こんにちは、経営理念コンサルタント、リスクマネジメント協会 Certified Risk Manager、企業健康アドバイザー のアキバです。

モチベーションを上げる方法や、やる気を出させる方法など、コーチングも含めていろんな情報が飛び交っていますね。

ところが、経営支援をさせて頂いておりますと、しばしば、やる気を出させる前に出鼻を挫くような声掛けをしていらっしゃるケースが見受けられます。


『 ガツンとやる気を無くさせる方法 』ってご存知ですか?

それは本当に簡単な事、《 ちゃんとやっている人に対して「もっとしっかりやれ!」 》っと言うだけです。

ちゃんと報告する人ほど目立ちますから、やっている人ほど忠告を受けやすくなります。

そこでプロセスを考慮せず、結果のみで忠告を致しますと、一生懸命努力していながら何かが不足していて結果が上手く出せない人に対してでも、ダメ出し的に「もっとしっかりやれ!」といった忠告をしてしまいがちです。


仕事は結果が総てというのも、いやいやプロセスが大事というのも、どちらも正解。

どちらも正解なのですが、結果を出すためのプロセスを標準化していく事で、限られた職人さんのみにしか出来ない仕事を、より多くの人が出来るようにするのがマネジメントレベルのお仕事。

もちろん本当に熟練した職人さんを育て上げ、継承していく必要がある業種もあるでしょうけど、一般的にはプロセスの標準化による底上げは、管理職者、上司、リーダー、経営者、そして先生や親としても必要な事です。


なのに《 ちゃんとやっている人に対して「もっとしっかりやれ!」 》と言ってしまうのは何故でしょう。

それには下記のような原因が考えられます。

・手順を構築する事が出来ない
・やり方を教える事が出来ない
・どのやり方がどう良いのか見分ける事が出来ない
・どのやり方がどう悪いのか見分ける事が出来ない
・自分がなぜ出来ているのかを説明する事が出来ない

営業成績が悪くてダメ出し、学校の成績が悪くてダメ出し・・・・・

常日頃から「なんで出来ないんだよ!」「どうして言われた事くらい出来ないんだよ!」「もっとしっかりやれ!」ばかり言っていらっしゃって、一向に数字が伸びないとお悩みの方。

ちょっと視点を変えて、上記の5つのポイントをご自身が出来ているのか思い返してみてください。



コーチングの手法にも様々あると思いますが、基本は《 成功のための四要素 》と《 RPDCIサイクル 》です。

成功のための四要素とRPDCIサイクル



《 成功のための四要素 》

“目的”=何のために

“戦略”=意思決定⇒どうする、どうしない

“目標”=いつまでに、どれだけ

“戦術”=やれる事すべて


《 RPDCIサイクル 》

Research・現状分析、調査(含むマーケティング)

Plan・計画

Do・実行

Check・検証

Improvement・改善


尻を叩いて気合で頑張らせるというのは、もちろん精神を鍛えるためには大切かも知れませんが、効率的に結果を残す、成果を上げるためには、プロセスにおいて、より具体的にどこがどう悪く、どこはどう良いのかをひとり一人個別に見つけ、気づかせ、改善を繰り返す必要があります。


コーチングをお仕事にしていらっしゃる方もいらっしゃいますが、管理職者、上司、リーダー、経営者、先生、親としてもコーチング能力は必要ですね。

目標達成に向けて部下やスタッフ、メンバー、子ども達の能力を引き出してあげる事は、管理職者、上司、リーダー、経営者、先生、親として大切な仕事です。



部下やスタッフ、メンバー、子ども達の成績、成果、営業数字が思うように伸びず、

「なんで出来ないんだよ!」
「どうして言われた事くらい出来ないんだよ!」
「もっとしっかりやれ!」

っと口から出そうになりましたら、是非このブログを思い出し、読み返してみてくださいませ。


もちろん、そんなコーチング能力強化も秋葉経営コンサルティングで承っております。

ありがとうございます。