと思っていいでしょう。


トップが一人で『経営理念』を組織やチーム全体に浸透させようとしても限界があります。


ですから、管理職者(リーダー)は社員やメンバーの『意志』が間違った方向に向いていないかを管理し、正しい方向へと導いてあげる必要があるのです。


管理職とは、お金の管理や部下の行動管理をする事が仕事なのではありません。

行動管理なんていうものは、自らが能動的・自発的に行うものです。

管理職者は、部下の『意志』が間違った方向に向いていないかをチェックするために、部下の行動計画と行動実績のズレを確認するのです。


そうして『経営理念』や『意志』が浸透した組織やチームが生まれれば、社員やメンバーひとり一人が同じ《最も大切な事》に『心・気持ち・情熱』を込めて会議に参加するようになり、結果として《多数決》にも、その『心・気持ち・情熱』がこもった一票を投じるようになりますし、ブレインストーミングやワークアウトでもキラリと光る少数意見をピックアップする事が出来るようになります。


せっかくみんなで決める《多数決》ですから、間違いなく良い方向に進めるようにしたいですよね。


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する

にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 22:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)組織論 | 経営理論

2008年02月14日

キューピッドは見つかりましたか?5





誰にしようかな?

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 02:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)雑談 

2008年02月12日

完全に勝ち負けの戦う仕事5

こんばんは、アキバです。


いつもは「『お金基準の価値観』で仕事をしてはいけない。」っと申し上げておりますが、今夜は『お金基準の価値観』で、完全に勝ち負けの戦う仕事について、短めにお送りします。



みなさんは、《『お金基準の価値観』で、完全に勝ち負けの戦う仕事》と言われると、どんな仕事が思い浮かびますか?



答えはデリバティブのトレーダー(日本の証券業界ではディーラー)です。

現物のトレーダーやディーラーも近いものはありますが、例えば株式の場合にはその会社が提供する価値を理解する必要性もありますし、特に投資期間を長く見ている場合には、『本来の価値観』による投資も必要になってきます。


一方、先物やオプションといったデリバティブ商品は、お金でお金を取りに行くものです。

バブルが弾けて急落しても儲けられますし、ある一定の範囲内に価格が収まっていただけでも儲けられます。


私がかつてディーラーをやらせて頂いていた時には「日計り=ひばかり」といって、その日に建てた玉はその日のうちに手仕舞う事が社内ルールでした。
(あっ、すみません。ちょっと専門用語でしたね。売りからも買いからも入れるんですが、建玉=たてぎょくって言います。)

一晩越して海外で何があるかわからない状況でリスクを回避するには、「日計り」つまりデイトレードが有効だという事です。


非常にリスクの高い投機的な市場での仕事なのですが、一応ざっくりと2種類の市場参加者がいます。


ひとつは、単純にその市場の商品に投資(投機)して儲ける目的の参加者、もうひとつは現物の取引に対するヘッジや様々なデリバティブ商品を組み合わせて複雑なポジションを組んでいる参加者です。


『お金基準の価値観』で完全に勝ち負けの戦う仕事とは、前者の単純にその市場の商品に投資(投機)して儲ける目的の参加者達の仕事です。

(私はTopix先物を中心にディーリング業務を行いながら、債券先物や日経平均先物、225オプションのお客様の注文を流していました。もう15年以上も昔の事ですが、「ディーラーが客注もこなすの?!」っと驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。)



デリバティブ商品市場に単純に参加して儲けるために必要なのは、「情を捨て」る事です。

とは言っても、感情を全て捨てるのではなく、感情はあくまでも《相手の裏をかくため》に使うのです。

なぜなら、デリバティブ商品市場における単純取引は、売りから入ろうが買いから入ろうが、いずれにせよ『お金』を増やすためだけの目的しかないからです。


そんな市場に参加する場合には、非情でも相手に徹底的に勝つ事が大切であり、心理的な戦いが必要なのです。
(勿論、テクニカルも重要な判断材料になりますが。)


