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2009年04月

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こんにちは、リスクマネジメント協会 Certified Risk Manager の秋葉です。


ちょっと恐ろしい記事を見つけてしまいましたので、ご紹介いたします。

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Kristen Philipkoski 2005年03月10日

 韓国のブタから採取されたウイルスに、数十年前に科学者が人間のインフルエンザ・ウイルスから人工的に作り出したウイルスの遺伝子が含まれていた。米国のあるインフルエンザ研究者によると、今回見つかった遺伝子は人間にとって危険な状況を表しているかもしれないという。

 全世界のインフルエンザの蔓延を監視する世界保健機関(WHO)は、ブタのサンプルの調査が終わっていないという理由からコメントを控えている。

 人工のインフルエンザ・ウイルスがブタの体内に存在することは、いくつかの理由から問題となるおそれがある。まず、人工ウイルスがブタの体内で発見されること自体おかしい。自然感染したのだろうか? それとも、研究所で偶発的にサンプルにウイルスが混入しただけだろうか? 可能性こそ低いものの、バイオテロというさらに恐ろしい原因も考えられる。そして、第2の問題は、ウイルスがブタを媒体として人間に感染することが多い点だ。今回見つかったインフルエンザ・ウイルスに関しては、これまでこれに感染した人が誰一人いないため、人間にはまったく免疫がないか、あっても少ししかないだろう。

 WHOの広報担当者は「インフルエンザに関して言うと、ブタはつねに人間への危険を表している。というのも、ブタはさまざまなインフルエンザ・ウイルスの混合容器として働いているのだ」と話す。

 それでもWHOは、もっと多くの研究所がサンプルを確認するまで、データが真実であることを――つまりこの遺伝子が研究所での混入などではなく、ほんとうにブタの体内に人間に感染するウイルスが存在していたのだと――認めるつもりはないという。

 リコンビノミクス社の創立者であるヘンリー・ナイマン社長(写真)によると、目下行なわれているブタのサンプル調査は進め方が遅すぎるという。研究者でもあるナイマン社長はこの2年間、鳥インフルエンザの拡大と変わりゆくウイルスの遺伝子構造を追跡しつづけてきた。もし韓国のブタが人工のヒトインフルエンザに感染しているとしたら、当局はただちに感染拡大の防止策を講じなければならない。

 韓国のデジョン(大田)にあるチュンナム(忠南)大学のソ・サンヒ教授は昨年10月下旬、ブタのサンプルから取り出したウイルスの遺伝物質の塩基配列断片を『ジーンバンク』に登録した。ナイマン社長は11月にこのデータと偶然出会い、6つの断片に『WSN/33』ウイルスの遺伝子が3個から7個含まれていることに気付いた。このウイルスは、1918年のインフルエンザの流行を調査していたロンドンの研究所が1933年にはじめて分離し、それをマウスに感染させて作り出したもの。ナイマン社長によると、このウイルスは人間への感染もありうるという。ナイマン社長は12月上旬、ソ教授のサンプルにWSN/33ウイルスの遺伝子が含まれていることをWHOに報告した。

 『サイエンス』誌の記事によると、WHOは当初、聖ユダ小児研究病院(テネシー州メンフィス)の研究者がWSN/33ウイルスのサンプルをソ教授の研究所に送ったと述べた事実を受け、ソ教授のデータを研究所での混入として片付けたという。ところが、ソ教授はサイエンス誌に、WSN/33ウイルスを受け取ったことはないと話している。

 聖ユダ小児研究病院は韓国のブタについてのコメントを控えており、ソ教授にも電子メールでコメントを求めたが、回答は得られなかった。

 ソ教授はブタのサンプルのデータをサイエンス誌に掲載してもらおうと同誌に送ったが、編集部はこれを却下し、第三者機関の検査によってデータの正当性を証明するよう求めた。現在、香港の研究所とウィスコンシン大学マディソン校の研究所がサンプルの検証を進めている。WHOもこの結果を待ってから、このブタが人間にとって危険かどうかを判断することにしている。

 ナイマン社長は「韓国の農場にいるブタの体内、そしてひょっとすると鳥の体内に、WSN/33の遺伝物質が本当に存在するとしたら、とてつもなく大きな問題になる」と話す。

 ナイマン社長によると、データの正当性が認められた場合、理由としては次のいずれかが考えられるという。どこかの研究施設から人工ウイルスが流出したか、ウイルスの遺伝子が組み換わり、インフルエンザ研究者のほとんどが不可能だと思っている方法で変異したかのどちらかだ。

 「どこかの研究所から流出した可能性がもっとも高いが、(WHOは)そのような現実を考えたく(ないはずだ)。もちろん、遺伝子の組み換えについても想像したくないだろう」とナイマン社長は語った。

[日本語版:米井香織/岩坂 彰]
WIRED NEWS 原文(English)

Translations and other portions of original articles: Copyright © 2009 NTT Resonant Inc. and CondéNet, Inc. All rights reserved.


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「ブタから人工インフルエンザ・ウイルス発見」の謎・原文


WIRED NEWS 原文(English)


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今回の豚インフルエンザが“仕組まれたもの”でなければいいのですが。。。。。。




今年1月29日に『新型インフルエンザによるパンデミックを防げそうです。』でご紹介いたしました、国立感染症研究所・北海道大・埼玉医科大・化学メーカーの日油による厚生労働省の研究班が開発に成功した《インフルエンザ・万能ワクチン》の実用化が早まってくれる事を期待しております。



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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今夜は相反する《利潤追求》と《顧客満足》のお話をしましょう。


あなたは、商売において《利潤追求・利益の最大化・たくさん儲ける》と《顧客満足》と《社会貢献》が、すべて相反するにもかかわらず、すべて成立しようとしていませんか?


企業における最大目的は《利潤追求・利益の最大化》だという強い信念を持ちながら、「安い方が喜ぶはず」という《顧客満足》は相反します。

《たくさん儲けた》結果として《社会貢献》をすると、儲けた相手であるお客様からは『商品やサービスの対価』+『社会貢献費用』をいただいている事になりますので、これもまた「安い方が喜ぶはず」という《顧客満足》は相反しますし、お客様から観れば「自分の払ったお金で社会貢献をした」事になります。


Volvic(ボルビック)の「1LITER For 10LITER」のように、予め消費者に告知されているものであれば、お客様から観て「私の払ったお金が、アフリカなどの飲料水のインフラ整備に役立つんだ!」っという『共感』の『付加価値』が生まれますので、《利潤追求》と《顧客満足》はだいぶ近づいているように見えます。


でも、Volvic(ボルビック)の「1LITER For 10LITER」の場合は、あくまでも《社会貢献》を『付加価値』化する事に成功した例ですから、単純に《たくさん儲けた》から《社会貢献》が出来るのではありません。



だからといって《利潤追求・利益の最大化・たくさん儲ける》と《顧客満足》と《社会貢献》が、すべて成立しない訳ではありません。


実は〔すべてを同じチャンクで成立させようとする〕から、矛盾が生じるのです。
(チャンクは、塊という意味)


《利潤追求・利益の最大化・たくさん儲ける》と《顧客満足》と《社会貢献》をすべて矛盾なく成立させるためには、次のように整理して考えます。



小さいチャンク=《利潤追求・利益の最大化・たくさん儲ける》



中くらいのチャンク=《顧客満足》



大きいチャンク=《社会貢献》



小さな会社は自社のお客様がいらっしゃる地域社会に対して商品やサービスを提供します。

(大きな会社は自社のお客様がいらっしゃる広い範囲の社会に対して商品やサービスを提供します。)


自社が商売をするからこそ、その地域社会には自社の取り扱う商品やサービスが提供されます。


自社らしい、自社だからこそ提供する事が出来る商品やサービスを提供する事は、それ自体が地域社会に対する《社会貢献》活動となります。


その《社会貢献》活動の結果の中に、《利潤追求・利益の最大化・たくさん儲ける》と《顧客満足》は含まれます。


自社らしい、自社だからこそ提供する事が出来る商品やサービスを提供するからこそ、お客様は自社の商品やサービスを「他には無い価値」=『有り難い価値』として満足していただけます。


