政治

2016年06月08日

アベノミクスのボトルネック

こんにちは、経営理念コンサルタント、認定支援機関、金融内部監査士、リスクマネジメント協会 Certified Risk Manager、企業健康アドバイザー のアキバです。

巷では『 アベノミクスは失敗した! 』との声が多く聞こえるようになってまいりましたが、みなさまはアベノミクスは失敗したと思っていらっしゃいますでしょうか?

^貭蠅慮果は現れたものの腰折れして失敗した

一時的に株価を吊り上げる事には成功したが失敗だ

0貮瑤梁膣覿箸砲浪厳辰あったかもしれないが失敗だ

ぞ暖饑任鬘機鵑ら8%に増税していなければ成功したかもしれない

ゲ燭睚僂錣蕕覆

Υ袷瓦房最圓

Г修發修眄熟社会の景気を政策だけで浮揚させる事は出来ない

┐泙誓功へ向けての途中段階だ

いろいろとご意見・お考え・思いがあるでしょう。

消費税を現行の8%から10%に増税する事が正式に延期となった事から、アベノミクスは確実に成功しているとも言い切れない状況の下、アベノミクスのどこに問題があって上手く行っていないのか、アベノミクスの肝となる『 3本の矢 』から考えてみたいと思います。


*******************************************************************************************

《 アベノミクス「3本の矢」 》

アベノミクス「3本の矢」

第1の矢 = 「大胆な金融政策」
 金融緩和で流通するお金の量を増やし、デフレマインドを払拭

第2の矢 = 「機動的な財政政策」
 約10兆円規模の経済対策予算によって、政府が自ら率先して需要を創出

第3の矢 = 「民間投資を喚起する成長戦略」
 規制緩和等によって、民間企業や個人が真の実力を発揮できる社会へ


*******************************************************************************************

私は第2の矢「機動的な財政政策」の説明にある『 経済対策予算によって、政府が自ら率先して需要を創出 』の部分にボトルネックがあると考えております。

第1の矢・金融緩和で市場に流通する資金量を増やしても、消費者の可処分所得が増えなければデフレマインドは払拭されませんが、住宅や自動車等、消費者が借入を伴って消費活動を行う部分に対しては、一定の効果が発揮されるでしょう。

第3の矢・民間投資がすぐさま増えるか否かは別と致しましても、事業者が動きやすくなったり、成長を目指す事業者の支援体制を強化したり、産官学連携を促してイノベーションを起こそうという試みは、間違いなく成長に繋がるでしょう。


問題は第2の矢。

機動的な財政政策は第3の矢の効果を発揮させるためにも、是非お願いしたいところなのですが、問題はその後、「政府が自ら率先して需要を創出」という部分。

公共投資による需要創出は限定的であり、一般消費者が肌で感じる需要の増加には繋がらない、つまり一般人が「欲しい」「買いたい」と思うモノやサービスが増える訳ではないという事です。


政治的に診れば、一部の大企業や好業績中小企業にお勤めの方を除いて、有権者の可処分所得が増える訳でもなく、有権者の購買活動が活性化される訳でもないため、世論調査をしても『 アベノミクスは成功している 』という意見は上がって来ないのですね。




特に、成熟社会となってしまった日本では、需要創出が難しくなっております。

最も強いニーズとは「不足している」と感じる事。

自分に不足しているものから手に入れたい、腹が減るから食べたいという事です。

ところが、モノが溢れる時代と言われて久しい現代ですから、なかなか不足したり、満たされていないと感じる事がありません。

モノが溢れる時代となり、モノが売れない状況を打破するために起こったのが、価格戦争。

輸入価格は当時の円高によって安くなり、その上でPB(プライベートブランド)商品による価格破壊なども相まって、世の中には安いものが増え過ぎました。

また、私は「誤ったグローバリゼーション、誤った脱ガラパゴス」と思っておりますが、世界標準と利益重視の効率化を進め過ぎてしまった結果、日本のお家芸、自動車や電化製品は、そのデザイン性・機能性を失ってしまった時期がありました。

例えば、拡張性がなくなった電化製品は、ユーザーによるイノベーションを阻害します。

デザイン性や機能性が失われ、標準化された安い商品が増えれば増えるほど、「不足している」と感じない限り購買・消費には繋がらなくなります。



第1の矢の説明にございます「金融緩和で流通するお金の量を増やし、デフレマインドを払拭」は、実は感覚がズレてしまっているのかも知れませんね。

ニーズがなくても欲しくなるのが、趣味趣向品。
手元に置いておきたいと思ったり、「値段じゃなくてコレが欲しい!」と思うようなデザインや機能が、『 買いたい! 』という思いを強くさせます。

