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こんばんは、アキバです。


みなさんの会社では、ネガティブキャンペーンを行ったりしてますか?


米国大統領選のクリントンさんとオバマさんの『戦い』の報道でよく使われているので、聞いた事がある方はたくさんいらっしゃるでしょう。


このネガティブキャンペーン。

本来は選挙活動において、相手候補に不利な情報を流す事によって、投票者に「相手候補を選ぶよりは自分もしくは自分達の方が良いだろう。」と心理的に思わせる『戦術』だそうです。


それが、最近では《ネガキャン》なんて略されて、ビジネスの世界にも入り込んできています。


私としては、『戦う』ための『戦術』で、かつ《相手に不利な情報を流す》という非常に嫌いな手法だと思っていました。


良い点や強い点を追求し、悪い点や弱い点を改善するために、ライバルと切磋琢磨からこそ成長がある筈です。

それが、相手が不利な情報をわざと流して、不利な状況に陥れる事により自分をクローズアップさせるという事ですから、相手が落ちるだけで自分は成長しませんし、市場や業界全体としても成長しないため嫌いだったのです。




しかし、このネガティブキャンペーンには、


マイナス×マイナス=プラス


の効果もある事がわかりました。




政治であれば国民や市民に、ビジネスであればお客様に悪影響があると思われるライバルの《誤った理念やビジョン》に対して、ネガティブキャンペーンを仕掛けるのです。


この場合のポイントは、あくまで《誤った理念やビジョン》に対して仕掛けるという事です。

直接的に相手に誹謗中傷を与えてはいけません。

あくまでも《誤った理念やビジョン》に対して仕掛けるのです。


たとえライバルが不利な状況に追い込まれるとしても、大切な国民や市民、大切なお客様をお守りする事が出来るのであれば、立派な社会貢献といえるでしょう。


そして、相手自身は全く攻撃の対象になっていないため、相手を支持している国民や市民、相手の親戚や友人・知人、相手をご贔屓にしているお客様に対して、直接的に嫌な思いをさせる事もありません。



例えば、「戦争をしてでも自国の権力を固持する」っと受け取れる発言をしている候補者に対して、「戦争によって子ども達の将来が真っ暗闇になってしまうか、平和的解決を常に選択する事によって子ども達の未来を守るのか、選択するのは『あなた』です。〇月〇日には〇〇〇に投票を!」っというコマーシャルを展開する事によって、間接的に相手を不利に追い込み、自分を有利な状態にします。


ここで間違ってはいけないのが、「相手が〇〇と言っているのはおかしい!」といった言い回しをしない事です。

相手が言おうが、誰が言おうが国民や市民、お客様に悪影響があると思われる理念やビジョン、方針、政策をターゲットとして『戦術』を実行します。


ビジネスに応用すれば、例えば最近であれば「偽装や粗雑な管理をしてでも儲けようとする会社の商品」を選ぶのか、「お客様に喜んで欲しい、安心して堪能して欲しいから厳選した本物しか扱わない会社の商品」を選ぶのかをアピールするのもひとつでしょう。

(勿論、本当に『本来の価値観』を持って本物を追求していなければ、言っている事が偽装になっちゃいますが。。。。。)


他にも、お客様に対して悪影響がありそうな事に気づいたら、大切なお客様をお守りするためにも、積極的にネガティブキャンペーンを展開すべきだと思いました。



経営に『戦い』を用いるのは嫌いなアキバですが、大切なお客様をお守りするための手法で、それが直接的に相手を攻撃するものではなく、あくまで悪影響があると思われる考え方に対するものであれば、積極的に使うべきですね。


正義のためには『戦術』もアリです。



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