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2009年06月

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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今夜は改めまして、“キホンのキ”“イロハのイ”を確認しておきましょう。



それでは質問です。

「目標と目的の違いを説明してください。」



あっ、ちなみに結構な肩書のコンサルタントさんでも、

「改めて聞かれると‥‥‥‥」
なぁ〜んて事もありますから、構えず、お気軽にお答えくださいね。




ちなみに“目的”と“目標”を辞書で引くと、次のような意味になります。



【目的】

実現しようとして目指す事柄。行動の狙い。目当て。
倫理学では、理性ないし意志が行為に先立って、行為を規定し、方向付けるもの。

(目的を成し遂げる)



【目標】

そこに行き着くように、また、そこから外れないように目印とするもの。
行動を進めるにあたって、実現・達成をめざず水準。

(目標を達成する)




あっ、いや、ほとんど答えを言っちゃいましたね。

失礼しました。



【目的】とは、「行為に先立って、理性または意志が行為を規定し方向付けるもの」とか「 目当て」の事ですから、最も簡単に言うと

《何のために?》

っという意味になります。

その行動や言動を「やる」っと決めた理由、意思決定の基準が【目的】です。



【目標】とは、「そこに行き着くように、また、そこから外れないように目印とするもの」とか「行動を進めるにあたって、実現・達成をめざず水準」の事ですから、『誰にでもわかるモノ』でなければなりません。

「目指すべきところ」も「いつまでに達成するか?」も、『誰にでもわかるモノ』で表されていなければなりませんので、

《いつまでに?》

《どれだけ?》

を表す《数字》が、【目標】という事になります。





【 目的 】=何のために?


【 目標 】=いつまでに?どれだけ?




「何のために、そのビジネスをやるのか?」

という問いに対して

「お金のため」

という答えであれば、

「ここに、もっと楽に儲かる仕組みがありますよ!」

という甘い言葉に流されやすくなったり、

「ちゃんとやらなくても、とりあえず金は稼げるから、まぁ、いいか」

っという、ぶら下がり君の出現率が増えたり、

「ここまでやってんだから、もっと金くれてもいいじゃねぇか!」

っという、反抗的なメンバーの出現率が増えたり、

他にも偽装問題の引き金になってしまう事すら、あります。




もし【 目的 】が『お金』になってしまっているなぁ〜っと思われたら、その『お金』は誰からいただけるのかを考えてみましょう。


社員やメンバーであれば、会社(経営者)からいただきますよねぇ。

その会社が『お金』をいただけるのは、お客様からですよねぇ。

つまり、経営者も株主も社員やメンバーも、みんな“お客様”からいただいた『お金』で潤って(うるおって)いるんですよねぇ。





ところが、【 目的 】が『お金』になった時点で、その先の“お客様”を見なくなっちゃうんですね。


ですから、言うことを聞かない部下やメンバーに対して、《金で釣る・アメとムチ方式》よりも、しっかりと【 目的 】を伝えていく事が大切なんですよね。




そして、その【 目的 】こそが、『経営理念』なのです。





そこで一句

*************************************************************

目的が

あるからこその

目標さ

*************************************************************



お後がよろしいようで






命令廃止!




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マイケルジャクソンさんは、空手の名誉五段だそうです。

ご存知ですか?

数々の疑惑にまみれていたマイケルさん…

ダンスの時の足を蹴り上げるスピードが、空手五段の選手と同じだからという理由だったそうです。


《 極めると、思いも寄らない人から認められる事もある 》


謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。




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事業計画書における数字の“根拠”は、現状分析と詳細かつ具体的なアクションプラン(=行動計画)にある。


“根拠”の無い〈目標〉は、ただの“根性論”でしかない。


でも“根性”が無ければ、とても厳しい自分自身との戦いに勝ち続ける事は出来ない。


だから本当は、どちらも必要なんだねぇ。




“根拠”のある〈目標〉を策定して、“根性”を込めて実行し続ける。





“根拠”もしっかりとした素晴らしい〈目標〉も、計画だけでは絵空事。


“根拠”の無い〈目標〉を、“根性”だけで達成するのは神懸かり。





だから具体的な〈戦術〉と〈戦略〉を伴った“根拠”のある〈目標〉を、“根性”込めて実行し続けるんだね。



その《“根性”を込める》っていう事が、〈目的〉に対して『心・氣持ち・情熱』を込めて、本氣で取り組むっていう事なんだねぇ。




やっぱり“根性”も“根拠”も、どっちも大切なんだよねぇ〜。




MAS監査を加速させるシンプルな考え方


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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


「突然ですが、宝くじで10億円当たっちゃいました。」

っと言われたら、あなたならどうしますか?

もちろん、当たったのは《あなた》です。


そんなアンケートが、5,000人のインターネットユーザーを対象に実施されたそうです。
↓↓↓↓↓

宝くじで10億円が当たったら仕事をやめる? 5000人のアンケート結果



この記事によると、

仕事を辞めない=51.3%(2566人)

仕事を辞める=48.7%(2434人)

と、ほぼ半分に分かれたそうですが、中にはニートも含まれていたようですので、実際には仕事を続ける人が多いようですね。


安心しました。



私なら、間違いなく事業を始めますねぇ〜。


10億円あれば、小さな事業で何度かは失敗も出来そうですし。。。。。


ネイチャーガイドをしながら、大自然の中で経営セミナーなんかをやっちゃったりして、人と自然、人と人とが“共生”していける未来を創れるような仕事がいいですねぇ。


余ったお金は運用に回して、運用益は途上国の子供達に寄付したいですねぇ。



なぁ〜んて、妄想してしまいました。





まっ、間違いない事は、

「まずは、買わなきゃ当たらない!」

って事ですね。




あっ、そうそう、昨日の答えは、勿論『経営理念』ですね。




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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


みなさまは、日々、“ボトルネック”を探していらっしゃいますか?