『 買いたい! 』という強い思いが、労働意欲を掻き立てます。

労働意欲が掻き立てられれば、結果として賃金上昇の原動力になります。

「高度成長期とは違うんだ!」と仰る方も多いようですが、高度成長期には「車が欲しい!」「家を持ちたい!」と貧しいながらも一生懸命働いて、稼いで、買って、というお金の流れが生まれていた筈です。

現代日本のデフレマインド払拭を狙うのであれば、消費者のマインドを「買う金がないから、金をくれ」読むのではなく、「欲しくなるものを、もう一度生み出せる産業界のイノベーションを待ってます」と読んだ方がよろしいかと思います。

欲望を成長に繋げる「ギャルの自分磨きノート」2010年5月7日のブログ



そこで需要に繋がる欲望・欲求を掻き立てるデザインや機能を表彰する仕組みを、若者も交えるという意味で産官学連携で行ってみてはいかがでしょう。

欲しいものを世の中に増やし続ける。

欲しいと思われるものを作りたい人を増やす。

これは、儲かるものを作るという意味合いとは違います。

欲しいものは手に入れば消費者が喜びます。

儲かるものが消費者が喜ぶものとは限りません。

需要を爆発的に増やすためには、消費者心理を読む事が必要です。

「日本は嫌いだけど、日本のモノは安全・安心だし、品質は圧倒的に良い」という事からインバウンドだなんて格好良く言われている爆買いは続いていました。

勿論、国内消費が安全・安心、品質のみで増える訳ではありませんが、価格がトリガーとなるのではなく、わざわざ買いたくなる理由が必要だという事です。


「同じスマホでも、このデザインが圧倒的に格好いい。」

「この機能は他にはなかった。」

「ひとつ一つの機能は大した事ないけど、これだけ揃っていると嬉しい。」


本日はちょうど2016年上期・日経MJヒット商品番付が発表されました。

《 商品 》ではないものがずらりと並んでいます。

ぜひ、日本のヒット商品番付が欲望を掻き立てる《 商品 》で埋まりますように願いつつ、日本のモノづくりが再び活況となりますようご支援を続けて参ります。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。



やわらか成長戦略・内閣官房・2015年12月25日更新版




このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 15:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年04月14日

あれこれダメ出しをする前に・・・・・・

こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。



危機的な状況からなかなか脱する事が出来ない福島原発問題。



これまで、

「問題ありません」

「問題が生じました」

「安全です」

「危険です」

「でも大丈夫です」

「やっぱり危険です」

を繰り返してきてしまったおかげで、マスコミでも不安に駆られて“悪者探し”状態になってしまったり、他人のダメ出しばかりして改善策に辿り着けないような討論を見聞きするようになりました。



いまの東日本は、

1.発災中:福島原発

2.復旧途上:津波の被害に遭ってしまった地域

3.復旧中:震災の影響により、通常の生活および業務の復旧が遅れている地域

4.復興途上:上記の地域および計画停電等の影響により、通常の生活および業務の一部に支障をきたしている地域

といったように、地域によって対処すべき課題が異なっているのが現状です。



このような状況下においては、

・それぞれの顕在化した問題の整理

・潜在的な問題の顕在化と整理

・それぞれの問題をスケジュール立てて対策を練る問題の課題化

・優先順位を十分に考慮した対策の実行

・実行した対策の効果測定と改善

  etc....っといった事が必要になりますね。



そうなると、いまやるべき事は1つではなく、中長期も見据えた上で“やれる事”“やるべき事”を整理し、計画立てて実行していく必要があります。


ところが、

・“悪者探し”ばかりで対策がおざなり(いいかげん)になったり、なおざり(やらなく)なったり

・他人のダメ出しばかりして対策に辿り着けなかったり

・自分の承認欲求を満たすために、他人のアイデアに聞き耳を持たなかったり

・“A”か“B”かどっちにするのか?っと二者択一的な発想に偏ったり

してしまう事が多く見受けられます。





そこで、次のクイズを試してみてください。




【 問題 】

あなたは暴風雨の中、車を運転しています。

バスの停留所が前の方に見えてきました。

そこには、3人の人がバスを待っているようです。


1人目・・・危篤らしい老婦人

2人目・・・かつてあなたの命を救ってくれた大親友

3人目・・・あなたが夢にまでみた完璧なパートナー



あなたの車はツーシーターで、二人しか乗る事が出来ません。

さてさて、あなたはどうしますか?





