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2008年09月

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こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。

今夜は書籍のおすすめです。


社歴が5年以上あって、経営状態が良くないと思っていらっしゃる経営者の方は、
是非この本をお読み下さい。

君を幸せにする会社



その上で、もう一冊、この本をお読み下さい。

だれかに話したくなる小さな会社



起業して間もない経営者の方とこれから起業したい方は、是非この本をお読み下さい。

だれかに話したくなる小さな会社



そして、経営パワーブロガーのバックナンバーを是非お読み下さい。

(そうそう、だれかに話したくなる小さな会社のレビューは近々書かせていただく予定ですが、具体的なスキルまで公開していただいている、素晴らしい貢献的な本です!!是非お読み下さい!!)


ありがとうございます。



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こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。


今夜は『お金』の『ありがたみ』から『経営理念』を考えてみたいと思います。

今夜のテーマは21世紀型の経営にパラダイムシフトしていただくために、最も大切な事とも言えるでしょう。



それでは、質問から始めさせていただきます。


あなたは仕事を次のA,Bどちらの感覚で認識していらっしゃいますか?

A:仕事は『お金』を儲ける手段

B:仕事をした結果として『お金』が儲かる


確かに「お金がすべてじゃないんだ!」っとおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、『儲け』はあるものと前提してお考えください。


あっ、そうそう、誰も見てませんから、きれい事じゃなくて本心でお答えくださいね。



さて、Aの《仕事は『お金』を儲ける手段》をお選びいただいた方は、20世紀を一生懸命戦って来られた方だと思います。

「顧客満足度No.1」とか「差別化」とか競合他社に勝つための戦略を駆使して、一生懸命戦い抜いて来られたビジネス戦士でしょう。

何せ20世紀は〈 ♪〜24時間、戦〜えますか?ビジネスマ〜ン♪ビジネスマ〜ン♪ジャパニーズ♪ビジネスマ〜ン〜♪ 〉の時代でしたからねぇ。

プロセスも大事だけど、結果がなければ何もないのと一緒の時代だった上に、その『結果』は『お金』で表されていましたから、顧客満足度を高める事も自社の商品やサービスについて他社との差別化を図る事も、みんな『結果』を出す=『お金』を儲けるための手段に過ぎなくなってしまったのでしょう。



Bの《仕事をした結果として『お金』が儲かる》をお選びいただいた方、私はず〜っと「お金は後からついて来るものだ」なぁ〜んて諸先輩方々にお教えいただいて参りましたが、私自身が《仕事をした結果として『お金』が儲かる》という考え方から全くブレなくなったのは、実はここ3〜4年の事です。

以前はデリバティブのディーラーをかじったりしたものですから、最終的には『お金』を稼ぐのはゼロサムゲームで、市場で勝ち残るほんのひと握りの者だけが勝者となる事が出来ると思っていました。

昔のマーケティングで観ても、例えばリーダーは儲けられるけど、リーダーに勝つためのにはニッチャーとして絞り込んだ得意分野で勝負を掛けなければ無理だと思っていました。

確かにそうなんですよねぇ。

市場全体の占有率を上げる事も、ニッチな分野で市場占有率を上げる事も、比較対象は競合他社なんですから、ある市場におけるひと握りの勝者が大企業であれば、その他の市場参加者はほとんど儲からない事となり、結果として競合他社同士の勝ち負けが自社の存続すら左右するようになりますからねぇ。

以前は私もまた、戦いに勝てば『お金』が後からついて来るのだと思っておりました。



ですが、単純かつ明快な事に気がつきました。


よく「相手の身になって考えなさい!」なんて言葉を聞きますよねぇ。

お客様の立場を考えた時、「『お金』ってどんな時にたくさん払っても得をしたと思うだろう?」ってシンプルに考えたのです。

そしてシンプルに出た答えは『ありがたい』と思った時に、たくさん『お金』を払ってでも「得したなぁ〜」っと思えるというものでした。

『ありがたい』と思えるのは商品やサービスの『本来の価値=存在価値+付加価値』であり、その商品やサービスに対して期待した『ありがたさ』よりも大きな『ありがたみ』を感じた時に、私は「得したなぁ〜」っと思います。


それはお客様も同じ筈ですよね。


『ありがたみ』を感じないモノに対して大切な『お金』を払いたく無いですし、素晴らしく『ありがたい』モノであれば、多少高くても手に入れたいと思うでしょう。


であれば、お客様に『ありがとう!』って喜んでいただき続ける事が出来れば、お客様から『ありがとう』の対価である『お金』をお支払いいただき続ける事が出来る、即ち『儲け続ける』事が出来るのです。


まず先に立つのは、お客様から『ありがたい』と思っていただけるか否かであり、『ありがたみ』の無いモノを売りさばいていると結果としてお客様は離れていってしまうのです。


『お金』を儲ける手段として仕事をしている人と、仕事をした結果として『お金』が儲かっている人は違うんですよねぇ〜。

あなたはどちらのタイプの人のお客さんになりたいですか?




さてさて。


お客様からの『ありがとう』の対価である『お金』って、会社にとってどんなものでしょう。

そのままズバリ、お客様からの『ありがとう』という気持ちをどれだけいただく事が出来たかを客観的に表してくれるのが、企業経営上の『お金』という事が出来るでしょう。

たくさんのお客様に『ありがたい』と喜んでいただきたいのか?

特定のお客様に何度も『ありがたい』と喜んでいただきたいのか?

