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おはようございます、アキバです。

今朝は、作業に対する指示・命令において、失敗しがちな言葉で遊んでみました。

必ず失敗する作業の指示・命令
〜さ行編〜

さ=さっさとやりなさい!

し=しっかりしなさい!

す=すぐにやりなさい!

せ=せっかくチャンスをあげたのに!

そ=それだからダメなんだよ!

作業の“目的”が腑に落ちないうちに、〈さ行の指示・命令〉ばかりしていると、部下は《わからないモノゴト》に追い込まれて、逃避(=サボり)や攻撃(=愚痴、逆ギレ)といった行動を起こします。

また、追い込まれて抑鬱症状が見られる人に対して〈さ行の指示・命令〉をしてしまうと、抑鬱症状は更に悪化する恐れがあります。

くれぐれもご注意くださいね。
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こんばんは、アキバです。


今日は昨日の続編、《短編〜経営者とお客様〜の巻き》をお送りいたします。


昨日の《短編〜管理職と管理人〜の巻き》の終わりに触れました、「確かに数字だけで管理をしてるが、ちゃんと『訪問回数を増やしなさい!』とか『もっと戦略を考えて行動しなさい!』とか『もっと売れるモノを考えて作りなさい!』って指示・命令してるぞ!」っていう経営幹部や役員の方々がいらっしゃったとします。


確かにモチベーションが下がってきた社内やメンバーに「喝!!」を入れて奮起してもらう事も、時には必要です。


しかし、よくあるケースでは「何度も同じ事を言わせるな!!」が付いていたり、「何回言ったらわかるんだ!!」が付いていたりしますよね。


毎回同じように「訪問回数を増やしなさい!」とか「もっと戦略を考えて行動しなさい!」とか「もっと売れるモノを考えて作りなさい!」っと言っていると、実は経営者と社員、もしくは上司と部下というよりも、〔従業員は委託業者〕で〔経営サイドはお客様〕といった立場と同様になってしまうのです。



初めは確かに部下や従業員を育てようという思いから、社員やメンバーがそれぞれ自分自身で考えて行動すりように促すつもりで指示・命令する筈ですが、何度も何度も同じように指示・命令しているうちに、

「訪問回数を増やすためにはどうすれば良いのか?」

「今、取るべき戦略は何か?」

「もっと売れるモノ=すなわちお客様に不足しているモノは何なのか?」

という当たり前の事を自分で考えなくなってしまうのです。



特に商品やサービスの『本来の価値観』と『お客様』よりも、『お金基準の価値観』を大切にしていると、

『業務の効率化』

『コスト削減』

『スピードアップ』

『単純な行動量アップ』

といったものをちょちょいとまとめて、


「今年度の戦略です!」



なぁ〜んて言いながら、具体的にどうするかについては社員やメンバーに依存するようになってきます。




こうなると、社員やメンバーはそれぞれ『お金』によって会社や組織と結びついているだけとなり、結果として〔従業員は委託業者〕で〔経営サイドはお客様(依頼主)〕になってしまうのです。

〔従業員は委託業者〕で〔経営サイドはお客様〕の傾向が強い組織ほど、組織をまとめる求心力は『お金』に偏っていきますから、社員やメンバーは自分の業績が上がれば上がるほど、《もっと儲けさせてくれるお客様》を探すようになります。



《もっと儲けさせてくれるお客様》は、おわかりの通り“他社”です。



もしデキる社員が会社に不満を持って辞めていくとなると、あえて競合他社を選んで転職するでしょう。


もっとデキる社員は独立・起業していくでしょう。





残った社員やメンバーは、どんな社員やメンバーですか?

そんな会社や組織の行く末はどうでしょうか?




社員やメンバーが自分自身の『理念』や『信条』をもって会社や組織をお客様に例えてみる事は、会社や組織に貢献する気持ちのあらわれですし、会社や組織から『ありがとうの対価』として給与をいただいている事を理解して仕事をするようになりますので、とても良い効果があります。


しかし、逆に経営者や経営幹部が自ら『お客様化』してくると、〔委託業者である社員やメンバー〕に対して「金払ってんだからちゃんと働いてくれよ!」、「もっと自分達を満足させるように働いてくれよ!」っという欲求が強くなってしまい、組織力も経営パワーも弱まってしまいます。



そうならないためにも、《何のためにその事業を営むのか》《何のためにその組織でなければならないのか?》を『経営理念』としてまとめ、強く心に刻み込みましょう。


仕事の『目標』は客観的な数字でなければなりませんが、仕事の『目的』も数字にしてしまうと、進むべき道が見えなくなります。


逆に言うと『目的』も数字であれば、「何をして数字を上げるか?」はどうでもよくなってしまうのです。



組織が一丸となって進むべき道。


それを示してくれるのが『本来の価値観』による『経営理念』です。



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