一般的には、1人目の「危篤らしい老婦人」を乗せて、病院に直行するという方が多いでしょう。



「自分の倫理観は正しい」っという承認欲求が先行し、三択のうちの「危篤らしい老婦人」を選ぶのは、ごくごく自然な選択と言えます。






ここで、もう一度、別の問題です。


「1人目、2人目、3人目のいずれかを選択する必要はありますか?」





おそらく、お読み頂いている方々の中には、

「ツーシーターなんだから、一人しか乗せられないじゃないか!!!」

っと、ご立腹の方がいらっしゃるかも知れません。




ですが、創造的な選択をしてみれば・・・・・・・・・・・


1.「かつてあなたの命を救ってくれた大親友」に車を貸す

2.「危篤らしい老婦人」を病院に連れて行ってくれるようにお願いする

3.「あなたが夢にまでみた完璧なパートナー」と次のバスを待つ


という選択であれば、総てが上手く行きますよね。





さてさて。。。。。。


この答えをお聴きになられて、あなたはどんな感情を持たれましたか?




「なるほどねぇ〜」

っとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。




「そんなの屁理屈だ!」とか、最近では、「誰も乗せずに走り去る」っとおっしゃる方もいらっしゃるかも知れません。






はじめは自分自身が運転して、3人のうちの誰かを乗せると考えてみたものの、創造的な選択によって総てが上手く行く方法を知り、素直に「なるほどねぇ〜」っと思われた方々は、謙虚で、自己革新・自己成長のスピードも早い方々です。



逆に、総てが上手く行く創造的な選択自体を否定するような気持ちが、真っ先に思い浮かんでしまった方々は、自分自身の考え方を守り抜きたいプライドが強く、自分の考え方ややり方を変えられない方々と言えます。



会社経営も国の経営も、執る事が出来る対策は二者択一的な考え方に陥らないように、創造的な選択をした方がいいですよね。


特に有事の際には、目先の対策ばかりに目が行ってしまい、中長期的な対策がおざなり(いいかげん)になったり、なおざり(やらなく)なったりしがちです。


しっかりと

Research・現状分析、調査

Plan・計画

Do・実行

Check・検証

Improvement・改善

に則って、創造的な選択の上で対策を着実に実行して行きたいですね。


そんな「創造的な選択」=「クリエイティブ・チョイス」の他、自己革新や自己成長のための普遍的なスキル・ノウハウをまとめてくださっているのが、


必ず最善の答えが見つかる クリエイティブ・チョイス
必ず最善の答えが見つかる クリエイティブ・チョイス
クチコミを見る



「クリエイティブ・チョイス〜堀田 浩二様著・日本実栄出版社 」


です。



ぜひ政治家の方々にもお読みいただきたい一冊です。


*********************************************

今こそ

本当の意味で衆知を集め


“ 日本を守ろう ”

*********************************************


にほんブログ村 経営ブログ 経営哲学・経営理念へ


ビジネスブログ100選


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 18:00|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2011年04月10日

復興のために〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力〜シリーズ・再放送〜

こんにちは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。



いまの東日本は、

1.発災中:福島原発

2.復旧途上:津波の被害に遭ってしまった地域

3.復旧中:震災の影響により、通常の生活および業務の復旧が遅れている地域

4.復興途上:上記の地域および計画停電等の影響により、通常の生活および業務の一部に支障をきたしている地域

といったように、地域によって対処すべき課題が異なっているのが現状です。



このような状況下においては、

・それぞれの顕在化した問題の整理

・潜在的な問題の顕在化と整理

・それぞれの問題をスケジュール立てて対策を練る問題の課題化

・優先順位を十分に考慮した対策の実行

・実行した対策の効果測定と改善

  etc....っといった事が必要になりますね。



そんな本日は2009年6月にお送り致しました、〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力〜シリーズを1本にまとめまして、お送りしたいと思います。