「おぅ、毎日飲んでるぜ!」

ってな事ではありません。


「あっ、わかった!大山倍達先生がスパっと手刀で切る、アレね。」

ってな事でもなくて、潜在的問題点の事です。



“ボトルネック”とは、

何かをしようと試みたり、実際に何かをやってみた時に、

・スムーズに進まない

・滞る

・壁にぶつかる

・やる気が無くなる

・失敗する

といった事が頻発するポイントの事を、【狭くなって流れが悪くなる】瓶の首の部分を比喩(ひゆ)して表現した言葉です。



「なんだか上手くいかないけど、頑張れば何とかなるさ!」

っとか

「上手くいかないのは一生懸命やってないからだ!」

っといった《根性論》ばかりが横行しているチームや組織には、“ボトルネック探し”は特に効果的です。




行動、指示、思考、様々な角度からボトルネックを探す事が出来ますが、チームや組織のメンバー全員が共通して発見する事が出来るのは、やっぱり“数字”です。


行動や思考の結果を表す共通のスコアリングボードが、金額や数量で表された結果表です。


その結果があるのは、ある行動をしたからです。

ある行動をしたのは、ある意思決定をしたからです。

ある意思決定をしたのは、何かを基準として思考したからです。



思考>意思決定>行動>結果



思考の基準が明確でなければ、チームや組織のメンバーひとり一人の意思決定はバラバラになりやすいですよね。



ですから、スコアリングボードを見て

「行動しないから数字が上がらないんだ!」

などという叱責に終始するような会議や、

「なんで数字が上がらないんだよ!」

などという吊し上げに終始するような会議は、とてもクリエイティブとは言えないのです。



結果の原因となる行動

行動の原因となる意思決定

意思決定の原因となる思考

思考の基準となる『???』



しっかりと、このチャンクアップを意識して“ボトルネック”を探しましょう。

(この場合の“チャンクアップ”は、“階層”と読み替えていただいても結構です)




それでは問題です。


会社における

思考の基準となる『???』

の『???』とは何でしょうか?


わかった方も、わからない方も、どしどしコメント欄にご記入くださいね。


答えは明日発表しま〜す。




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一つ、本氣で聴いてくれるか?


一つ、「よくわかる言葉」で説明してくれるか?


一つ、アドバイザーが帰った後に「感動」が残っているか?




まず、本氣で聴いてこないアドバイザーは、【自分の型】を押し売りしてくる。



「よくわからない言葉」で説明してくるアドバイザーは、『難しい問題だから、後は任せて‥』っと問題解決サービスを押し売りしてくる。

特に《不安と脅威》を煽って(あおって)から、『だから私に任せなさい。』っというタイプは、間違いなく押し売りしてくる。



本当に役に立つアドバイザーは、帰った後に「感動」という余韻(よいん)が残る。

押し売りアドバイザーは、帰った後に《疑問と不安》という余韻が残る。

どうでもいいアドバイザーは、帰った後に何も残らない。





コンサルタントもセールスマンもだいたい同じ。





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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今夜は特定の業界、税理士事務所様・会計事務所様向けにアレンジしてみました。


最近は顧問先である中小企業のために、「しっかりと経営支援をしていこう!」っと考えていらっしゃる税理士事務所・会計事務所が増えて来ました。


TKCで言うところの「継続MAS」や、あんしん経営をサポートする会やNN構想の会で言うところの「MAS監査」は、中小企業経営支援の代表的なサービスです。




あれあれ?

会計業界以外の方々には通じていないようですねぇ〜、「MAS」って言葉。


「MAS」⇒マスとは、

Management
Advisery
Service

マネジメント
アドバイザリー
サービス

の略で、簡単にザックリ言うと、経営のアドバイスをするサービスです。


ポイントを押さえて言うと、経営者の意思決定をサポートするサービスです。


細かいチャンク(塊)にかみ砕いて言うと、人事マネジメントやリスクマネジメントや肯定管理マネジメントやファイナンスマネジメントや営業マネジメントや……etc.様々なマネジメントに対するアドバイスが挙げられます。


税理士事務所・会計事務所が提供するMASは、

経営上の潜在的問題点の抽出

顕在化した問題点の課題化

課題に対する取り組みのスケジュール化

スケジュールに対する予実管理(予算と実績、予定と実績の対比)

課題に取り組む際のボトルネック(=潜在的問題点)の抽出

顕在化した問題点の課題化

課題に対する取り組みのスケジュール化

スケジュールに対する予実管理(予算と実績、予定と実績の対比)

課題に取り組む際のボトルネック(=潜在的問題点)の抽出

という一連のサイクルを回しながら、改善活動を《自社の力で》継続的に行っていくための、意思決定のサポートサービスです。

(一連のサイクルは、PDCAサイクルやPDSサイクル、RPDCIサイクルと呼ばれています)




しかし、いざMAS監査を始めてみると、一年も経たないうちに顧問先企業の経営者から、「もう、いいよ」っとMAS監査を断られてしまう事務所が、結構多いようです。


本来であれば、細かいチャンクのMASまで総て含めれば、とっても大きなビジネスチャンスなのですが、はじめの一歩でつまづいてしまっているようです。



そこで今夜は、そんな中小企業のために本氣になって頑張ろうと努力していらっしゃる税理士事務所様・会計事務所様に、【MAS監査を加速させるシンプルな考え方】をお届けします。



目的=夢!理念!
(何のために?)

