【アンラッキーは依存型・ラッキー券は自立型】の補足。
こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified RiskManager のアキバです。
今夜はちょっと昨日の補足です。
「〇〇〇しなければならない」や「×××しなきゃいけない」という言葉を発して、「〇〇〇をやる」「×××をする」という言葉に従属する事となり、やりたくなくてもやらざるを得ない状態になってしまうと
《やりたくないけど決まり事だからやる》+《責任を取らない》=《依存型、依存症》
となります。
実はこの時に、危険な“ある変化”が起きています。
あっ、そうそう、初めは《やりたい、やる》っと積極的・能動的・自発的に考えていたものと仮定してください。
それでは、わかりやすいように具体例を挙げて説明させていただきます。
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《目的》
痩せる(やせる)ために
《戦術と戦略》
ランニングをする
《理由》
痩せたいから
ボクサーや格闘家が減量のためにランニングをする時を想像してください。
目的と理由は「痩せるため」であり、戦術は「ランニング」、戦略は「する」になります。
目的と理由については、チャンクアップ(=より大きな塊やグループに上げる事)すると「早く動くため」とか「スタミナをアップするため」となり、もっとチャンクアップすると「勝つため」という事になります。
自らの意志が強く、『心・氣持ち・情熱』を《目的》に対して注ぎ込めている間は問題ありません。
しかし、不意に目先の辛さから「コーチやトレーナーに厳しく言われるから、本当はやりたくないけど、歯を食いしばって頑張るぞ!」なぁ〜んて思い始めると、
「ランニングしなきゃいけない!」
「痩せなきゃいけない!」
と、言葉で自分を戒めるようになります。
言葉で自分を戒めながらも、内心では「やりたくないなぁ〜」っと思い続けます。
すると、減量の最も辛い時期に差し掛かった時に、
「痩せなきゃいけないけど、やりたくない」
「やらないとコーチやトレーナーに怒られるからやる」
といった気持ちの変化が生じる事があります。
この《気持ちの変化》が危険なトリガーとして働き、
「痩せなきゃいけない」
↓ ↓ ↓
「コーチに怒られるから」
「トレーナーに怒られるから」
という危険な“ある変化”をもたらすのです。
いかがでしょうか?
危険な“ある変化”にお氣づきですか?
「痩せなきゃいけない」
↓ ↓ ↓
「コーチに怒られるから」
「トレーナーに怒られるから」
という事は、
《理由》
コーチやトレーナーに怒られないために
《戦術と戦略》
ランニングをする
となりますので、《目的》が大きなチャンクまで含めて、総崩れとなってしまうのです。
自分自身が「勝つため」に『心・氣持ち・情熱』を注ぎ込んでいたのにもかかわらず、一瞬にして“やらされ君”や“やらされ子ちゃん”になっちゃうのです。
次に恐ろしいのが、負けた時の『言い訳と口撃』です。
「コーチがやれって言ったから従ったのに、負けたのはコーチのせいだ!」
「トレーナーがやれって言ったから走ったのに、全然効果がないじゃないか!」
なぁ〜んて言うようになり、コーチやトレーナーに対する依存症の選手が誕生してしまうのです。
ですから、例えひと言の言葉でも【暗落危・暗病反】グループの言葉ではなく、【楽喜健・明元素】グループの言葉を選んでいく方がいいのです。
逆に言うと、【楽喜健・明元素】グループの言葉を使うように心掛けるだけでも、自らの意志を強く保ち、モチベーションを持続させる効果が期待出来るのです。
さてさて。
具体例に挙げたコーチが上司だったら‥‥‥。
具体例に挙げた選手が部下だったら‥‥‥。
具体例に挙げたトレーナーがコンサルタントだったら‥‥‥。
トップダウン型で指示・命令ばかりしていると、いつの間にか依存症の部下ばっかりになってしまうかも‥‥‥‥‥‥知れませんね。
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