並列化のリスク〜ある一つの仮説〜なぜ経営理念は浸透しないのか?

2010年06月28日

他人を簡単に敵視したり馬鹿にする心理のリスク 〜 其の弐 ・ ほ 〜

こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


ところで、みなさまは、twitter やってますか?

2chにしても、twitter にしても、見ず知らずの他人を簡単に敵視したり、
馬鹿にしたりする方々が、まだまだいらっしゃるようです。

でも、その時々、その瞬間、瞬間に、他人を敵だと認識してしまったり、見方だと認識してしまったり、無意識のうちに敵味方をコロコロと変えてしまうのは、とっても危険な事なのです。


本名でもなく、相手も見えていないからこそ、簡単に相手を口撃したり、貶したり(けなしたり)、馬鹿にしたりする事は簡単に出来るでしょうが、だんだんと

「それが普通のこと」
「それが当り前のこと」

になってしまうと、リアルの世界でもそのような性格になってきてしまうかも・・・・・・

そんな危険性を感じている今夜も、

【パーソナリティ障害(人格障害)のことがよくわかる本・市橋秀夫先生[監修]・講談社】


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から、抜粋させていただきまして、パーソナリティ障害(人格障害)について考えてみたいと思います。



他人を簡単に敵視したり馬鹿にする心理のリスク 〜 其の弐 ・ ほ 〜

〜 〈強迫性パーソナリティ障害〉について、考えてみましょう 〜



自分で決めたルールや型通りのやり方にこだわり、完璧に出来ないと気がすまない。ルールが無いところや、急な変化を嫌う。

自分のルールにこだわり、いい加減さやミスは許せない。


強迫性パーソナリティ障害は、自分で決めた事に囚われて柔軟な意思決定が出来なくなっている状態を『 障害 』として診断されるものです。

最悪のケースを常に想定してしまい、血がにじむくらい手洗いを続けてしまったり、ガスの元栓を締めたか?鍵を締めたか?何度も、何度も気になってしまうような〈 強迫性障害 〉とは違います。

しかし、〈強迫性パーソナリティ障害〉は「自分の決めた事」から外れてしまった場合に起こるかもしれないリスクを過剰に恐れていると考えられます。

〈強迫性障害〉はもっと広い意味で、例えば「手にバイ菌が残っていたらどうしよう?」とか、「他人から臭いを思われたらどうしよう?」とか、「ガスの元栓を締め忘れて火事になったらどうしよう?」とか、「家の鍵を締め忘れて泥棒に入られたらどうしよう?」っというリスクを過剰に恐れていると考えられます。


〈強迫性パーソナリティ障害〉も〈強迫性障害〉も共に、仮定も含めて自分の中に決まり事を作り上げ、《 そうしなかった場合に、どうなるのか、わからない 》という事が原因となっているようです。

これを【 アキバの動物からカリマス(借ります)理論 】に当てはめてみると、

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【 アキバの動物からカリマス理論 】

わからないモノゴト

不安

脅威

逃避

攻撃
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幼少期から他人と比較されて、競争させられて育ってきた

「他人を蹴落としてでも、良い学校に入るべきだ」っと教えられてきた

「他人を蹴落としてでも、出世を目指さなければ勝ち組になれない」っと教えられてきた

一方で、他人を思いやる気持ちが大切だとも教えられてきた

“他人を思いやる気持ち”と“他人と競争して勝ち組になる”事に相反性が感じられる

そんな中で実際に何度も裏切られるような経験をしてきた


つまり、勝ち組・負け組という観念が強烈に刷り込まれた結果、他人を「 敵 or 味方 」のいずれかとして見るようになり、
自分を守るために、自分自身が信じられる方法を決めて、それに従い続ける事によって『 わからない未来 』が訪れないようにしているものと考えられます。