市場参加者同士の売り注文と買い注文が成立して、その反対売買が行われた時には決着がついています。

つまり、勝つか負けるかのどちらかだけです。完全ゼロサムで、他の市場参加者と戦って勝ち続けなければ、その仕事をやり続ける事が出来なくなります。


複雑なポジションを組む場合にも同様の事が言えるのですが、今回は私のブログをお読みいただいている方々に先物デイトレーダーの方やFXをやられている方がいらっしゃいますので、あえて単純にその市場の商品に投資(投機)して儲ける目的の市場参加者にフォーカスしてみました。

そんな方には「釈迦に説法」だったかも知れませんが、あしからず。



最近は15年〜20年前とは違い、高度情報化により一般家庭でも様々な情報を取得出来るようになったため、日経平均先物市場にまで一般投資家の方々が参入しているようですし、FXに関心を持たれている投資未経験者の方も多くいらっしゃいます。


ですから、そんな未経験者の方々のために、あえて言わせていただきます。


投資期間が短く、単純にその市場の商品に投資(投機)して儲ける目的の市場参加者の方々は、『お金基準の価値観』で、完全に勝ち負けの世界であり、仕事とするのであれば他の市場参加者全てが敵だと思ってしたたかに戦う事を心掛けましょう。


それが出来ないのであれば、安易にデリバティブ商品に手を出されない事をお勧めします。


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する


人気かな?

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2008年02月11日

建国記念の日スペシャル5





こんにちは、アキバです。

今日は建国記念の日。

アキバは今年前厄、来年大厄なので、日光東照宮・将軍着座の間にて特別ご祈祷を受けて参りました。





日光東照宮には、約600もの霊獣が住んでいるんですね。

唐獅子、獏、息、竜馬、麒麟、鳳凰などなど。。。

中でも麒麟や獏は平和の象徴だそうです。

獏(バク)は、一般的に「悪夢を食べる」と言われていますが、神主さんのお話しでは、獏は鉄や銅を好んで食べるのだそうです。

鉄や銅は戦争が起こると武器や兵器の材料として大量に使われるようになってしまうため、獏は平和な世の中にしか生きる事が出来ないそうです。

戦国乱世に終止符を打ち『徳川300年』と呼ばれる太平の世の礎を築いた証でもあるんですね。



さてさて、現在は乱世。

ひとり一人が『心』を取り戻し、やがて霊獣達も安心して生きる事が出来る世界にして行きたいものです。

身近な動物でさえ安心して暮らしていけないような地球環境になってきてしまいましたが、ひとり一人が日々忘れずに改善の気持ちを持ち続ける事が大切です。

出来る事から、コツコツと。

「ちょこっと」だけでも、環境改善。


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する

人気かな?

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 12:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年02月09日

嗚呼、素晴らしきお客様思い5





こんにちは、アキバです。

ネットショップから注文したダイエット茶が届きました。

届いたダンボール箱に貼ってあったのが、上の写真です。

いやぁ〜、感動しました。

まず、商品を運んでくださるドライバーの方にご挨拶。

そして、ドライバーさんへのお願い。

「当店の大切なお客様へのお届け物です。」

「取り扱いは丁寧にお願い致します。」

「日時指定がある場合、時間厳守でお願いします。」

「数度ご不在の場合は本店まで必ずご連絡ください。」

「お客様は商品の到着を楽しみにお待ちです。」

「どうぞよろしくお願い致します。m(__)m」


ちょっとした心遣いなのですが、響きますねぇ〜。

お客様のために出来る事を確実に実践する。

素晴らしい事だと思います。


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する

人気かな?


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2008年02月07日

自分だけで仕事を抱え込む事が罪になる時代が来ました。5

こんばんは、アキバです。


みなさんの会社では、パソコンやネットワーク専属の担当者はいらっしゃいますか?

