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こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。


今夜も先週に引き続き《序列の価値観と交流分析》〜其の六・自立型相互支援〜をお送りいたします。


前回ご説明させていただきましたように、『序列の価値観』を持たないようにして、
自分も他人も認める事が出来るI'm OK. You're OK.の状態にいると、


・他人のスキルやノウハウ、人間性などを社会的地位や名誉に左右されずに評価する事が出来るようになる

・自分のスキルやノウハウ、人間性なども社会的地位や名誉に左右されずに評価する事が出来るようになる

・自分と他人のスキルやノウハウを固定観念や既成概念に左右されず、素直に評価する事が出来るようになる

・他人に不足しているスキルやノウハウを自分に任せていただけるように努力するようになる

・他人のスキルやノウハウを謙虚に受け入れる事が出来るようになる

・自分に不足しているスキルやノウハウを他人に任せられるようになる

・人々がそれぞれ自分らしい形で自立しながら、人々がお互いに支援しあうようになる

・自立して自己責任をもってお互いが信じ合う事により、本当の信頼関係を築き上げる事が出来る


っといったメリットがあります。


簡単に申し上げますと、

《かもしれない事ばかりになる》

っという事です。


固定観念や既成概念によって《ダメだ》とか《無理だ》と思っていた物事が、《ダメかもしれないけど、ダメじゃないかもしれない》とか《無理かもしれないけど、無理じゃないかもしれない》に変わります。


ところが、固定観念や既成概念に囚われた序列を自らの人間関係に持ち込んでしまう事と、「自分よりも年下」「自分よりも格下」「自分よりも経験値がない」等々、本当は革新や成長、可能性のためにはあまり関係のない障壁を自ら築き上げてしまう事になります。



『序列の価値観』を捨て、自分も他人も認める事が出来るI'm OK. You're OK.の状態にいられるようにしていれば、自分は自信と責任をもって誰かに貢献出来るようになり、他人のスキルやノウハウや意見も謙虚に受け入れられるようになり、それによって更に自己革新のスピードも加速していきます。


そして、大きな枠組みでの“社会”という組織において、それぞれひとり一人が自信と責任を持って自立し、お互いに自分らしさを存分に発揮して、お互いに支援しあう事が出来れば、絶大な信頼関係に結ばれた社会が生まれるでしょう。





他人の御利益のためにお仕事をしていると、必ず自分の御利益として返ってくる。


自分に御利益が欲しければ、他人の御利益の事を考える。


『ありがとう!』と御利益をくれるのは他人だから当然かもしれないけれど、いつしか『お仕事』が自分の御利益を達成するための手段になってしまったり、いつしか自分の御利益のために他人に『偽りの仕事=偽装や手抜き』を提供するようになってしまったり‥‥‥‥。


そのうち、同じようなお仕事をする他人達を敵視して、同じようなお仕事をする他人達に勝つ事、勝ち抜く事、勝ち続ける事が『お仕事』になってしまったり‥‥‥‥‥。


そんな社会環境の中で育ってきたら、他人を信じて頼る事に抵抗を感じるでしょうし、他人に勝ち抜いてこそ『勝ち組』というステータスを手に入れる事が出来るといった固定観念や既成概念を持ってしまうのも仕方ないでしょう。


いま、ここにある“不況”は、そんな固定観念や既成概念を打ち破るために、とってもいい機会だと思います。


経済がどんどん縮小していく中で自分だけが『勝ち組』として残っても、その先には“喰い潰し”か“喰い合い”が待っているだけです。


自らの能力の限界を突破し、イノベーションを繰り返して、成長し続けるためには、ひとり一人が責任をもって自分らしく自立し、お互いに支援しあう事が大切です。





そこで一句


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自立した

相互支援で

イノベーション

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お後がよろしいようで





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