とても生真面目で自分の決めた方法をやり抜く事においては、とても大きな力を発揮する事が出来ますが、他のやり方を考えると、

他のやり方をしたらどうなってしまうかわからない

不安

脅威

逃避

攻撃

という無意識の反応が出てしまい、自分のやり方を他人に押し付けたり、応用をして短い効率化を図ろうとしなかったり、他人のアドヴァイスを聞かずに自分のやり方を頑なに続けたりします。


〈強迫性障害〉は、おそらく〈強迫性パーソナリティ障害〉よりも強い無意識反応が出てしまい、例えば手洗いの症状で考えると、「手を洗わなければ、バイ菌が入って病気になるかも知れない(わからない)」「どんなバイ菌があるかわからない」「どんなバイ菌で、どんな病気になってしまうかわからない」・・・・などの、“わからないモノゴト”を次から次へと考えてしまい、

わからないモノゴト

不安

脅威

逃避

という無意識の反応に至るものと考えられます。


〈強迫性パーソナリティ障害〉にも〈強迫性障害〉にも共に言える事は、“わからないモノゴト”から発生する“不安”に対する“脅威”を、自分の思いつきや思い込みに入れ替えてしまう事によって回避している点です。

〈強迫性パーソナリティ障害〉において、自分の決めたやり方に固執し過ぎるという事は、裏を返せば「改革」「改善」「イノベーション」といった活動によって「わからない未来」が訪れないように、わかりきったやり方を続けているといえます。

〈強迫性障害〉の場合には、「病気になるかもわからない」「火事になるかもわからない」「嫌われてしまうかもわからない」「他人を傷つけてしまうかわからない」「自分は汚れているかもわからない」・・・・・など、様々な「わからない」事に対して過剰に反応するようになってしまい、「手を洗い続ける」「除菌スプレーや除菌シートを使い続ける」「鋭利な刃物を異常に遠差避ける」「何度も確認を繰り返す」といった行動をしてしまうといえます。


どちらも“不安”に対する感受性がとても強い事がトリガーとなり、過剰な逃避行動を取ってしまっているだけではないでしょうか?


確かに過剰ですから、普通ではないでしょう。

ですが、根本的な原因は“わからないモノゴト”にあるという事ですから、まずはその部分に気づかせてあげる事が重要であると、私は考えます。

〈強迫性パーソナリティ障害〉の場合には、他人は敵ではなく本当に心の通じ合った仲間になる事が出来る事、わからない将来だとしても仲間と協力し合えば恐れる事はないという事が「わかれば」、その症状が緩和され、改善に向かうものと思います。

〈強迫性障害〉の場合には、おそらく、たくさんの「わからないモノゴト」に対して不安感を抱いてしまい、逃げ場のない、追い込まれた状態になっている事が考えられるため、まずは、「わからないモノゴト」が「不安」となり、「脅威」を感じ、「逃避」行動を無意識に起こすという事を知っていただく事が必要だと思います。


〈強迫性パーソナリティ障害〉も〈強迫性障害〉も共に、安心して他人を信じる事が出来ない社会不安の影響が強いものと考えられますから、周りの強い人達が信じ続けてあげる事、根気よく支え続けてあげる事、まごころや思いやりを持って接し続けてあげる事によって、気づかせてあげる事が大切ですね。

そして、“不安”の原因を突き詰めて探ってみれば、“わからないモノゴト”に到達する事、“わからないモノゴト”を“わかる”事によって“不安“は解消されるため、多くの人々が「後から考えれば大した事じゃなかった・・・」っと思うといった事実を知る事が大切です。

一番感受性の高い時期にじっくりと形成されてしまった性格のようなものですから、周りの強い人達は諦めず、じっくりと根気よく見守ってあげる必要がありますよね。


来週は、

他人を簡単に敵視したり馬鹿にする心理のリスク 〜 其の弐 ・ へ 〜

〜 〈反社会性パーソナリティ障害〉について、考えてみましょう 〜

をお送りいたします。




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