タグ

タグ:理論

5

カテゴリ:
こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今夜は短めに『赤ちゃん理論』と『ブーメラン理論』とビジネスの関係についてお伝えします。


【赤ちゃん理論】


言葉を話す事が出来ない“赤ちゃん”は、笑顔だけで周りにいる大人達をあたたかく、和やかな氣持ちにさせてしまいます。

また、赤ちゃんがたくさんいる場所で一人の赤ちゃんが不安になって泣き出すと、赤ちゃん同士の間で『不安』が伝播して、他の赤ちゃんも泣き出します。

本来は大人も同じように“笑顔”で過ごしていれば、周りにいる人達があたたかく和やかな氣持ちになりますし、『不安』を抱えている時には、『不安』な“気”が周りの人達に影響を及ぼす事があります。



【ブーメラン理論】


たいていの事は他人にしてあげた事が自分にも返って来ます。

たいていの事は誰かにやった事は自分にも返って来ます。


たとえ相手が動物や自然であったとしても、たいていの事は自分に返って来ます。




『赤ちゃん理論』と『ブーメラン理論』。

まぁ、どちらも裏付けするデータがありませんので、本当は『理論』として確立する事が出来るレベルには至っておりません。

ですが、『赤ちゃん理論』は観察していればその通りですし、『ブーメラン理論』においても“ハムラビ法典”(=「目には目を、歯には歯を」)のように考える気質がそもそも人間にはあったり、明元素(めいげんそ)言葉と暗病反(あんびょうたん)言葉による引き寄せを観ると、《『理論』か『法則』のようなもの》ではあると思います。


あっ、ちなみに『赤ちゃん理論』も『ブーメラン理論』も私が「カリマス(借ります)コンサルタント」を名乗っていた頃に考案したものですので、“赤ちゃん”から借りて『赤ちゃん理論』、“ブーメラン”から借りて『ブーメラン理論』と呼んでおります。




『赤ちゃん理論』と『ブーメラン理論』を通じてビジネスを考えてみれば、一目瞭然の事実があります。


・笑顔でコミュニケーションを図りたければ、自分自身が笑顔を心掛けるのが早い。


・挨拶をしっかりして欲しければ、自分自身からしっかり挨拶をするように心掛けるのが早い。


・「ありがとう」と言われたければ、自分自身が日頃から「有り難み」を感じるように心掛けるのが早い。


・そして、もっと手っ取り早いのは、“心掛ける”だけではなく“実践”する事。



勿論、虚偽・偽装といった悪さをしていれば、ちゃ〜んと『ブーメラン理論』で返って来ますよ。



〜ブーメラン理論の巻き〜

今晩はここまで。




にほんブログ村 経営ブログ 経営哲学・経営理念へ


人気ブログランキングへ
5

カテゴリ:
こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


本日で40歳になりました。

たくさんの方々からお祝いのメッセージをいただき、びっくり嬉しい1日となりました。

みなさま、本当にありがとうございます。

皆様からの暖かい御言葉こそが、我が原動力となっています。


そんな今夜は『原動力』をキーワードとして《行動管理と意志管理》について考えてみましょう。


管理職の方々は部下の方々をどのように“管理”されていらっしゃるでしょう。


確か1世紀前の20世紀には、行動予定表と日報書かせて、予実管理をする事が“管理”と呼ばれていたように思います。

行動予定表と日報による『行動管理』と『売上管理』をセットにしたものが“管理”の主流だったようです。


そんな管理手法があまり発達していなかった頃は、『売上管理』から『行動管理』を見て成績の悪い社員やメンバーを叱責する事が、主な“管理”の内容です。

売上が低迷していて行動量が少ない社員やメンバーを叱責し、売上が上がっていて行動量が少ない社員やメンバーは「要領が良い=コストパフォーマンスが良い」仕事が出来ていると誉めて伸ばします。


『行動管理』と『売上管理』をセットにした“管理”が発達してくると、「成績が良い社員やメンバーの真似をしてみよう!」っという管理手法が登場しました。

皆様ご存知の“コンピテンシー”と呼ばれるものです。


コンピテンシーによる管理手法が登場した頃は、皆様こぞって「素晴らしい!」っと思い、服務規程や給与規程の見直しも大流行の兆しを見せていました。

コンピテンシーによる管理手法のコンサルテーションと社内規程の見直しをセットにしたサービスを中心になって提供されていたのは、社内規程の見直しが得意な社労士の先生方でしたね。