お客様が満足して自社の商品やサービスを購入してくださるからこそ、利益を得る事が出来ます。

お客様が感動して自社の商品やサービスを購入し続けてくださるからこそ、利益を上げ続ける事が出来ます。

お客様が感激して自社の商品やサービスをクチコミで宣伝していただければ、利益を上げ続ける事が出来る市場が広がります。

お客様が感謝して自社のファンになってくださるからこそ、自社のすべての商品やサービスに、利益を上げ続ける大きなチャンスが広がります。



よって、

1.ターゲットセグメンテイション(市場規模・お客様の絞込み)
 ⇒貢献したい社会の規模の決定


2.商品開発(商品やサービスの『存在価値』+『付加価値』)
 ⇒お客様の感情がプラスに振れる『付加価値』の創造


3.価格設定(価値の尺度をお金に換算する)
 ⇒需給バランスと事業継続のための利益追求




この順序を間違えなければ、《利潤追求・利益の最大化・たくさん儲ける》と《顧客満足》と《社会貢献》はすべて矛盾なく成立するのです。




これが《利潤追求・利益の最大化》を最優先してしまう事によって、《顧客満足》は「安ければ満足するだろう」という考え方に偏り(かたより)やすくなり、《社会貢献》に至っては《たくさん儲ける》事によって余ったお金で《社会貢献》活動をしたり、企業イメージを高めるための戦略として《社会貢献》活動を取り入れるようになります。


《利潤追求・利益の最大化・たくさん儲ける》事を優先すると、規模の経済を利用して売れ筋の他社商品と同じようなモノを安く仕入れ(または製造し)、安く販売すれば《顧客満足》が得られるというロジックに陥りがちになります。

コスト削減のためのイノベーションには確かに繋がる(つながる)かも知れませんが、そんな商品やサービスばかりが増え過ぎると“本物”を失ってしまう事だってあるのです。


例えば、小さな専門メーカーが丹精込めて作った新商品を、巨大化したスーパーのPB(プライベートブランド)が模倣してフェイス(売り場の棚割)を占領してしまえば、小さな専門メーカーは新商品の開発コストすら稼ぐ事が出来なくなり、結果として「消費者は模倣商品ばかりしか手に入らなくなるかも知れない。」といったリスクを背負わされる事にも成り兼ねないという事です。





Volvic(ボルビック)の「1LITER For 10LITER」のように《社会貢献》を『付加価値』化する事が出来れば、企業イメージの向上も、お客様の感情がプラスに振れる『付加価値』も、「安さ」だけを追求しない価格設定も、すごく理想的に成立します。


そこまでやらなくても、地域密着型なら「その地域社会に貢献する」、世界中の市場が相手なら「世界中に対して社会貢献する」という“目的”をしっかりと持つだけで、《利潤追求・利益の最大化・たくさん儲ける》と《顧客満足》と《社会貢献》は矛盾なく成立します。


規模の差はあるにしても、間違いなくターゲットのお客様には《顧客満足》を感じていただきながら、最終的には《利潤追求・利益の最大化》を実現する事が出来る。




そんな企業経営における“目的”の、一番大きいチャンクである“最大目的”こそが、『経営理念』なのです。




経営理念コンサルタント

秋葉 亮爾



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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今日は問題をお出しします。



さぁ、あなたは解けますでしょうか?



【問題】

《利潤追求・利益の最大化》と《顧客満足》を矛盾なく、権力による力ずくでもなく両立させるには、どうすれば良いでしょう?




答えは明日。

お楽しみに〜!





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こんにちは、リスクマネジメント協会 Certified Risk Manager の秋葉です。

昨日のニュースです。

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[ワシントン 23日 ロイター] 4月24日13時3分配信 ロイター

【米国で新型の豚インフルエンザ、これまでに7人感染】

米疾病対策センター(CDC)は23日、カリフォルニア州とテキサス州でこれまでに7人が新型の豚インフルエンザに感染したと発表した。

CDCによると、7人全員がすでに回復しているが、今回確認されたウイルスは人、豚、鳥のそれぞれで典型的に見られるタイプが混じったような未知のものだった。患者のうち、豚と直接接触した人はいなかった。

電話でブリーフィングを行ったCDCのSchuchat博士は「症例はまだ出てきそうだ」とした上で、「今のところ全国的に大きな懸念があるとは考えてはいない」と述べた。

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本日のニュースです。

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[ジュネーブ、サンパウロ24日時事] 時事通信ドットコム(2009/04/25-01:39)

世界保健機関(WHO)のスポークスマンは24日の記者会見で、過去数週間にメキシコ国内で豚インフルエンザの人への感染が疑われる症例が800件前後に上り、メキシコ市周辺を中心に60人前後が死亡した疑いがあることを明らかにした。

メキシコのコルドバ保健相は地元メディアに対し、豚インフルエンザが原因で16人が死亡したと確認するとともに、45人が死亡した恐れがあると言明。943件の症例を調査中だと語った。感染拡大が懸念されるメキシコ市では、市民に対するワクチン接種を急ぐ方針だ。

AFP通信によると、同保健相はメキシコ市と中部のすべての学校を休校にすると発表。人込みや地下鉄の利用を避け、あいさつで握手したりキスしたりしないよう国民に呼び掛けた。

豚インフルエンザは、米国でもカリフォルニア、テキサス両州で計7人の感染が確認された。7人は既に回復したが、米疾病対策センター(CDC)は今回のケースについて人から人に感染するウイルスだと断定した。

WHOは、重大な保健上の問題が発生した際に設置される戦略保健対策本部を開設した。ただ、渡航制限などの勧告を検討しているかどうかには言及を避けた。

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恐ろしいのは、米疾病対策センターのSchuchat博士は「今のところ全国的に大きな懸念があるとは考えてはいない」とおっしゃった翌日には、メキシコ国内で豚インフルエンザの人への感染が疑われる症例が800件前後に上り、メキシコ市周辺を中心に60人前後が死亡した疑いがある事が明らかになっているという事実です。

メキシコでの感染例が「人から人へも感染する」と宣言された場合、日本国政府も対策本部を設置する事を明らかにしています。


国立感染症研究所、北海道大、埼玉医科大、化学メーカーの日油による厚生労働省の研究班が開発に成功した、インフルエンザに対する万能ワクチンの実用化が待ち遠しい今日この頃です。


ゴールデンウィークに海外出張や海外旅行のご予定がある方は、くれぐれもご注意ください。




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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今夜はみなさんご存知の【マズローの欲求段階説】をフィーチャーして、新説【アキバのマズイダロー欲求の逆段階説】をお届けしましょう。



【マズローの欲求段階説】

1.生理的欲求

2.安全の欲求

3.所属と愛の欲求

4.承認の欲求

5.自己実現の欲求



1.生理的欲求

生命維持のための食欲・性欲・睡眠欲の本能的・根源的な欲求



2.安全の欲求

衣類・住居など、安定・安全な状態を得ようとする欲求




3.所属と愛の欲求

集団に帰属したい、誰かに愛されたいといった欲求




4.承認の欲求

自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める欲求




5.自己実現の欲求

自分の能力・可能性を発揮し、創作的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求





「人間は単純な欠乏欲求から満たしていき、より高次元の欠乏欲求が満たされると、ようやく自己実現に対する欲求が現れる。」という事を、アメリカ合衆国の心理学者、アブラハム・マズロー様が自己実現理論として理論化したものです。


原始的な欲求から五段階層のピラミッドで表される事から、欲求の五段階説とも呼ばれています。


この【マズローの欲求段階説】は、いろんな先生方に気軽に借りられている理論で、組織論を語る際にしばしば登場します。


上司または組織から4番目の《承認欲求》を満たされる事によって、部下は《自己実現の欲求》が生まれる云々(うんぬん)‥‥‥‥‥のような説を唱えられる方が、結構たくさんいらっしゃるようです。



しかしながら、自分自身のモチベーションを《他人に認められる事》に求めるような人は、まだまだ《自己実現の欲求》にまで到達しないのが、私がいろんな人々を観察させていただいた結論です。


自らが定めた“目的”に対して『心・氣持ち・情熱』を注ぎ込み、本氣で“目標”をクリアしていく事。

その達成感に氣がついた時に《自己実現の欲求》が生まれ、その達成感をしっかりと味わう事が出来るようになった時にこそ《自己実現の欲求》から《自己超越の欲求》に代わって行くのです。


