『 具体的な数値 』に惑わされないようにしよう。
こんにちは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。震災後のニュースを見聞きしていると
『 具体的な数値 』
が結構たくさん飛び交っていますよね。
ところが、この『 具体的な数値 』に世の中が惑わされてしまっているのが現実でしょう。
例えば、次の『 具体的な数値 』をご覧ください。
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ビタミンAはキャベツの40倍!の400IU!
ビタミンB2はキャベツの5.4倍!の0.27mg!
ビタミンCはキャベツの3.6倍!の160mg!
ビタミンEはキャベツの18倍!の1.8mg!
カルシウムはキャベツの1.1倍の49mg
こんなに素晴らしい栄養価が入っているんですねぇ!
(100gあたりの栄養価です)
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具体的に数値を並べられると、なんとなく信頼性の高い情報かと思いがちでしょう。
ちなみに、上記の数値はブロッコリーの栄養価を示したものです。
ブロッコリーと聞いて
「それは栄養価も高い筈だなぁ・・・」
っと思われた方もたくさんいらっしゃる事でしょう。
ですが、実際には・・・・・
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ビタミンAはキャベツの4,700倍!の47,000IU!
ビタミンB2はキャベツの36倍!の1.8mg!
⇒ 鶏レバー
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ビタミンCはキャベツの2倍!の90mg!
⇒ レモン
ビタミンCはキャベツの5.2倍!の230mg!
⇒ 濃縮還元グレープフルーツジュース
ビタミンCはキャベツの6.1倍!の270mg!
⇒ グァバ
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ビタミンEはキャベツの293倍!の29.3mg!
カルシウムはキャベツの5.3倍!の230mg!
⇒ アーモンド
カルシウムはキャベツの32.6倍!の1,400mg!
⇒ ひじき
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っというように、それぞれの栄養素によって、もっと栄養価の高い食材はたくさんあります。
そして、もうひとつ・・・・・
「そもそも、1日にどのくらい摂取すれば良いのか?」
っという“ 基準 ”について知らなければ、多いのか?少ないのか?についても、自分自身での判断は出来ないでしょう。
ですが、専門家の方がテレビやラジオ、ネット等を通じて、実しやか(まことしやか)に『 具体的な数値 』を使った説明を見聞きしてしまうと、「間違いではない」「正しい事だ」と思いやすいものですね。
ちなみに、実際に1日に必要な各栄養素の摂取量は、
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ビタミンAはキャベツの180倍の1,800IU
ビタミンB2はキャベツの24倍の1.2mg
ビタミンCはキャベツの1.1倍の50mg
ビタミンEはキャベツの80倍の8mg
カルシウムはキャベツの15.1倍の650mg
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っとなります。
ビタミンA・1,800IUは、
にら100gで、ちょうど1,800IU
ほうれん草100gで、1,700IU
ゴーダチーズ100gで、1,200IU
ビタミンB2・1.2mgは、
鶏レバー100gで、1.8mg
アーモンド100gで、1.1mg
ビタミンC・50mgは、
ほうれん草100gで、65mg
ピーマン100gで、80mg
濃縮還元グレープフルーツジュース100gで、230mg
ビタミンE・8mgは、
アーモンド100gで、29.3mg
ほうれん草100gで、2.5mg
にら100gで、2.2mg
カルシウム650mgは、
にぼし100gで、2,200mg
牛乳100gで、100mg
ゴーダチーズ100gで、680mg
ひじき100gで、1,400mg
っというような基準となります。
『 具体的な数値 』を見聞きした場合には、
1.そもそもの基準となる数値
2.単位
3.わかりやすい比較対象
この3つをしっかりと確認した上で、判断するようにしましょう。
公の放送であるテレビやラジオ、ネット等から『 具体的な数値 』を含んだニュースや書き込みを見聞きしてしまうと、どうしても正しい情報として認識してしまいがちですが、
「間違った情報に惑わされないようにしよう。」
っというのも間違いではございませんが、
「『 具体的な数値 』に惑わされないようにしよう。」
っという事もお忘れなく。
『 具体的な数値 』にも、お気をつけくださいませ。