戦略=意思決定!
(やる?やらない?)

目標=計画!
(いつまで?どれだけ?)

戦術=スキル!ノウハウ!たくさんあればウハウハ!
(どんな方法?)



この四つを意識していただくだけで、MAS監査は加速しちゃいますよ。


それぞれの重要性やもう少し詳しい説明につきましては、下記をご覧くださいませ。


RPDCIサイクル〜理由と目的・其の伍〜

チャンクアップと『目的の完全一致による統合』



是非、どうぞ。




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JUDGMENT DAY



今日、新しい事が始まりました。



“目的”に対して本氣で『心・氣持ち・情熱』を注ぎ込める仲間って、素晴らしいですね。



まずは、“はじめの一歩”から頑張ります。






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こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。


なんだか夏にもなっていないのにスコールのような夕立や雷とは、なんとも季節感が無くなってしまいますよねぇ。


季節感が無くなると言えば、デパートや超大手スーパーでは、早くも夏物クリアランスセールだそうですねぇ。


ところであなたは、夏服を春に買いますか?


旬の野菜や旬の魚を先取りして食べると“美味しい”と思いますか?


もっと単純に、《安ければお得!》だと思いますか?



確かに生活必需品や日用品は《ある程度の品質と安全》が保たれていれば、《安ければお得!》でしょう。


でも、小売業界全体がディスカウンターになってしまうと、市場は萎縮してしまいます。



そこで今夜はアキバが考える景気回復策〜小売業編〜をお送りします。





【商店・小規模店舗】

地域密着。地元のお客様とのコミュニケーションを一番大切にしましょう。
“旬”のあるモノを扱うお店であれば、なんで“旬”なのかをお客様に教えてあげましょう。
ご自身が持っていらっしゃる《取り扱い商品へのこだわりや情熱》をもっともっと全面に押し出しましょう。
それらを通じて、お客様に喜ばれ続ける事を“目的”として仕事をしましょう。



【スーパー】

お客様の“Just in time”を叶えてあげましょう。

日本には四季があり、日本人の気持ちや感情は季節感に敏感です。

夏には夏のイベントが盛り上がりますし、冬には冬の、春には春の、秋には秋のイベントが盛り上がります。

スーパーに求めたいものは、お客様の季節感に“Just in time”で商品を提供する事です。

その時、その時に必要なものが“Just in time”で、手頃な値段で手に入るから便利なのです。

なんでもかんでもPB(プライベートブランド)でパクって、《こっちの方が安いよ!》って言われても、PB商品ばかりがフェイス(棚)を占領してしまうと、本当に欲しい本物が売り場から消えてしまう事すらありますからねぇ。
《安さで戦う》事を思い切って捨ててみましょう。

特にスーパーの衣料品売り場には、季節の先取りは期待していません。“Just in time”でその季節の商品が手頃に手に入る事こそが大切でしょう。



【デパート・百貨店】

コンサルタント機能、コンシェルジュ機能をもっともっと強化しましょう。

デパートや百貨店に求めるものは“人生観”まで含めたライフスタイルそのものです。

それが、それぞれの百貨店が持つ理念から生み出されるコンセプトとなって、お客様に“提案”されます。

総ての売場を一気通貫するコンセプトを改めて意識して、“人生観”を含めたライフスタイルそのもののコンシェルジュ、コンサルタントになりましょう。

勿論、売価にはコンサルティング・フィーを含んだ価格を設定し、自信と責任を持ってご提供しましょう。



【ディスカウント店】

商品知識が抜群のバッタ屋さんを見つけましょう。

クォリティの高い型落ち品を常に狙い続けましょう。

《非常に安い上に、こんなにクォリティが高い》という事がお客様に本当に伝わるPOPを活用しましょう。

低価格以外の“サプライズ”を一緒に提供しましょう。



【専門店】

ジャパネットたかた様のように、完全にお客様の視点で総ての商品説明が出来るようにしましょう。

取り扱い商品の専門コンサルタントになりましょう。

専門用語をいろんな年齢層のお客様に通じる言葉に変換して話してみましょう。





そこで一句

************************************************************************************************************



こだわりを

お金基準で

持たなけりゃ

見えてくるのは

本来の価値




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お後がよろしいようで。。。。






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まずは一句




梅雨なのに

スコールそして

神も鳴り

異常気象を

警告された



(※雷は昔、神鳴りとも呼ばれていました)






ご機嫌いかがですか?

こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。



それでは、昨日に引き続き、


“仮説”と“検証”=肯定

“決めつけ”=否定


について、考えてみましょう。


実はとっても簡単な事なのですが、投機リスクや投資リスク、ビジネスリスクには、プラスのリスクとマイナスのリスクが混在してますよねぇ。


・ある事をするとプラスになるかも知れない。

・ある事をするとマイナスになるかも知れない。


「ある事」とは実際にはたくさんありますので、仮にA、B、Cとすると、


・Aをして、Bをしないで、Cをするとプラスになるかも知れない。

・Aをして、Bをしないで、Cをしないとプラスになるかも知れない。

・Aをして、Bをして、Cをしないとプラスになるかも知れない。

・Aをして、Bをして、Cをするとプラスになるかも知れない。

・Aをしないで、Bをして、Cをするとプラスになるかも知れない。

etc.......



“仮説”と“検証”を間違いなく行うためには、総ての組み合わせを肯定して、その中からボラティリティ=ブレ幅の大きいところをピックアップして、最大リスク(プラス・マイナス)を計算する必要があります。




ところが、選択肢であるA、B、Cがよく観えていなかったり、総ての組み合わせを観るのが面倒であったり、A、B、Cの中に苦手とか嫌いなやり方があったりすると、“決めつけ”が発生します。


また、固定観念や既成概念が強く働くと、

「AとBとCであれば、Aをやるのが最も効果的だ!」

っという二分法的な選択に至る事も多く見受けられます。


ましてや実際には、選択肢がA、B、Cの三つしかない何て言う事はなく、細かく観れば膨大な数の選択肢がある筈です。



っとなると、やはり

1.選択肢がよく観えていないか?

2.総ての組み合わせを観るのが面倒なのか?

3.選択肢の中に苦手とか嫌いなやり方があるのか?

4.二分法的な選択に陥っているか?


のいずれかの理由によって、“決めつけ”が発生するといえるでしょう。



この理由のうち、2.は「面倒」な事から、3.は「嫌い」な事から能動的に他の選択肢を【否定】しています。

4.については、二分法的な選択が固定観念として作動してしまう事から、ある意味では無意識的・受動的に他の選択肢を【否定】していると言えます。


問題は1.のケースです。


総ての選択肢がよく観えていない状態は、言い換えると「わからない」状態です。


「わからない」と来れば、《アキバの動物からカリマス(借ります)理論》です。


わからないモノゴト

不安

脅威

逃避

攻撃



「どうしたら良いか?」という問題に対して、選択肢のアイデア出しが不十分な状態が続くと、“不安”が増大して無意識に“脅威”となります。

そうなると、数少ない選択肢の中からでも何かを選んでしまう事により、“逃避”をしてしまうのです。


例えば、現状打破をするためには何らかの革新が必要だとわかっていても、ついつい自分達の慣れたやり方を選択してしまうのは、「どうしたら良いか?」という問題に対する選択肢のアイデア出しが不十分だからです。

仮にアイデア出しが十分に行われたとしても、新しい事にチャレンジするには「どんな結果になるか“わからない”」という問題が追て回りますから、そこにも、ついつい自分達の慣れたやり方を選択してしまう原因が隠れているといえます。



また「他人の考えている事が“わからない”」という時にも“決めつけ”は、同じように発生します。


わからないモノゴト

不安

脅威

逃避

攻撃


相手に確認もせず、自分の中の“不安”が増大して無意識に“脅威”となり、「自分が思いつく何らかの理由」を当てはめてしまう事により、“逃避”をしてしまうのです。

それがエスカレートすると、「あいつはこんな風に考えている筈だ!」っという“決めつけ”から、相手を口撃(攻撃)するようになってしまう人もいらっしゃいます。



そんな無意識な“決めつけ”を発生させないためには、本当の事を知るためのR=リサーチ・現状分析と、やれる事を総て出し切ってみる〈戦術会議〉、それらを上手くやるためのコミュニケーションが大切ですね。



まごころ溢れるまぁるい心と熱い情熱は、コミュニケーションを活性化させ、柔軟な脳の素にもなります。



みなさまも是非、まごころと情熱を大切にしてみてくださいね。



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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


計画を立てる際にプラスとマイナスのリスクを想定するには、いくつかの“仮説”をもって考える事が必要ですよねぇ。




でも、

《“仮説”だと思いながら“決めつけ”をしちゃってる人 》

結構いらっしゃいます。




“仮説”と“検証”は、総て肯定の上に成り立ちます。

“決めつけ”は、総て否定の上に成り立ちます。



氣になった方は、どうして【肯定・否定】と“仮説”と“決めつけ”が関係あるのか、ちょいと考えてみてくださいね。


詳しくは、また明日。

ごきげんよう。



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“R”の無いコンサルタントやアドバイザーには、くれぐれもお気をつけくださいね。


“R”とは亮爾の“R”!じゃなくて、リサーチの“R”ですよ!