まだ《承認欲求》に自分をコントロールされている間は《自己実現の欲求》にどっぷり浸かる事は出来ません。



しかも

『働く』<『学ぶ』<『遊ぶ』

の順序で、より原始的な欠乏欲求に引き寄せられやすくなってしまいます。


仕事の時は《自己実現の欲求》を意識して頑張っていても、学習となると「みんなに認められるもの」とか「ステータスのあるもの」に魅力を感じやすくなりますし、遊びとなれば一気に快楽を求めるような事に魅力を感じやすいのです。


そういった意味では、より原始的な欠乏欲求の方が、より強力な引力を持っているという事が出来るでしょう。



せっかく仕事で《自己実現》や《自己革新》を目指して頑張っていたとしても、遊びだからとON‐OFFの切り替え失敗して自戒の限定解除をしてしまうと、一気に生理的な快楽の欲求に飲み込まれてしまいます。


これを新説【アキバのマズイダロー欲求の逆段階説】と言います。



新説【アキバのマズイダロー欲求の逆段階説】に陥らないためには、自らが定めた“目的”に対して『心・氣持ち・情熱』を注ぎ込み、本氣で“目標”をクリアしていく事。

その達成感に氣がついた時に《自己実現の欲求》が生まれ、その達成感をしっかりと味わう事が出来るようになった時にこそ《自己実現の欲求》から《自己超越の欲求》に代わって行くのです。



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こんばんは、経営理念コンサルタントの秋葉です。


昨日、国際通貨基金(IMF)は、2009年の世界経済の予想経済成長率が、当初の予想を2%近く下方修正し、戦後初めて‐1.3%とマイナス成長になる見通しだと発表しました。


ところでみなさんの暮らしは、この「経済成長率」と同じように上昇したり下落したりしていらっしゃいますか?


確かに所得ベース、特にボーナスを基準にしてみると似たような上昇・下落があるかも知れませんが、お給料を基準にすると、まだ多くの日本人は毎年少しずつでも着実に上昇しているでしょう。

(あっ、ちなみに私、ボーナスはありません)



それではもう一度お伺いいたします。

あなたの暮らしは「経済成長率」と同じように上昇したり下落したりしていらっしゃいますか?



私の暮らしは、40年前に比べても、昨年と比べても、おそらく確実に豊かになって来ています。


そりゃあ、勿論、金銭的には貸したお金が返って来ないとか、ボーナスが無いとか、ベースアップや昇給もここ何年も無い状況で、住宅ローンも抱えてますから、〈「経済成長率」と同じ尺度で観れば〉豊かにはなっていません。


でも、窓は二重サッシになって冬暖かく、夏は涼しいですし、欲しい本はネットや携帯ですぐに探す事が出来る上に、クリック一つで自宅に届くようになりましたし、わからない事の大半は辞書よりも圧倒的に膨大な情報がネット上にストックされていますし、自分の考えでさえblogに書き溜める事によってネットで検索する事が出来るようになりましたし、blogを通じて、今までだったら出逢う事すら出来なかったかも知れない人達と大切な仲間になる事が出来るようになりましたし、その大切な仲間からまた新しい発見や氣づきをいただけるようになりましたし‥‥‥‥‥


とにかく書ききれないほど豊かになりました。

紙と鉛筆ではなく、こうして携帯で文章を書く事が出来るようになっただけでも、画期的に豊かになっているのに、今ではテレビまで携帯で観られるようになりました。



「経済成長率」は『お金基準の価値観』である上に、比率で上昇・下落を表すものです。


真の豊かさには、経済的な豊かさもあれば、人脈の豊かさもあれば、何かをするときの手段の豊富さもあれば、感情の豊かさもあれば、心の豊かさもあるでしょう。


あなたが《頭で考えるのではなく、身体全体で感じる》豊かさは、すべて『お金基準』で計算する事が出来ますか?


勿論、事業を営む上では、最終的にすべて『お金基準』に換算して数量管理をしなければなりません。

社員やメンバー全員が同じように、目標達成度合いを確認する事が出来るたった2つのものが、〈数量〉と〈金額〉ですからねぇ。



しかしながら、人間が商品やサービスの価値を判断する基準は、『お金基準の価値観』ではなく『本来の価値観』です。


『存在価値』=自分に不足しているか?否か?

『付加価値』=便利、きれい、美味しい、楽しい、嬉しい、清々しい‥‥etc.‥‥‥‥といった感情を動かすものすべて

『存在価値』+『付加価値』=『本来の価値』



そして『本来の価値観』で『ありがたい』と感じるからこそ、人間は喜んで『お金』を払うのです。

そんな『ありがとうの対価』である『お金』を、事業を営む上で大切に取り扱うために『金勘定』が必要なのです。

会社を応援してくれる投資家や金融機関とのコミュニケーションを図るためには〈制度会計、財務会計〉が必要ですし、『ありがとうの対価』である『お金』をしっかり儲けられるか?(=お客様から『ありがたい』と思われるか?)を計画して予実管理をするためには〈MQ会計や管理会計〉が必要なのです。



それでも「どうしても『お金』の基準でなければ考えられない!」「金儲けこそが事業の最大目的だから、人の価値観なんて千差万別だし、そんなもん綺麗事だ!」っとおっしゃる方。


《『お金』が足りなければ、どんどん『お金』を造っちゃえばいいんですよ。》っと、突拍子もない事を真面目に考えてみてください。


ちょいと質問です。


赤字国債の利子は、どんな価値の対価ですか?





『お金』が足りないから、どんどん造幣して、もっともっと造幣して、どんどん公的資金で援助して、もっともっと公的資金で援助してしまえば、世の中には『お金』がじゃぶじゃぶ溢れて来ます。


そうなると、次に来るのは何でしょう?


そう、危機を脱っして景気が浮揚しても『お金』はじゃぶじゃぶですから、賃金を上げて、可処分所得が増えて、モノが売れて、モノが少なくなり、物価がどんどん上昇するハイパーインフレがやって来て、『お金』が安定するでしょう。


そんな価格の上昇は『本来の価値』の上昇を伴いませんよね。

つまり、世の中に『お金』がじゃぶじゃぶ溢れていれば、自分のところに回ってくる『お金』の量も増える可能性が高いという事ですよ。


だから《価値の基準を『お金』にしてしまうと、本物・本質が見えなくなってしまう》のです。



まぁ、実際には市場に出回って余った『お金』は、どんどん敏腕トレーダーに回収され、もっともっと大金持ちのところに集まっちゃいますから、ハイパーインフレになるほど『お金』がじゃぶじゃぶに溢れる事は想定出来ませんから、ご安心ください。





そこで一句


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金勘定

金感情で

金感謝


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お後がよろしいようで






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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


昨晩の雨もあがって、朝からすっかり初夏の陽気。

春はいずこ?


さてさて、そんな今夜も昨晩に続きまして、企業の中にあった《予めライフサイクルを決めてしまう要因》についてお伝えします。


この《予めライフサイクルを決定してしまう要因》に氣づくと、イノベーションの大切さは勿論の事、『お金基準の価値観』では説明する事が出来ない経営上の問題点を理解し、解決へと導く事が出来るようになります。



ズハリ!その要因とは何か?



本当に秋葉は、そんな要因を発見する事が出来たのか??



「その答えはCMの後。。。」


って、大変失礼致しました。

軽いジョークでアイスブレイクして頂けたと思いますので、早速参りましょう。




《予めライフサイクルを決定してしまう要因》とは、ズハリ“目的”です。


“目的”=何のため?

“目標”=いつまで?どれだけ?


“目標”は壮大な夢である“目的”にどれだけ近づいたかを確認する道標であり、“目的”に間違いなく近づくための目印でもあります。


しかし、壮大な夢である“目的”も、いずれは成し遂げる時が来ます。

それが“成功”です。


“目標”を達成して、また次の“目標”を達成して、最後に“目的”を成し遂げた時に“成功”は訪れます。



その“目的”を成し遂げた時が、まさにライフサイクルの終焉なのです。


そうなると“目的”は、秋葉が言っているように《お客様に喜んで頂く》ようなものではなく「『お金』にしておいた方が永遠に終わらないからいいんじゃないの?」っという意見が出て来るでしょう。


ところが、ちょいと考えてみてください。


『お金』は誰からいただけるものですか?


