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2011年01月

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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


突然ですが、あなたの周りにこんな方はいらっしゃいませんか?




・建て前=お客様のために奉仕したい

・本音=楽してガンガン儲けたい



・偽善=常に貢献的なマインドを持ち、お客様に喜んで頂くための努力を惜しまずに日々考動する

・本心=とは言っても、自分が安心して生活する事が出来ていなければ、他人に貢献する気持ちなんかになれない



・経営理念=私たちは、お客様にまごころを込めて〇〇〇を提供し続ける事により、〇〇〇な社会の発展に貢献します

・裏側=もっと効率的に、良い意味で手を抜くっていうか、ちゃんとお金をもらえる客を囲い込んで、儲かる客を育てなきゃダメだ




儲からない時代になりますと、どうしても《 経営理念 》にすがってみるといった風潮が出てくるものです。

本当は効率的に上手く儲ける事ばかりを考えているにも関わらず、表向きは「お客様のために‥‥」とか「社会貢献云々‥‥」というものをアピールする事によって、

〈 儲ける道具としての経営理念 〉

を使うようになるんですねぇ。



個人理念と経営理念 ~ Vol.2 ~の回にもお伝え致しました通り、そもそも個人理念として持ち得ない《 想い・イメージ・ヴィジョン 》が、経営理念として湧き出てくる筈がありません。



そこで、

「どうしたら、多くの人から素晴らしい企業と認識してもらえるか?」

っという観点から、

〈 儲ける道具としての経営理念 〉

が作られるんですねぇ。





「 自社を素晴らしい企業だと認めてもらいたいが故の理念 」

「 自分を素晴らしい人だと認めてもらいたいが故の理念 」


“感謝”や“ありがとう”を同様のテクニックとして利用するケースも目にするようになりましたが、そんな《 建前社会 》は嫌なものですね。




せめて、素晴らしい理念をつぶやき続ける事によって、

「 心からそう想う 」

っという状態になって頂きたいものですね。





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ビジネスブログ100選

こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


「デフレだ、デフレだ。」とおっしゃる方々がまだいらっしゃいますが、この先を診ますとデフレ傾向が続くのは中小零細企業(勿論、一部の優秀な会社は別ですが‥)売上とお給料ばかり‥‥‥

高価なモノでも努力して手に入れようとしなくなった消費者が増えた事と、安くてもそこそこの商品が増えた事から、デフレ傾向が続いていると言われていますが、野菜も魚も珈琲豆も小麦粉もガソリンも食用油もお弁当容器も、既に値上がりのトレンドに乗ってきています。


「売上が下がって、給料が下がって、物価が上がったんじゃあ、踏んだり蹴ったりじゃないかっ!」

っと、ご立腹のあなた。


怒りは猛毒ですよ。

冷静に、高く売れる方法を考えてみましょう。



あなたは、コンサルタントや税理士の先生等から

「もっと付加価値を高めるための戦略を考えましょう。」

なぁ〜んて言われた事がありませんか?