アドバイザーに必要な四次元的傾聴力〜其の壱〜

わかりやすいVer.アドバイザーに必要な四次元的傾聴力〜其の弐〜

四次元的傾聴に必要なもの〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力・其の参〜

四次元的傾聴力を養おう〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力・其の四〜





《四次元的傾聴力》とは、モノゴトや論点の大小を表す“チャンク”(=塊)と時間軸を踏まえてヒアリングをする力です。


相談をされるお客様は、理路整然とお話しされる事はほとんどなく、思い付いた事から順次お話しされる事が圧倒的に多くなっています。


特に潜在的問題点のいくつかが顕在化してくると、目の前にある不安=顕在化した問題点から手っ取り早く片付けたくなります。

ご参照:アキバの動物からカリマス(借ります)理論・2nd



アドバイザーが『共依存』的にお客様の感情に流されず、自立解決に向けた的確なアドバイスをするためには、相談をされるお客様の最大目的(=何のため?)に照らし合わせて、根本的な問題点に“氣づいていただく”事が大切です。



例えば、目先のコストカットのために安易に人員削減をしてしまうと、組織全体が崩れ始める事があるように、根本的な問題点に氣づく前に、目先の顕在化した問題点に対して改善行動に移ってしまうと、目先の問題解決にはなっても中長期的には大きな悪影響を及ぼす事もあります。


そんな悪影響を避けるためには、出来る限り詳細な現状分析が必要です。



相談されるお客様に「まとめてわかりやすくお話しください。」っと切り出してしまうと、まとめ切れずにお話しいただけない事が多く発生してしまいます。


お客様がお話しいただけない情報を出来る限り少なくするためには、思い付いた事からでも、あえて出来る限りたくさんお話しいただく事が重要になってくるのです。


そして、たくさんお話しいただいた情報の中から潜在的問題点を見つけ出し、解決のための優先順位を踏まえた上で、相談されるお客様の言葉で返してさしあげる事によって、お客様は潜在的問題点と優先順位に氣づく事が出来るのです。




《四次元的傾聴力》とは、モノゴトや論点の大小を表す“チャンク”(=塊)と時間軸を踏まえてヒアリングをする力です。


チャンクの大小や難易度を計るためには、基準となるものが必要です。


また、重要度と優先順位を決めるにも、基準となるものが必要です。



さて、それらの基準となるものも知らないで、何かの数字だけでアドバイザーをしようとしている人って、結構いらっしゃいますよねぇ?



よ〜く考えたら、一般論でしかない数字を基準にして、一般的な事からブレている事を指摘していらっしゃる方。



そんなアドバイスの先にあるものは何でしょう?


おそらく、一般的な=同じような人もしくは会社でしょう。




自立型相互支援社会【ひとり一人、一社一社が自立した上で、お互いに自分らしさを遺憾無く発揮して支援しあう事により、共生(共存共栄)を果たす事が出来る理想的な社会】の創造を目指すには、《自分らしさ》を基準とする必要があります。



そこからブレてしまう事により、一般的=同じような人もしくは会社へとだんだん近づいていき、最終的には総ての活動において競合と戦い続けなければならなくなってしまいます。



その《自分らしさ》をまとめて、アピールしたり、意思決定の基準にしたり、組織をまとめる『意』『志』のよりどころにしたり、外部の方々が『共感・共鳴』してスポンサーになっていただいたり、より大きな枠組みでの共生を促すために“使えるもの”が、『経営理念』です。




会社経営における最大目的であり、意思決定の基準となるものが『経営理念』です。


『経営理念』を基準として、チャンクの大小や難易度、重要度、優先順位を整理しながら、お客様がお話しいただけない情報を出来る限り少なくするために、あえてお客様が思い付いた事から出来る限りたくさんお話しいただく事が《四次元的傾聴》です。



まぁ、簡単に言っちゃえば、まとまりのないバラバラの言葉を整理して、問題点を発見して、並べ替えるだけなんですけどねぇ。



判断基準とチャンクの大小、難易度、重要度、優先順位を整理するフレーム(枠)を持っていないと、なかなか上手く整理する事が出来ないようです。




また小さいチャンク(塊)では相反する意見や問題でも、大きなチャンクにチャンクアップしてみれば同じ方向性を持っている場合があります。

このような場合には、小さいチャンクの相反する意見や問題に優先順位をつけてあげる事によって、お客様にも同じ方向性である事に氣づいていただくようにしましょう。


例えばこんな感じです。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

〔ES(社員満足度)追求〕と〔利潤追求〕と〔CS(顧客満足度)追求〕という3つの目的があり、社内で意見が分かれていたとします。

それぞれの派閥が出来てしまって、組織力が発揮出来ない状況です。


組織をまとめて、組織力を活かし、力強い経営をしていくために、何か良い改善策はありませんか?