そうですね。


『お金』はお客様からいただけるものですから、『金儲け』が“目的”となると、「儲かるか?儲からないか?」については「お客様が買ってくれるか?買ってくれないか?」に委ねられ、企業内には決定要因が無くなってしまいます。


「景気がこんなんじゃあ、どうしようもないよ!」っと、売れない理由と責任を外部環境に求めてしまうのは“目的”が『お金』になっている証拠です。




法人も個人と同じように、自らの行いに対する理由と責任を自分自身ではなく他人に求めるのは、共依存の症状といえるでしょう。




“目的”が「どんなお客様に対して」「自分(達)らしい商品やサービスを提供する事により」「そのお客様にどんな風になって(喜んで)いただきたいか?」という明確なものであれば、「もっと喜んで頂くにはどうすれば良いだろう?」っというイノベーションの種が自然と生まれ、芽吹くようになります。

つまり、マーケティングも商品開発も必然的に実行するようになるという事です。



各商品やサービス毎の“目的”が明確であれば、アレやコレやと新規事業や新商品に目移りをせずに済みます。

お客様に喜んでいただいた『ありがとうの対価』である『お金』を無駄にする事は“目的”に反しますので、必然的に無駄なコストが発生しないように努力するようになります。

発生頻度の最も多い、ヒューマンエラーによる損失も、必然的に発生しないように努力するようになります。



もしこれが「凄く強力な労働組合と労働者保護の法律と契約に守られた労働者」で、『お金』のために働いているとしたら、どうなるでしょう?


お客様から喜ばれていようが、いまいが、会社が儲かっていようが、いまいが、会社が潰れそうな事態に陥ろうが、いまいが、自分自身の権利だけは主張するでしょう。


これでは、社員同士の利害関係も不一致、社員と会社間の利害関係も不一致、会社とお客様の利害関係も不一致になりますから、必然的にライフサイクルを短くする要因が社内外に発生してしまいます。




「お客様に喜んでいただきたい」という事が明確になっていれば、一つの商品のライフサイクルが終焉を迎えても(“目的”を成し遂げても)、一つのサービスのライフサイクルが終焉を迎えても(“目的”を成し遂げても)、「他にももっとお客様に喜んでいただけるモノは無いか?」常に考えるようになりますし、同じ商品やサービスでも当初の“目的”は成し遂げたとしても、また新たなる“目的”を見出だすといった具合に、イノベーションの種が次々と自然に生まれ、次々と芽吹くようになります。


ですから、企業における“最大目的”である『本来の価値観』による『経営理念』が大切であり、『経営理念』が《予めライフサイクルを決定してしまう要因》となるのです。




勿論、『経営理念』が《壁掛けのお飾り》となっている会社はたくさんあります。

たくさんあるというよりも『お金基準の価値観』がベースになっている会社が、圧倒的に多いのが事実でしょう。

企業における“最大目的”が20世紀に教えられた経済学のように『利潤の最大化』であれば、その企業に勤める従業員が仕事をする“目的”も『自らの所得の最大化』となります。

従業員同士は決まった利益(場合によっては売上)の中で自らの所得を最大化すべく奪い合いとなるでしょう。

しかし、その利益(場合によっては売上)は「お客様が買ってくれるか?買ってくれないか?」に委ねられてしまいますので、結果として一般的に言われる「企業30年説」や「近年では商品のライフサイクルが非常に短くなってきている」という事が、正しい分析結果になっているのです。




そして絶句、あっ失礼。

そこで一句。

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夢あれば

イノベーションの

花が咲く

目的一致の

経営理念


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お後がよろしいようで




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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


「雨の西麻布」あっいや、雨の渋谷を後にして、半蔵門線からお送りする今夜は、企業のライフサイクルと商品のライフサイクルを「予め決めてしまう要因」についてお伝えします。


一般的な常識として「企業30年説」などと言われるように、企業のライフサイクルは「何となく決まっているような感じ」です。

プロダクトライフサイクル(商品のライフサイクル)も、一般的には「近年ではライフサイクルが非常に短くなってきている」ってな感じで「ザックリと」説明される事が多いようです。


しかしながら、老舗の鰻屋さんの秘伝のタレは、百年以上、つぎ足しつぎ足しで味を守っていたり、旅館 紀の国屋甚八さんのように創業から三百年以上の歴史を誇る会社があるのも事実です。



要するに一般的に言われる企業のライフサイクルやプロダクトライフサイクルは、「市場環境(外部環境)」を要因として、“平均的に”捉えたものです。


私が今夜お伝えしたいのは、外部要因ではなく、内部要因、つまり企業の中において予めライフサイクルを決めてしまう要因があったという事です。

(いつも私のblogをお読み頂いている方々は、お氣づきかも知れませんね。)



この《予めライフサイクルを決定してしまう要因》に氣づくと、イノベーションの大切さは勿論の事、『お金基準の価値観』では説明する事が出来ない経営上の問題点を理解し、解決へと導く事が出来るようになります。




「企業のライフサイクルは予め決まっていた!」の巻き〜其の壱〜


そろそろ下車駅に着きますので、続きはまた明日お送りいたします。


お楽しみに〜。





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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


いやぁ〜、まだ4月も半ば過ぎというのに、初夏の陽気に、さつきも咲いて、おまけにツバメまで飛び交っていますねぇ。

今年は、いろんな意味で“熱い夏”になりそうです。



さてさて、そんな今夜は、みなさんが大好きな《成功の法則》について考えてみたいと思います。


よく「win‐winの関係」なんて聞きますが、あなたはこのwinの意味を、どのように捉えていらっしゃいますか?


winには一般的に思い付きそうな「勝ち」という意味の他に、「努力して達する」「努力して辿り着く」といった意味があります。


そう、「win‐winの関係」とは「勝ち組負け組の社会の中で、お互いが勝ち組になる」っという意味で捉えるよりも、「そのビジネスに関わる全ての人々が共に目標を達成し、真の豊かさを得る」と捉える方が、ビジネスの広がりが大きくなって、より大きな成功に辿り着く事が出来るでしょう。


ちなみに“成功”を辞書で調べると

「物事を目的通りに成し遂げる事」

っと書かれています。


物事を成し遂げて得られるものは“功績”です。


“功”を“積む”のが“功績”、“功”を“成す”のが“成功”です。


“功”は“いさお”と読むと「立派に仕事を成し遂げた事」とか「名誉ある功績」という意味です。


やはり、仕事を立派に成し遂げる事こそが、誰にでも出来る《成功の法則》でしょう。



「製造業こそが日本の力」っと力強くおっしゃる方もいらっしゃいます。


“功”はちょいとギャル風に書くと、“工力”。(古いですか?)


“工”には「物を作り出す仕事」とか「職人」とか「巧みな技」という意味があります。

「何かを創り出す力」があるからこそ、立派に仕事を成し遂げる事が出来るんですねぇ。


それは勿論、“モノ”ではなく、新しいスキルやノウハウだとしても同様です。


他人に依存するのではなく、自分自身が「これでもかぁ〜、これでもか」「これでもかぁ〜、これでもか」っと努力して「何かを創り出す力」があるからこそ、立派に仕事を成し遂げる事が出来るんですねぇ。


そうやって努力していると“功付き(=くづき)”ます。

“功付く”とは「年功を積む」「熟達する」っという意味です。

“年功序列”って、本当は熟達した巧みな技を持っていらっしゃるからこそピタッとあてはまる言葉なんですねぇ。


そうして巧みな技を追求しながら、貢献的に何かを創り出し続けていると、“現世・来世に幸福をもたらす基になる善行”を行っている状態になってきます。

この行い(おこない)を“功徳(くどく)”といいます。



「そのビジネスに関わる全ての人々が共に目標を達成し、真の豊かさを得るように、ひとり一人が自立して何かを創り出す仕事を立派に成し遂げる。」


「そんな行いが“功徳”となって、より大きな“成功”へと導いてくれる。」



やはり仕事は一生懸命頑張って努力するからこそ、巧みな技も身について、より大きな“成功”に結び付くのですねぇ。



ですが、最近よく目にするのは、“巧(たくみ)”を努力せずに手に入れようとする「情報商材」における需要と供給です。


「情報商材」とは、スキルやノウハウを簡単にお金で売買するものです。


一生懸命努力もせずに、“工”=巧みな技だけを模倣して使うと、どうなるか?



