ぶら下がる部下に悩む上司価値を交換する道具〜其の壱〜

2007年11月06日

答えようがない質問をする人5

こんばんは、アキバです。

今日は、会議をしていて気が付いた『いつも相手が答え難い質問を投げ掛ける人』についてお話しします。


自分の考えを相手に確かめる時に、自分の考えを予め説明や表明する事もなく、いきなり『何だと思いますか?』とか、『どうしてだと思いますか?』とか、『私がどんな思いで、こう書いたと思いますか?』とか質問されたら、あなたはどんな気持ちになりますか?

勿論、相手が家族や友人、恋人の場合と、仕事関係の場合とでは違う感情や気持ちを抱くでしょう。



それでは、例題です。


あなたは今、あなたの昇進や昇給が掛かっている大事な面談の場にいます。

上司が一人で作成した経営計画書について、あなたに質問をしてきました。


「経営計画書の6ページに『〇〇〇〇〇をしなければならない。』っと書いてありますが、どんな思いで書いたと思いますか?」


あなたは、その質問に的確に答えなければ、昇進も昇給もありえない状況までは察知しています。

ゼロサムの状況です。





さぁ、どんな気持ちになりましたか?





【上司が一人で作成したもの】に対して、【上司はどんな思いで書いたのか?】っと聞いています。

こんな質問を受けていると、やるせない憤りを感じたり、相手に嫌悪感を感じたりしませんか?


たぶん、あなたに超能力が無い限り、正解する確率は非常に少ないでしょう。

上司の思いは上司のものであって、自分は違う思いを抱く事がほとんどでしょうから。



たぶん、そんな質問が多い人は自分と他人の線引きが苦手なのでしょう。
そのまま突き進むと『共依存』が悪化します。


例題は上司から部下への質問ですが、逆でも同じ事です。


質問をした本人は全く気にしていませんが、相手は困惑し、不快感や嫌悪感、憤りといった感情を抱く場合があるのです。

そして、質問をした本人は【相手は何でわかってくれないんだ】っと思い、質問された相手は【何を考えてるんだ】っと思い、お互いが『わからない存在』となってきます。


人間も動物と同様に、【わからない】ものが近づいてくると【不安】になります。

いつもお読みいただいている方にはおわかりのように、【不安】から逃れようとする【逃避】の反応が起こり、逃げてもなお近づいてくれば【脅威】を感じ、いよいよ逃げられなくなると【不安】の対象を【攻撃】して、【不安】を解消しようとします。


社内の人間関係も【わからない】という、ありふれた気持ちや意見のスレ違いから大きな火種に発展する事があるのです。


そんな些細な事からも、組織に亀裂や不協和音をもたらしてしまう事があるのです。



そんな些細な事ですから、未然に防止する事も難しくありません。


まずは、組織やチームから少しでも【わからない事】がなくなるように努力しましょう。

それには節度を持って公私共にコミュニケーションを取る事が大切です。

度が過ぎると逆効果ですし、トップダウンで従わせる事でもありません。

『人と人』という事を忘れずにコミュニケーションを取りましょう。



もう一つ。

『いつも相手が答え難い質問を投げ掛ける人』につきましては、2つあります。


一つは、経営理念→ミッションが社員やメンバーに完全に浸透している事。

経営理念→ミッションに『共感・共鳴』していれば、多少のズレはあってもハズレにはならない筈です。


もう一つは、質問をする人が質問をする前に、よーく考える事です。

「察してくれよ」っといった発想から、思わぬ亀裂を生むよりも、相手に伝えたい事はしっかりと伝える事です。

ただし、すでに『共依存』の症状として、そのような質問ばかりになってしまっている場合には、10月11日の【シリーズ『共依存』◆曚鬚翰いただければ、お役に立てるものと思います。



過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

テクノラティお気に入りに追加する


人気かな?


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
ぶら下がる部下に悩む上司価値を交換する道具〜其の壱〜