会計上の付加価値は、


[日銀方式]: 付加価値=経常利益+人件費+金融費用+租税公課+減価償却費

[経産省方式]: 粗付加価値=実質金融費用+当期純利益+人件費+租税公課+減価償却費

[中小企業庁方式]: 加工高(粗付加価値)=生産高−外部購入価額

[財務省方式]: 付加価値=役員報酬+従業員給料手当+福利費+動産・不動産賃借料+支払利息割引料+営業利益+租税公課


っと表される通り、お金基準の考え方です。

お金基準で考えますので、

《安いモノを高く売る》

事で、高い評価を得る事が出来ます。


そこにリスクマネジメントの観点をプラス致しますと、

《悪いモノは売らない》

という要素が加わります。


勿論、お客様に喜んで頂きたいと心から思っている人にとっては、


《安いモノを高く売る》
《悪いモノは売らない》
という2つの要素を一元化して考える事が出来るでしょう。



ですが、自分基準で物事を考え、若干、共依存の傾向がある方から観れば、

《安いモノを高く売る》
という事は、相手を騙すような感覚を持たれるかも知れません。


お客様に喜んで頂きたいと心から思っていらっしゃらない方から観れば、
《安いモノを高く売る》
のは利益向上のためには当然だと思っても、

《悪いモノは売らない》
という事を信念ではなく指示・命令として捉えなければなりません。


ですから、世の中には値下げ競争から抜け出せなくなってしまったり、虚偽・偽装によって利益を得ようとしてしまう会社やお店が後を絶たないのですねぇ。



さてさて。

それでは、高く売る方法を考えてみましょう。

少しでも高く売るためには、先ほどの2つの要素をプラスに変換する必要があります。

《悪いモノは売らない》↓
【良いモノを売る】


《安いモノを高く売る》↓
【付加価値を高めて売る】


あれれ?

また出てきましたねぇ、

【付加価値】



『お金基準の価値観』では、金額の尺度が優先されますから、原価と売価の差が大きいモノほど【付加価値】が高い事になります。


『本来の価値観』では、『存在価値』+『付加価値』が『本来の価値』となりますので、機能や色、質感、形、音色、味といった〈そのモノに付随する付加価値〉や、提供する人のサービスや気配り、心遣い、シチュエーション等の演出といった〈モノに付随しない付加価値〉が【付加価値】として評価されます。


勿論、儲け続ける事が出来るビジネスの場合には、裏を返せば同じ事なのですが、

『お金基準の価値観』では、結果として〈そのモノに付随する付加価値〉や〈モノに付随しない付加価値〉が見えてくるのに対し、

『本来の価値観』では、結果として儲けが見えて来ます。



結果として〈そのモノに付随する付加価値〉や〈モノに付随しない付加価値〉が見えてくるという事は、儲かっても儲からなくても、検証をしてからでなければ理由がわからないという事です。


結果として儲けが見えてくるという事は、儲かると想定した【付加価値】が、実際にお客様から評価されたのか?否か?が、「入って来たお金を見ればわかる」という事です。



ただし、この

《 儲かると想定した【付加価値】 》

を市場に送り出す際には、

《 値付け 》

が必要になりますよね。

必要かつ重要な《 値付け 》ですが、なかなか目利きの社員やメンバーばかりではないので、簡単ではないでしょう。


そこで本日は、社員やメンバーのみなさんが参加する事が出来て、しかも簡単に《 値付け 》の感覚を養える一つの方法をお披露目しましょう。



まずは、ご用意頂きたいものです。


・葉書の半分程度の大きさのメモ用紙・・・・・一人30枚程度

・サインペン


以上です。



お取扱商品数やサービスの種類が多い会社やお店の場合には、3つ程度の商品やサービスに、先ず絞り込んでみてください。


絞り込んだ商品やサービスを各々メモ用紙に記入して行きましょう。


書き出した商品やサービスに「修飾語」をつけるように、機能や色、質感、形、音色、味といった〈そのモノに付随する付加価値〉や、提供する人のサービスや気配り、心遣い、シチュエーション等の演出といった〈モノに付随しない付加価値〉を付け加えてみてください。



あっ、これは戦術会議と同じですから、適当なところで止めずに、出し切れるだけ書き出してくださいね。



ひと通り書き出しましたら、全く「修飾語」のついていない商品やサービスを1枚ずつ書き出してください。



すべての書き出しが終わりましたら、全く「修飾語」のついていない商品やサービスに《 値付け 》をしましょう。

通常は売価が設定されていらっしゃるでしょうから、考えなくても値段をつけられますよね。



全く「修飾語」のついていない商品やサービスの《 値付け 》が終わりましたら、機能や色、質感、形、音色、味といった〈そのモノに付随する付加価値〉や、提供する人のサービスや気配り、心遣い、シチュエーション等の演出といった〈モノに付随しない付加価値〉を付け加えた商品やサービスに《 値付け 》をして行ってください。