そんな事をまとめたものが、ビジネスモデルとコンセプトです。


そして、どんなお客様に対して、その会社だからこそ提供する事が出来る商品やサービスの『本来の価値』により、そのお客様にどのように喜んでいただきたいのかを宣言したものが、『本来の価値観』による『経営理念』です。


『経営理念』だからと言って、難しい言葉で崇高なイメージで仕上げて、最後に「社会に貢献します!」なんて入れる必要はありません。

難しくすればするほど、「額に入れて飾っておきたくなります。」

『経営理念』は飾り物ではありません。

社員やメンバーはもとより、取引先やお客様にお読みいただいて『共感・共鳴』していただく事により、経営上の揺るぎない大黒柱になるべきものなのです。


『本来の価値観』による『経営理念』に『共感・共鳴』した人達が、自らもお客様に喜んでいただく事を仕事の目的として社員やメンバーとなってくれるのが、経営者として最も理想的なリクルートです。


お客様に対して、その会社だからこそ提供し続ける事が出来る商品やサービスを提供し続けるために必要な対価が利益です。

利益が出せない状況が続いてしまうと、『ありがたい』モノを期待してくださっているお客様に対して、商品やサービスを提供し続けられなくなってしまいます。


リスクマネジメントは、お客様に商品やサービスを提供し続けるためにとても大切な事です。

安定・安心してお客様に商品やサービスを提供し続けるためには、経営計画が必要です。

お客様に商品やサービスを効率良く、滞りなく提供し続けるためには、行動計画が必要です。

災害時や大規模な損害が発生した時にも滞りなく商品やサービスを提供し続けるためには、BCMS(事業継続マネジメントシステム)が必要です。


そして、何よりも大切なのは、法人も経営者も社員やメンバーも、「お客様にその会社だからこそ提供し続ける事が出来る商品やサービスを提供し続ける事により、お客様に喜んでいただきたい」と思って仕事に取り組める事です。

その結果、お客様から『ありがとう』って『お金』をいただければ、法人も経営者も社員やメンバーも『ありがとう』って喜ぶ事が出来るのです。

しかも、同業他社が新しい技術を開発してお客様を喜ばせれば、それが励みになって更なる技術革新を目指す原動力となり、結果として業界全体が盛り上がって活性化されてくるのです。


『本来の価値観』による『経営理念』を基軸とした経営は、すべてのベクトルが統一化されてきます。


もう労使抗争をしている時代でもなければ、心理的に騙したり誑かしたり煽ったりしてお客様に売りつける時代でもありません。

現在の高度情報化社会においては、そんな経営は時代遅れです。


労使抗争が激しい会社には良い人才が集まりませんし、お客様を騙したり誑かしたり煽ったりして売りつけるような会社の噂は光の速さで広まります。(しかも尾鰭、は鰭、いろんなヒレまでついて来ます)



『お金』を儲ける手段として仕事をしている会社と、仕事をした結果として『お金』が儲かっている会社は違いますよねっ。




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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


本日で40歳になりました。

たくさんの方々からお祝いのメッセージをいただき、びっくり嬉しい1日となりました。

みなさま、本当にありがとうございます。

皆様からの暖かい御言葉こそが、我が原動力となっています。


そんな今夜は『原動力』をキーワードとして《行動管理と意志管理》について考えてみましょう。


管理職の方々は部下の方々をどのように“管理”されていらっしゃるでしょう。


確か1世紀前の20世紀には、行動予定表と日報書かせて、予実管理をする事が“管理”と呼ばれていたように思います。

行動予定表と日報による『行動管理』と『売上管理』をセットにしたものが“管理”の主流だったようです。


そんな管理手法があまり発達していなかった頃は、『売上管理』から『行動管理』を見て成績の悪い社員やメンバーを叱責する事が、主な“管理”の内容です。

売上が低迷していて行動量が少ない社員やメンバーを叱責し、売上が上がっていて行動量が少ない社員やメンバーは「要領が良い=コストパフォーマンスが良い」仕事が出来ていると誉めて伸ばします。


『行動管理』と『売上管理』をセットにした“管理”が発達してくると、「成績が良い社員やメンバーの真似をしてみよう!」っという管理手法が登場しました。

皆様ご存知の“コンピテンシー”と呼ばれるものです。


コンピテンシーによる管理手法が登場した頃は、皆様こぞって「素晴らしい!」っと思い、服務規程や給与規程の見直しも大流行の兆しを見せていました。

コンピテンシーによる管理手法のコンサルテーションと社内規程の見直しをセットにしたサービスを中心になって提供されていたのは、社内規程の見直しが得意な社労士の先生方でしたね。


しかし、コンピテンシーによる管理手法を導入してはみたものの、実際にはなかなか上手く機能しない会社も多いのではないでしょうか。

コンピテンシーによる管理手法のポイントを、「できる社員やメンバーを見習ったら給料が高くなるよ!」っというところに置いてしまうと、お客様に対する視点がブレてしまったり抜け落ちてしまっても気づかなくなってしまいます。


お客様に対する視点がブレてしまったり、抜け落ちてしまうと、売上を上げる事が会社としての仕事の目的となり、給料を上げる事が自分としての仕事の目的となってしまいます。


既にこの時点で自分が仕事をする目的と会社が事業を営む目的が異なっているのですが、「お金を稼いでくれば会社も自分達も儲かるんだから、同じだろ?」っという説明の下に《目的は同じ》とされていました。


しかし、それは『お金基準の価値観』でみれば同じだという事です。


お客様には関係なく、会社にお金がたくさん入ってくれば、社員やメンバーにもお金がたくさん分配されるという事です。

成果報酬制度を『お金基準』ではないところから作ってはみたものの、それで社員やメンバーのモチベーションが上がらなかったり、売上が上がらなければ「なんだよ!せっかく時間と金を掛けて、社内規程まで見直したのに、上手くいかないじゃないか!」ってな事になっちゃいます。


あっ、ついついヒートアップしてしまいまして申し訳ございません。

しっかりとBSCで言うところの《顧客の視点》を重視した経営理念をお持ちの会社であれば、コンピテンシーを導入すればより良い方向に向かいますから、コンピテンシーが有効な事は間違いありません。



それでは、古い管理手法が上手く機能しない原因は何でしょうか。


一番簡単な答えは、あなた自身がよ〜くご存知です。


あなたは、あなたが尊敬していない人の指示・命令に簡単に従いますか?