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

確かに〔ES(社員満足度)追求〕と〔利潤追求〕と〔CS(顧客満足度)追求〕は、どれも大切な事ですね。


どれが正しく、どれが間違っているというものではないのですが、「三択問題」的な固定観念から、《勝手にひとつしか選べない》という“決めつけ”が起きてしまいます。


そして、それぞれ自分の主張を“押し付け”あってしまう事で、大切な三つの目的が分離して反発しあってしまうのです。


実は“決めつけ”と“押し付け”を取り払い、クリエイティブ、もしくは「欲張り」に選択しようとすると、大切な三つの目的を総て同時に成立させる事が可能になります。



商売を通じて最初に『お金』をくれるのは、お客様です。

ですから『お金』、つまり〔利潤追求〕を成立させるためには〔CS(顧客満足度)追求〕が不可欠であると言えます。

同様に儲かってもいない会社に〔ES(社員満足度)追求〕をしている余裕はありませんから、〔ES(社員満足度)追求〕を成立させるためには〔利潤追求〕が不可欠であると言えます。

逆に言うと、優先順位とその裏付けに氣づいてしまえば、総てを同時に成立させられる事にも氣づくのです。


よって、優先順位が

〔CS(顧客満足度)追求〕

〔利潤追求〕

〔ES(社員満足度)追求〕

である事を、経営者自身が社員やメンバーに対して、『経営理念』を通じて「熱く語る=情熱を込めて話す」事によって、問題は解決に向かうでしょう。


まぁ、使える『経営理念』が無ければ、すぐには出来ませんけどねぇ。


それから、経営者自身が『経営理念』を通じて“情熱を込めて話す”事も重要です。

アドバイザーからではなく、経営者自身の言葉で、経営者自身が“情熱を込めて話す”事により、組織の求心力は生まれます。




《四次元的傾聴力》を活かすためには、次の要素が必要です。

・『経営理念』という意思決定の基準

・チャンクの大小、難易度、重要度、優先順位を整理するフレーム(枠)

・浮かび上がった問題点を解決するための時間的な優先順位を整理するフレーム(枠)



これらの要素により、

1.傾聴した言葉を『経営理念』に照らし合わせて、チャンクの大小、難易度、重要度、優先順位に氣をつけながら整理する。

2.整理した言葉から関連性を見つけ出し、潜在的問題点に「アドバイザー」自らが氣づく。

3.氣づいた問題点を時間的な優先順位のフレームに落とし込む。

4.時間的な優先順位で整理された問題点を踏まえて、傾聴した言葉の中からポイントになるものをピックアップして、聴いたままの言葉で返す。

5.経営者が問題点に氣づかなければ、ピックアップした言葉の関連性を説明する。

6.問題点に氣づいていただけたら、解決策について検討する。

等々が出来るようになります。


フレームのイメージは、ホームセンター等で売られているカラーボックスが良いでしょう。


経営者(相談者)からの言葉をチャンクの大小、難易度、重要度、優先順位によって整理するフレームは、カラーボックスを壁に立てかけたイメージです。

チャンクの大きいものは上の棚に、チャンクの小さいものは下の棚に、重要なものは右の棚に、重要でないものは左の棚に、というように整理していきます。

特にチャンクの大きいものは上の棚に、チャンクの小さいものは下の棚に整理する事を心掛ければ、潜在的問題点に氣づきやすくなるでしょう。



次に、浮かび上がった問題点を解決するための時間的な優先順位を整理するフレームですが、こちらは床に寝かしたカラーボックスをイメージしてください。

早く解決する事が出来る問題を左手前の棚に、早く解決する必要がある問題を右手前の棚に、時間をかければ解決する事が出来る問題を左奥の棚に、時間はかかるけれども解決する必要がある問題を右奥の棚に落としていく感じです。

問題を落とし終わったら、少し離れてフレーム全体を見渡します。

問題がたくさん詰まっているところがアドバイスのポイントです。


特に「解決する必要がある」問題が多いところにスポットを当てましょう。



あとは、中長期的に取り組む課題なのか、短期的に取り組む課題なのかによって、それぞれ改善計画を策定し、RPDCIサイクルを回していけば良いでしょう。




いま、日本にある顕在化した問題、潜在的な問題は、多岐にわたっております。

執るべき手段も多岐にわたっております。

是非とも、○×の単純な発想に至らないように、よりクリエイティヴな発想によって、日本を復興に導きたいですね。




にほんブログ村 経営ブログ 経営哲学・経営理念へ


ビジネスブログ100選

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 16:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年01月29日

