答えようがない質問をする人価値を交換する道具〜其の弐〜

2007年11月08日

価値を交換する道具〜其の壱〜5

こんばんは、アキバです。

今日は『価値を交換する道具〜其の壱〜』です。


みなさんは「藁蘂長者」をやってみた事がありますか?



えっ?読めない?

すっ、すみません。
変換したら漢字で出ました。おまけに「しべ」の字が「雌しべの蘂」になっちゃってます。


「わらしべ長者」です。


簡単に言うと「物々交換を繰り返しながら、より価値の高いモノを手に入れて裕福になる」事ですね。


例えば、あなたが〔先のとんがった小さな小枝〕を拾ったけれども「自分では使い道がないなぁ〜」っと思っているところに、大事な商談前の営業マンがニコニコ笑いながらやって来たとします。
ニコニコ笑顔のその前歯には、お昼に食べたと思われるトウモロコシがガッチリ挟まってます。
営業マンは、ビルに入る前に鏡面仕上げのビルの壁を鏡代わりにして身だしなみを整え始めたところ顔色が変わります。
スーツの内ポケットに刺さっているお気に入りのウォーターマンのボールペンでトウモロコシを突っつき始めます。

「やべっ!取れねぇ!」
そんな営業マンにとって〔先のとんがった小さな小枝〕は、『存在価値』のあるモノでしょう。
しかも、欲しいと思った時に〔すぐに手には入る〕事に対する感動と、〔先の尖り具合と硬さが絶妙〕といった感動も同時に手に入れる事が出来ます。

そんな姿を見たあなたは、いてもたってもいられなくなり、営業マンにそっと〔先のとんがった小さな小枝〕を差し出します。

「これ、使ってみてください。ちょうどいい硬さと弾力がありますよ。」

営業マンは目を輝かせ、藁をも掴む勢いで〔先のとんがった小さな小枝〕を手に取り、何とも綺麗な白い歯の笑顔に戻る事が出来ました。

営業マンは「これからとっても大事な商談に向かうところだったんです。歯にモロコシ挟んで話し始めたら、いきなり、もろ腰砕けになるところでした。ありがとうございました。」っと言った後、「お礼の印ではないですが、良かったらコレ、使ってください。」っと持っていたウォーターマンのボールペンをくれました。


いやはやなんとも、〔先のとんがった小さな小枝〕がウォーターマンのボールペンになってしまったのです。



注1:文中の「藁をも掴む」は「わらしべ長者」とは関係ありません。

注2:ウォーターマンのボールペンは「歯をシーシー」した後のものです。

注3:この営業マンが大事な商談中にメモを取ることが出来たか否かは定かではありません。



こんなに簡単に〔より価値の高いモノ〕と交換出来る事は稀ですが、よーくお読みいただくと、〔そんなモノもらいたくない〕と思う人もいる事に気づきます。


そう、ウォーターマンのボールペンは〔先のとんがった小さな小枝〕よりは一般的には価値が高いモノと思われますが、見ず知らずの人が「歯をシーシー」したようなモノは触りたくもないという人もいますよねぇ。


逆に、「ちょうどいい硬さと弾力がありますよ。」っという〔先のとんがった小さな小枝〕は、「いかにもすぐに折れそうな」〔先のとんがった小さな小枝〕よりも、その営業マンにとって価値があるものだったのでしょう。

しかも、大事な商談に間に合わせる為にはこの上ないタイミングで手に入ったのですから、〔欲しい時に手には入る〕という価値も同時に手にしています。


その営業マンにとっては、〔役に立たなかった〕〔ウォーターマンのボールペン〕と〔役に立った〕〔先のとんがった小さな小枝〕の価値は同じくらいだと感じたのです。


そんな事、平気で言っちゃっていいのかなぁ?っという声も聞こえます。

そう、〔その営業マン〕をお客様に見立てたら、〔先のとんがった小さな小枝〕すなわち爪楊枝は口に入れるものですから、拾ったままの不衛生なものをお客様に提供するような事はしてはいけませんね。



さてさて、モノの価値を高めるには、様々なシチュエーションも影響する事はおわかりいただけたでしょう。


〔書くもの〕というボールペンの『存在価値』に〔ステータスや高級感〕を感じるウォーターマンというブランドの『付加価値』が付き、さらに〔不快感〕という営業マンがシーシーした『マイナスの付加価値』が付いたものが、その取引におけるボールペンの『本来の価値=存在価値+付加価値+マイナスの付加価値』です。


〔歯の隙間を掻き出せるもの〕という先のとんがった小さな小枝の『存在価値』に、〔ちょうどいい硬さ〕という『付加価値』と〔弾力がある〕という『付加価値』と〔欲しい時に手には入る〕という『付加価値』が付いたものが、その取引における小枝の『本来の価値=存在価値+付加価値+付加価値+付加価値』です。


いずれにしても、『付加価値』については人それぞれの感じ方で価値の高さが判断されます。

もっと言うと、見ず知らずの営業マンが〔歯をシーシーした〕ボールペンは『マイナスの付加価値』でしょうが、リア・ディゾンが〔歯をシーシーした〕ボールペンや先のとんがった小さな小枝とか、キムタクが〔歯をシーシーした〕ボールペンや先のとんがった小さな小枝であれば、〔歯をシーシーした〕が『凄くプラスの付加価値』と感じる人もいらっしゃるでしょう。

(あっ、キムタクやリア・ディゾンはそんな事しませんよね。すみません。)



『本来の価値』は、値段じゃありません。


「またそんな当たり前の事を長々と屁理屈こねくり回して書きやがって!」っとおっしゃる方、長々とお付き合いいただきましてありがとうございます。


それでも、『お金基準の価値観』は、『本来の価値観』を見失わせてしまうため、あえて書かせていただきます。



お金は『価値を交換する道具』です。


『付加価値』は『感動の素』です。


『価値を交換する道具〜其の壱〜』


今夜はここまで



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