あなたは、自分と『志』が異なる人と『心・氣持ち・情熱』を込めて、積極的・能動的に働き続けたいと思いますか?


あなたは、『お金』さえ儲かっていれば『心・氣持ち・情熱』を込めて、積極的・能動的に働き続けられますか?


あなたの仕事の原動力は何ですか?




“そのメンバー”による“その組織”で“その仕事”を《やり続けたい!》っと思う原動力がなければ、実際の行動や言動にはなかなか結びつかないでしょう。


決まり事を作って、指示・命令したって、尊敬出来ない人の言うことに従うのは苦痛でしょ。



あなたがそう思うように、みんなもそう思うのです。



21世紀型の“管理”は、社員やメンバーの『思い』や『意志』を焚き付けて、燃やし続ける事が大切です。


社員やメンバーひとり一人が、自ら積極的・能動的に行動したくなる事こそ、管理手法として目指すべきところでしょう。


社員やメンバーひとり一人が、自ら積極的・能動的に行動したくなる管理手法をお望みの方がいらっしゃいましたら、是非バックナンバーをお読み下さい。


一概に「こうです!」なんて簡潔に言えるような事ではありませんので、あしからず。



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こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。


今宵は「勝つための戦略と武器」についてお話しさせ‥‥‥‥あっ、いつもお読みいただいている読者の方々から批判を受けそうですねぇ。

まぁまぁ、屁理屈王子のアキバが考える事ですから大丈夫ですよ。


改めまして、今宵は「勝つための戦略と武器」についてお話しさせていただきます。


ビジネスにおいて、

『戦略』を立てて

『武器』を使って

『勝つ』

事とは、誰に勝つ事でしょうか?


会議などでも格好良く「戦略をもって‥‥」とか、「戦略と戦術は違う」とか、「武器が必要」とかおっしゃる方々がたくさんいらっしゃいますよね。


確か1世紀前の20世紀には、

競合他社と戦うために、

競合他社との戦いに負けない武器を持ち、

競合他社との戦いに勝つための戦略を練り上げ、

競合他社との戦いに勝つための戦術をもって、

業界内で勝ち抜いて、

会社を大きくする事

が流行っていました。


競合他社との勝ち負けは、シェア争いが中心となり、市場が戦場となっていました。


そんな戦いがヒートアップして過度な資本主義社会は生まれました。


シェア争いが過熱すると、

「売上No.1」

という宣伝が効果的であるかのように錯覚してしまいます。



みなさんは「沈没した客船の救命ボート」の小話をご存知ですか?

「沈没した客船の救命ボートで、誰かが犠牲にならないと全員が死んでしまうという極限の状況で、何と言えば海に飛び込むか?」というもので、

英国人は「あなたこそ紳士だ」というと粛然と飛び込み、

米国人に「あなたはヒーローになれる」というとガッツポーズで飛び込み、

ドイツ人は「これはルールだ」と言うと納得して飛び込む。



そして、日本人には

「皆様そうしていますよ」

と言うと慌てて飛び込むというものです。


海外から見ても日本人の国民性と「売上No.1」の心理は一致していたようで、「皆様そうしていますよ」っという事は「皆様から選ばれて、売上No.1!」という事と同じなんですね。

この事から、かつてはシェア争いこそが企業における売上目標達成のための重要成功要因だったのですね。



それでは今、あなたは「売上No.1」だから素晴らしい商品だと素直に思いますか?

まぁ、みんなから選ばれているのですから「売上No.1」は、確かに素晴らしい事でしょう。




それでは「競合他社と戦うために、競合他社との戦いに負けない武器を持ち、競合他社との戦いに勝つための戦略を練り上げ、競合他社との戦いに勝つための戦術をもって、業界内で勝ち抜いて、会社を大きくする事」を目的としている会社に素晴らしい魅力を感じますか?

それとも「あなたが『ありがたい』と思う商品やサービスを常に追求し続けている」会社に素晴らしい魅力を感じますか?



本来のお仕事とは「敵に勝つ」事ではないでしょう。
競合他社を倒せば自社に利益が入るわけではないでしょう。

最近の「偽装問題」を見ていればわかる事です。
結局のところ、「偽装問題」が発覚した業界の商品は買い控えられ、業界全体が冷え込んでしまう結果となってしまっているでしょう?
もう、業界内で売上や利益を競う時代ではないのです。
(本来は、そもそも違うのですが。。。。。。。)


なぜ戦争用語がビジネスに使われるかというと、strategy(ストラテジー)が「戦略」と訳されるからでしょう。
アメリカからの経済用語としてストラテジーは一般的に使われ、その訳が「戦略」ですから仕方ないのでしょう。

そうかも知れませんが、そんな「言葉」が先立ってしまうと、本来の意味よりも「カッコ良さ」が優先してしまうので気をつけましょう。




格好つけずに、素直に表現すれば、

戦略=経営計画(中長期から単年度、半期、四半期、月次、週次など)

戦術=行動計画(日々の行動から、週次、月次、四半期、半期、単年度、中長期など)

武器=その会社だからこそ提供する事が出来る商品やサービス、および付随サービス

勝つ=お客様から選ばれる事

勝ち抜く=お客様から選ばれ続ける事

でしょう。


経営計画や行動計画を策定するのにも、「戦略をもって策定してください!」なんておっしゃる方がいらっしゃいますが、
その場合は「具体的な方法論をもって表現してください!」っという意味です。