普段は意識をせずに行なっている事や、意識をしていてもお金に換算してみた事が無いような行動が、お客様から観ればどの程度の価値に相当するのか・・・・・



現状のデザインが当たり前だとしても、仮に女性向けのデザインや、子供向け、シニア向け、アーティスティックなデザインを加えた場合には、どの程度の価値に相当するのか・・・・・



そんな事をじっくりと考える時間を持つ事によって、値踏みの感覚が身につき、かつ、ひとつ一つの行動の大切さが身に沁みてわかるようになりますよ。



ぜひ一度、お試しくださいませ。







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今年も御参りして参りました〜平成23年・日光編〜

こんばんは、アキバです。


だいぶ遅いかも知れませんが、昨日、毎年恒例の日光東照宮への初詣に行って参りました。


っという事で、本日はこちらからご覧くださいませ。



広目天様

持国天様

風神様

雷神様

表夜叉様左

表夜叉様右

裏夜叉様左

裏夜叉様右



なんだか曲を流したくなりますよねぇ。



まずは仁王様が門番としてお出迎え



入り口のお出迎えは、仁王様です。


その先にいらっしゃるのが、Winkのような広目天様と持国天様。

広目天様

持国天様

広目天様

持国天様



お次が、風神様と雷神様。


風神様

雷神様



続きまして、表の夜叉様。


表夜叉様左

表夜叉様右



最後に裏夜叉様です。


裏夜叉様左

裏夜叉様右



白い�墓陀羅(けんだら)様の左手がチャーミングでたまりません。


あっ、不謹慎な記事で失礼致しました。



気を取り直しまして、

徳川家光公が眠る大猷院


この広目天様、持国天様、風神様、雷神様、表夜叉様、裏夜叉様がいらっしゃるのは、第三代将軍・徳川家光公が眠る、日光山輪王寺・大猷院(だいゆういん)です。


これまでは拝観する事が出来なかったのですが、家光公360年御遠忌と世界遺産登録10周年を記念して、日光山のほとんどの堂社を造替したといわれる家光公の御尊像を、御開帳されています。
【 平成22年4月21年〜平成23年3月31日まで〜今年の3月末までですよ! 】

徳川家光公「御尊像」 特別公開



徳川家光公の御尊像が眠る御宮殿1



徳川家光公の御尊像が眠る御宮殿2


こちらが徳川家光公の御尊像が眠る御宮殿です。


皇嘉門(徳川家光公のお墓)


こちら、皇嘉門の奥が徳川家光公の御墓所となります。



雪に埋もれてます。


ちょっと雪も残っておりまして、奥には何やら雪に埋もれてしまった建物が・・・・


PPP


大丈夫でしょうか?


電動ポンプ室でした。


あっ、電動ポンプ室でした。


この寒いのにかき氷・・・・


この寒さでも、水がきれいなので天然水かき氷は人気なんですねぇ。


徳川家康公のお墓を守る狛犬(左)

徳川家康公の御墓所の狛犬右


こちらの狛犬さん達がお守りするのは、徳川家康公の御墓所です。
(こちらは東照宮の眠り猫の奥になります)


徳川家康公の御墓所・奥宮御宝塔1


この奥に・・・・


徳川家康公の御墓所・奥宮御宝塔


徳川家康公の御墓所・奥宮御宝塔がございます。



そうそう、知り合いの方に教えて頂いたのですが、日光東照宮、二荒山神社、輪王寺をくるりと回ってお参りしたい方は、先にこのチケットをお買い求めになるとお得ですよ。

二社一寺共通拝観券


(すみません、使う前に写真を撮れば良かったのですが・・・・・)

お得な二社一寺共通拝観券・1,000円



ここまでお付き合い頂きました方に、特別プレゼント。


日光東照宮は“パワースポット”として有名ですが、その東照宮の中でもピンポイントのパワースポットが「陽明門」前の石畳と言われています。

一般的には石畳の端から参3列目くらいがドンピシャのパワースポットと言われているようですが、私は

「もしかすると、ここじゃないのかなぁ・・・・」

っと思っております。


それが、こちら!

