『新しいピラミッド型組織』〜其の弐〜
こんばんは、カリマスコンサルタントのアキバです。昨日「『新しいピラミッド型組織』はこれから進化し始めるのでしょう。」っとお伝え致しましたところ、一晩で進化しました。
そこで、本日は『新しいピラミッド型組織』〜其の弐〜をお伝えします。
はじめに、おさらいです。
『フラットな組織』
・その組織やチームならではの『本来の価値=存在価値+付加価値』をお客様に提供する事により、お客様にどのような貢献をしていきたいかを宣言する『経営理念』があり
・その『経営理念』に『共感・共鳴』した社員やメンバーが集まり
・その『経営理念』に基づいた『ミッション=使命』を遂行する為にそれぞれの社員やメンバーがどのように貢献出来るかを自発的に宣言し
・社員やメンバー同士はお互いに認め合い、信頼し合って
・お互いに支援し合いながら
・課題に応じて集まったり分散したりする事が出来る
・有機体的組織
『新しいピラミッド型組織』
・『フラットな組織』における意思決定を円滑に行うために
・より重要な課題に取り組む権利を持っている者=責任を取る事が出来る者を
・業務分掌により明確化し
・『意思決定』のスピードを早め
・組織内の『意・思』統一が図られた組織
昨日は、社員やメンバーの『意・思』が経営理念からブレないようにリーディングする事が出来るリーダーが大切だという事で締めました。
管理をするのではなく、リードする事が大切だという事です。
しかし、『経営理念』そのものを時代やトレンドに応じて変化させる事は、必ずしも間違いではありません。
そうなると、《『意・思』が経営理念からブレていないか》も《『経営理念』自体が全員の『意・思』からズレていないか》も共に正しくなります。
勿論、本質的なところから外れてしまうのは悪い事ですが、何も「一度決めたものは絶対変えてはならない」訳ではないでしょう。
大切なのは、『その組織やチームでなければ提供する事が出来ない』という部分です。
そこに『共感・共鳴』した社員やメンバーが集まっているのですから、『その組織やチームでなくても出来る』のであれば、他の組織やチームでも良い事になります。
他の組織やチームでも良いのであれば、比較する対象として『お金』か『居心地』といった部分が注目されるでしょう。
そうなると、「給料をあげろ!」「ボーナスをあげろ!」「もっと仕事をしやすい環境にしろ!」「あの会社はこんなに福利厚生が充実してるんだから、うちもそうしろ!」っといった声が自信のない社員からあがり、自信のある社員は給与・報酬・福利厚生の条件の良い会社に転職してしまうでしょう。
大切なのは、『その組織やチームでなければ提供する事が出来ない』という部分です。
そう、社員やメンバーの『意・思』=意見や意識、思いといったものをリーダーが集計して管理する事が『新しいピラミッド型組織』における管理なのです。
『フラットな組織』で成長した個々の社員やメンバーからの意見や意識・思いを、管理職であるリーダーが取りまとめ、経営に活かす事により組織も共に成長する事が出来るのです。
『新しいピラミッド型組織』における管理職者が管理すべきもの。
社員やメンバーの『意・思』
『成長するピラミッド型組織』の誕生です。
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