目的をより明確にするためのターゲットセグメンテーション

こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


所得格差が広がる中、高所得層の方々に増税のお願いもせずに、消費税の増税にばかり目を向けるのは、選挙で勝つためなんでしょうねぇ。

おそらく、低所得層よりも高所得層の方が投票率も高いでしょうし、影響力も高いでしょうからねぇ。


食品や日用品も一律増税となれば、低所得層の方々は

“生きる道すら また細る”

っという事になります。


本気で所得格差是正を考えていらっしゃるのでしたら、しっかりと現状分析をしてからプランを練って、発言していただきたいですね。


国民を画一的に見るのではなく、ターゲットを絞り込んで、しっかり現状分析をしていただきたいですね。



ターゲットと言えば、古いマーケティング用語ですが、

“ターゲットセグメンテーション”

というマーケティング用語があります。


市場全体を相手に商売を考えるのではなく、

《 誰に 》

という部分を絞り込みましょう!っという事です。


例えば大きなチャンクで、

〈女性〉

というターゲットを決めたとします。


チャンクダウンをして少し絞り込むと

〈アンダー10歳の女性(乳幼児を除く)〉

〈10歳〜15歳の女性〉

〈15歳〜18歳の女性〉

〈18歳〜25歳の女性〉

〈22歳〜28歳の女性〉

〈25歳〜35歳の女性〉

〈30歳〜45歳の女性〉

〈35歳〜55歳の女性〉

〈45歳〜60歳の女性〉

〈オーバー50歳の女性〉

〈55歳〜75歳の女性〉

〈オーバー60歳の女性〉

〈オーバー70歳の女性〉


おっとっと。

チャンクダウンし過ぎてしまいました。


まだまだチャンクダウンして絞り込むと、

例えば

〈〇〇好き〉

とか

〈年収400万円以上〉

とか

〈関東にお住まいの〉

とか、様々な前提条件を複合していく事によって、ターゲットが明確化して参ります。



さてさて。

それでは、ターゲットセグメンテーションをする事と“目的”を明確化する事は、どのように関係しているでしょうか?



最近のマスコミの報道では、画一的に「誰もが安くなければ買わない」と誤解を受けるような発言がありますよね。

例えば、「西武有楽町閉店のニュースでは、H&Mなどの進出により価格競争の波に飲み込まれ、閉店を余儀なくされた。」という内容で報道されていました。

小売業の業態には、その“目的”によって

百貨店

専門店

スーパー

ディスカウント

コンビニ

などなどと分類されていましたよね。


ところが、

《 商品+サービス 》

の本来の価値ではなく、

《 商品の価格 》

だけを抜き出して比較すると、業態に関係なく安売りが出来るお店が最も有利になります。



ですが、家にお手伝いさんがいらっしゃるような高所得層の

〈45歳〜60歳の女性〉

〈オーバー50歳の女性〉

〈55歳〜75歳の女性〉

〈オーバー60歳の女性〉

〈オーバー70歳の女性〉

にお客様になっていただきたいと意志決定した時には、如何でしょうか?


価格や品揃えだけでお客様になっていただけるでしょうか?



そもそも、あなたがどこかのお店のファンになると仮定した場合、価格や品揃えだけでは、ファンにまでなれませんよね。

たぶん。



《 何のために 》その業態で

《 何のために 》その組織やチームで

《 何のために 》そのビジネスモデルで

《 何のために 》その商売で

etc.‥‥‥



最重要“目的”が《 金儲け 》であれば、何をやってもいいでしょう。

どんなお客様でも、お金を落としてくれる人であればいいですし、従業員も安い給料でたくさん働いてくれる人がいいですし、コンセプトを考えるよりも他で売れてるモノを安く売ればいいですし‥‥‥‥

あんまり“頭”や“氣”を使う必要がありませんよね。


勿論、大手百貨店様の業績不振は、こんな事が理由ではない筈です。

景気拡大に伴って、店舗展開をした

店舗展開に伴って、組織(従業員数)が膨らんだ

景気後退局面に入り、売上・利益が減少した

組織は膨らんだままで、さらに定期昇給まで必要

資金需要は増える一方

何とかして売上・利益を上げなければ‥‥‥‥


組織が大きくなれば、大きくなるほど、粗利額を増やさなければなりません。

大きな組織を養いながら粗利額を増やすためには、単価の高いモノにシフトするか、数を売らなければなりません。

もともと大きな市場を相手に商売をしている中で、数を売るためには、ターゲットを広げなければなりません。

ターゲットを広げると、どうなりますか?