多くの中小零細企業では社員数も労働時間も資金的にも不足気味であるために、「社内で一番詳しい社員に任せてま〜す。」っという会社が多いようです。

あっ、そうそう、勿論‘システム担当手当’なんていうものは無しです。
SE呼んだら1回1人工3〜5万円も掛かるような事を、本業と掛け持ちでやってたりするようですが、奉仕活動になっているケースがほとんどのようです。


さてさて、そんな状況を見て上司や経営者がよく使う言葉があります。


「仕事は忙しい人に集まってくるんだよ。」


ある有名な会計事務所の先生からはじめて聞いた言葉ですが、その後、いろんなところで何度も耳にするようになりました。


この「仕事は忙しい人に集まってくるんだよ。」っという言葉。


一見、「君がよくやっている証拠だよ。頑張れ。」と言っているようにも聞こえますが、安易にこの言葉を使った場合には仕事量の適正化を図らない、つまり、マネジメントを放棄しているのと同じ事になってしまいます。


そのマネジメントを放棄した状態の後にやってくるものが、不祥事です。

不祥事で迷惑が掛かるのは、一番大切なお客様です。



忙しい人の仕事量がどんどん増えてしまえば、スピードが失われます。

すなわち、待たなければならないお客様が増えてしまうのです。

お客様をお待たせしないために無理してスピードを上げようとすると、「このくらいでいいか。」っと、質の低下(簡単に言うと手抜き)を招きます。


確かに、一番出来る人に全て任せてしまえば間違いないと思いがちですが、その中でも他の人に任せられる事を見いだし、仕事量の適正化を図り実践していく事がマネジメントであり、管理職の仕事でしょう。


仕事量の適正化ですから、お金で解決するものではありません。


安易な管理職者は、給与を上げることによって社員のモチベーションが上がり、モチベーションが上がった社員は《自らの努力で》仕事を効率化する事により、結果的に膨大な仕事量でもこなせるようになると考えてしまいます。

しかし、そのロジックが正しいのであれば、その管理職者は必要なくなります。

なぜなら、仕事量を数量化して、仕事量に応じた給与を与えるようにして、それを全社員に告知しておけば良いからです。

そうなると、管理職ではなく上がった数字を管理するだけの管理人さんがいれば済むことになります。

管理人さんに高給を支払ってしまうと利回りが悪くなりますので、管理はシステム化してしまった方が良いでしょう。



すみません、脱線してきましたので戻りましょう。


要するに、いろんな仕事を一人で抱え込んだり、抱え込ませてしまう事により、大切なお客様にご迷惑が掛かる危険性が高まってきたという事です。

高度情報化社会の到来により、世の中のスピードは20世紀に比べて飛躍的に早くなりました。
お客様が得る情報量も、飛躍的に多くなっています。


お客様サイドの情報量があまり豊富でなかった時代には求められなかったレベルの品質が、現代ではごく普通に求められるようになってきています。

お客様サイドの情報スピードが早くなかった時代には求められなかったレベルの品質改善が、現代ではごく普通に求められるようになってきています。

お客様サイドの情報量が少なく、情報スピードも遅かった時代には気づかれなかったかも知れない不祥事や偽装が、現代ではごく普通に、かつ素早く気づかれるようになってきています。


営業トークや宣伝で心理的にお客様を引きつけても、いざ提供された商品やサービスの『価値』がお客様の求めているレベルに達していなければ、『ありがとうの対価』である『お金』を支払ったお客様は《ありがたく》ない訳ですから、裏切られた気持ちになります。


お客様はその《裏切られた気持ち》をクレームという形で会社に戻してくれれば良いのですが、最近では悪い情報としてネット上に流されてしまう事が多くなってきました。


いろんな仕事を一人で抱え込んだり、抱え込ませてしまう事により、お客様に商品やサービスを提供するスピードが遅くなったり、お客様に提供する商品やサービスの品質が低下したり、商品やサービスの安全性が失われてしまう事になります。

