シリーズ『共依存』本気

2007年10月15日

脳幹(爬虫類脳)とアイデンティティと『序列の価値観』5

こんばんは、カリマス(借ります)コンサルタントのアキバです。


今日は、爬虫類脳と呼ばれる脳幹がアイデンティティを守るために「こんな風に影響しているらしい」という噂話をお借りして、『序列の価値観』を明確化したいと思います。

経営者育成をされている和尚様である竹内日祥様の著書《企業再構築の仕組み バリュー・マネジメント》

企業再構築の仕掛け バリュー・マネージメント―激動の乱世、変革への挑戦


にあります通り、高度情報化社会の現在において、自分と他人の関係性を見つめ直す必要性が出てきたようです。

《企業再構築の仕組み バリュー・マネジメント》に書かれている分離思考の自我と統合の思考の自己は、辞書で調べると次のような意味となります。


【 自我 】

哲学で、認識・意志・行動の主体として、外界や他人と区別されて意識される自分。


【 アイデンティティ 】

自己が他と区別されて、ほかならぬ自分であると感じられるときの、その感覚や意識を言う語。


【 自己 】

自分自身。おのれ。


《企業再構築の仕組み バリュー・マネジメント》に書かれている『統合の思考』を間違って解釈すると、心理学における『共依存』と同様になってしまうため、注意が必要です。

『統合の思考』は、あくまでも『自立』の先にあるものです。
(この部分につきましては、長くなりますので別の機会にお伝えします)




さてさて、それでは脳幹とアイデンティティのお話から参りましょう。

※ここからはあくまでも、私が聞いた噂話に基づいた私見です。学術的な証明等は取れておりませんので、ご了承下さいませ。



人間には爬虫類脳のと呼ばれる脳幹と、感情を司り人類にしか無いとされる大脳新皮質があります。

自我を形成するアイデンティティ(自己が他と区別されて、ほかならぬ自分であると感じられるときの、その感覚や意識)は大脳新皮質にて形成されます。

簡単に言うと、自分は他人と比べてどうなのか?と言う事を多角的に考え(感じ)ているという事です。

なぜ括弧書きで感じていると表現したかというと、あえて意識的に考えている訳ではなく、無意識に考えているようだからです。



『序列の価値観』を説明するたびに申し上げております通り、大人は戦後日本の復興と高度成長期を支えた原動力として「24時間戦えますか?」っと多少の無理は承知で頑張って来ました。そして、子供達は受験戦争に勝つ為の教育を受けて育つようになりました。

大人は競合他社に勝ち、出世の為に同僚に勝ち、子供は一流校に入る為に同級生に勝つ事が目標になりました。


本来であれば、人間性や強い心が育った上での目標の筈です。

「人生の目的」や「自分が他人にどのような貢献をしたい=自己理念」が抜け落ちた状態で「勝ち抜く」事を「目標」とすれば、目的と目標が同一化してしまうのも仕方がないかも知れません。


受験戦争用の教育を受けて育てば、学歴による自己と他の区別をする事が当たり前になるでしょう。

そこから派生して、資格の有無も同様に区別のポイントになります。

また、社会人になれば上場会社と非上場会社の違いや、役職等が区別のポイントになるでしょう。

学歴、経歴、資格、役職などで他人に勝つ事が出来ない場合には、社会一般的な尺度としてお金=が基準になりがちです。

こうして「他人に勝つ」事を目的として生きているか、好きな事だけするためのお金を儲けるための手段として仕事するようになります。

こうなると、学歴や資格、会社の規模や役職等、あるいはお金基準で「他人に勝っている部分」を基にアイデンティティを形成するようになるのでしょう。



このアイデンティティがまさしく『序列の価値観』や『お金基準の価値観』の基となっているのです。


自分と他人を地位や学歴・資格、あるいはお金や知識といった基準の『勝ち負け』により無意識に区別してしまうのが『序列の価値観』です。


そうして「他人に勝つ」事が目的となって形成されたアイデンティティに対する他人の反応や意見に対して、脳幹からの指示・反応があります。



脳幹とは爬虫類脳と呼ばれ、簡単に言うと二元論的な○×の反応をするそうです。


私が動物からお借りしている反応モデルとしては、


知らないモノ

不安

脅威

逃避

攻撃

といった一連の流れを形成しております。


ある意味これは哺乳類的なのかも知れません。


脳幹が二元論的な反応と非常に限定的な事も、爬虫類脳と呼ばれるゆえんなのでしょう。


さて、自分のアイデンティティに対して他人から批判的な反応や意見を受けた場合、脳幹はどのような反応をすると思いますか?


はい、その通りです。


二元論ですから「×」です。

批判的な反応や意見をした他人を「×」、つまり敵もしくは有害とみなすそうです。


そうして自分のアイデンティティを認めてくれた上で、『序列』を上げるために有効な人意外は敵もしくは有害、あるいは関係ない人に分類してしまうのが、『序列の価値観』による弊害です。


簡単に言うと、アイデンティティの似たもの同士でまとまっていた方が、脳幹が楽なのでしょう。

こうなると、他人を認めた上で自己を確立する『自立』にも障害となります。

自分と他人の境界線を引けなくなり、むしろ境界線を引かない方が脳幹としては「○」に近いでしょうから、心地よくなりますね。

自分と他人の境界線を引けないという事は、まさしく『共依存』です。



『序列の価値観』『お金基準の価値観』『共依存』いずれにしても、解決策は『本来の価値観』に立ち戻って、『本質』を追求する事です。


『序列の価値観』であれば、本当に学歴や地位、資格、知識が他人よりも勝っていれば、人間としても上なのか?
そうだとしたら、「下」とみなした人々とはどのように接するのか?
果たしてそれは、本当に正しい事なのか?
っという事を本気で真剣に考える事です。


是非とも、お互いが自立して、お互いに支援し合える社会を一緒に目指しましょう。


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ryozy_akkiy at 22:31│Comments(0)TrackBack(0)

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