守破離
【 守 】とは師について師の教えをしっかりと身につける事何事も基本が大切であり、基本や道理を理解し、身につける事
【 破 】とは師のみの教えから一歩踏み出し、他の様々な師の教えも取り込み、しっかりと身につけるという事
何事にも様々な捉え方や考え方が存在している事を理解し、固定観念や既成概念に囚われず、善いものは取り入れ、悪いものは捨て去る事で、応用力や可能性を広げて行く事
【 離 】とは師の教えをしっかりと身につけ、他の様々な師の教えもしっかりと身につけ、いよいよ自分自身、独自の境地に踏み込み、独自の境地を創り上げ、独自の境地を広めて行く事
基本をマスターし、世の中の広さや様々な人々の価値観・世界観を理解した上で、何事にも動じない自己理念が確立され、独自の哲学や理論、スキル、ノウハウ、技などを生み出し、活かして行く事
こんにちは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。
あなたは【 守破離 】という言葉を実際に使われたり、見聞きした事がございますか?
TKCの税務会計関係のお仕事をしていらっしゃる方や、武道をしていらっしゃる方には、割と身近な言葉でしょう。
簡単すぎて怒られちゃうほど簡単に言うと、
【 守 】 基本を身につける
【 破 】 応用力を身につける
【 離 】 独自の哲学や理論、スキル、ノウハウ、技などを生み出し、使う
っという事です。
別の表現にしてみると、
【 離 】 ナンバー1やオンリー1を目指すためには
【 破 】 より広い視野と応用力が必要であり
【 守 】 それらは、しっかりとした基本の上に成り立つ
っという事です。
ところが、より早く、より効率的にナンバー1やオンリー1になりたいと思うが挙げ句、ついつい【 守 】を忘れてしまう方々が多いんですよねぇ。
基本がしっかりと身についていないのに、立場的にトップまたはリーダーになってしまった方々も、【 破 】にばかり目がいってしまい、しっかりと軸が固定されていない【 離 】の状態に陥ってしまうケースも多いようです。
スポーツや趣味の世界でも同じですよね。
基本をマスターしていないのに、あれこれ試して崩れてしまう事って、よくありますよね。
まぁ、まれに“天才”と呼ばれる人もいらっしゃいますが、“天才”だからといって基本や道理を無視している訳ではありませんよね。
“天才”と一般人との違いは、その成長スピード、自己革新スピードの違いです。
【 守 】→【 破 】→【 離 】の成長スピード、自己革新スピードがとっても早い人が“天才”であって、基本や道理に関係なく独自のスタイルを確立する訳ではありません。
まぁ、基本や道理を自覚する暇もなく自己革新してしまう“天才”も、中にはいらっしゃるかも知れませんが………
「抜本的改革」とか「ゼロベースで出直す」なんて事を何度も繰り返して口にするような事が無いように、初めからしっかりと基本や道理を身につけましょう。
既にトップやリーダーの立場の方々は、今一度、本当にブレない基本や道理が身についているかを、改めて確認してみましょう。
そこで一句
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守破離とは
基本を守り
視野広げ
自分の道を
切り拓くこと
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お後がよろしいようで