『「何をどうすれば、こうなるだろう」っという仮定をもって、それを検証した上で計画立てて下さいね!』っという事です。


売上はお客様からの『ありがとう』の対価としていただいた『お金』の合計です。

利益はお客様に対して『ありがたい』商品やサービスを提供し続けるために必要な対価です。

お客様はその利益分も含めた『お金』を『ありがたい』と思って支払い、支払う際に思っていた『ありがたさ』よりも多くの『ありがたみ』を感じた時に『感動・感激・感謝』してくださるのです。

お客様が『お金』を『ありがたい』と思って支払っても、支払う際に思っていた『ありがたさ』よりも『ありがたみ』を感じられなければ、当然クレームにもなりますし、マイナスの口コミにもつながります。



そろそろ「勝つための戦略と武器」なんて言葉は捨てて、新入社員の方々やパート・アルバイトの方々にもわかりやすい経営をしませんか?

その方が、お客様にもわかりやすい経営になると思いますよ。


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こんばんは、リスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


昨日はAIGの救済に850億ドル、およそ9兆円もの資金がFRBから投入されました。

でも、24ヶ月期限の融資なんですね。

24ヶ月で返済するためにどれだけの資産が売却されるのかを注意して観ておく必要がありそうです。


ところで、今朝のニュースの“9兆円”はお気づきになりましたでしょうか?


なんでも、タバコの値段を一箱1,000円にすると、10年で9兆円もの税収アップが望めるそうです。


24ヶ月で9兆円を返済するなんて「大丈夫なの?」っと驚きましたが、タバコをヨーロッパ並みに値上げするだけで9兆円もの税収アップが望めるなんて、またまたびっくりしました。


日銀は公開市場操作で、今日までの3日間で計8兆円もの資金を短期金融市場に供給しています。


全くもって、『お金』自体の価値観が麻痺するような金額のニュースが、「これでもか〜、これでもか。」っと流れています。



みなさんは子供の頃、

「お金がどれだけありがたいものか考えて使いなさい!」

とか

「一生懸命働いても、これだけしかお金にならないんだから、お金はありがたく使いなさい!」

とか言われた事、ありませんか?



『お金自体』が『ありがたい』ものだと教えられてきた人達が多いのではないでしょうか?

そんな『ありがたい』『お金』を一生懸命稼ごうとすると、提供する商品やサービスの『本来の価値』よりも、まず第一に『お金』を稼ぐ事を優先して道徳的な事や人として本当に大切な事をなおざりにしてしまうこともあるのです。

それは、ある意味仕方がないように思います。

そんな教育を受けてきたのですからねぇ。


そこで生まれるのが、『お金基準の価値観』です。


『お金基準の価値観』が強く先に立っていれば、偽装や詐欺まがいの行為をしてしまっても、

「俺は稼ぐために、一生懸命頑張って来たんだから、しょうがないじゃないかぁ。」

「そもそも価値がわからないから騙されるんだ。」

なぁ〜んて、逆ギレとも言える発言につながるのでしょう。



逆ギレせずに、逆に考えてみてください。


あなたは『ありがたい』と思わない物事に『お金』を払いますか?


あなたが『ありがたい』と思わない物事に『お金』を払わないように、お客様もまた『ありがたい』と思わない物事には『お金』を払わないのです。


『お金』自体を『ありがたい』と思うよりも、大切なお客様から『ありがたい』と思っていただいた結果としてお支払いいただいた『お金』と認識した方がわかりやすいでしょう。

大切なお客様が『ありがとう!』って支払っていただいた『お金』を大切にしないという事は、お客様からの『ありがとう!』を踏みにじっている事になりますからねぇ〜。




そんな『お金』にまつわるビジネスの真髄も、物語としてまとめられている本が、

公認会計士の天野敦之(あまのあつし)さんが執筆してくださいました、

『君を幸せにする会社(日本実業出版社)』です。


君を幸せにする会社



『仕事』をする上で、本当に大切な事。

ビジネスを継続的なものにする真髄が、本当にわかりやすく書かれています。

金融不安解消のヒントも、ここにありますよ。


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こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。


今夜はみなさんが嫌ったり悩んだりする『クレーム』のお話です。


あなたは『クレーム』をどんなものとして受け止めていらっしゃいますか?


中にはムーディー勝山さんのように「右から左へ受け流す」っていう方もいらっしゃるかも知れませんね。(古かったですか?)


『クレーム』を辞書で引くと

1.商取引で売買契約条項に違約があった場合、違約した相手に対して損害賠償請求を行うこと。

2.苦情、異議

と書かれています。


一般的には、この『苦情』が『クレーム』だと思われている方がほとんどでしょう。

辞書にそう書かれていますからねぇ。



それでは『クレーム』って英語はどうでしょう。

『claim』を辞書で引いてみると、要求とか請求とか主張という意味合いが強い事がわかります。

Does anyone claim this handbag ?

このハンドバッグの持ち主はいませんか?


claim respect

尊敬に値する


こんな意味があるのが『claim』『クレーム』です。



抗議とか文句であれば、

《 complain to 誰に about 何の 》

だそうです。



それでは何故『苦情』のイメージが先行しているのでしょう?