そんな技を口先だけで使う事を“巧言(こうげん)”、そうやって上手く騙す(だます)事を“巧偽(こうぎ)”、そうやって人を欺く(あざむく)事を“巧詐(こうさ)”、そんな事ばかりをする人の事を“巧言令色(こうげんれいしょく)”と言います。

“巧言令色”=言葉を飾り、心にもなく顔つきを和らげて、人にこびへつらう事。


努力しないで安易にテクニックに走ってはいけない事を、漢字は教えてくれるんですねぇ。




そのビジネスに関わる全ての人々が共に目標を達成し、真の豊かさを得るように、ひとり一人が自立して何かを創り出す仕事を立派に成し遂げるように一生懸命努力していると、“工”を飛び越えて“功力(くりき)”が身についちゃう?かも知れませんよ。


“功力”=修業によって得た不思議な力。功徳の力。




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権限があるとは如何なるものか



権限があるとは

難しい問題にチャレンジする権利があるという事



難しい問題にチャレンジするとは如何なるものか



難しい問題にチャレンジするとは

難しい問題を解決する権利があるという事



難しい問題を解決するとは如何なるものか



難しい問題を解決するとは

誰よりも先に喜びを得る権利があるという事



誰よりも先に喜びを得るとは如何なるものか



誰よりも先に喜びを得るとは

皆とその喜びを分かち合う責任があるという事



皆と喜びを分かち合う責任とは如何なるものか



皆と喜びを分かち合う責任とは

自分の喜びをもっと大きな喜びに変えるという事



自分の喜びをもっと大きな喜びに変えるとは如何なるものか



自分の喜びをもっと大きな喜びに変えるとは

次の難しい問題にチャレンジするための力を得るという事





より多くの人々と喜びを分かち合う事が出来る人には


より高く、より大きな権限が与えられる




人々と喜びを分かち合う事が出来ない人が権限を手にしてしまうと


責任を果たせないまま

自ら潰れていく




ためになったねー♪

ためになったよー♪



〜アキバの『権利+責任=権限』の法則〜
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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今夜は「値下げ拡大」と題しまして、組織の拡大均衡を図りながら、商品の値下げを続ける“リスク”について考えてみましょう。


あっ、そうそう、この問題を考える場合には『お金基準の価値観』を基準として考えます。


対象としては、巨大化した超大手スーパーを想定してください。


巨大化した組織における賃金は、従業員数の拡大に対する増加と毎年の昇給分の増加に加え、ベースアップ分の増加にまで対応する必要があります。


この賃金の増加を吸収するためには、新規出店による新たな市場開拓と既存店舗における売上増加を見込みますよねぇ。


勿論、買掛から支払いのサイト分の期間と店舗での売上には、「売上が先に立って、支払いが後に来る《回転差資金》」というものが生じます。


この回転差資金を使って、新規出店が順調に伸びている間は良いのですが、新規出店店舗に不採算店舗が出て来た時に、一気に資金ショートの状態がやって来ます。


[不採算店舗における資金ショート→買掛の支払い時における資金ショート]


組織が巨大化すると、毎年の賃金だけでも資金需要が増加するにも関わらず、新規出店の際に回転差資金を読み間違うと、一気に資金不足に陥ってしまう可能性があるのです。



それでは、既存店舗における売上増加に目を向けてみましょう。

手っ取り早く売上を増やしたい時に誰でも思い付くのが《値下げ》ですよねぇ。


昨年のヒット商品番付にPB(プライベートブランド)が選ばれたのは、記憶に新しいでしょう。


最近では、安さを追求するディスカウンターではないスーパーやコンビニが、安さを追求するようになり、売上不信の百貨店までもが同様の動きを見せるようになりました。



しかし、売上金額が増加しても、粗利が増えない限り、賃金増加に対応するお金は作る事が出来ません。


(商品販売価格−商品仕入価格)×商品販売個数=商品別粗利

です。


単純な算数ですから、どなたでもおわかりの通り、販売価格の安さを追求すれば、それ以上に販売個数を増やし続けなければなりませんよねぇ。


販売個数を増やし続けると言っても、ほとんどの商品においては、同じ商圏で売る事が出来る数に限界があります。


もしその事を見越して安さを追求するとしたら、何が待っているでしょう?


(商品販売価格−商品仕入価格↓)×商品販売個数=商品別粗利↑


そうです。


あっ、すみません。そろそろ『本来の価値観』に戻りましょう。


そうです、《仕入価格をいかに引き下げるか?》の《勝負》になります。


っという事は、商品自体の『本来の価値』が低下する恐れがあるのです。


専門メーカーさんが一生懸命開発した新商品を、なんでもかんでも模倣してPBとして発売していくと、行き着く先は

《 市場縮小 》

です。



あなたはPB商品を買って、「偽物感」とか「模倣感」を感じた事がありませんか?



専門メーカーさんの売上減少、マイナスの『付加価値』を感じてしまったお客様の需要減少、そこに不採算店舗が発生して資金不足が発生、更なる値下げ断行、大型店舗出店資金の枯渇、小規模店舗の出店、スーパーとコンビニの競合、『お金基準の価値観』による勝ち負けの発生‥‥‥‥‥‥



大切なのは、“安さ”を追求するよりも、『付加価値』を追求する事。


その『付加価値』が、新しい需要を呼び起こす。




「値下げ拡大」のリスクについて。

今晩は、ここまで。
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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今夜は短めに『赤ちゃん理論』と『ブーメラン理論』とビジネスの関係についてお伝えします。


【赤ちゃん理論】


言葉を話す事が出来ない“赤ちゃん”は、笑顔だけで周りにいる大人達をあたたかく、和やかな氣持ちにさせてしまいます。

また、赤ちゃんがたくさんいる場所で一人の赤ちゃんが不安になって泣き出すと、赤ちゃん同士の間で『不安』が伝播して、他の赤ちゃんも泣き出します。

本来は大人も同じように“笑顔”で過ごしていれば、周りにいる人達があたたかく和やかな氣持ちになりますし、『不安』を抱えている時には、『不安』な“気”が周りの人達に影響を及ぼす事があります。



【ブーメラン理論】


たいていの事は他人にしてあげた事が自分にも返って来ます。

たいていの事は誰かにやった事は自分にも返って来ます。


たとえ相手が動物や自然であったとしても、たいていの事は自分に返って来ます。




『赤ちゃん理論』と『ブーメラン理論』。

まぁ、どちらも裏付けするデータがありませんので、本当は『理論』として確立する事が出来るレベルには至っておりません。

ですが、『赤ちゃん理論』は観察していればその通りですし、『ブーメラン理論』においても“ハムラビ法典”(=「目には目を、歯には歯を」)のように考える気質がそもそも人間にはあったり、明元素(めいげんそ)言葉と暗病反(あんびょうたん)言葉による引き寄せを観ると、《『理論』か『法則』のようなもの》ではあると思います。


あっ、ちなみに『赤ちゃん理論』も『ブーメラン理論』も私が「カリマス(借ります)コンサルタント」を名乗っていた頃に考案したものですので、“赤ちゃん”から借りて『赤ちゃん理論』、“ブーメラン”から借りて『ブーメラン理論』と呼んでおります。




『赤ちゃん理論』と『ブーメラン理論』を通じてビジネスを考えてみれば、一目瞭然の事実があります。


・笑顔でコミュニケーションを図りたければ、自分自身が笑顔を心掛けるのが早い。


・挨拶をしっかりして欲しければ、自分自身からしっかり挨拶をするように心掛けるのが早い。


・「ありがとう」と言われたければ、自分自身が日頃から「有り難み」を感じるように心掛けるのが早い。


・そして、もっと手っ取り早いのは、“心掛ける”だけではなく“実践”する事。



勿論、虚偽・偽装といった悪さをしていれば、ちゃ〜んと『ブーメラン理論』で返って来ますよ。



〜ブーメラン理論の巻き〜

今晩はここまで。




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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。



この週末は初夏のような暑さがやって来ましたねぇ。

満開の桜に賞賛された桜花賞馬・ブエナビスタも熱いレースを観せてくれました。



さてさて“熱い”といえば、『経営理念』に対して最も熱い思いを持っている(筈な。。。)のが、経営者・社長です。

現在のような不況下においては、「社長業」が一番適しているなんて事をおっしゃる方もいらっしゃるようです。

しかし、一方では『社長道』といわれるように、武道や茶道と同様に礼節を重んじ、高い人間力を養う事、もしくは礼節を重んじ、高い人間力がなければ務まらないとも言われます。


そこで今夜は『社長道』について考えてみましょう。




社長は会社の中で「一番難しい問題に挑戦する権利」を持っています。


社長は会社の中で「一番社員やメンバー全員の意見をすべて聴いた上で、最後に意思決定する事が出来る権利」を持っています。


社長は会社の中で「社員やメンバー全員のお手本になる事が出来る権利」を持っています。


社長は会社の中で「社員やメンバー全員の将来を左右する重大な意思決定をする権利」を持っています。



その他にもチャンクダウン(=考え方の塊や階層を小さく分けていく事)すれば、《会社の中で唯一の様々な権利を持っている》のが“社長”です。




しかし、これを暗病反(あんびょうたん)な言葉でネガティブに受け止めるとどうなると思いますか?