しかし、コンピテンシーによる管理手法を導入してはみたものの、実際にはなかなか上手く機能しない会社も多いのではないでしょうか。

コンピテンシーによる管理手法のポイントを、「できる社員やメンバーを見習ったら給料が高くなるよ!」っというところに置いてしまうと、お客様に対する視点がブレてしまったり抜け落ちてしまっても気づかなくなってしまいます。


お客様に対する視点がブレてしまったり、抜け落ちてしまうと、売上を上げる事が会社としての仕事の目的となり、給料を上げる事が自分としての仕事の目的となってしまいます。


既にこの時点で自分が仕事をする目的と会社が事業を営む目的が異なっているのですが、「お金を稼いでくれば会社も自分達も儲かるんだから、同じだろ?」っという説明の下に《目的は同じ》とされていました。


しかし、それは『お金基準の価値観』でみれば同じだという事です。


お客様には関係なく、会社にお金がたくさん入ってくれば、社員やメンバーにもお金がたくさん分配されるという事です。

成果報酬制度を『お金基準』ではないところから作ってはみたものの、それで社員やメンバーのモチベーションが上がらなかったり、売上が上がらなければ「なんだよ!せっかく時間と金を掛けて、社内規程まで見直したのに、上手くいかないじゃないか!」ってな事になっちゃいます。


あっ、ついついヒートアップしてしまいまして申し訳ございません。

しっかりとBSCで言うところの《顧客の視点》を重視した経営理念をお持ちの会社であれば、コンピテンシーを導入すればより良い方向に向かいますから、コンピテンシーが有効な事は間違いありません。



それでは、古い管理手法が上手く機能しない原因は何でしょうか。


一番簡単な答えは、あなた自身がよ〜くご存知です。


あなたは、あなたが尊敬していない人の指示・命令に簡単に従いますか?

あなたは、自分と『志』が異なる人と『心・氣持ち・情熱』を込めて、積極的・能動的に働き続けたいと思いますか?


あなたは、『お金』さえ儲かっていれば『心・氣持ち・情熱』を込めて、積極的・能動的に働き続けられますか?


あなたの仕事の原動力は何ですか?




“そのメンバー”による“その組織”で“その仕事”を《やり続けたい!》っと思う原動力がなければ、実際の行動や言動にはなかなか結びつかないでしょう。


決まり事を作って、指示・命令したって、尊敬出来ない人の言うことに従うのは苦痛でしょ。



あなたがそう思うように、みんなもそう思うのです。



21世紀型の“管理”は、社員やメンバーの『思い』や『意志』を焚き付けて、燃やし続ける事が大切です。


社員やメンバーひとり一人が、自ら積極的・能動的に行動したくなる事こそ、管理手法として目指すべきところでしょう。


社員やメンバーひとり一人が、自ら積極的・能動的に行動したくなる管理手法をお望みの方がいらっしゃいましたら、是非バックナンバーをお読み下さい。


一概に「こうです!」なんて簡潔に言えるような事ではありませんので、あしからず。



にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ

過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!
5

カテゴリ:
こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。


今夜は《安物買いの銭失い〜本編の巻き・其の弐〜》をお送りします。



自分が儲ける事とお客様が喜ぶ事が『矛盾』すると思っていらっしゃる方のほとんどは、『お金基準の価値観』が強くなっている方々です。


最近の日本人は、子供の頃から他人と比較され「平均よりも上になりなさい!」という指導を学校や塾や親から受けながら、他人に勝って、受験戦争に勝って、とにかく『勝ち負け』の価値基準を強く刷り込まれ、大人になるにつれて「お金持ちは勝ち組だ!」「恋人がいたり、結婚してれば勝ち組だ!」といった【他者比較】を基準とした価値観を押し付けられて育ちます。

そんな社会が生み出したのが『お金基準の価値観』と『序列の価値観』です。


人と人とを比べる【他者比較】には、誰にでもわかる客観的な基準が必要です。


その客観的な基準が『お金』や『地位』、『学歴』といったランキングで表せるものでした。


戦後の日本人は頑張って美味しいものを食べようとか、頑張って車を買おうとか、頑張ってカラーテレビを買おうとか、頑張ってマイホームを手に入れようという思いで、自分自身を成長させる指標として『お金=所得』や『地位・役職』、それに繋がる『学歴』などを見てきたものだと思います。