『苦情』は辞書で引くと、

他から害や不利益などを被っている事に対する不平・不満。また、それを表した言葉。

っと書かれています。


『異議』を辞書で引くと、

反対または不服であるという意見。

っと書かれています。


『不服』を辞書で引くと、

納得がいかず、不満に思うこと。不満足。

っと書かれています。



このくらいお読みいただくと、いつもお読みいただいている読者の皆様にはおわかりだと思います。

『お金基準の価値観』で「ビジネスとは金儲けであって、お客様第一主義とは金儲けの手段だ」なぁ〜んて思っていると、面倒な苦情や抗議にしか聞こえて来ないんですねぇ。



『不満足』『不利益』『要求』が『クレーム』の根幹です。


提供された商品やサービスに対して支払った『お金』の価値ほど、その商品やサービスの『本来の価値』が『ありがたい』ものではなかった時に、『不満足』になり『不利益』を感じ、『要求』して来るのです。

お客様が期待した、商品やサービスの『本来の価値』よりも、提供されている商品やサービスの『本来の価値』が『ありがたい』ものでなければ、『不満足』になり『不利益』を感じ、『要求』して来るのです。




それでは、何故『要求』して来るのでしょうか?


あなたは期待していない人に対して、しつこく何かを『要求』したりしますか?


お客様は、そもそもその会社やお店が提供している商品やサービスに期待しているからこそ、利用してくださいます。

その会社やお店が提供する商品やサービスに対して『存在価値』を感じ『付加価値』を期待しているからこそ、利用してくださいます。


その期待していただいているお客様から、「おたくのココが不満足なんですけど、どうにかなりませんか?」っという声をダイレクトにいただけるのが『クレーム』です。

わざわざ教えていただけるんですよ。

マーケットリサーチしなくても、お客様からわざわざ教えていただけるのです。


『クレーム』は期待していただいているお客様から「成長してね!」っと貴重なアドバイスをいただいている事と同じなのです。



本当に『ありがたい』お話ですねぇ。



『クレーム』は成長へのアドバイスです。


あなたが期待しない人をわざわざ相手にしないように、お客様も期待しない会社やお店をわざわざ相手にしないですからねぇ。

(あっ、そうそう、『お金』目当てのクレーマーとか、心理的な病でクレーマーになってしまっている方については別です。すみません。)



『お金』はお客様からの『ありがとう』の対価です。


お客様が期待した商品やサービスの『本来の価値』よりも、少し期待以上だった時にお客様は『満足』し、だいぶ期待以上だった時にお客様は『感動』し、凄く期待以上だった時にお客様は『感激』し、とんでもなく期待以上だった時にお客様は『感謝』してくださるのです。

そして、『感動』したからこそ“リピーター”になってくださり、『感激』したからこそ“口コミ”をしてくださり、『感謝』したからこそ“ファン”や“信者”になってくださるのです。



ちょいと若者風に書くと、

“イ言者”

何て読みますか?



そう、“儲”です。


価値基準を『お金基準の価値観』ではなく『本来の価値観』にするだけで、全ては矛盾なくつながります。


そんなアキバの経営哲学は、「やっぱりイマイチわかりにくい!」っとおっしゃる方々。


『徳』のある素晴らしい方が、とってもわかりやすい本を出版してくださいました。



君を幸せにする会社



公認会計士の天野敦之(あまのあつし)さんが執筆してくださいました、

『君を幸せにする会社(日本実業出版社)』です。

君を幸せにする会社ブログ


経営に悩んでいらっしゃる方、部下がついてこない事に悩んでいらっしゃる上司の方、どうしたら儲け続けられるかを本当に知りたい方々にお勧めです。

立ち読みだけでも十分に価値があると思いますよ。



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気が閉じている人には

近寄りがたく

氣が開いている人には

引き寄せられる



気が閉じている人は

争いが多く

氣が開いている人は

救われる事が多い



気が閉じている人は

否定的で

氣が開いている人は

肯定的



気が閉じている人は

攻撃的で

氣が開いている人は

平和主義



気が閉じている人は

敵対心が強く

氣が開いている人は

友好的



気が閉じている人は

悲観的で

氣が開いている人は

楽観的



不安な事ばかりだと

気は閉じやすく

ワクワクする事ばかりだと

氣は開きやすい



それでも自ら氣を開こうとすれば

ワクワクしてくる

それでも自ら気を閉じようとすれば

不安な事が増えてくる



“気”と“氣”を意識すると

何かが変わる




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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。

昨日から秋の爽やかな高気圧に包まれて、清々しい気分になりますねぇ〜。

そこで、今宵は志向を変えて、秋の夜長の短編小説をお送りします。

それでは、ごゆっくりお読みください。





☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

脳みそサーバ5.0

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それは徐々に人々を飲み込みはじめた。




GoogleやYahoo!などの検索エンジンとPCの更なる発達により、人間は限りある自らの脳内ではなく、より安全で容量の大きなサーバに記憶を移すようになったのである。

人々は自らの記憶を随時サーバに移し、バックアップも万全にする事によって、ありがたい事に“物忘れ”からも解放された。

また、脳内の伝達組織と直結するコネクターも開発され、人々は携帯一つで自分のサーバや仲間のサーバの一部と瞬時にして繋がる事が出来るようになったのだ。


難しい計算もアプリケーションが変わりにやってくれるし、法令を遵守しているか否かもネット上ですぐに確認をする事が出来る。

人々は知識やノウハウを外部サーバを介して、脳内に直接送り込む形で、“知識の共有化”を猛烈なスピードで実現化する事に成功したのだ。


《 脳みそサーバ5.0 》

“脳みそサーバ5.0”の登場により、人々は記憶する事や考える事から解放されたと同時に、誰もが“天才”とほぼ同等の知識を手に入れてしまったのである。


しかし人々は“脳みそサーバ5.0”による多大な恩恵を受けたと同時に、それまで人間社会に存在した「能力による格差社会」を失う事となった。

手に職を持つガテン系の職人やスポーツ選手、音楽家や芸術家、美容師やネイルアーティスト、スタイリスト、デザイナー、詩人、書道家、格闘家などの『技・体』を上手く使いこなせる人々と心理カウンセラーやセラピスト、看護師などの『心』を上手く使いこなせる人々への賞賛は多大なものとなったが、かつて「勝ち組」として地位を確立していた頭脳明晰な人々は自らのセールスポイントを“脳みそサーバ5.0”の登場によって徐々に侵食され、その立場を失い始めたのだ。