そうです。

マスコミが報道しているように、「総じて、安くなければ売れない。」状態になりますね。


安くなくても買える人達をターゲットにして成長してきたら、組織の方は大きくなり、ターゲットとなるお客様層は小さくなり、結果として赤字転落→赤字拡大となってしまったんですねぇ。

粗利が一定で安定していても、定期昇給やボーナスによる資金需要は増えるばかり。


大きくなる事を目指すという事は、初めからそんなリスクを受け入れていなければなりません。



おっとっと。

今度はだいぶ脱線してしまいました。

申し訳ございません。



《 誰のために 》という事が決まっていると、“目的”は、より明確化しやすくなります。

そして、ターゲットセグメンテーションを経た“目的”は、よりブレ難くなります。



もちろん、“目的”がとても大切なのは、いつもお読みいただいている方々にはクドイかも知れませんが、


成功のための四要素


の中で最も重要だからですね。





にほんブログ村 経営ブログ 経営哲学・経営理念へ


ビジネスブログ100選

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 23:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年11月16日

G-20第1回緊急首脳会議の気になるポイント5

おはようございます、アキバです。

今朝の第1回緊急首脳会議後の記者会見を見て、ちょっと気になったポイントがありました。


それは

・市場開放

・自由貿易

・グローバル化

・内需拡大

です。


高度情報化社会の到来した21世紀の現在は、ネットを通じて全世界市場が統合されようとしている事に間違いはないでしょう。

政治を抜きにして考えれば、全世界の中で一番欲しいものを作ってくれるメーカーの製品を、一番便利でまごころ溢れる対応をしてくれる販売者から買える仕組みが出来上がりつつあります。

少し前のようにガソリン価格が高騰していれば、諸外国でも日本のハイブリッド車の需要が増加するのは当然の事です。

20世紀までの情報化が未発達であった時代では、“日本に素晴らしいハイブリッド車がある”っという情報が諸外国の一般市民にまで届かなかったかも知れませんが、現在ではそのような情報を何処にいても容易に入手する事が可能になってきています。

高度情報化社会が到来した現代社会では、自分の欲しいものは自分で探して買えるんですよねぇ〜。



そのような状況下において、麻生総理のコメントの中に

「外需に頼っている国はもっと内需を拡大する事に注力して・・・・」

っという言葉がありました。

“需要”を政治で喚起しようとする事自体、如何なものかと思いますが、
「市場開放」「自由貿易」「グローバル化」を目指しているのであれば、
内需も外需も関係ないでしょう。

地球環境を考えれば、“需要”をコントロールしようとするのではなく、
国内供給で対応出来るものは出来る限り国内で供給する、もっと言うと
出来る限り消費される地域で供給するようにして、輸送にかかる排出
CO2の削減と“結果としての内需”を両立させる事を目指して欲しい
と思います。




本当にglobalization(グローバル化)を望んでいるのであれば、地球温暖化の問題も含めて『地球人』としての議論がもっともっと必要になるでしょう。


いずれにしても、まずは20ヵ国もの国が集まって会議をし、意見がまとまったという事自体が、地球規模での大切な一歩となったものと思います。


金融サミットとしては。。。。。。

明日以降、結果が見えてくる事を期待しています。



にほんブログ村 経営ブログ 経営哲学・経営理念へ

過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!続きを読む

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 11:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年03月14日

『序列の価値観』と議論放棄5

こんばんは、アキバです。


どなたとは申しませんが、最近、議論をして組織全体を導いていく事を仕事として、その仕事に対する『ありがとう』の対価である『お金』をいただいているにも関わらず、議論を放棄している人達が目立ちますね。


組織のサイズはいろいろありますが、結論を導き出そうとするのではなく、敵対する相手を見つけてTA(心理学でいう交流分析)上のゲームを仕掛け、『序列の価値観』により自分が優位に立つ事ばかりを優先する、つまり、問題解決よりも相手に勝つ事ばかりを優先する人が増えてきました。