ご参考〜RPDCIサイクルについて〜


現状がどうなのか、詳しく観も聴きもしないでプランを持ち掛けてくる人は、“自分の型”を少しだけアレンジして、それらしく型にはめてくるだけです。


まぁ、中には仙人さまのような素晴らしい方で、「わかりますよぉ〜、うん、わかる。」なんて人もいらっしゃるでしょうけれど、今の時代、くれぐれもお気をつけくださいね。


「高額なコンサルフィーを払ったのに、終わってみたら大したこと無かった!
(;`皿´)」

とおっしゃる方に、いろいろとお伺いしてみると、だいたい“R”が欠落しています。



“R”=Research・現状分析



観も聴きもしないのに、、問題点も答えも見える人は仙人くらいですからねぇ。




(※クチと雰囲気づくりだけはとっても上手い人が多くなってきたので、ご注意ください※)







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あったかいご飯が主食だった日本には、山から下りてくる「水」とそこにある「土」を共に利用する文化がありました。


自然の力によって水が運ばれるからこそ、そこに住む人々は暮らすことができる。


日本人は、二千年以上も昔から、豊かな自然の恵みである「水」と「土」を村のみんなで共同利用して、「水田」を作り、「水田」に集まる様々な生き物と共に米づくりを実践してきました。

現代ではLOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability・健康も環境も持続可能な社会生活を心掛ける生活スタイル)として位置づけられる『衣』『食』『住』『遊』『学』『働』も、かつての日本では米づくりを通じた自然と人との「共生」として実践されていたのですね。



それが、戦後の高度成長期を経て『働』を中心としたライフスタイルが一般化して、いつしか個人的な『衣』『食』『住』『遊』=すなわち個人の生活を豊かにするための『働』となり、「共生」から「競争」の時代に変化していきました。

個人の生活を豊かにする事を目的とした『働』は、『衣』『食』『住』『遊』とは分離され、生活と仕事を切り離して考える人がだんだんと増えてきました。

それでも勤勉だった日本人は、一生懸命がんばって競争に勝てば、「経済的な豊かさ」を実現できる社会を創りあげました。


生活と仕事が切り離されてしまうと、「私たちは、犠牲を払うことなくしては、何の進歩も成功も望めません。」というジェームズ・アレン様の「原因と結果の法則」に陥ります。

一生懸命がんばって競争に勝ち、個人の生活を豊かにするための「経済的な豊かさ」を手にすることができたとしても、それは「自己犠牲」の上に成り立っているという矛盾にぶつかります。

《豊かな生活のために自らの生活を犠牲にする》といった矛盾が、現代のストレス社会を生みだしてしまったのでしょう。

そんなストレスを回避するために、「和」を重んじていた日本人は次第に「個」へと分離していったのですね。



豊かな『衣』『食』『住』『遊』を実現するための『働』、そして『働』で効率的に稼ぐための『学』。

『遊』、『働』、『学』も、こうして分離していったのでしょう。

昔は『衣』『食』『住』『遊』『学』『働』、人と人、人と自然が一体となって「共生」していたからこそ、現代のようなストレス社会ではなかったのだと思います。



そして今。
リーマンショックからの世界的な金融不安により、過度な資本主義社会が崩壊し、21世紀型の新しい「共生」を改めて創造するための絶好のチャンスが到来しました。


「競争」から「共生」へ。

バラバラになってしまった『働』、『学』、『遊』を再び結びつけることで『衣』『食』『住』『遊』『学』『働』、人と人、人と自然が一体となった「共生」を目指し、『お金基準の価値観』による「経済的な豊かさ」だけではなく、「人脈の豊かさ」や「心の豊かさ」、「自然環境の豊かさ」や「感受性の豊かさ」など、様々なホンモノの豊かさを再び取り戻す絶好のチャンスです。



さぁ、ホンモノの豊かさを探しに参りましょう。



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街中で、誰かとすれ違いざまに「うぅ゛、何だか松茸みたいな臭いがするぅ〜。」って思った事はありませんか?



こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。



今夜は、《四次元的傾聴》に必要なフレームワーク(枠組)について考えてみましょう。



《四次元的傾聴力》を活かすためには、次の要素が必要です。

・『経営理念』という意思決定の基準

・チャンクの大小、難易度、重要度、優先順位を整理するフレーム(枠)

・浮かび上がった問題点を解決するための時間的な優先順位を整理するフレーム(枠)



これらの要素により、

1.傾聴した言葉を『経営理念』に照らし合わせて、チャンクの大小、難易度、重要度、優先順位に氣をつけながら整理する。

2.整理した言葉から関連性を見つけ出し、潜在的問題点に「アドバイザー」自らが氣づく。

3.氣づいた問題点を時間的な優先順位のフレームに落とし込む。

4.時間的な優先順位で整理された問題点を踏まえて、傾聴した言葉の中からポイントになるものをピックアップして、聴いたままの言葉で返す。

5.経営者が問題点に氣づかなければ、ピックアップした言葉の関連性を説明する。

6.問題点に氣づいていただけたら、解決策について検討する。

等々が出来るようになります。


フレームのイメージは、ホームセンター等で売られているカラーボックスが良いでしょう。


経営者(相談者)からの言葉をチャンクの大小、難易度、重要度、優先順位によって整理するフレームは、カラーボックスを壁に立てかけたイメージです。

チャンクの大きいものは上の棚に、チャンクの小さいものは下の棚に、重要なものは右の棚に、重要でないものは左の棚に、というように整理していきます。

特にチャンクの大きいものは上の棚に、チャンクの小さいものは下の棚に整理する事を心掛ければ、潜在的問題点に氣づきやすくなるでしょう。



次に、浮かび上がった問題点を解決するための時間的な優先順位を整理するフレームですが、こちらは床に寝かしたカラーボックスをイメージしてください。

早く解決する事が出来る問題を左手前の棚に、早く解決する必要がある問題を右手前の棚に、時間をかければ解決する事が出来る問題を左奥の棚に、時間はかかるけれども解決する必要がある問題を右奥の棚に落としていく感じです。