記憶する事や考える事のほとんどを“脳みそサーバ5.0”に託した結果、人々に求められる“能力”は《善悪を見極める力》にシフトしていった。

勿論、善悪を見極めるための法律も確かに存在するが、法に触れるような事であれば“脳みそサーバ5.0”が、ほぼ自動的にジャッジメントしてくれる。


しかし《人として歩むべき道》を指し示す《善悪を見極める力》は、“脳みそサーバ5.0”によって“天才”とほぼ同等の知識を手に入れてしまった人々にとって、最も大切な“能力”となった。

なぜなら、人々は“天才”とほぼ同等の知識を手に入れてしまったがために、強烈な自我により自らの利益に固執すれば、巧妙な手口による偽装や犯罪を犯す事も可能となってしまったからだ。


人々は“脳みそサーバ5.0”の登場以降、人と人とがお互いに信じあい、お互いに支援しあう事によって、素晴らしいスピードで豊かな暮らしを手に入れていった。

それは《人として歩むべき道》を指し示す《善悪を見極める力》を持つ“指導者”が、“脳みそサーバ5.0”の登場と同時期に世の中に存在したからである。


“脳みそサーバ”の開発者が予め“指導者”を育成していたか否かについては謎だが、確かに“脳みそサーバ5.0”が稼働し始めるのとほぼ同時期に“指導者”達は現れた。


しかし、そんな豊かな暮らしを手に入れる事が出来たのは、《人として歩むべき道》を指し示す《善悪を見極める力》を持つ“指導者”を信じ、共に支援しあった人々だけであった。


そう、かつて「勝ち組」として地位を確立していた頭脳明晰な人々の一部は、自らのセールスポイントを侵食し「勝ち組」としての地位を奪った“脳みそサーバ5.0”に対して怨みをもっていた。
「勝ち組」として常に人の上に立っていた『序列』が逆転したことにも納得がいかず、“指導者”に従う自分は「負け組」のような気がして、“指導者”の助言や提案には耳を貸そうとしなかった。

自らの能力が認められず、そんな社会で豊かに暮らす人々も理解できない彼らは、すべてを悲観的に捉えてしまい、自分が考える事もやる事も、他人の考えや行動も全て否定するようになっていった。

世の中の全ての事は運命で決められた事だから、どうしょうもないと諦めてしまうため、抑うつ状態になってしまったり、自分を傷つけるといった自虐行動を起こしてしまう者もいた。

人間とは恐ろしいもので、全てを否定し始めると世の中全ての存在を否定する者まで現れてしまうのである。




そして“彼”は現れた。

世の中の全てを否定し、自らのセールスポイントを侵食し「勝ち組」としての地位を奪った“脳みそサーバ5.0”に対する怨みをもって。


かつて「勝ち組」として地位を確立していた明晰な頭脳をフル稼働させながら怨みの籠もった“脳みそサーバ5.0”を従えて。


“彼”は“脳みそサーバ5.0”に対する怨みを晴らし、自らが否定する社会全体を破壊するために、敢えて自らの“脳力”と““脳みそサーバ5.0”の能力を融合させる事を選んだのだ。


そして“彼”はネット上に渾身の一撃を解き放った。


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“脳みそサーバ5.1”へのアップデートのお知らせ


ユーザー各位

いつも“脳みそサーバ5.0”をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

“脳みそサーバ5.1”へのアップデートの準備が整いました。

“脳みそサーバ5.1”は、《人として歩むべき道》を指し示す《善悪を見極める力》を発達させる最新機能《善造くん》を搭載し、ますます皆様の豊かな暮らしに貢献出来るようになりました。


只今、無料アップデート実施中。


詳しくはこちらをご覧ください。

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それは徐々に人々を飲み込みはじめた。


〜〜続く〜〜



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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


今年の夏は太平洋側の低気圧から大陸の高気圧との間に出来た前線に向けて湿った空気が流れ込み、とても攻撃的なゲリラ豪雨と雷が日本列島を襲いました。


攻撃的と言えば、国会議員の先生方の発言が、日増しに攻撃的な内容になってきているようです。

『戦う』事や『勝つ』事ばかりを全面に押し出している方が未だに見受けられますよねぇ。


国民は政党間の争いや派閥間のドロドロとした駆け引きを見たい訳ではありませんし、そんな事のために税金を払っている訳ではございませんからねぇ。


『「政権交代」でもなんていいから、ちゃんとした方向性を打ち出して、しっかり政治活動を全うして下さいよ〜』っという方々が増えているのに、「ダメ出し」と「政権交代」と「戦い」と「勝ち負け」ばかりが伝わってくるのはとても残念な事ですね。


政治にしても経営にしても、普段の人間関係にしてもそうですが、政策や意見に対して「対案」を示して検討するからこそ前進する事が出来ます。


それが、自分の政策や意見があまり認められず、立場として劣勢に立たされると、『序列の価値観』と『アキバの動物からカリマス理論』等の影響と思われる症状が現れます。


今夜は、そんな対人交流上の攻撃性について考えてみましょう。



自分の政策や意見があまり認められず、立場として劣勢に立たされると現れる症状を『序列の価値観』と『アキバの動物からカリマス理論』で説明すると、次のようになります。


『序列の価値観』により、自分の意見や政策が認められなければ、自分の立場が無くなる、つまり、その社会(組織)における自分の『存在価値』が無くなると思ってしまう。



自分の『存在価値』が無くなるのは『不安』だ。



『不安』に『脅威』を感じるが、『逃避』する訳にはいかない。



『不安』の対象を『攻撃』する事により、『不安』な状態を打ち消そうとする。



政策に対して対案の政策で返せば、より良い政策が生まれる可能性があります。

提案に対して対案の提案で返せば、より良いプランがまとまる可能性があります。

意見に対して、対案の意見で返せば、より良い方向に進むことが出来る可能性が広がります。


しかし、『不安』の対象を、その政策を掲げた人やその提案をした人、その意見を述べた人に向けると、人を攻撃(口撃)するようになってしまいます。


相手を攻撃(口撃)するという事は、その相手を支持している人も攻撃(口撃)されたように感じますし、その相手の家族や友人も攻撃(口撃)されたように感じてしまうのにもかかわらず、まったく損をしてる事に気づかない攻撃的なあなた。


