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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


まずはヘッドラインニュースです。


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【<鳥インフル>季節性と混合で強毒化する恐れ 東大など研究】


人に感染すると致死率6割以上という強毒性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が人の季節性ウイルスと混ざり合うと、さらに強毒化する恐れのあることを東京大医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス学)と米などの研究チームが明らかにした。23日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載される。

 H5N1型ウイルスと季節性(H3N2型)ウイルスを使い、遺伝子のすべての組み合わせ(254通り)の作成を試みた。75種のウイルスを調べた。

 その結果、季節性の遺伝子の一つで増殖の働きを担う「PB2」を持つ22種で、それぞれのウイルスを感染させた4匹すべてが6〜12日間で死んだ。その他はH5N1型と同程度(12日後に致死率50%)か、より弱い毒性だった。【関東晋慈】

【出典:2010年2月23日Yahoo!ニュース】

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このニュースから読み取る事が出来るリスクは、


「人に感染すると致死率6割以上という強毒性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が人の季節性ウイルスと混ざり合うと、さらに強毒化する恐れがある。」


という事ではなく、


『人に感染すると致死率6割以上という強毒性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が人の季節性ウイルスと混ざり合い、さらに強毒化した新型のインフルエンザウイルスが、実験によって作られた。』


という事実です。




そのリスクは、

《より強力なワクチンの開発》

にも、

《より危険なパンデミックの発端》

にも繋がります。




特にリスクマネージャーの方々は、このニュースから、

『人に感染すると致死率6割以上という強毒性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が人の季節性ウイルスと混ざり合い、さらに強毒化した新型のインフルエンザウイルスは、既にこの世に存在する可能性が極めて高い。』

と読み取る危機感度が必要だと思います。




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