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こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。

今夜はコミュニケーションや自己革新、相互支援、協業、気づき等々、様々な成功のための阻害要因となる『序列の価値観』について、心理学における交流分析を通じて分析してみようと思います。


あっ、そうそう。
長〜くなりそうなので、何回かに分けてお送りしますね。



それでは参りましょう。



『序列の価値観』とは、自分と他人とを常に比較してしまい、かつ自分が相手より上の立場に立っていたいという潜在的な欲求や願望を指します。


口では「人の上に人をつくらず」的な平等を装った発言をしていても、具体的なコミュニケーションの中では謙虚さを失ってしまい、素晴らしい意見でも素直に聴き入れる事が出来なくなってしまいます。


よく合コン等で「俺が、俺が、」とか、「俺なんか‥‥」とか、「俺の方が‥‥‥」っとすぐに自分の自慢話に繋げて(つなげ)しまう人は、特に『序列の価値観』が強いと言えるでしょう。


組織やチームにおいては、長いものに巻かれながら、上司にはおべっかを使い、同僚や部下には偉そうな態度を取るようなタイプです。



日本人が『序列の価値観』を強く持ってしまう要因としては、子供の頃からの受験戦争を勝ち抜くための教育や、《勝ち組》《負け組》を強く意識させられた20世紀末期の社会文化が挙げられます。


自分と他人とを一定の基準で常に比較して、“勝ち負け”“優劣”を付けられて育ってきた日本人は、ランキングが大好きです。


幼少期から他人に勝てば誉められ、負ければけなされてしまうような社会で育ってきた訳ですから、ランキングは気になりますし、他人より自分が上に立ちたいという欲求や願望が潜在的に増幅しやすいのです。



この他人より自分が上に立ちたいという潜在的な欲求や願望が、《自分を認めて欲しい》という形で現れたものが、最近流行りの【承認欲求】だと言えるでしょう。





『序列の価値観』と交流分析〜其の壱・『序列の価値観』〜、本日はここまで。



つづく



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