『罪を憎んで人を憎まず』という言葉の意味を深〜く考えてみましょう。


最近では経営に心理学が導入されるようになって参りました。


心理学では、このような攻撃性を『序列の価値観』や『アキバの動物からカリマス理論』なぁ〜んてものは使わずに、交流分析によって潜在的に攻撃性があるか否かを知ることが出来ます。

(あっ、当たり前でしたね。すみません。)



交流分析の詳細な内容までは、長くなりますので今回お伝えする事が出来ませんが、非常にわかりやすく精度も高い分析手法に、『エゴグラム』があります。


『エゴグラム』を使った人生の成長ステージは、4つの立場に分類されます。



第4の立場=自己否定・他者否定



第3の立場=自己肯定・他者否定



第2の立場=自己否定・他者肯定



第1の立場=自己肯定・他者肯定



ある意味『悟り』にも近いものがありますが、『序列の価値観』を無くすために必要な《相手を本気で信じる事》は、本当は第1の立場でなければ出来ません。



第4の立場=自己否定・他者否定の状態では、すべてを悲観的に捉えてしまい、自分が考える事もやる事も、他人の考えや行動も否定してしまいます。

責任を転嫁する対象がなく、何でもあきらめてしまいます。

世の中のすべての事は運命で決められた事だから、どうしょうもないとあきらめてしまうため、抑うつ状態になってしまったり、自分を傷つけるといった自虐行動を起こしてしまう危険性もあります。



第3の立場=自己肯定・他者否定の状態が、《攻撃的なあなた》です。
自分が上手くいかないのは、他人や相手、社会のせいだと思ってしまうタイプです。

自分の考えや行動は否定しませんので、例えばスポーツが上手くならない時には、道具のせいにもします。

責任はすべて相手や他人、モノに転嫁しますし、自分が追い込まれると必ず相手や他人に対して攻撃的な行動や言動を起こします。



第2の立場=自己否定・他者肯定の状態になると、他人の行動や言動は正しいのに、どうして自分はすべて上手くいかないんだという悩みを抱えます。

自分の失敗を恐れて消極的になってしまう事もあります。

常に劣等感を感じているため、他人と自分を比較したがります。



第1の立場=自己肯定・他者肯定の状態が、楽観的で健全な状態です。

自分も相手も肯定的に受け入れる事が出来ますので、物事の善悪も本質を見極めて判断する事が出来ます。

自分も相手も信頼する事が出来ますので、自立した相互支援的な活動をする事が出来ます。




実はこの4つのステージですが、常に1ヶ所に止まっている訳ではなく、ある程度、右往左往と移動します。


第1の立場まで成長していれば、第4の立場まで落ち込む事はほとんど無いと思いますが、第4と第3の立場、第3と第2の立場の間では特にうろうろと動きます。


この第2の立場と第3の立場の状態において、他人と自分を必要以上に比較して、かつ自分が上に立ちたいといった『序列の価値観』が芽生えます。

人と人とを『勝ち負け』の判断基準で見てしまうのも同様です。


そして、第3の立場の状態にあるときに、相手自身を攻撃(口撃)する問題行動は発生します。


実は、『エゴグラム』を使った交流分析では自分が基本的にはどのステージにいる傾向が強いのか、明確にズバリとわかります。


しかし、その結果を持って「あなたはこうだ!」っと決め付けるものではありません。


自分の潜在意識を確認して、自分自身ができるだけ第1の立場で安定していられるために使います。


そうは言っても、「そんなに頻繁に心理カウンセラーの先生にお願いも出来ないよ〜。」っとおっしゃる方は、『序列の価値観』と『アキバの動物からカリマス理論』を思い出してみてください。


なぜなら、第1の立場の人であっても、『アキバの動物からカリマス理論』は適用されるからです。


【アキバの動物からカリマス理論】

動物は知らないモノが近づいてくると『不安』になります。



『不安』な状態に『脅威』を感じます。



『脅威』を感じるため、『不安』から『逃避』しようとします。



『不安』から『逃避』しても逃げ切れず、追い詰められると、『不安』の対象を『攻撃』する事により『不安』を打ち消そうとします。



人間も大きなチャンクでは動物ですから、同様の反応をしてしまうのです。


もし、自分が相手の行動や言動ではなく、相手自身を攻撃(口撃)しているなぁ〜っと感じた時は、『不安』要素を探してみてください。

その瞬間には怒りの方が上回ってしまっているかも知れませんが、何が自分を追い詰めているのかを探ってみてください。


そして『序列』は関係なくひとり一人の人間同士として相手を見直してみれば、問題となる行動や言動を本質的に見抜いた上で、お互いを認め合い、相互に支援しあう事が出来るようになるでしょう。