問題を落とし終わったら、少し離れてフレーム全体を見渡します。

問題がたくさん詰まっているところがアドバイスのポイントです。


特に「解決する必要がある」問題が多いところにスポットを当てましょう。



あとは、中長期的に取り組む課題なのか、短期的に取り組む課題なのかによって、それぞれ改善計画を策定し、RPDCIサイクルを回していけば良いでしょう。




フレームワーク〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力・其の伍〜


今宵はこれまで。

ごきげんよう。




5

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四次元的傾聴力を養おう〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力・其の四〜



昨晩は《四次元的傾聴》をする際に、チャンクの大小や難易度を計ったり、重要度と優先順位を決めるために必要な、“基準”についてお伝えしました。



会社経営における最大目的であり、意思決定の基準となるものが『経営理念』です。


『経営理念』を基準として、チャンクの大小や難易度、重要度、優先順位を整理しながら、お客様がお話しいただけない情報を出来る限り少なくするために、あえてお客様が思い付いた事から出来る限りたくさんお話しいただく事が《四次元的傾聴》です。



まぁ、簡単に言っちゃえば、まとまりのないバラバラの言葉を整理して、問題点を発見して、並べ替えるだけなんですけどねぇ。



判断基準とチャンクの大小、難易度、重要度、優先順位を整理するフレーム(枠)を持っていないと、なかなか上手く整理する事が出来ないようです。




また小さいチャンク(塊)では相反する意見や問題でも、大きなチャンクにチャンクアップしてみれば同じ方向性を持っている場合があります。

このような場合には、小さいチャンクの相反する意見や問題に優先順位をつけてあげる事によって、お客様にも同じ方向性である事に氣づいていただくようにしましょう。


例えばこんな感じです。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

〔ES(社員満足度)追求〕と〔利潤追求〕と〔CS(顧客満足度)追求〕という3つの目的があり、社内で意見が分かれていたとします。

それぞれの派閥が出来てしまって、組織力が発揮出来ない状況です。


組織をまとめて、組織力を活かし、力強い経営をしていくために、何か良い改善策はありませんか?


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

確かに〔ES(社員満足度)追求〕と〔利潤追求〕と〔CS(顧客満足度)追求〕は、どれも大切な事ですね。


どれが正しく、どれが間違っているというものではないのですが、「三択問題」的な固定観念から、《勝手にひとつしか選べない》という“決めつけ”が起きてしまいます。


そして、それぞれ自分の主張を“押し付け”あってしまう事で、大切な三つの目的が分離して反発しあってしまうのです。


実は“決めつけ”と“押し付け”を取り払い、クリエイティブ、もしくは「欲張り」に選択しようとすると、大切な三つの目的を総て同時に成立させる事が可能になります。



商売を通じて最初に『お金』をくれるのは、お客様です。

ですから『お金』、つまり〔利潤追求〕を成立させるためには〔CS(顧客満足度)追求〕が不可欠であると言えます。

同様に儲かってもいない会社に〔ES(社員満足度)追求〕をしている余裕はありませんから、〔ES(社員満足度)追求〕を成立させるためには〔利潤追求〕が不可欠であると言えます。

逆に言うと、優先順位とその裏付けに氣づいてしまえば、総てを同時に成立させられる事にも氣づくのです。


よって、優先順位が

〔CS(顧客満足度)追求〕

〔利潤追求〕

〔ES(社員満足度)追求〕

である事を、経営者自身が社員やメンバーに対して、『経営理念』を通じて「熱く語る=情熱を込めて話す」事によって、問題は解決に向かうでしょう。


まぁ、使える『経営理念』が無ければ、すぐには出来ませんけどねぇ。


それから、経営者自身が『経営理念』を通じて“情熱を込めて話す”事も重要です。

アドバイザーからではなく、経営者自身の言葉で、経営者自身が“情熱を込めて話す”事により、組織の求心力は生まれます。





『経営理念』という意思決定の基準

チャンクの大小、難易度、重要度、優先順位を整理するフレーム(枠)

浮かび上がった問題点を解決するための時間的な優先順位を整理するフレーム(枠)


四次元的傾聴力を養おう〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力・其の四〜


つづきは、また明日。

ごきげんよう。






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電車で隣に座ってきた人に
「お口が臭いので、息を吐かないでくだちゃい。」
って、携帯の赤外線通信で送りたくなった事、ありませんか?




こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。





今夜は先週に引き続き「アドバイザーに必要な四次元的傾聴力シリーズ〜其の参〜」をお送りいたします。



《四次元的傾聴力》とは、モノゴトや論点の大小を表す“チャンク”(=塊)と時間軸を踏まえてヒアリングをする力です。


チャンクの大小や難易度を計るためには、基準となるものが必要です。


また、重要度と優先順位を決めるにも、基準となるものが必要です。



さて、それらの基準となるものも知らないで、何かの数字だけでアドバイザーをしようとしている人って、結構いらっしゃいますよねぇ?



よ〜く考えたら、一般論でしかない数字を基準にして、一般的な事からブレている事を指摘していらっしゃる方。



そんなアドバイスの先にあるものは何でしょう?