しかし、それはいつしか一般的な指標として捉えられるようになり、あたかも子供達の『目標』であるかのように“大人達”が思い込んでしまうようになりました。


《みんながそうだから》とか《みんなそうしてるよ》とか《一般的》という言葉に強く促される“日本人気質”がそうさせたのか、戦後の苦しい時代を共に頑張り抜いた日本人だからこそ「自分達と同じような辛い目に合わせたくない。」という気持ちからそうさせたのか。

もしかすると後者が先で、同じ『目標』(=『お金』『地位』『学歴』など)を『目的』を教えられる事も自ら気づく余裕も無いままに押し付けられた結果として、《みんながそうだから》とか《みんなそうしてるよ》とか《一般的》という言葉に強く促される“日本人気質”に繋がったのかも知れません。

私が心理関係を教えていただいている心理カウンセラーの先生は「日本人は『共依存』の傾向を持っている人がたくさんいるの。」おっしゃっていました。


人生の『目的』を考える間もなく、他人と比較され、みんな同じ『目標』に向かって進まされて育てば、大人になって自分が教える立場になった時に同じ事をするしかないでしょう。

それしか知らないんですから。

そんな大人はどうやって子供達に教えると思いますか?

同じように「ああしなさい!」「こうしなさい!」って言うんです。

しかも「何のため?」って子供に聞かれると、「いい学校に入って、一流の会社に入った方が幸せだからよ。」なぁ〜んて。

本当は「一流の会社に入り込めば儲かるから、金持ちになって幸せになれる。」って思いながら、本来の『目標』を『目的』とすり替えてしまうのです。

【他者比較】から【他者コントロール】に変わってしまうのです。

何か問題が発生した時に「ああしなさい」「こうしなさい」って言って、出来なければ子供の代わりに親がやってしまったりするのは、典型的な『共依存』です。

日本人が『共依存』の傾向が強くなって来ているのは、そんな生まれ育った環境〔本当はひとり一人の考動〕から来るものなのでしょう。


そうこうして日本人には『序列の価値観』(『地位』や『学歴』などで人を上下に見る)と『お金基準の価値観』(モノの価値はすべてお金、お金がなければ何でも買える等)が根付いてしまったと考えられます。


自分が儲ける事とお客様が喜ぶ事が『矛盾』すると思っていらっしゃる方のほとんどは、『お金基準の価値観』が強くなっている方々です。


自分達は儲けたい〔少しでも高く売りたい〕ですし、お客様は安ければ喜ぶ〔少しでも安く買いたい〕といった、真逆のベクトルが発生するのです。

真逆のベクトルを『矛盾』しないと思う方がいらっしゃいますか?

いないでしょ。


自分達が儲かる〔高く売る〕事とお客様が喜ぶ〔安く売る〕事を実現するために、【高く見せられるモノを安く作って売る=利益率が高いから儲かる】事に注力するようになります。

【高く見せられるモノを安く作って売る=利益率が高いから儲かる】事が行き過ぎると、多少残っていた『本来の価値観』も麻痺してしまい、モノの価値を度外視した【偽装】に繋がるのです。

偽装がないにしても、安易なコストダウンは“質”の低下を助長しますよね。

相当な努力がない限り“物”でも“情報”でも、安い材料で大量生産されたモノに高い品質は望めないでしょう。

『本来の価値観』の下で庶民の方々にもお楽しみいただけるように安く提供しようと、『心・気持ち・情熱』を込めて、「これでもか〜、これでもか。これでもか〜、これでもか。」っと努力したからこそ、安くても本当に良いモノを提供する事が出来るのです。

安直に努力もしないで儲けようなんて虫のいい話はありませんよ。

買う側にしたって、それなりの原材料を使っていれば、それなりの値段になるのは当然だという事を忘れてはいけません。
それなりの原材料を使って丁寧に仕上げたものを安く買い叩くと、それを提供してくれた方々はお仕事を続けられなくなってしまいます。

結果として良い品質のものを手に入れる事が出来なくなってしまうのです。

『お金基準の価値観』だけの【価格競争】は、結果的に売る側にも買う側にもダメージを与えます。


そんなダメージを与えたり受けたりしないために必要なのが、

『本来の価値観』です。

長く引っ張ってしまいまして、誠に申し訳ございません。

それでは次回、いよいよ『本来の価値観』によって「安物買いの銭失い」にならない方法(別にノウハウやスキルではないのですが‥‥‥)に入って行きましょう。


にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ

過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「経営理念」に関するグラフ
このグラフをブログに貼ろう!

このページのトップヘ

見出し画像
×