「あさっての方みて、自転車乗って歩ってんじゃねぇよ!」というヒント
こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified RiskManager の秋葉です。
今朝、自転車に乗ったおじさま二人が、正面衝突しそうになり、片方のおじさまが、
「あさっての方みて、自転車乗って歩ってんじゃねぇよ!」
っと怒鳴っていらっしゃいました。
私は妻と、
「明後日の方向って、どっちだろうねぇ〜?」
っと話しながら、
『なるほど!』
っと納得してしまいました。
つまり、運転し始めてしまえば、
《 目の前を見ざるを得ない 》
っという事です。
「おぃおぃ、アキバちゃん。何を言っちゃってるの?」っと思われた方。
いやいや、実際に自転車の運転ではなく、【 経営 】や【 人生 】について、「なるほど、同じだなぁ〜。」っと思った次第です。
【 経営 】も【 人生 】も【 スポーツ 】もそうですが、実際に動いている時には、1日先、1時間先、1分先の結果のために素早い意思決定と行動が必要になります。
特に【 スポーツ 】の場合には、零コンマ何秒といった瞬間的な意思決定と行動(反応)が求められます。
瞬間的な意思決定と行動(反応)を繰り返している状況下で、全体の方向性を改めて考えるなんて、おそらく不可能に近いですよねぇ。
つまり、日々の業務において多くの意思決定をする必要がある会社や組織ほど、予め中長期的な方向性を見据えておく必要があるという事です。
何のために、何処に行きたいかも決めず、ただひたすら日常業務を熟して(こなして)いれば、経営の方向性を見失ってもおかしくないという事です。
路上なら未だしも、大海原や宇宙を航海する際に、何のために、何処に行くのかも決めず、ただひたすら、
「前進あるのみ!」
なぁ〜んてやってたら、自殺行為ですよね。
自転車で目先に稼ぐ事が出来るのは【 距離 】です。
経営で目先に稼ぎたいのは【 お金 】です。
何のために、何処に行きたいかを決めていなくても、どちらも動く事は出来ます。
ですが、何のために、何処に行きたいかも決めずに、ただひたすらペダルを漕いでいたら、やっぱり疲れますよね。
疲れても、何のために、何処に行きたいのか決まっていませんから、漕ぎ続けるしかありません。
疲れてペダルが重くなっても、必死にペダルを漕いでいないと転んでしまうのは、【 距離 】が稼げない状況、つまり【 お金 】が回らない状況ですよね。
【 お金 】が回らない状況で必死に漕ぎ続ける経営を、
《 自転車操業 》
とは、よく言ったものです。
さぁ、目先・足元ばかり見ていないで、《 成功のための四要素 》をしっかりと踏まえ、未来の大きな夢と“いまここ”をしっかりと結び付けましょう。
そうすれば、“いまここ”の瞬間における意思決定も、迷いが極めて少なくなりますよ。
P.S.
それにしても、
「自転車乗って歩ってる」
って・・・・・・・・・・
最近、聞かないですよねぇ〜。