パワースポット?


パワースポット?2


パサースポット?3



どうですか?

石の色が違いますよねぇ、一箇所だけ。

一般的に言われているのはもっと後ろなのですが、私は「ここじゃないのかなぁ?」っと思っております。



東武日光駅から日光東照宮・二荒山神社・輪王寺まではバスも出ていますが、歩きでも苦になりません。

歩いて帰れば、こんなお店も見つけられますよ。

NIKKO Beetle Cafe1


NIKKO Beetle Cafe2


聖飢魔Ⅱギャラリー開催中です。
(ただし、定員は4名です)




それでは、本年も貴方様にとりまして、素晴らしい年になりますように。

日光開山の祖 勝道上人(しょうどうしょうにん)の龍





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何をすれば成功するのか?

何をすれば成長するのか?



悩んで

迷って

立ち止まる



大きく息を吸い

大きく息を吐き


大きく息を吸い

大きく息を吐き



何をしたいか考える

何が出来るか考える



方向性だけ定めたら



まず壁まで走る

そして跳ぶ



ひたすら壁にぶつかるまで走る

そして跳ぶ



初めは高い壁にしか見えなくても

いずれ飛び越える事が出来るはず



飛び越えて上の世界に行ったらば

少しだけ下の世界を覗き込み

また壁まで走る

そして跳ぶ



まず壁まで走る

そして跳ぶ




跳べる力さえ付いたなら

いつでもまた

下から跳び上がれる



だから

まず壁まで走る

そして跳ぶ





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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。



今年は本物だけが残る事が出来る年。



年末年始から、儲けるためのテクニックやノウハウを駆使しようとしたネットビジネスが、全国的な問題となっていますねぇ。




twitterで流れている情報を基にご説明させて頂きますと・・・・


1.例えば通常価格3,000円の商品やサービス

2.「定価は9,000円という事にしましょう。」という営業

3.ネット上では15,000円という定価表示にする事も・・・・・

4.「○○件以上のオーダーが入れば、半額の4,500円となります」というネット上での営業

5.「4,500円で売れれば、御社の粗利は1,500円も増えますよ。」というリアル上の営業





まぁ、そんな事がありながら、一番の問題となっている「おせち料理」を出品されていた会社のホームページや、当の「おせち料理」を作っている風景としてネット上に流されている画像を拝見致しますと、とっても和気あいあいな写真の数々がアップされています。




そこで問題です。



ES(社員満足度)の優先順位を、CS(顧客満足度)よりも上とした場合、
次の3つのリスクマネジメントはどのように考えれば良いでしょうか?


・お客様の意見と従業員の意見が対立した時に、どちらの意見を優先しますか?

・「お客様のために難しい問題でも果敢にチャレンジする」という事と、「従業員が楽しく仕事をする」という事の、どちらを優先しますか?

・「客を囲い込む戦略」と「お客様に選ばれる戦略」のどちらが儲かり続ける事が出来ると思いますか?




ES(社員満足度)を最優先するという事は、当然、従業員の意見を優先します。

厳しくてもお客様のために難しい問題にチャレンジするというよりは、従業員の大多数が「楽しい」と感じられる事を優先します。

お客様に選んで頂くための努力はCS(顧客満足度)を優先する事になりますから、当然、自分達のやりやすい方法、やりたい方法で「囲い込み戦略」を展開するでしょう。





その場合のリスクとは、

・お客様の意見よりも従業員の意見を優先するために、偽装や偽造、虚偽といった不正行為に気づかない恐れがある。

・お客様の意見よりも従業員の意見を優先するために、成長ポイントに気づかず現状に満足してしまう。

・辛くても努力して伸ばさなければならない状況において、最も出来の悪い社員を基準として、楽しく仕事が出来る環境を作る努力をしてしまう。

・価値でお客様に選んで頂くよりも、仕組みやテクニックで囲い込もうとする。




このようなリスクが考えられます。




成功している多くES(社員満足度)を最優先していらっしゃる会社の場合には、経営者の方が社内のベクトルをCS(顧客満足度)に振り替えるための策を講じていらっしゃいますので、社員の方々はのびのびと働く事が出来ています。


