ババ抜きマネジメントにご注意を
こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。前回の続きはちょっとお休みさせて頂いて、今宵はマネジメント系のお話をさせて頂きます。
私は仕事柄、いろんな組織を拝見させて頂いておりますが、そんな中で、仕事の内容詳細や道理、ノウハウなどを教えられず、スキルチェックも無しに、新しい仕事の指示・命令がなされている組織がありました。
指示・命令の仕方はこうです。
上司:『〇〇〇〇をやっておいてくれ。』
部下:「どうやって、やるんですか?」
上司:『あっ、“誰か”に聞いてやってみて。』
部下:「あっいや〜‥‥‥」
上司:『大丈夫だよ!』
部下:「あっ、はい。やってみます。」
しっかりと内容詳細や道理、ノウハウなどを教えられる“誰か”がいれば、まだ良いのですが、
・“誰か”を探す時間
・やり方を学ぶ時間
・発生するミス
・ミスをリカバリーする時間
‥‥‥etc.
は、総てお客様に対して降りかかってきます。
その仕事に対して求められるスピードにもよりますが、だんだん期限が近づいてくると、指示・命令した上司にも焦りが出て来るのでしょう。
上司:『大丈夫?』
部下:「あっ、はい。あっ、いやぁ‥‥‥。」
上司:『大丈夫?』
上司:『間に合わなかったら、どうすんの?』
部下:「頑張ります!」
上司:『いやいや、頑張って間に合うんだったら、始めから頑張れよ。』
ジョブローテーションや、配置転換によって、担当セクションや、担当するお客様が頻繁に変わるような組織では、案外ありがちなやり取りかも知れません。
問題も残したままジョブローテーションが行われ、問題が発生した時の担当者がババを引く。
しかも、大切な事柄や業務自体の引き継ぎが、ろくに行われず、結果として問題が発生するか?問題が発生しないか?が、評価の分かれ道。
こんな組織の場合には、上司ではない他のメンバーやスタッフ同士も同様に、
『すべてではないにしても、担当者の責任だ。』
っという認識になりがちです。
大きな組織や理念の浸透していない組織にありがちな、
《ババ抜きマネジメント》
本当は、
〈スキルアップ及びスキルチェックの仕組み〉
〈引き継ぎの仕組み〉
等を、組織における仕組みとして整備すれば、そんなギスギスした組織にならないで済むんですけどねぇ。
そこで一句
************************************************
ババ抜きで
負けたスタッフ
辞めていく
************************************************
お後がよろしいようで‥‥‥
コメント