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こんばんは、アキバです。


突然ですが、あなたが『ありがたい』と思う「水」の値段は、おいくらですか?




すぐに「2リットルで100円!」っと答える方や、「水くらいタダで飲ませてくれよ。」という方は、少し頭が固くなっているかも知れません。


豊富な水源を持っている日本は、蛇口を捻れば水が出てきますし、ほとんどの飲食店やフードコートでは水がタダですから、お金が掛かるイメージが無くなっている方もいらっしゃるでしょう。


ですが、水といっても炭酸水やミネラルウォーター、高酸素水、アルカリイオン水といった飲用水の他にも、工業用の純水や家庭用除菌クリーナーとしての電解水なんてのもありますね。

ある程度お年を召した方は、ソーダ水やレモン水も「水」が付きますよっておっしゃるかも知れません。


飲用水のボトルウォーターに限定してみても、硬水・軟水の違いから、産地、ボトルのデザイン、生産国、もちろん味まで様々です。


一概に「水」といっても、お客様に不足している、あるいはお客様が欲しいと思っている「水」と提供する側が思っている「水」を一致させる事は難しいでしょう。



ですから昨日にお伝えいたしました通り、どんなお客様に対して「水」を提供したいのかを、パーソナルな部分やシチュエーションなどを合わせて想定し、その想定したお客様が心から『ありがたい』と思っていただける「水」を追求し、その想定したお客様が心から『ありがたい』と思っていただける「値段」を決めるのです。


《お客様はこんな「水」をこの「値段」で買えるんだったら『ありがたい』と思う筈だ》っと決め付けてはいけません。


『決め付け』は可能性や思考、発想を停止させてしまいます。



あなたの気持ちが変化するのと同じように、お客様の気持ちも変化します。

むしろお客様の気持ちの方が変化率は高いと思っていてもいいでしょう。

ですからお客様の声は、とっても大切なのです。



さぁてっと。


それでは上記の「水」の部分にあなたがお仕事で扱っている商品やサービスを入れてみましょう。



どうですか?


慣れからくる『決め付け』はありませんか?


「安ければお客様は喜ぶ筈だ。」なぁ〜んて決め付けていませんか?



「値段」にも『理念』を持ちましょう。

お客様に商品やサービスを提供し続けるためには適正な利益を上げ続けなければなりません。


お客様が商品やサービスを選ぶ際に「値段」を最重要視する事なんて、ほとんど無いでしょう。


『本来の価値観』による『経営理念』を基軸にすれば、商品やサービスの「値段」にも、社員やメンバーの「給与」にも、日々発生する「コスト」にも『理念』に基づく『意味』が生じます。


お客様に『ありがたい』と思っていただける「値段」を企業努力により少しでも下げる事が出来れば、『満足』してくれていたお客様が『感動』してくれるかも知れません。


かといって『本来の価値』をないがしろにしてコストカットすれば、たとえ安くなったとしても『不満』につながる事がほとんどでしょう。



外部の税理士やコンサルタントの先生方に

「コストカットを徹底して、利益率を上げましょう!」

なぁ〜んて言われたら、『経営理念』をちゃんと伝えてあげましょう。


簡単に目に見える数字をいじる事が経営ではありませんよね。

数字だけの計画こそ、絵に描いた餅です。


「値段」にも『理念』を持ちましょう。




〜〜〜今日の格言〜〜〜


言葉を知らなくても本質を知っている方がいい


言葉だけ知っていて本質を知らないと危ない




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