ですが、社員がやりたいと思うものの中からCS(顧客満足度)に繋がるものだけをチョイスして自然に実行する事が出来るのは、トップがそこに導いている事実があるからこそです。


お客様よりも自らの利益を優先しているトップの下、自らの利益を優先する社員が集まった組織であれば、当然、前述のリスクをリスクとは思わないでしょう。




ES(社員満足度)を最優先とする場合には、くれぐれもご注意くださいませ。







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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。



今年は本物だけが残る事が出来る年。



年末年始から、儲けるためのテクニックやノウハウを駆使しようとしたネットビジネスが、全国的な問題となっていますねぇ。




twitterで流れている情報を基にご説明させて頂きますと・・・・


1.例えば通常価格3,000円の商品やサービス

2.「定価は9,000円という事にしましょう。」という営業

3.ネット上では15,000円という定価表示にする事も・・・・・

4.「○○件以上のオーダーが入れば、半額の4,500円となります」というネット上での営業

5.「4,500円で売れれば、御社の粗利は1,500円も増えますよ。」というリアル上の営業





まぁ、そんな事がありながら、一番の問題となっている「おせち料理」を出品されていた会社のホームページや、当の「おせち料理」を作っている風景としてネット上に流されている画像を拝見致しますと、とっても和気あいあいな写真の数々がアップされています。




そこで問題です。



ES(社員満足度)の優先順位を、CS(顧客満足度)よりも上とした場合、
次の3つのリスクマネジメントはどのように考えれば良いでしょうか?


・お客様の意見と従業員の意見が対立した時に、どちらの意見を優先しますか?

・「お客様のために難しい問題でも果敢にチャレンジする」という事と、「従業員が楽しく仕事をする」という事の、どちらを優先しますか?

・「客を囲い込む戦略」と「お客様に選ばれる戦略」のどちらが儲かり続ける事が出来ると思いますか?





さぁ、じっくりと考えてみましょう!









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個人理念と経営理念 ~ Vol.2 ~

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こんにちは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。



元旦からお仕事の方も、今日からお仕事の方もいらっしゃるとは思いますが、明日からお仕事の方が結構多いのではないでしょうか。

「さぁて、2011年を心機一転ハリキってスタートしよう!」

っという時に大切なのは、やっぱり《 成功のための四要素 》の[ “目的”=何のため? ]でしょう。


勿論、“目的”にもチャンクがありますが、一番大きなチャンクは“理念”ですよね。



あなたは、“個人理念”と“経営理念”の関係を真剣にお考えになられた事がございますか?



そもそも“理念”とは、

1 ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。

2 哲学で、純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念。

という意味です。



自分自身では“理念”として認識していらっしゃらない事が多いものと思いますが、世界の平和を願ったり、自然を大切にしたり、とにかく誰かに喜んでもらいたいと思っていたり、そんな自分の言動や行動の根本となっているものが、“個人理念”です。


個人理念




“経営理念”を語る時に、

『例えば町の定食屋のおやじさんが目を細めながら、「お客さんの喜ぶ顔を見てるのが好きなんだよ。」っと言うのも、立派な“経営理念”です。』

っとおっしゃる方がいらっしゃいますが、正にその通り。


生業や家業を営む上で、“個人理念”と“経営理念”が非常に近いケースはよくある事です。


起業の段階から考えて頂くとわかりやすいと思いますが、もともと起業家の“個人理念”の中に含まれるものです。

起業家=経営者個人が持っている“個人理念”を超えた“経営理念”は存在しません。

個人理念と経営理念3



仮に、BさんがAさん、Cさん、Dさんを集めて起業したとしましょう。

始めは、それぞれのメンバーの“個人理念”の中で理解し得る部分のみしか“経営理念”を浸透させる事は出来ません。

ですから、“経営理念”は「理解しろ!」っと命令しても浸透する事はないのです。


個人理念と経営理念1



経営者や上司、同僚、後輩を含めて、その組織を構成する人の人柄や人格、人間力に触れ、徐々に“経営理念”が浸透していくのは、それぞれの社員やメンバーの“個人理念”が変化しているという事が出来ます。