そうなると、大切なお客様にご迷惑を掛けてしまうばかりでなく、自社の信頼を損なってしまうような情報をネット上に流されてしまったり、最悪の場合には直接信頼を失ってしまう不祥事を起こしかねないのです。


『序列の価値観』や『お金基準の価値観』を持っている人は、さらに注意が必要です。

『序列の価値観』で自分が手柄を上げたいと思い、得意でもない仕事を抱え込んだり、『お金基準の価値観』で自分の給料やボーナスを上げさせるために、得意でもない仕事を抱え込んだりすれば、必ずスピードも低下し、品質も悪化します。

なぜなら、『序列の価値観』や『お金基準の価値観』で仕事をしている状態では、お客様のために仕事をするのではなく自分のために仕事をしているからです。

お客様のために仕事をしていなければ、手抜きをしてスピードを調整したり、偽装をして品質が落ちていないように見せても、本人はあまり罪の意識を持たないでしょう。

しかし、そんな気持ちで仕事をしている人がいるだけで、お客様にも会社にも実害が発生してしまう事もあるのです。



《自分だけで仕事を抱え込む事が罪になる時代が来ました。》とは言い過ぎだと思われるかも知れませんが、決して言い過ぎではありません。


お客様が求めるスピードに対応するには、個人事業主の方も良きネットワークやビジネスパートナーを持っている必要性が出てきたと言えるでしょう。


《自分だけで仕事を抱え込む事が罪になる時代が来ました。》の巻き。

今夜は、ここまで。



過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する

人気かな?

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 22:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)経営理論 | 組織論

2008年02月05日

勝ち負け5

こんばんは、アキバです。


昨日の朝は路面が凍結していて、「カッチカチやぞ、カッチカチやぞ」の氷に足元をすくわれ、手をついたのですが「カッチカチ」の氷はつるりと滑り、久しぶりに顎で着地しました。



切れてます。。。



顎が。。。


完全に負けました。


さて、今夜は「カッチカチ」や『価値』のお話ではなく、《勝ち負け》と《良し悪し》のお話です。


いつも申し上げておりますとおり、ビジネスにおいて《勝ち負け》や《戦い》という言葉を用いる事によって、仕事に取り組む際の目線がお客様ではなく、競争相手=競合他社や同じ会社の社員に向いてしまいます。


お客様から売上を勝ち取ったり、利益を勝ち取ろうなんて会社も中にはありますが、もってのほかです。


お客様から会社が勝ち取れば、お客様は負けた上に搾取されてしまいます。


同僚・先輩・後輩から給料や地位を勝ち取るという事は、同僚や先輩、後輩は負けた上に給料や地位を取られてしています。


競合他社からお客様を勝ち取るという事は、競合他社は負けた上にお客様を取られるという事です。



あれれ?

お客様から勝ち取るのはおかしいけど、「同僚から勝ち取るのはどうかなぁ?」とか、「競合他社から勝ち取るのは当たり前だろ!」っと思われた方も多いのではないでしょうか。


学校でもビジネス本でも、そのようにライバルから勝ち取る事こそがビジネスの基本であるかのように教えている(ケースが多い)ので、そんな風に思ってしまっても仕方ないと思います。


ですが、結局のところ、売れなくなってから「業界を挙げて業界全体を盛り上げて行こう!」っという事になったり、給料が思うようにもらえなくなった人が団結して会社に要求を突き付けたりもしますね。



スポーツで勝敗を左右するのは《天性のセンスと努力による実力》に《運》が重なったものです。

それをビジネスに置き換えても、《天性のセンスと努力による実力》に《運》が重なったものという事は大きなチャンクで見れば変わらないでしょう。



問題は『実力』の部分です。



『実力』を認めてくれるのは誰で、『実力』を認めてもらうには何をすべきか?っという事です。

ビジネスの場合には、ライバル社員に勝とうとしても、競合他社に勝とうとしても、最終的には無駄な努力になってしまう事が頻繁にあります。


それは、『実力』を認めてくれるのはお客様だからです。

お客様が満足し、感動し、感激し、感謝してくれてこそ『実力』を認めてもらえたと言えるのです。


ですから、競合他社に勝とうとするのではなく、初めから業界を挙げて、より良い『価値』を提供する事が出来るように切磋琢磨し、組織やチームの社員やメンバーもそれぞれの個性を活かしながら、より良い『価値』を提供する事が出来るように切磋琢磨する方が、結果的にみんな勝ち組、All Winになるのです。

