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こんばんは、リスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


昨日はAIGの救済に850億ドル、およそ9兆円もの資金がFRBから投入されました。

でも、24ヶ月期限の融資なんですね。

24ヶ月で返済するためにどれだけの資産が売却されるのかを注意して観ておく必要がありそうです。


ところで、今朝のニュースの“9兆円”はお気づきになりましたでしょうか?


なんでも、タバコの値段を一箱1,000円にすると、10年で9兆円もの税収アップが望めるそうです。


24ヶ月で9兆円を返済するなんて「大丈夫なの?」っと驚きましたが、タバコをヨーロッパ並みに値上げするだけで9兆円もの税収アップが望めるなんて、またまたびっくりしました。


日銀は公開市場操作で、今日までの3日間で計8兆円もの資金を短期金融市場に供給しています。


全くもって、『お金』自体の価値観が麻痺するような金額のニュースが、「これでもか〜、これでもか。」っと流れています。



みなさんは子供の頃、

「お金がどれだけありがたいものか考えて使いなさい!」

とか

「一生懸命働いても、これだけしかお金にならないんだから、お金はありがたく使いなさい!」

とか言われた事、ありませんか?



『お金自体』が『ありがたい』ものだと教えられてきた人達が多いのではないでしょうか?

そんな『ありがたい』『お金』を一生懸命稼ごうとすると、提供する商品やサービスの『本来の価値』よりも、まず第一に『お金』を稼ぐ事を優先して道徳的な事や人として本当に大切な事をなおざりにしてしまうこともあるのです。

それは、ある意味仕方がないように思います。

そんな教育を受けてきたのですからねぇ。


そこで生まれるのが、『お金基準の価値観』です。


『お金基準の価値観』が強く先に立っていれば、偽装や詐欺まがいの行為をしてしまっても、

「俺は稼ぐために、一生懸命頑張って来たんだから、しょうがないじゃないかぁ。」

「そもそも価値がわからないから騙されるんだ。」

なぁ〜んて、逆ギレとも言える発言につながるのでしょう。



逆ギレせずに、逆に考えてみてください。


あなたは『ありがたい』と思わない物事に『お金』を払いますか?


あなたが『ありがたい』と思わない物事に『お金』を払わないように、お客様もまた『ありがたい』と思わない物事には『お金』を払わないのです。


『お金』自体を『ありがたい』と思うよりも、大切なお客様から『ありがたい』と思っていただいた結果としてお支払いいただいた『お金』と認識した方がわかりやすいでしょう。

大切なお客様が『ありがとう!』って支払っていただいた『お金』を大切にしないという事は、お客様からの『ありがとう!』を踏みにじっている事になりますからねぇ〜。




そんな『お金』にまつわるビジネスの真髄も、物語としてまとめられている本が、

公認会計士の天野敦之(あまのあつし)さんが執筆してくださいました、

『君を幸せにする会社(日本実業出版社)』です。


君を幸せにする会社



『仕事』をする上で、本当に大切な事。

ビジネスを継続的なものにする真髄が、本当にわかりやすく書かれています。

金融不安解消のヒントも、ここにありますよ。


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