社長は会社の中で「一番難しい問題を解決しなければ」ならない。


社長は会社の中で「一番社員やメンバー全員の意見をすべて聴いた上で、最後に意思決定しなければ」ならない。


社長は会社の中で「社員やメンバー全員のお手本にならなければ」ならない。


社長は会社の中で「社員やメンバー全員の将来を左右する重大な意思決定しなければ」ならない。


しかも会社の中で唯一、ひとりきりなので、相談相手もいない。

それでも、Time is money だから的確かつ迅速な意思決定を要求される。

さらに社員やメンバーの生活を守る責任までのしかかってくる。

結局、全部自分ひとりきりで全責任を負わなければならない。
etc‥‥‥‥‥‥‥‥‥



このように、たった一つのちょっとしたネガティブな感情からでも、心理的に追い込まれてしまうのが“社長”です。


私の知っている小さな会社の社長さんの中にも、実際に精神的な病を持たれてしまった方がいらっしゃいます。


中小企業経営者の一番の相談相手である税理士・会計士の先生方からも、「最近、抑鬱症状のある社長が増えてきた」と聴いています。



それだけ“社長”とは《強い精神力》と《高い人間力》、そして《あたたかいまごころ》が必要なのですね。


勿論、明元素(めいげんそ)な言葉でポジティブに考える事は、社長でなくても大切な事ですから、経営者ではない方もお忘れなく。



そこで一句


winwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwin


極めれば

社長道とは

人間を

強く優しく

育てるものよ


winwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwin


お後がよろしいようで



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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
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新年度スペシャルプレゼント企画『極意』をあげちゃいますシリーズ第五夜目。


最終回の今夜は《継続的にお金を儲けるための武器》をあげちゃいます。




・1・経営理念を「どんなお客様に対して」「どんな商品やサービスを提供する事によって」「どんな感情を持っていただきたいのか?」が、お客様、取引先、社員やメンバーに伝わる内容、伝わる言葉に変える。


・2・自分達の夢を叶えるためとか、自分達が儲けるために金儲けをするなんて、甘い考えは捨てる。
(ただし、自分達の夢がお客様に貢献的な内容の場合を除く)

・3・お客様が「ありがたい」と思う事を本氣で追求する。


・4・お金はお客様からの「ありがとうの対価」であると本氣で思う。





これらの4つの条件を満たしたら、


『自分らしさ』をトッピングしましょう。


なぜなら『あなたらしさ』は、あなたしか持っていない『付加価値』だから。






新年度スペシャルプレゼント企画『極意』をあげちゃいますシリーズ


これにて完結。





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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
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新年度スペシャルプレゼント企画『極意』をあげちゃいますシリーズ第四夜目。


今夜は《怒りを鎮めるための武器》をあげちゃいます。




それでは、早速参りましょう。


皆さんは、自分自身の「怒りの原因」について、改めて考えてみた事はございますか?


実は“怒り”のほとんどの原因は、「わからない」事が変形して出来ています。


例えば

「自分の事を全然わかってくれない」

「言うことを聞いてくれない」
「言った通りにやってくれない」

「自分勝手で相手の気持ちを理解してくれない」

「他人の悪口ばかりを言う」

etc.……


このような他人に対する“怒り”の場合には、突き詰めていくと

〔怒りの対象となる相手が、何を考えているのかわからない〕
という事に辿り着き(たどりつき)ます。


「自分の事を全然わかってくれない」→なんでだろう?→わからない

「言うことを聞いてくれない」→なんでだろう?→わからない

「言った通りにやってくれない」→なんでだろう?→わからない

「自分勝手で相手の気持ちを理解してくれない」→なんでだろう?→わからない

「他人の悪口ばかりを言う」
→なんでだろう?→わからない

自分自身に憤り(いきどおり)を感じて“怒り”が込み上げて来る時も同じように、

「自分がなぜ、その意思決定をしたのか?」→なんでだろう?→わからない

「自分はなぜ、思ったように動けないのか?」→なんでだろう?→わからない



つまり、突き詰めて大きなチャンク(塊・階層)で観てみると、

「相手の考えや思い」

「自分が上手くいかない理由」
が「わからない」ために“怒り”の感情が込み上げてくる事が、非常に多いのです。


勿論、そんな「わからない」事が発生したために、さらに「これじゃあ、この先どうなるかわからない!」っといった二次的、三次的な「わからない」事が重なって降りかかって来ますので、なおさら“怒り”は増幅されてしまいます。




さてさて、「わからない」っと来れば、《アキバの動物からカリマス理論》ですね。


動物は「わからないモノゴト」が自分に迫ってくると「不安」になり、「わからないモノゴト」に対して「脅威」を感じます。

その「脅威」である「わからないモノゴト」が近づいてくると遠ざかろうとしたり(=逃避)、その「脅威」である「わからないモノゴト」がもっと近づいてきて逃げ場がなくなると「攻撃」によって「わからないモノゴト」を遠避けようとします。

人間も同じように、

わからないモノゴト

不安

脅威

逃避

攻撃


の段階を経て《わからないモノゴト=不安要素》を自分から遠避けようとします。



強い“怒り”を感じる時は、例えば、

「なんで出来ないんだよ!」+「この先の売上はどうするんだよ!」+「月末の支払いはどうするんだよ!」=
「やるって言ったじゃないか!」+「ふざけるな!」

っという風に、

「なんで」=「どうして?」=「わからない」

から「不安」になり、「不安」が「脅威」となって、“怒り”=「攻撃」として現れます。


この口調からお分かりのように、“責任がある”ために「逃避」する事が出来ない人の場合には、「逃避」を飛び越えて「攻撃」に移行します。


経営者や上司の他にも“先生”と呼ばれる人々が、このタイプです。

(あっ、一応、クレーマーさんもこのタイプでした…。)



それでは、前述のタイプの人から「攻撃」を受けた他のタイプの人は、どんな反応をするでしょう?


「なんで出来ないんだよ!」+「この先の売上はどうするんだよ!」+「月末の支払いはどうするんだよ!」



「‥‥‥‥‥」

もしくは

「すみません……」

もしくは

「いや、それは……………云々(うんぬん)」

もしくは

「やってますよ!こっちだってちゃんとやってるんですよ!あんたとは違うんだよ!」



そう、責任をすべて自分で負わなくてもよい人は、黙って「逃避」したり、平謝りで「逃避」したり、言い訳で「逃避」したり、逆ギレで「攻撃」したりするのです。


これでは、

「何故、出来ないのか?」

「この先の売上はどうするのか?」

「月末の支払いはどうするのか?」

という問題解決には至らないですよねぇ。

「わからない」→「不安」→「脅威」は増幅されてしまいますので、“怒り”はさらにヒートアップしてしまうのです。



こんな“怒り”による「攻撃」と“言い訳”による「逃避」、逆ギレによる「攻撃」を繰り返していても、根本的な問題解決には至りませんよねぇ。


“怒り”と「攻撃」によって解決するためには、“怒り”の対象となっている相手を消え失せるまでぶっ潰すしかありません。

“怒り”は相手の“怒り”を誘発するか、面倒臭いから「逃避」するかの選択肢しか生みません。




根本的に問題を解決するためには、

「脅威」→「不安」→「わからないモノゴト」をなくせばいいのです。


そもそも、何かが出来ない人に「なんで出来ないんだよ!」っと言ったところで、素晴らしい回答が返ってくるとは思っていない筈ですよねぇ。

「なんで出来ないのか?」わかってたら、出来る筈ですから。



よく上司向けの本や雑誌の記事には、“怒り”に対して


感じたら

3秒待って

深呼吸


なぁ〜んて川柳みたいな対策が書かれています。


その3秒の間に

「わからないモノゴト」は何か?

を探してみてください。



“怒り”の原因となっている「わからないモノゴト」こそが、潜在的な問題点です。

潜在的な問題点を常に意識して見つけるようにして、問題解決を優先しましょう。



《怒りを鎮めるための武器》

それは、常に「わからないモノゴト」を調べ、理解しようとする探究心。




新年度スペシャルプレゼント企画『極意』をあげちゃいますシリーズ第四夜目。


《怒りを鎮めるための武器》をあげちゃいますの巻き。



今晩は、ここまで。




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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
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いやぁ〜、暑くなりましたねぇ〜、通勤電車の中。
朝から額(ひたい)に汗して満員電車に耐えているサラリーマン'Sありゃ?サラリーメン?に囲まれて、本日もせっせと携帯で書いております。



新年度スペシャルプレゼント企画『極意』をあげちゃいますシリーズ第三夜目。


今夜は《自己革新を加速させる武器》をあげちゃいます。



自己革新するためには、努力が必要です。

スキルやノウハウをちゃちゃっと身に付けても、劇的な自己革新には至りません。


「これでもかぁ〜、これでもか。」
「これでもかぁ〜、これでもか。」

っと、努力し続ける事が必要です。



しかし、ジェームズ・アレン様がおっしゃる

「私たちは、犠牲を払うことなくしては、いかなる進歩も成功も望めません。」

といった「自己犠牲」は必要ありません。


一般的に《「原因」と「結果」の法則》《自己犠牲の法則》《生贄(いけにえ)の法則》と呼ばれるようなものは、“あるもの”があれば必要なくなります。



その“あるもの”とは、《 本氣 》です。



自分が「こうなりたい」「こんな事がしたい」という“目的”〈夢〉に対して、“本氣”で『心・氣持ち・情熱』を注ぎ込む事によって、自らモチベーションが湧き上がります。


“目的”(夢)に対して、“本氣”で『心・氣持ち・情熱』を注ぎ込んでいれば、何の材料も犠牲も必要とせずに、モチベーションが湧き上がり続けるのです。


これを『心の錬金術』といいます。



《自己革新を加速させる武器》の一つ目は、『心の錬金術』です。



《自己革新を加速させる武器》には、もう一つ大事なものがあります。


それは『素直で謙虚なまごころ』です。


人と人との関係を常に〔上下・優劣・勝ち負け〕で観てしまう『序列の価値観』を捨て、誰とでも素直で謙虚なまごころを持ったコミュニケーションを心掛ける事によって、自分に向かって入って来る情報量が飛躍的に増加します。


例えば『序列の価値観』が強いために、「お前よりも俺の方が知っている」っと無意識に思ってしまうだけで、〔知ったかぶり〕につながります。

例えば『序列の価値観』が強いために、「こいつの能力なんて、こんなもんだろう‥‥」っと見下してしまえば、相手の力量を計るまでもなく〔決め付け〕につながります。


〔知ったかぶり〕も〔決め付け〕も、自らの意思決定によって、自分に向かって入って来る情報を遮断、もしくは歪曲させる結果となってしまうのです。



ですから、恥ずかしがる事もなく、逆に偉ぶる事もなく、『素直で謙虚なまごころ』をもったコミュニケーションを心掛ける事が大切なのです。






《自己革新を加速させる武器》

『心の錬金術』



『素直で謙虚なまごころ』




新年度スペシャルプレゼント企画『極意』をあげちゃいますシリーズ第三夜目《自己革新を加速させる武器》をあげちゃいますの巻き。


今晩はここまで。




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新年度スペシャルプレゼント企画『極意』をあげちゃいますシリーズ第二夜目。


今夜は《怪しい評論家に騙されないための武器》をあげちゃいます。




それでは、早速参りましょう。

◆地球規模の環境問題

◆原油の大高騰

◆商品相場の大高騰

◆リーマンショック

◆世界的金融不安

◆北朝鮮による飛翔体打ち上げ



どれも、みんなが「本質的な部分や解決策がわからない」出来事ですね。



「わからない」っと来れば、《アキバの動物からカリマス理論》です。


動物は「わからないモノゴト」が自分に迫ってくると「不安」になり、「わからないモノゴト」に対して「脅威」を感じます。
その「脅威」である「わからないモノゴト」が近づいてくると遠ざかろうとしたり(=逃避)、その「脅威」である「わからないモノゴト」がもっと近づいてきて逃げ場がなくなると「攻撃」によって「わからないモノゴト」を遠避けようとします。

人間も同じように、

わからないモノゴト

不安

脅威

逃避

攻撃


の段階を経て《わからないモノゴト=不安要素》を自分から遠避けようとするのです。



では、なぜそこに《怪しい評論家に騙されないための武器》が関係してくるのか?



それは、


わからないモノゴト

不安

脅威

評論家のコメントによって「わかったような錯覚に陥る」


事によって、怪しい評論家に騙されやすくなってしまうからです。



これは、もっと身近な例の方がわかりやすいかも知れません。

例えばあるグループに、みんなが「あいつは何を考えてるのかわからねぇ〜なぁ〜。」っと言われてしまう人がいたとします。

その人だけはみんなと違う考えを持っていて、みんなとは違う行動をしています。

そこで、グループの中の一人から「あいつはこんな奴なんだ」とか「この前なんか、あいつ、お前の事〇〇って言ってたぜ」なぁ〜んて言われると、本当か嘘かの確認をするよりも先に、

〔無意識に不安要素であるわからないモノゴトを埋めよう〕と

してしまうのです。


そうなると、みんなと違う考えを持っている“あいつ”が、本当はグループのために凄い力を発揮する可能性があるとしても、穿った(うがった)見方をして敵対関係になってしまうかも知れないのです。



地域のコミュニティーやご近所グループなどで境界性パーソナリティ障害を持たれた方に巻き込まれて、人間関係がぐちゃぐちゃになってしまうのも、元はといえば、巻き込まれてしまう人同士もお互いを良く理解し合っていないという原因もあるのです。



ですから、社会的な不安感が大きければ大きい程、怪しい評論家に騙されてしまうリスクも高くなってしまいます。



特に《相手が何を思い、何を考えているのか?》なんて、複雑な政治絡み(せいじがらみ)の問題ほど「わからない」筈(はず)ですよねぇ。


なのにも関わらず、難しい専門用語を並べて、さも「わかってます」というような評論や解説をする人には、特に気をつけた方がいいでしょう。


自分自身の「わからないモノゴト」という「不安要素」と、「怪しい評論家の意見」が入れ代わっちゃうだけですからね。




《怪しい評論家に騙されないための武器》


それは『いまここ』を大切にして、「わからないモノゴト」を自ら調べる事。

本当に信頼する事が出来る人とお互いに支援しあう事。


そして何より、人は《アキバの動物からカリマス理論》による心理的な無意識の反応をしてしまう事を知っておいた方が良いという事です。





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今夜から新年度スペシャルプレゼント企画『極意』をあげちゃいますシリーズをお送りします。


あっ、特に〇〇ポイント貯めて応募するとか、クイズに答えて正解者の中から5名様とか、そんなご面倒はお掛けしませんのでご安心くださいね。


それでは早速、第一夜目の今夜は《固定観念と既成概念に囚われた自分自身と戦う武器》をあげちゃいます。



質問です。

「あなたは、未来を変えることが出来ますか?」



あっそうそう、「変える事が出来ると信じてる」とか「スピリチュアルな力や霊的な力で変える事が出来る」っていう類(たぐい)の答えは無しとして考えてみてください。



「あなたは、未来を変えることが出来ますか?」




どうですかぁ?


ほとんどの方が「できませ〜ん」とか「無理っしょ」と答えられたのではないでしょうか?


あるいは「どうせ根拠の無い理想論だろう?」っと斜に構え(しゃにかまえ)て答えられた方もいらっしゃるかも知れませんねぇ。



さてさて、それでは《あなたが100%自信がある漢字テスト》をこれからやっていただくと仮定しましょう。

漢字が苦手な方は《あなたが大好きな〇〇の名前テスト》でも結構です。


あなたは100%間違えない自信と実力があります。


問題は1問10点で10問、100点満点です。




それでは、次の内“あなたに出来ないもの”を挙げてみてください。

winwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwin


100点を取った結果を見る事


90点を取った結果を見る事


80点を取った結果を見る事


70点を取った結果を見る事


60点を取った結果を見る事


50点を取った結果を見る事


40点を取った結果を見る事


30点を取った結果を見る事


20点を取った結果を見る事


10点を取った結果を見る事


1点を取った結果を見る事


0点を取った結果を見る事


winwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwinwin


答えは

〔1点を取った結果を見る事〕

たった一つです。


1問10点ですから、基本的には1点という結果は有り得ません。(おまけがあれは、1点もあるかも知れません)


しかし、残りの11通りの結果については、あなたが自由にコントロールする事が出来ますよねぇ。


あなたの意思決定によって0点でも100点でも、自由自在にコントロールする事が出来ますよねぇ?