でも、私風に言うと《勝ち負け》ではないので、All Happyです。


格闘技や戦争をイメージして《勝ち負け》をビジネスに持ち込んでしまうと、《戦う》事にも力を注がなければなりません。

ですが、ビジネスにおいて《戦う》ことが『実力』を上げる事に本当につながっているのかを、事前に考えてみて下さい。


本来は、《良し悪し》で判断すべきです。
ただし、一般的にはお客様のために提供する商品やサービスの『価値』が《悪し》である筈はないので(最近は偽装により《悪し》のケースもありますが)、《良い》か《良くない》かで判断します。


競合他社の商品やサービスのどこが良くて、どこが良くないのか?

良いものを謙虚に認めなければ、自分・自社の成長を阻害します。

社員やメンバー間においても同様です。



それでも、どうしても《勝ち負け》にこだわりたい方は、マラソンをイメージして下さい。

短期的には100m走で、長期計画をマラソンに置き換えても良いかも知れません。


マラソンで相手の研究ばかりしていても、走り方の研究ばかりしていても勝てませんね。

相手に直接攻撃を加えて倒しても、マラソンという競技では勝てません。

必要なのは実際に長く走れるようになる事と、実際に早く走れるようになる事でしょう。


実際に長く早く走れるようになって、はじめて『実力』がついた事になります。


そしてはじめから飛ばしていく逃げ・先行型の選手や、後半に伸びてくる差し・追い込み型の選手、並ばれてからしぶとい選手、走り方にしてもラドクリフ選手のように力強い走りの選手がいたり、逆にしなやかな走りの選手がいたりと、長く早く走るにしても実に個性豊かなのです。


このそれぞれの選手を会社(もしくは自分)に置き換え、その選手に付くスポンサーをお客様(選手が自分の場合には会社)に置き換えてみて下さい。


スポンサーは負けることがない選手ばかりに付くのではなく、見た目が美人だったり、イケメンだったり、走り方が独特だったり、勝てなくても必ず最後に強烈な追い込みを見せてくれる選手など、応援したくなるような選手にも付きますよね。


それは、その選手だからこそ提供する事が出来る『価値』にスポンサーが満足・感動・感激・感謝しているからでしょう。

組織やチームが提供する『価値』にも、その組織やチームだからこその『付加価値』がある筈です。

自分が提供する『価値』にも、自分だからこその『付加価値』がある筈です。


ですから、競合他社に勝つ事ばかり考えているよりは、自分らしさや自分達らしさを追求する方が成果につながりやすいのです。


ただし、だからといって、奇抜なアイデアばかりに走ってしまうと、昨日の私のように足元をすくわれてしまいますよ。
(あっ、私は凍結した道路にすくわれたのでした。。)


マラソンですから、長く早く走れなければ競技として面白くありません。

ある程度、力が拮抗した中でいろんな個性の選手が競い合う事により、競技全体が盛り上がります。


ビジネスも同様に、ある程度、力が拮抗した中でいろんな個性の会社が競い合う事により、業界全体が盛り上がるのです。


まず『実力』がなければ競技(=業界)に参加出来ませんし、出来たとしても目立ちません。

ある程度以上の『実力』があって、はじめてスポンサー(=お客様)に見つけてもらえるのです。

ですから、本業に対する努力を惜しまず、個性を活かしていく事が大切であり、それが差別化につながるのです。




《勝ち負け》ではなく、提供する商品やサービスの『本来の価値観』を追求するには《良し悪し》です。


《悪し》は徹底的に排除し、自分達らしい《良し》を伸ばすように、業界を挙げて切磋琢磨していきましょう。


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する

人気かな?続きを読む

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2008年02月02日

小さな会社の方が有利な理由5

こんばんは、アキバです。

今日は《小さな会社の方が実は有利だった》っという事を検証してみましょう。


あっ、そうそう、はじめに申し上げますが、『お金基準の価値観』で売上規模拡大こそが企業の目的と考えていらっしゃる方から見れば、トンチンカンな内容となっておりますので、予めご了承くださいませ。


