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街中で、誰かとすれ違いざまに「うぅ゛、何だか松茸みたいな臭いがするぅ〜。」って思った事はありませんか?



こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。



今夜は、《四次元的傾聴》に必要なフレームワーク(枠組)について考えてみましょう。



《四次元的傾聴力》を活かすためには、次の要素が必要です。

・『経営理念』という意思決定の基準

・チャンクの大小、難易度、重要度、優先順位を整理するフレーム(枠)

・浮かび上がった問題点を解決するための時間的な優先順位を整理するフレーム(枠)



これらの要素により、

1.傾聴した言葉を『経営理念』に照らし合わせて、チャンクの大小、難易度、重要度、優先順位に氣をつけながら整理する。

2.整理した言葉から関連性を見つけ出し、潜在的問題点に「アドバイザー」自らが氣づく。

3.氣づいた問題点を時間的な優先順位のフレームに落とし込む。

4.時間的な優先順位で整理された問題点を踏まえて、傾聴した言葉の中からポイントになるものをピックアップして、聴いたままの言葉で返す。

5.経営者が問題点に氣づかなければ、ピックアップした言葉の関連性を説明する。

6.問題点に氣づいていただけたら、解決策について検討する。

等々が出来るようになります。


フレームのイメージは、ホームセンター等で売られているカラーボックスが良いでしょう。


経営者(相談者)からの言葉をチャンクの大小、難易度、重要度、優先順位によって整理するフレームは、カラーボックスを壁に立てかけたイメージです。

チャンクの大きいものは上の棚に、チャンクの小さいものは下の棚に、重要なものは右の棚に、重要でないものは左の棚に、というように整理していきます。

特にチャンクの大きいものは上の棚に、チャンクの小さいものは下の棚に整理する事を心掛ければ、潜在的問題点に氣づきやすくなるでしょう。



次に、浮かび上がった問題点を解決するための時間的な優先順位を整理するフレームですが、こちらは床に寝かしたカラーボックスをイメージしてください。

早く解決する事が出来る問題を左手前の棚に、早く解決する必要がある問題を右手前の棚に、時間をかければ解決する事が出来る問題を左奥の棚に、時間はかかるけれども解決する必要がある問題を右奥の棚に落としていく感じです。

問題を落とし終わったら、少し離れてフレーム全体を見渡します。

問題がたくさん詰まっているところがアドバイスのポイントです。


特に「解決する必要がある」問題が多いところにスポットを当てましょう。



あとは、中長期的に取り組む課題なのか、短期的に取り組む課題なのかによって、それぞれ改善計画を策定し、RPDCIサイクルを回していけば良いでしょう。




フレームワーク〜アドバイザーに必要な四次元的傾聴力・其の伍〜


今宵はこれまで。

ごきげんよう。