おそらく、一般的な=同じような人もしくは会社でしょう。




自立型相互支援社会【ひとり一人、一社一社が自立した上で、お互いに自分らしさを遺憾無く発揮して支援しあう事により、共生(共存共栄)を果たす事が出来る理想的な社会】の創造を目指すには、《自分らしさ》を基準とする必要があります。



そこからブレてしまう事により、一般的=同じような人もしくは会社へとだんだん近づいていき、最終的には総ての活動において競合と戦い続けなければならなくなってしまいます。



その《自分らしさ》をまとめて、アピールしたり、意思決定の基準にしたり、組織をまとめる『意』『志』のよりどころにしたり、外部の方々が『共感・共鳴』してスポンサーになっていただいたり、より大きな枠組みでの共生を促すために“使えるもの”が、『経営理念』です。


四次元的傾聴に必要なもの〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力・其の参〜


それでは《四次元的傾聴力を養おう〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力・其の四〜》をお送りする日まで、ごきげんよろしゅうに。




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「察する力って、どうしたら養えるの?」


『それはね、相手のことを本氣で考えたり、思ったり、感じたりしていれば、自然と身につくんだよ。』


「それじゃあ、相手のことを本氣で考えたり、思ったり、感じたりしていなければ、察することは出来ないの?」


『そうだねぇ、マンネリ夫婦がお互いに察する力が弱くなってケンカが増えるように、相手に対する“氣”が、ちゃぁ〜んと“氣”になっていないとダメなんだぁ。』


「えっ?氣って?」


『“氣”とは八方に広がる氣、つまりアンテナが開いた状態だね。反対に“気”は“〆切り”の“〆”が中に入ってるだろぅ。だから、アンテナが閉じた状態が“気”なんだ。』


「へぇ〜。じゃあ、本気だよって言いながら、他のことを考えてたりすると察する力は使えないってことだね!」


『うん?それはどういうことだい?』


「だって、大人はみんな金儲けのために自分がやりたくないことでも無理してガンバって働いてるんでしょ?」


『うん?』


「“本気でガンバります!”って、相手のことじゃなくてお金のことでしょ?」

「だから、相手が持ってるお金だけに集中して“気”を使ってるから、本気って言っても金儲けにだけ本気で、他のことには気を閉じてるんでしょ?」


『はぁ‥‥‥』


「それじゃあ、はじめっからアンテナ閉じちゃってるんだから、察することなんてできないよね!」


『お前、子供だとばっかり思っていたら、凄く察しがいいなぁ〜。ホントに感心したよ。』


「えっ?ようやく改心したの?」


『おぃおぃ、堪忍してくれよぉ。厳しいなぁ。』






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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。




今宵は昨晩お送りいたしました「アドバイザーに必要な四次元的傾聴力〜其の壱〜」を簡単な言葉に置き換えたものをお送りいたします。




《四次元的傾聴力》とは、大きな問題か?小さな問題か?急いだ方が良いことか?じっくり考えた方が良いことか?を聴き取りながら整理する力です。



相談者は、いろんな不安をきちんと整理して話すことなんてほとんどありません。

むしろ、思いついたことを次から次へと話すのが当たり前なくらいです。


特に今まで気がついていなかった問題に、いくつか気づいてくると、気づいた問題が増えれば増えるほど不安になりますから、目先の問題から手っ取り早く片付けたくなります。

ご参照:アキバの動物からカリマス(借ります)理論・2nd



アドバイザーが相談者と一緒になって不安になったり、相談者の抱える問題を代わりに解決してしまうのではなく、相談者が将来、同じような問題にぶつかった時にも、自分自身の力で問題を解決することが出来るようなアドバイスをすることを心掛けましょう。

そのためには、相談者が「何を目指しているのか?」をしっかりと理解した上で、それまでの考え方や発言や行動の中から、根本的な問題点に“氣づいていただく”ことが大切です。



たとえば、儲からなくなってきたからといって、すぐに社員のクビを切ってしまうと、社員からは安心して働くことも出来ない会社だと思われたり、仲間のクビを切られた逆恨みが発生したりします。


ただでさえ社員のモチベーションもボーナスも落ちてきている時に、安易に首斬りリストラをしてしまうと、一生懸命作り上げた組織でも、割と簡単にぶっ壊れちゃいます。



そんな大変な間違いを起こさないためには、出来るだけ細かく「いま、どうなっているのか?」「これまで、どうしてきたのか?」について、しっかり聴いて、理解することが大切です。



実は、相談者に「まとめてわかりやすく話してください。」っとお願いしても、「まとめ切れないから、いいや」っと話してもらえないことが結構多いんです。


相談者が話してくれないことを出来るだけ少なくするためには、あえて相談者が思いついたことから、どんどん話してもらう方がいいんです。


そして、たくさん話してもらったことの中から今まで気がついていなかった問題を見つけて、何から解決すればいいかを考え、相談者が普段使っている言葉で返してあげれば、相談者は「今まで気がついていなかった問題」と「何から解決すればいいか?」に氣がつくんですねぇ。


アドバイザーに必要な四次元的傾聴力〜其の弐〜

それでは、また明日。






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日増しに湿度が上がってきて、じめじめとしたスーツ族には辛い、おっと失礼、スーツ族には辛いじめじめとした梅雨の到来を予感させる今日この頃。

いかがお過ごしですか?


こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。




今宵は「アドバイザーに必要な四次元的傾聴力」と題しまして、「聴いた話の整理の仕方」から潜在的問題点の抽出、問題を課題に変える方法などについて考えてみたいと思います。



あっ、そうそう、最近流行りの洗脳的なアプローチをされるアドバイザーには“不要”もしくは“無用”だと思います。

あくまでも、自立型相互支援的なアプローチを前提としておりますので、お間違えの無いようにお願い申し上げます。




《四次元的傾聴力》とは、モノゴトや論点の大小を表す“チャンク”(=塊)と時間軸を踏まえてヒアリングをする力です。


相談をされるお客様は、理路整然とお話しされる事はほとんどなく、思い付いた事から順次お話しされる事が圧倒的に多くなっています。


特に潜在的問題点のいくつかが顕在化してくると、目の前にある不安=顕在化した問題点から手っ取り早く片付けたくなります。

ご参照:アキバの動物からカリマス(借ります)理論・2nd



アドバイザーが『共依存』的にお客様の感情に流されず、自立解決に向けた的確なアドバイスをするためには、相談をされるお客様の最大目的(=何のため?)に照らし合わせて、根本的な問題点に“氣づいていただく”事が大切です。



例えば、目先のコストカットのために安易に人員削減をしてしまうと、組織全体が崩れ始める事があるように、根本的な問題点に氣づく前に、目先の顕在化した問題点に対して改善行動に移ってしまうと、目先の問題解決にはなっても中長期的には大きな悪影響を及ぼす事もあります。


そんな悪影響を避けるためには、出来る限り詳細な現状分析が必要です。



相談されるお客様に「まとめてわかりやすくお話しください。」っと切り出してしまうと、まとめ切れずにお話しいただけない事が多く発生してしまいます。


お客様がお話しいただけない情報を出来る限り少なくするためには、あえて思い付いた事から出来る限りたくさんお話しいただく事が重要になってくるのです。


そして、たくさんお話しいただいた情報の中から潜在的問題点を見つけ出し、解決のための優先順位を踏まえた上で、相談されるお客様の言葉で返してさしあげる事によって、お客様は潜在的問題点と優先順位に氣づく事が出来るのです。



アドバイザーに必要な四次元的傾聴力〜其の壱〜

今晩はここまで





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こんばんは、経営理念コンサルタントの秋葉です。


昨日お伝えいたしました「あなたはこんな感じだと思いますが、どうですか?」を、先ずはもう一度お送りいたします。


**********************************************************************************


あなたは、他人には評価し尊敬してもらいたいけれど、自分では自分に対して手厳しいですよね?


性格的には、いくらか弱い面があるけれど、ほとんどの場合、それをカバー出来ますよね?


力量はあるのに、思うように使えない事が結構ありますよね?

見たところ、しっかりはしていますが、実際は些細な事で悩んだり、ちょっと優柔不断な時もありませんか?


自分が間違っているのではないかと思って、少し怖くなったり、ためらったりする時がありますよねぇ?


日々を暮らしていくだけなら決断力が少しくらい足りなくても大丈夫だけど、変化のある生活は割と好きで、束縛や制限が多いとげんなりしますよねぇ?


自主的な考えの持ち主である事を誇りに思い、他人の意見に十分な根拠が無いとイライラしますし、外向的・社交的で人当たりが良さそうですが、控えめで大人しく、少々冷たい感じの時もありますね?


かつてのあなたは、自分自身を総て他人にさらけ出すのは得策ではないと実感した事があったはずですよねぇ?


あなたの願望の中のいくつかは、ちょいと非現実的かも知れませんよねぇ?


**********************************************************************************




どうですか?


思ったよりも当たっているなぁ〜っと、思いませんか?




実は、こんな質問をしながらチャンクも上手〜く使って、お客様に取り込むコンサルタントが増えているのです。

脳のトラップを使って、行動心理学を上手く使うのは、占い師の得意分野なのですが、そんな輩(やから)が増えて来ています。



そこで!

この本です!!




世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
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脳には、自分が思いもしないトラップが潜んでいます。


そんな人の行動心理を『脳』科学から紹介してくださっているのが、



世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
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です。



梅雨の夜長に、是非どうぞ!




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あなたは、他人には評価し尊敬してもらいたいけれど、自分では自分に対して手厳しいですよね?


性格的には、いくらか弱い面があるけれど、ほとんどの場合、それをカバー出来ますよね?


力量はあるのに、思うように使えない事が結構ありますよね?

見たところ、しっかりはしていますが、実際は些細な事で悩んだり、ちょっと優柔不断な時もありませんか?


自分が間違っているのではないかと思って、少し怖くなったり、ためらったりする時がありますよねぇ?


日々を暮らしていくだけなら決断力が少しくらい足りなくても大丈夫だけど、変化のある生活は割と好きで、束縛や制限が多いとげんなりしますよねぇ?


自主的な考えの持ち主である事を誇りに思い、他人の意見に十分な根拠が無いとイライラしますし、外向的・社交的で人当たりが良さそうですが、控えめで大人しく、少々冷たい感じの時もありますね?


かつてのあなたは、自分自身を総て他人にさらけ出すのは得策ではないと実感した事があったはずですよねぇ?


あなたの願望の中のいくつかは、ちょいと非現実的かも知れませんよねぇ?






どうですか?


思ったよりも当たっているなぁ〜っと感じた方は、明日の本の紹介をご覧くださいませ。


とってもためになる一冊の本をご紹介させていただきます。





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