まず、アキバが推奨している『経営理念』を機軸とした経営を、おさらいしてみましょう。


『経営理念』は、その組織やチーム、会社だからこそ提供する事が出来る商品やサービスの『本来の価値』=『存在価値+付加価値』を提供し続ける事により、お客様に喜んでいただいたり、幸せな気持ちになっていただいたり、豊かな気持ちになっていただきたいという『意志』をまとめて宣言するものです。

儲けたお金で社会貢献するのではなく、余った時間でボランティアするのでもなく、お客様に喜んでいただいたり、幸せな気持ちになっていただいたり、豊かな気持ちになっていただくために、その組織やチーム、会社だからこそ提供する事が出来る商品やサービスを提供し続けること自体が『社会貢献』となるのです。


『社会貢献』の観点からすると、喜んでいただいたり、幸せな気持ちになっていただいたり、豊かな気持ちになっていただく事が出来たお客様の数が多ければ多いほど、社会に貢献しているように感じてしまうかも知れません。


しかし、実際には地域性や企業自体の適正規模を勘案する必要がありますので、同じ『意志』、同じ『理念』を持った地域密着型の会社がネットワークを組んで仕事をした方が、より地域性を活かす事も出来ますし、リスクを分散する事も出来ます。


ただし、それだけでは《小さな会社の方が実は有利だった》とは言い切れませんね。



問題は《利益》です。



『利益』とは『経営理念』の下でお客様に商品やサービスを提供し続けていくための正当な対価です。


その組織やチーム、会社だからこそ提供する事が出来る『本来の価値』を追求し続けるためには、将来的に開発費や設備投資に回すだけのお金も確保していかなければなりません。

だからと言って、組織やチーム内で最も大切な社員やメンバーが豊かになれないような賃金政策を取ってしまっても、コスト削減に気を取られ過ぎても、結果的にその組織やチーム、会社だからこそ提供する事が出来る『本来の価値』を追求し続ける事を阻害してしまいます。



そうです。


規模の拡大をすればするほど、必要な利益額も増加するのです。

規模が拡大すると、社員やメンバーも増やさなければなりません。


売上規模を拡大しても『本来の価値』を低下させずに商品やサービスを提供し続けるためには、人が必要になりますし、お金が必要になります。


組織やチーム内で最も大切なのは『人』です。

人数が増加すればするほど、『経営理念』の浸透を含めた社員教育が必要になります。

社員やメンバーの数が増えれば、当然のように『経営理念』をあまり大切にしない人も増えてしまい、その結果として組織内における『本来の価値観』が稀薄化して、商品やサービスの『質』が低下してしまうからです。


さらに、組織内で最も大切なのは『人』ですから、優秀な人材を社外に流出させないためには、『お金』も必要になります。

社員やメンバーは、確かにお金のためではなく『経営理念』に『共感・共鳴』して働いていたとしても、社員やメンバーひとり一人が会社や組織に対して提供した『価値』に対して、『ありがとうの対価』である『お金』を十分にもらえなかった場合、その社員やメンバーが提供する事が出来る『価値』をもっと高く買ってくれる会社や組織に流出してしまうリスクはありますね。


ですから、規模の拡大路線に乗ってしまうと、社員教育に時間をかける事が必要になったり、優秀な人材が流出しないような賃金政策も必要になったり、『品質』=『本来の価値』が低下しないような管理体制の強化が必要になったり、『人・モノ・金』に関する問題を解決し続けながら、その組織やチーム、会社だからこそ提供する事が出来る『本来の価値』を提供し続けるための『お金』=『利益』も増やし続けなければならなくなります。


