建て前・・・偽善・・・経営理念
こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。突然ですが、あなたの周りにこんな方はいらっしゃいませんか?
・建て前=お客様のために奉仕したい
・本音=楽してガンガン儲けたい
・偽善=常に貢献的なマインドを持ち、お客様に喜んで頂くための努力を惜しまずに日々考動する
・本心=とは言っても、自分が安心して生活する事が出来ていなければ、他人に貢献する気持ちなんかになれない
・経営理念=私たちは、お客様にまごころを込めて〇〇〇を提供し続ける事により、〇〇〇な社会の発展に貢献します
・裏側=もっと効率的に、良い意味で手を抜くっていうか、ちゃんとお金をもらえる客を囲い込んで、儲かる客を育てなきゃダメだ
儲からない時代になりますと、どうしても《 経営理念 》にすがってみるといった風潮が出てくるものです。
本当は効率的に上手く儲ける事ばかりを考えているにも関わらず、表向きは「お客様のために‥‥」とか「社会貢献云々‥‥」というものをアピールする事によって、
〈 儲ける道具としての経営理念 〉
を使うようになるんですねぇ。
個人理念と経営理念 ~ Vol.2 ~の回にもお伝え致しました通り、そもそも個人理念として持ち得ない《 想い・イメージ・ヴィジョン 》が、経営理念として湧き出てくる筈がありません。
そこで、
「どうしたら、多くの人から素晴らしい企業と認識してもらえるか?」
っという観点から、
〈 儲ける道具としての経営理念 〉
が作られるんですねぇ。
「 自社を素晴らしい企業だと認めてもらいたいが故の理念 」
「 自分を素晴らしい人だと認めてもらいたいが故の理念 」
“感謝”や“ありがとう”を同様のテクニックとして利用するケースも目にするようになりましたが、そんな《 建前社会 》は嫌なものですね。
せめて、素晴らしい理念をつぶやき続ける事によって、
「 心からそう想う 」
っという状態になって頂きたいものですね。