あなたは100%間違えない自信と実力があるのですから。



勿論、実際には外部環境の不確定要素がありますので「絶対」ではありませんが、確実に未来に起こる事を変える事が出来るでしょう?


自分自身で6問答えると意思決定すれば60点を取った結果を見る事が出来ますし、全部わざと間違えると意思決定すれば0点を取った結果を見る事が出来ますよね。



このように、本当は誰でも未来を変える事が出来るのにも関わらず、「未来なんて変えられない」とか「未来は予め(あらかじめ)決められている」なぁ〜んて事を、どこかの誰かが言い出して、やがて社会的に《固定観念や既成概念》となってあなたを囚われの身にしてしまっているのです。



そこでもう一つ。


不確定要素である外部環境については「やっぱり未来は変えられない!」っと思われやすいでしょう。


外部環境は「わからない」ものですから、《アキバの動物からカリマス理論》にあてはめると、

わからない

不安

脅威

逃避

攻撃


っとなりますので、「無理」という言葉に逃避して「わからない」を解消したり、「こんな世の中のせいだー!世の中が悪いんだー!」っと攻撃したり、「未来は何か不思議な力で決められている」という言葉に逃避して「わからない」を解消したりしやすいのです。


しかし、外部環境の不確定要素のほとんどは自分以外の他人が、自分と同じように意思決定をする事によって変えられているのです。


先ほどの《漢字テスト》で一番を取ろうとしている他人が一緒に受けていたとすると、その他人から観ればあなたは《脅威》でしょう。

どんな実力かも「わからない」あなたが、どんな意思決定をしてくるのかも「わからない」ですからねぇ。



要するに、

自分がやる(=戦略)事は、おおよそ結果がわかり、

自分がやらない(=戦略)事は、他人の戦略(=やるorやらない)に委ねられる


という事です。



そうなると、自分も他人も“目的”(=何のため?)が同じであれば、それぞれが自分らしいやり方(=戦術)で何かをやった(=戦略)としても、結果としては[おおよそ結果がわかる未来]がやって来るという事が言えちゃいます。


勿論、揺るぎない目的でなければなりませんが、《目的の完全一致による統合》の状態を創り出す(つくりだす)事によって、[おおよそ結果がわかる未来]がやって来るという事が言えちゃうのです。




《固定観念と既成概念に囚われた自分自身と戦う武器》



それは、《今》を大切にして、具体的に《いま何をするか》に集中する事。


そして、《いま何をするか》の理由が“目的”であり、“目的”が理由となるという事を理解して、《自分自身》が考え、行動する事。



新年度スペシャルプレゼント企画『極意』をあげちゃいますシリーズ第一夜。


今晩はここまで。




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金儲けが悪い事だと思うのは

お客様から《ありがたい》と思われているのか

お客様から《ありがたい》と思われていないのか

わからないから



わからないから不安になり

わからないから逃げ腰になり

わからないから攻撃する



でも、そこにはちゃんと良心がある




お客様に対する意識が薄まるにつれて

良心は無くなる


良心が無くなると

悪気も無くなる




だから、金儲けを悪い事だと思わない人は

両極端の二種類に分かれる



お客様に『ありがたい』商品やサービスを提供する人


自分勝手に『お金』を集める人

勿論、自分勝手に『お金』を集める人がみんな悪い訳ではない

今の世の中には、自分勝手でも『お金』を集める仕組みがあるのだから



問題なのは

自分勝手で相手から騙し取ったり

自分勝手で相手から奪い取る事



だから、初めからお客様に《ありがたい》と思っていただけるような商品やサービスを提供していれば

初めからお客様に《ありがたい》と感じていただけるように努力していれば



金儲けは悪いことなんかじゃなく

金儲けは良いことになるんだねぇ



あなたがHappyなら

わたしもHappy




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戦術を身につけるとはいかに

戦術を身につけるとは、戦い方の選択肢を増やす事なり



戦略を身につけるとはいかに

戦略を身につけるとは、戦術を最適化して組み合わせ、何をどのタイミングでやるか、何をどのタイミングでやらないかの意思決定能力と行動力を高める事なり




では何と戦うのか

多くの戦術を身につけ、多くの戦略を身につけ、何と戦うものか



戦う相手とは、己の成長を阻害するもの

戦う相手とは、己の行動を阻害するもの

戦う相手とは、己の意思決定を阻害するもの



つまり、固定観念や既成概念に囚われた過去の自分自身





固定観念や既成概念に囚われた過去の自分自身と戦い、限界を突破したところに

勝利の自己革新がある



固定観念や既成概念に囚われた過去の自分自身と戦い、過去の自分自身を超越するからこそ

永遠の自己革新がある



そして、常に革新し続けるからこそ

新しい価値が生まれ続ける



その新しい価値を提供する方法と組み合わせも戦術と戦略


戦術と戦略の自己革新サイクル





秋葉 拝




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命令を廃止して回らなくなる組織なら、そもそも回らないよ




なぜなら、人は自分自身で意思決定した事しかしないから



「命令されたからやる」っていう仕事は

必ず失敗するよ



なぜなら、人は完璧じゃないから



命令された事を100%間違いなく遂行するなんて出来ないし

命令の100%が間違いないものなんて有り得ない

絶対失敗しないで成功し続ける事なんて出来ないからねぇ




だから問答無用の命令で上手く回っているように見える組織は

本当は一番危ないんだねぇ



みんな、自分自身の意志まで捧げた

抜け殻の鎧を被って

お金のために耐えてるのかも知れないよ



問答無用の命令に従ってさえいれば

お金はもらえるからねぇ



問答無用の命令に従って

出来るだけ間違いのないように働いていれば

お金をもらえるって思ったら

自分自身で考える事を捨てちゃうからねぇ



初めは自分自身の意志とは違う意思決定を強いられるから

それに耐えられるように

抜け殻の鎧を被るようになるんだぁ



抜け殻の鎧が馴染んでしまうと

抜け殻の鎧の事を忘れてしまい

働いてるときの自分と遊んでるときの自分が

バラバラに分かれちゃうんだぁ


そうなると、自分自身の意志は
働いていないときにしか出て来れなくなっちゃうの




だから抜け殻の鎧を被せちゃうような命令は

自分じゃなくて他人を潰す事につながっちゃうんだねぇ




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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


突然ですが、仕事、楽しいですか?


楽しくないなら、全部やめちゃえばいいんです!


全部やめちゃって、楽しい事だけを仕事にする画期的な理論を今夜はついに発表しちゃいます!


納税のための財務会計で作った中期経営計画も、吊し上げ型の予実管理も、競合他社ばかりを気にして行う差別化も、たいしてわかりもしないのにマーケティングっぽい事を重視する事も、格好つけて「戦略的に」なんて言葉を多発する事も、み〜んなやめちゃえばいいんです。


凄い理論です。


本当に凄い理論なので、やっぱりブログなんかで発表するのは止めます。

それじゃあ、全く儲かんないしぃ〜。





って、嘘ですよ。

全部。嘘です。


ごめんなさい。

今日はエイプリールフールなので、お約束のアホ!なほら吹きでした。

ごめんなさい。



でも、そんな「ちょっとアホ!」な嘘のような理論があるとしたら、ご興味ありますか?


しかも『お金基準の価値観』ではなく、『本来の価値観』による『経営理念』を基軸とした『心・氣持ち・情熱』の込められた経営理論だとしたら、ご興味ありますか?


社員やメンバーと会社がお客様との『目的の完全一致による統合』を本氣で目指しているとしたら、ちょっと氣になりますよねぇ?




ソレが、はいコレ!




ちょっとアホ!理論 倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった!
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これは嘘じゃないですよ。

難しい理論やノウハウを振りかざしたって、到底辿り着く事が出来ないところに一気に辿り着いた事実がここにあります。



本当におすすめの1冊です。


(『序列の価値観』が強い人は見た目で敬遠しちゃうかも知れませんね。でも、そこを乗り越えて読んでみてくださいね。)



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