『利益』を伸ばし続けなければ(実際にはお金=キャッシュフロー)、巨大化した組織を維持する事が難しくなってくるのです。


『経営理念』の浸透を後回しにして『お金』で社員やメンバーをつなぎ止めようすると、『本来の価値観』が稀薄化して『お金基準の価値観』の組織となり、お客様に提供する商品やサービスの『本来の価値』の低下からお客様が離れてしまいます。


社員やメンバーが豊かになれる賃金政策を採らずに『経営理念』の浸透だけを行なっても、優秀な人材が貧乏暇なし状態でいつまでも頑張ってくれるとは限らないため、いずれ組織の崩壊につながるでしょう。


また、地域性を無視した規模の拡大は、企業経営において(個人的な仕事においても)一番大切なお客様を無視する事になってしまう場合もあります。



みなさんは、

「明る〜いナショナ〜ル♪、明る〜いナショナ〜ル♪、みんな〜♪家中〜♪な〜んでも♪ナショ〜ナ〜ル〜♪」

っていう歌、ご存知ですよねぇ?


あの松下電器産業さんと松下電工さんは、日本人に長年親しまれた〔ナショナル〕というブランドを捨てる事を決定しました。

アメリカでは〔ナショナル〕というと国営企業だと思われるため、〔ナショナル〕ブランドが使えないという事はわかります。


しかし、日本企業が一番お世話になっている日本人にとっても親しまれている名前を捨ててしまうのは、いかがなものでしょう。

白物家電と松下電工製品はナショナルで、黒物+パソコン周りなどがパナソニックというイメージの中、ナショナルの家電がこれまでに築き上げた親しみや信頼を捨ててしまうのです。


なぜ、そこまでして〔ナショナル〕を捨て、〔パナソニック〕に統一しなければならないのか?


それは拡大路線の宿命だからでしょう。


日本国内は〔ナショナル〕で海外向けは〔パナソニック〕にしているのと、全部〔パナソニック〕に統一してしまうのでは、コストが圧倒的に違うのです。


ブランドイメージを維持する費用だけでも、1つと2つでは単純に倍違います。

松下さんの規模に対して〔単純に倍〕なんて事はバカな言い回しでしょうが、そういう事です。


ニュースだけでは「ずいぶん簡単にナショナルをすてちゃうんだなぁ〜」っという印象しか残らないかも知れませんが、〔ナショナル〕に親しみや信頼を持ってくれている日本のお客様に、ある意味背を向ける訳ですから、本当は松下さんも苦渋の決断だったのでしょう。


巨大化した組織では、大切なお客様を守り続ける事も非常に大変になってしまうのです。



小さな会社であれば、提供する事が出来る数=『価値』を受けられるお客様の数は限定されますが、『本来の価値』を提供し続けるために必要な『利益』が膨らみ続けるという事はありません。

『経営理念』の浸透についても、採用の時点から『共感・共鳴』する人材だけを採用する事が大きな会社ほど難しくありませんし、『経営理念』を再構築しようと思った時には社員やメンバー全員で考えて決める事も可能でしょう。


もう一つ。

小さな会社の意思決定と、大きな会社の意思決定において決定的に違う部分があります。

みなさんは、多数決で〔本当は一番良さそうな意見や企画〕が落選し、〔一番無難な意見や企画〕が採用されてしまったという経験がありませんか?


人数が多ければ多いほど、個性的ではなく一般的になってしまう可能性が高くなるのです。


一般的になると失われるもの。

それが、《その組織やチームだからこそ》という部分です。

差別化のポイントです。


小さな会社だからこそ出来る事があります。


小さな会社だからこそ節約出来るコストがあります。


《小さな会社の方が有利な理由》の巻き。

本日はここまで。


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!


テクノラティお気に入りに追加する


人気かな?


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック