自己革新 〜謙虚の章〜
こんばんは、カリマスコンサルタントのアキバです。本日も全日本経営人間学協会理事長の竹内日祥様からお借りします。
企業再構築の仕掛け バリュー・マネージメントの『第1章企業環境の歴史的大転換期を生き残るために』にある重要な言葉『自己革新』について其の弐〜謙虚の章〜です。
昨日までのおさらいです。
情報のインフラと機器の飛躍的な発達により、高度情報化社会が到来しました。
高度情報化社会の到来により、思考の枠組みを変える必要性が出てきました。
それでは、変えるべき『思考の枠組み』とは何でしょう。
昨日は、わかりやすい事例として
年上や上司、先生=知識やスキルが上=偉い
というような一般的にありがちな事柄を挙げました。
勿論、『変えるべき思考の枠組み』とは、こんな表面的な事だけではありません。
しかし、「100%理解してから変えま〜す。」という事では遅くなってしまいますので今回は、簡単で、目に付きやすく、一般的な事柄で考えてみましょう。
年上や上司、先生=偉い=私の方が上
知識やスキルが上=偉い=私の方が上
このような考え方は両方とも間違った基準になりました。
特に間違っているのは、『上司だから自分の方が立場が上』といった基準です。
高度情報化社会においては、情報の量とスピードが増した事により、より専門的で深い知識やスキルが必要となりました。
最近、『個』の時代とか、『個性』の時代になったと本で書かれていたり、聞いたりしませんか?
より専門的で深い知識やスキル、ノウハウを全社員で共有化する事が出来れば素晴らしい事ですが、『一番専門的で深い知識やスキルが、ノウハウを持っている』のは『個』です。一番ですから。それで『個』の時代と言われるようになりました。
勿論、会社や会社の中の部門という組織で考えれば、『一人ずつ』という訳にはいきませんので可能性のある方に成長してもらうのですが、
お客様は待っていてくれません。
ですから、会社としては『一番専門的で深い知識やスキル、ノウハウを持っている』人に、最前線を託す必要があります。
もうひとつ大切な要素があります。
人間にはひとり一人『個性』があります。
得意不得意向き不向き。。。。。
あっ、すみません、続けるとわかりづらいですね。
得意・不得意、向き・不向き。。。。。。
例え性格ひとつ取っても、向き・不向きはずいぶん違います。
アキバが平成9年頃から言い続けている
『素晴らしい人事部門を持っている会社は、必ず大成功する』
というフレーズは、『個』を認める事からはじまります。
悪い意味で言うと、『将棋の駒をどう使うか?』と言う事です。
はぁ〜ぃ、ここでワンポイントぼやき!
採用した人が実はとんでもない性格で、使いものにならなかった時、責任を取っている採用担当者の方、もしくは最終面積者の方いらっしゃいますか?
なかなか、というよりもいないと思います。
『責任』感じませんか?
すみません、脱線しました。
しかも、人を将棋の駒扱いした表現は、非常に失礼ですよね。申し訳ございません。
話を戻しましょう!
『一番専門的で深い知識やスキル、ノウハウを持っている』人は、得意・不得意、向き・不向きがありますので、実はその組織の中には『いろんな一番の人』がいる筈なのです。
はいっ!、ここで感の良い方々は、いつもの通りお気づきですね。
それぞれの社員が持っている専門的で深い知識やスキル、ノウハウを会社の最前線に押し出して、それぞれの社員が横の連携をして一体の組織(=部門や会社)となる事が、『思考の枠組み』を変えた状態の一部なのです。
あっつ、そうそう、全部を知りたい方は是非お買い求めください!!
企業再構築の仕掛けバリュー・マネージメント―激動の乱世、変革への挑戦
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という事はですよ。
『上司だから自分の方が立場が上』といった基準
を振りかざしていては全く進歩しません。
実はそれが、それこそが『自分(個人)の限界を組織の限界にするな!!』という事につながるのです。
近いところまで勉強されていて、もう少しのところで勘違いされる方々は、ここで引っ掛かってしまいます。
自分より目下の人間に言い聞かせようとだけします。
それではスピード感のある革新(自己革新と組織の風土革新)は望めません。
前にお話しした組織論における目標を思い出してください。
(あっ、そうそう、読んで頂いていない方は恐れ入りますがバックナンバーをお読みください。)
お客様にご提供したいと心から願い続けている事が一緒であれば、それが目標となっている筈です。
その目標を最短距離で達成するためには、『上司とか目上』といった基準は重要ではありませんし、それ以上に重要な事がたくさんありますよね。
簡単に申し上げましょう。
上司であるあなたより、先生であるあなたより、『専門的で深い知識やスキル、ノウハウを持っている人』がいる可能性が高くなってきたのです。
今まで『目下』とか序列をつけてきた方々には、酷な話しかも知れませんが、そういう時代なのです。
そして、お客様にご提供したいと心から願い続けている目標が同一で、かつ、『個』の能力を最大限に引き出そうと思ったとき、
『謙虚な心』
が必要になります。
きっと、謙虚さが無いあなたにはわかりません。
きっと、謙虚さに気がついたあなたにはわかります。
お客様にご提供したいと心から願い続けている目標に対する全ての意見に
『共感・共鳴』するためには。。。。。。。
謙虚
それは、フラットな組織における横のリーダーシップにおける大切な言葉です。
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