例えば貢献的な“個人理念”を全く持っておらず、競争に勝ち抜き、常に勝ち組を目指して来た人が、《 自利利他 》の“個人理念”を持った人に触れる事によって、貢献的な“個人理念”に変化して、“経営理念”が腑に落ちてくるという事は、よくあるケースです。


逆に言うと、

『《 自利利他 》の精神を持った“経営理念”なんだから、仕事の時くらい《 自利利他 》の精神を持ちなさい。』

っと指示・命令したところで、“個人理念”として腑に落ちていない事を“経営理念”として浸透させようとしても無理だという事です。


個人理念と経営理念2



その組織の社員やメンバーの“個人理念”にも共感・共鳴する事によって、自分自身の“個人理念”が大きく変化する事もあります。

メンタリングは、正にそんな人才育成の方法です。

お互いに良い部分を認め合い、お互いに良い部分で支え合い、お互いに相手の弱点をカバーし合う事により、ひとり一人の人間力も大きく育つのです。


個人理念と経営理念4





ここのところ、

「経営理念が大切だ!」

「理念系は忘れちゃいけない!」

なんておっしゃる方も徐々に増えてきたようです。



しかし、私は“個人理念”と“経営理念(企業理念)”を混同していらっしゃる方が多いように感じております。



“ありがちな言葉+社会貢献”といった個性の無い表現はさておき、


1.お客様に対して商品やサービスを提供し

2.お客様から対価としてお金を頂く



という非常にシンプルな基本を最優先とせずに、


“社員第一主義=仲間を大切にする”

“自分第一主義=個人の夢を叶える為に仕事をする”


といった“経営理念”を掲げていらっしゃる会社や組織は、まだまだたくさん見受けられます。







・自分自身が人生を楽しむ事を最大目的とする

・家族を守り抜き、家族が幸せいられる事を最大目的とする

・仲間を守り抜き、仲間が幸せでいられる事を最大目的とする

・自分も、家族も、仲間も、みんなが幸せでいられる事を最大目的とする

・世界が平和であり、世界中のみんなが幸せであり続けられる事を最大目的とする

・・・・・etc...........


このような“ 理念 ”や信条は個人としてはとても大切な事ですが、


【 法人 】


としては、コミュニケーションの相手となる


【 お客様 】


が見えてきません。




【 法人 】は【 お客様 】(B to B であれば相手の法人も含む)があってこそ、事業を営む事が出来ます。


その【 法人 】のホームページを【 お客様 】がご覧になったとしましょう。

「どんな会社かなぁ・・・・?」

「どんな考え方を持った会社かなぁ・・・・?」

という疑問に対するアンサーが、【 法人 】の自己紹介でもある“経営理念”となります。



簡単に申し上げますと、

「私〈自社〉は、あなた〈ターゲットとするお客様〉のために、こんな事をして、あなたに、こんな風に喜んで頂きたいのです。」

っという想いが詰まったものこそが、理想的な“経営理念”です。


“儲かる経営理念”とは、信頼して頂きたい者(=信者=儲)に対して、しっかりとメッセージを届ける事が出来るものです。


しっかりとお客様にメッセージを伝える事が出来る“経営理念”が定まっていると、ターゲットのお客様も絞り込まれますし、やるべき事も自然と見えてくるものです。



勿論、

「仲間=社員を最も大切にします!」

とか、

「家族を最も大切にします!」

という“理念”も、確かに大切です。



しかしそれは、そんな“個人理念”を持った社員やメンバーが集まっている組織が理想的であり、「そんな“個人理念”を大切にしない企業が長期的に存続する事はないでしょう。」という事です。

