『序列の価値観』と『不安』『序列の価値観』と『共依存』の補足

2007年09月26日

『共感』と『共依存』と『序列の価値観』4

こんばんは、カリマス(借ります)コンサルタントのアキバです。


今日は、心理カウンセラーの東京ビジネスラボラトリー・朝妻秀子先生からお借りして、『共感』と『共依存』に『序列の価値観』や『貢献』といった部分をmixしてお送り致します。

お客様と『共感・共鳴』する事が出来るビジネスが『お金基準の価値観』ではなく、『本来の価値観』を取り戻す事によって可能になると言うのがアキバの持論です。

その『共感』だと思っていたものが、実は『共依存』という症状かも知れません。

まずは、『共感』と『共依存』の定義から参りましょう。



【共感】


《相手と同じ視点》で見る

《相手と同じ枠組み》で物事を捉える

《相手と同じ立場》に立つ



【共依存】


《自分からの視点》で見ている

相手を《自分の枠組み》にはめようとする

《自分の立場》で物事を考えている



『共感』と『共依存』の一番の違いは、《相手の〔個〕を認めた上》で『共感・共鳴』しようとしているか?、《相手の〔個〕を認める認めないに関わらず》『共感・共鳴』しようとしているか?です。



相手の〔個〕を認めなければ、相手には問題解決能力が無い事になり、結果として『共感・共鳴』しているつもりで自分が解決策を考え、自分の方法を押し付けてしまうというのが『共依存』です。



ちょっと抽象的でわかり辛いですねぇ〜。




それでは、具体例にしましょう。


一番わかりやすいのは、《過保護な親》です。

《過保護な親》は子供の生命力や能力を認めた上で様々な事にチャレンジさせるような事はせず、我が子が困らないように、悩まないように、怪我しないように、好きなように《してあげます。》

我が子が心配で可愛くて仕方がないのはわかります。

でも、それでは子供が自ら困難を乗り越えたり、問題を解決したり、運動能力を高めたり、どうしたら怪我をしない転び方が出来るかを体得する事は出来ませんね。


すなわち、《自立出来ない》子供が育つという事です。


このケースでは、我が子の〔個〕を認めていない親も、従えば良い為に自立出来なくなってしまった子供も『共依存』となってしまいます。


ここで、『序列の価値観』のおさらいです。

『序列の価値観』が身に染み付いてしまうのは、受験戦争を勝ち抜くための教育を、人格が充分に育ちきっていない子供が一律に受けてしまう事が大きく影響しています。

特に受験戦争用に詰め込まれる事は、個性を必要としない事ばかりです。


『何で言われた通りに出来ないんだ!!』って、子供の頃言われた事ありませんか?
もしくは、子供に言った事ありませんか?
もしくは、部下に言った事ありませんか?



実はこの『共依存』というものを先日教えて頂いた時に気付きました。

『序列の価値観』を更に明確にするために必要だったのです。



教育の方法がマニュアル化されればされるほど、一律に『従う人間』が育ちます。
『従う人間』はコントロールしやすいですから、優遇されます。
そして、実は注意しなければならないのは、『従う人間』は『結果』を残すという部分です。


受験戦争用の教育であれば、それに『従う人間』が『結果』を残すのは当然ですが、純粋に『従う人間』ほど《自ら考えて行動する》とか《応用する》といった事が疎かになってきます。

《上の人に『従う』事》で『結果』も残し、誉められますから、『従う』事が楽になってきてしまうのです。


こうして育った大人達が教える立場になれば、もっと『共依存』化が進みます。



実は、ヤバい事に『共依存』と『序列の価値観』は、日本の高度成長期を支えてきた原動力にもなっていたようなのです。

『共依存』では自分の枠組みで物事を捉えてしまうため、個人の限界までの仕事しか出来なくなりますが、『序列の価値観』により《自分が出世するために必要な権力者としての上司》には服従します。『共依存』は自立型の反対で、結果としては他人に依存しますから、上司の命令に『従う人間』です。

そして右肩上がりの経済成長期においては、革新的な変化、もしくは変化に対応する事よりも、経験則に従った方が早く『結果』を残す事が出来たのです。


ですから、組織はトップダウンのピラミッド型組織が上手く機能していたのでしょう。


ところが、21世紀に入り、世は高度情報化により激動の時代となりました。

激動の時代には、様々な変化に対応する力が不可欠ですが、戦後日本の歴史上、皮肉な事に日本人の『共依存』化が進んでしまったようです。


『共依存』化が進むと、基本的には指示・命令をされなければ《動けなく》なってしまいます。

指示・命令をされない場合には、周りの多勢もしくは、権力の強い方に合わせ(依存し)ます。

つまり、自らの能動的な行動や言動が激減して、一般的な物事に合わせたり、一般的に《凄い》とか《偉い》と言われる『序列の高い人』に合わせてしまう為、自らの『軸』を見失ってしまうのです。


『共依存』は、《自分からの視点》で見て、相手を《自分の枠組み》にはめようとして、《自分の立場》で物事を考えますから、『序列の高い人』に合わせた時も、自分に都合が良いように解釈してしまいます。

そう、『共依存』が進むと、大切な『謙虚』さまでも失う事になってしまうのです。


そして、自分の地位を維持するための『不安』から、様々な《先生》に依存し、様々なビジネス本(の著者)に依存するようになり、結果として自らの『軸』や『芯』といったものがブレはじめてしまいます。


そんな『不安』から解放されるために、同僚や部下を陥れるような行動や言動(対人《敵視》)を取ったり、転職や新規事業への目移り(逃避)をしたり、本来あるべきポジションから更に遠ざかってしまうのです。



『共依存』の部下は、上司の話を聞いているようで、身になっていません。最後は自己主張しか出来なくなります。

『共依存』の上司は、部下の話は聞くと言っても聞いてません。最後は自己主張しか出来なくなります。

これは、先輩と後輩、親と子でも同じです。



実はこの『共依存』とは、人間関係の依存症状で、アキバ的には『他人依存症』と解釈出来るものと考えております。


株式会社アントレプレナーセンターの福島先生に教えて頂いた、今後目標とすべき『自立型相互支援社会』の真逆です。


症状としては、次のようなものが挙げられるそうです。





【共依存の症状】

‥切な高さの自己評価を体験できないという自己愛の障害

⊆己と他者の境界設定が出来ずに他者に侵入したり、他者の侵入を許したりするという自己保護の障害

自己に関する現実を適切に認識する事が困難であるという自己同一化の障害

ぜ己の欲求を適切に他者に伝えられないという自己ケアの障害

ゼ己の現実(年齢や状況)にそって振る舞えないという自己表現の障害





その結果、次のようなデメリットが生じるそうです。


・自分の視点からしか物事を見ようとしないので、視野が狭い。

・自分の枠組みで物事を捉え、相手の行動が自分の枠組みから外れる事を恐れる。

・自分の立場にしか立つ事が出来ないため、相手が理解出来ない。

・自分が助けてあげなければ、相手はやっていけないのではないかと心配する。

・自分の事を愛してくれるように、承認してもらうための行動をする。

・相手の為だと思って取った行動でも、相手が不機嫌になったりすると、自分の行動を簡単に変える。



『共依存』や『序列の価値観』を排除するには、本気で相手を認めて、本気で相手が自立して成長するように、常に考動しましょう。


長くなりましたので、今日はこの辺で。



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