お互いを認め合い、相互に支援しあう事が出来るようになれば、第1の立場(=自己肯定・他者肯定)にまで成長しているといえますね。




そこで一句

********************************************

革新の

核心を突く

人となり

相互支援で

豊かな未来


********************************************

お後がよろしいようで。



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権限委譲〜其の弐〜

権限委譲

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こんばんは、アキバです。


日頃から社員やメンバー全員が『経営理念』に『共感・共鳴』する事で、組織が一体化するなんて言っておりましたが、先日、違う感覚に気づきました。

すごく当たり前かも知れませんが、『共感』している状態と『共鳴』している状態では、雲泥の差があったのですね。


『共感』している状態は、他人のある考え方や思想に対して、《自分》が同じ考え方や思想だと、《一方的に》感じている状態です。


『共鳴』している状態は、そこにいる全ての人がお互いに考え方や思想が同じだと、《双方向で》感じている状態です。


私は、相手が自分と同じような考え方や思想を持っているから、《会ってしまえば『共鳴』するだろう》という思い込みをしていました。

それが、見事に外れていました。

お互いに考え方や思想を《発信》していても、お互いに《受信》しているとは限らないんですよねぇ。


特にビジネスの場においては、確実にお互いが《受信》しているか否かによって、結果が顕著に異なってきます。


根底にある価値観のちょっとしたズレは、距離が遠ければ遠いほど大きな乖離となって現れます。

本当の組織力を発揮する事が出来るのは『共鳴』している状態、つまりお互いの音色によってお互いが響き合っている状態です。


自分の能力が『共感』によって引き上げられても、組織全体が『共鳴』した状態の能力を発揮する事が出来る訳ではありません。


場合によっては、きちんと《受信》して頂けていない事によって、大切な時間をお互いに無駄にしてしまう事もあるんですね。


改めて、コミュニケーションとマーケティングの感性の大切さと『氣』と『気』の違いについて考えさせて頂きました。


コミュニケーションにもマーケティングにも、『思いやり』と『まごころ』の感性が大切ですね。

それだけで、自分も相手も、大切な時間を無駄にする事がなくなります。

つまり、大切な時間を大切に使う事が出来るのです。


『お金基準の価値観』の強い方々には特に有効な手段でしょう。


《時は金なり》《Time is money》《効率性重視》ですからね。




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本当にお客様のためになる仕事を志していれば

自然災害で事業が継続出来なくなると

お客様は勿論、自分達も困るよねぇ



本当にお客様のためになる仕事を志していれば

業務プロセスに全体最適化したリスクコントロールの仕組みがなければ

お客様は勿論、自分達も困るよねぇ



本当にお客様のためになる仕事を志していれば

中長期的に安定して続けられる仕事か否かをしっかり把握していなければ

お客様は勿論、自分達も困るよねぇ



本当にお客様のためになる仕事を志していれば

刻々と変化する外部環境に的確かつスピーディーに対応出来なければ

お客様は勿論、自分達も困るよねぇ



なぜなら、お客様は

その組織だからこそ提供する事が出来る商品やサービスによって

喜び続けたいからねぇ



なぜなら、自分達は

その組織だからこそ提供する事が出来る商品やサービスによって

お客様に喜ばれ続けたいからねぇ



BCP(事業継続計画)

BCM(事業継続マネジメント)

J‐SOX(日本版企業改革法)


コーポレートガバナンス(企業統治)

コンプライアンス(法令遵守)

中長期経営計画

月次決算

経営会議

etc......



金儲けだけを考えていると

ついつい経営と分離されがちだけど


本当にお客様のためになる仕事を志していれば

すべて一体のものになってくるよねぇ



そう

それらも含めて

社員やメンバーの『意・志』も

一般的によく言われる組織のベクトルも

お客様との喜びの感情も

みんな一体化させてくれるのが


『本来の価値観』による『経営理念』なんだよねぇ




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お金だけでつながっている組織って

金の切れ目が縁の切れ目になっちゃうよねぇ



お金を稼ぐだけが目的なら

何をやっても

何処でやっても

誰がお客様でも

お客様がいなくても

お金が増えれば同じ事だからねぇ



だから、組織とメンバーの目的を一致させるといいんだよねぇ

お金以外のさぁ



『事』に『仕える』と書いて『仕事』だよ


『金』に『仕える』訳でもなければ

『金』を作り出して使える訳でもないよ



『お金』は『事』に『仕え』て

喜んだ人から『ありがとう』って

もらう事が出来るんだよね



メンバーが組織から『お金』をもらえるのは

組織が目指す目的に向けて『事』に『仕え』たから

組織から『ありがとう』ってもらえるんだね



組織が『お金』をもらえるのは

お客様が喜ぶ『事』に『仕え』たから

お客様から『ありがとう』ってもらえるんだね



だからメンバーも組織も

お客様から『ありがとう』って喜ばれる事を目的としていると

お客様が喜べば

組織も喜ぶし

メンバーも喜ぶんだよねぇ



ひとりのメンバーがお客様から喜ばれれば

他のメンバーも喜ぶし

組織も喜ぶんだよねぇ



だから

その組織として

どんな『事』に『仕え』て

どんなお客様に

どんな風に喜んでいただきたいかを

はっきりさせておくといいんだよねぇ



喜んでいただいたお客様方からみれば

それだけで立派な社会貢献だよねぇ



メンバーひとり一人も同じように

どんな『事』に『仕え』て

どんなお客様に

どんな風に喜んでいただきたいかを

強く心に秘めていれば

組織の形なんて関係なくなっちゃうね



そのときの環境や難しさに合わせて

変幻自在に変わることだって出来ちゃうね



ひとつの組織では解決出来ない難しい案件も

同じ目的の他の組織に

応援を頼む事だって出来るよね



難しい顔して

戦略を練り上げて

動けない部下を

動かない上司が

どんなに動かそうとしても

みんな周りは敵だらけだったのに



ちょこっと見方を変えてみれば

みんな味方になっちゃうね



『ありがとう』の『円(お金)』が

『ご縁』を結び

みんな円満

満面の笑みだねぇ〜



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