今年の漢字は『新』ですが・・・・・・・・・・・・・
こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified RiskManager の秋葉です。
今年も清水寺の奥の院にて、今年の世相を表す漢字ひと文字が発表されました。
昨年のCHANGE『変』に代わって、今年はNEW『新』。
この『新』の漢字を受けて、私は改めて“常識”とか“当たり前”というものを考え直してみました。
私が社会人になった頃には、通勤電車内で新聞を読むサラリーマンの姿が当たり前でした。
朝以外の時間では本を読むビジネスマンが多く、本はビジネス本か小説などが中心だったと思います。
ところが、最近では通勤電車内でサラリーマンが読むのは新聞よりもマンガ週刊誌。
本を読むよりDSやPSP、もしくは携帯でゲームが主流になってきたように見受けられます。
「食べれる」などの“ら抜き言葉”も、テレビやラジオから普通に聞こえてくるようになりました。
ひと昔前の20世紀なら、電車内でマンガを読んでいるサラリーマンは「デキない奴だ」なんてレッテルを貼られたものですが、今ではマンガやゲームが当たり前、“ら抜き言葉”どころか、ATM(あなたの便りを待っている)といったギャル系の言葉や、北関東訛りのようなイントネーションの若者言葉も、当たり前になりました。
これからのビジネスを考えると、私は、この時代の変化を真正面から受け入れる事が必要だと思います。
何故なら、マンガやゲームに興じている人々と、それを見て「近頃の若いもんは……」っと言う人々を比べた時、
《どちらの経済活動が活発か?》
という事です。
恐らく、収入が減ってランチも300円〜500円台まで落ち込んでいるサラリーマンよりも、毎週マンガ雑誌を買って、ゲームソフトを買っている人々や、ファッションにお金を掛けている若い女性達の方が、経済活動が活発だと言えるでしょう。
もっと経済活動が活発だと思われるのが、ヲタ系の方々です。
(あっ、すみません、表現が適切ではないかも知れませんが………)
先日、ニュースでも取り上げられていましたが、コミケ(コミックマーケット)の経済効果は素晴らしく、2005年の統計でも100億円もの経済効果が確認されていて、最近では地方自治体でも誘致に乗り出しているようです。
コミケといえばビッグサイトが有名ですが、沖縄でも開催された事があり、最近では茨城県の水戸市が誘致に成功し、近々開催されるそうです。
っと言う事で、気づかないうちに『新・NEW』に『変・CHANGE』した世の中。
来年の狙い目コンセプトは、ズバリ!
《遊・楽・超(ゆうらくちょう)》
でしょう。