議論を放棄するのも『序列の価値観』により、「自分達の方が上だから、話し合う必要はない!」なぁ〜んて、無意識レベルでも思ってしまっているのでしょう。


TA(心理学でいう交流分析)上のゲームは、クレーマーも頻繁に使う言葉のキャッチボールや行動パターンです。

ゲームの中にもいくつか種類がありますが、今回のように議論を放棄して『序列の価値観』で自分達が勝つ事を優先する人には、


人のあら探しばかりをする【ヒステリー糾弾】

何でも人のせいにする【責任転嫁】

いつも自分のことを棚に上げる【思い込み】


のゲームを仕掛ける傾向があります。


〈詳しくは《あなたが演じるゲームと脚本(交流分析で探る心のうら・おもて)・杉田峰康先生著・(株)チーム医療発行・1,680円》をご覧ください〉

あなたが演じるゲームと脚本―交流分析で探る心のうら・おもて




ダラダラと長引く会議や、何故か発言が少ない会議の参加者をよ〜く観察してみると、かなりの確率でゲームを仕掛ける人が見つかります。


以前お伝えいたしました《業務上境界性パーソナリティ障害》(※学術的に認められた呼称ではありません)の人が会議に参加していれば、必ず敵と味方に分けて、敵を口撃(攻撃)するような発言に変換してきますから、すぐに見つける事が出来ます。


しかし、会議や議会においてもっと気をつけなければならないのは、細かいチャンクに陥りやすく、かつ「はい」「でも」っとゲームとして水掛け論ばかりしてしまう人です。


ゲームは本来、無意識レベルで行なってしまうので、自分としては一生懸命、問題を解決しようと努力しているつもりでいます。


ですが、無意識レベルで細かいチャンクにはまって行きながら、水掛け論に突入してしまうため、結論が出ません。


たまに見かけますが、コンサルタント的なお仕事をされている方でも、このような傾向をお持ちの方がいらっしゃいますので注意しましょう。



いずれにしても、『序列の価値観』によって結論を導き出すよりも自分達が勝つ事を優先したり、ゲームに突入して会議や議会が長引いてしまうと、その時間分の逸失利益が生じます。


他人の大切な時間と、自らの給料に対する仕事の両方を勝手に捨てている事になるのです。


逆に言うと、やるべき仕事をせずに給料をもらいながら、他人の大切な時間まで奪っている事になってしまうのです。



自分がそうならないためには、まず『対案』です。

必ず問題解決の先にあるゴールを見極め、そこに到達するためのプランを提案する事です。


心理学的に『気づき』を得る事は、そうそう簡単ではありません。
(関東近郊の方にはご紹介する事が出来ますが。。。)




「いまこの瞬間(とき)」を大切に。


議論を放棄するなら、その仕事に向いていないのでしょう。

それでもその仕事をし続けたいのであれば、ちゃんとゴールを見据えて、プランにはプランで競い合ってくださいね。


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ続きを読む

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 22:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年11月02日

緊急号外!やりますねぇ、福田首相!5

こんばんは、いただきますコンサルタントのアキバです。


今日は予定を変更して時事ネタでお楽しみいただきます。


実は私のブログは、長〜い通勤時間を利用して、携帯で打ち込んでいます。

今日は何にしようかな?っと考えていたところ、私の携帯に日経新聞号外ニュースが飛び込んで参りました。


……日経ニュース………………………………………………………………………………

福田首相、小沢氏に連立参加を呼びかけ

福田康夫首相は2日、民主党の小沢一郎代表との2回目の党首会談で、民主党の連立政権参加を呼びかけた。小沢代表は回答を保留し、党内に持ち帰った。

……日経ニュース………………………………………………………………………………

やりますねぇ!福田首相!


以前からこのブログでは、政治家は話し合いをして国民や世界に『安心・安全、豊かな暮らしを提供』する事により、国民からの『ありがとうの対価としてのお金』をいただく仕事だと申し上げて参りました。


政治と言えば、与野党の戦いや勝ち負けばかりが目立ちますが、他の政党を打ち負かす事が目的ならば、その負かされる政党を支持している国民も同様に負ければ良いと言う事になってしまいます。


ですから、『戦って勝つ』事を目的としないで、ちゃんと政治家として『提供すべき本来の価値』を追求して欲しいなぁ〜っと申し上げておりました。



そしたらですよ。

何日か前から連立の噂が聞こえて来て、いよいよ対話路線の確立に向けて貴重な第一歩が踏み出されたじゃないですか!

議会=会議で結果を出すのがお仕事ですからね。


ロハスなコンサルタントとしては、嬉しい限りです。



自立型相互支援社会に向けて。。。


過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!


テクノラティお気に入りに追加する


人気かな?








このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ryozy_akkiy at 23:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)