ですから、素晴らしい“個人理念”(=素晴らしい人間力、素晴らしい人格)を持ったメンバーが多ければ多いほど、素晴らしい組織になりますし、逆に言うと、素晴らしい“個人理念”を理解する事が出来ない上司の下からは、素晴らしい人材が流出していくという事が言えるんですねぇ。




家族や仲間、そして世界中の総ての人々の幸せを望む“ 個人理念”を持った社員やメンバーが揃った上で、

どんなお客様のために、どんな商品やサービスを提供して、どのように喜んで頂きたいのかが想像できるような“経営理念”を持っていれば、

本当に素晴らしい会社になるでしょう。



それでは、今年も一年、ハリキって参りましょう。





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あけましておめでとうございます。

こんにちは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。

旧年は大変お世話になり、誠にありがとうございました。



2010年は冬のボーナスが前年比3.76%増の776,949円(日本経団連・ボーナス調査)となり、大手企業は景気回復感を感じさせましたが、製造業を中心とした中小零細企業は、まだまだ非常に厳しい経営実態であったと思います。


2011年は兎年。


厳しい経営状態が続きますと

『亀毛兎角(きもうとかく)』

な儲け話に乗ってしまったり、

『兎の角論(うさぎのかくろん)』

を会議で重ね、結局のところ

『二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)』

で、やる事なす事

『兎の糞(うさぎのふん)』

という事にもなりかねません。




時の流れは

『烏兎怱怱(うとそうそう)』



『守株待兎(しゅしゅたいと)』

で立ち止まっていても、時は過ぎ去るばかりです。



『兎を見て犬を放つ(うさぎをみていぬをはなつ)』と喩えられる通り、

状況を観て諦めればそれまでですが、諦めなければ何とかなるものです。




『兎の毛で突いたほど(うのけでついたほど)』

の情報も

『兎の耳(うさぎのみみ)』

でしっかりとキャッチし

『狡兎三窟(こうとさんくつ)』

も忘れずに

『兎を得て罠を忘れる(うさぎをえてわなをわすれる』

事なく、初心も戦術も忘るべからず

『脱兎の如し(だっとのごとし)』

でスタートダッシュを決め

『兎の上り坂(うさぎののぼりざか)』

で、グングン邁進して行きましょう。





それでは

本年も引き続きまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。





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ビジネスブログ100選







[ 訳文 ]



2011年は兎年。

厳しい経営状態が続きますと

あり得ない儲け話に乗ってしまったり、

根拠のない計画についての議論を会議で重ね、

結局のところ、あれやこれやと手をつけて成果を得る事も出来ず、

やる事なす事長続きしないという事にもなりかねません。


時の流れは本当に早いものです。


偶然の幸運を当てにしたり、古い習慣やしきたり囚われて立ち止まっていても、

時は過ぎ去るばかりです。


物事は、状況を観て諦めてしまえばそれまでですが、状況をよく観てから対策を立てても、

諦めなければ十分に間に合う事が多いものです。


ほんの少しの情報も、よ〜く耳を澄ましてしっかりとキャッチし、

万一の事に対するリスクマネジメントも忘れずに、

目標や目的を達成したからといって、そのための手段を忘れる事なく、

初心も戦術も忘るべからず、素早いスタートダッシュを決め

自分の得意分野で能力を遺憾なく発揮して、

グングン邁進して行きましょう。





[ おまけ ]

まぁ『序列の価値観』が染み付いてしまっているような方には、何を申し上げても『兎に祭文』かも知れませんね。



[ おまけ2 ]

『亀毛兎角(きもうとかく)』と申しましても、

『角の生えたうさぎ』



『毛の生えた亀』

がいないとは限りませんから、

“夢”と“可能性”を信じて、しっかりと《 仮説⇒実行⇒検証 》を繰り返して行きましょう(^笑^)

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