こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今夜は、《組織やチームの成長過程におけるジレンマ》を通じて、“承認欲求”ではなく、能動的に承認“要求”をしていく事によって、他人の不安を解消し、課題解決スピードを高める方法について考えてみたいと思います。



まぁ、初めに申し上げますが、強制的に承認するように要求するような力技ではありませんし、心理的に騙して承認させるような怪しいモノでもありませんので、ご安心くださいね。



それでは参ります。


あなたが、新しい問題点にいち早く気づいたと仮定します。


他の方々は、まだ新しい問題点に気づいていません。


この時、あなたには問題点を“問題”として認識する能力や知識、経験、知恵などが備わっていますよね。


しかし、他の方々には問題点を“問題”として認識する能力や知識、経験、知恵などが備わっていないかも知れません。




つまり、他の方々から見ると、

「なんで、そんな事にこだわるのか、わからない。」

「なんで、そこを問題視するのか、わからない。」


っという状況に陥る可能性があるという事です。





そこで、自分だけが気づいた問題を課題化し、解決に導こうと努力すると、そもそも“問題”として認識する事が出来ていない方々からは、

「あの人は何を考えているのか、わからない。」

「あの人のやる事は、わからない。」

と見られてしまいます。




結果として、

「あの人には着いて行けない……」

っという結果に至ってしまう事もあるのです。



同じ方向を向いて組織やチームを導こうとしているのに、一人だけ最先端を切り拓くリーダーは、このように《組織やチームの成長過程におけるジレンマ》に陥りやすいのです。


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《組織やチームの成長過程におけるジレンマ》

リーダーもメンバーも間違いなく同じベクトルなのにも関わらず、意見や考え方が対立してしまう事

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それでは、どうすれば、この《組織やチームの成長過程におけるジレンマ》から抜け出す事が出来るでしょうか?


それは、

《 動物からカリマス(借ります)理論 》における

わからないモノゴト

不安

脅威

逃避

攻撃

の流れを遡り(さかのぼり)、他のメンバーがわからない部分を突き止め、わからない部分をわかっていただく事で、解決する事が出来ます。



先程の設例では、問題点を“問題”として認識する事が出来なかった訳ですから、

「何故、問題として認識する事が出来ないのか?」

「何がわからなくて、問題と認識する事が出来ないのか?」

を探ります。


そして、わからないモノゴトをわかっていただき、スタートラインを合わせた上で、改めて、その“新しい問題点”について、説明をします。



相手の“わからないモノゴト”を積極的・自発的・能動的に、自らが探り、その“モノゴト”について相手が承認していただけるように要求=わかりやすく、根気強く説明する事によって、相手のポテンシャルをも引き上げてしまう事が出来るのです。



ですから、積極的・自発的・能動的に他人の“わからないモノゴト”を探り、承認要求していくと、《組織やチームの成長過程におけるジレンマ》から抜け出す事が出来るだけでなく、組織やチームのメンバーひとり一人の自己革新スピードの向上と組織やチーム全体の革新スピードの向上にも繋がる(つながる)のです。



承認欲求”ではなく、能動的に承認“要求”をしていく事によって、他人の不安を解消し、課題解決スピードを高める方法について。



ぜひ、今一度、お考えいただければと思います。






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