兎を見て犬を放て
あけましておめでとうございます。こんにちは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。
旧年は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
2010年は冬のボーナスが前年比3.76%増の776,949円(日本経団連・ボーナス調査)となり、大手企業は景気回復感を感じさせましたが、製造業を中心とした中小零細企業は、まだまだ非常に厳しい経営実態であったと思います。
2011年は兎年。
厳しい経営状態が続きますと
『亀毛兎角(きもうとかく)』
な儲け話に乗ってしまったり、
『兎の角論(うさぎのかくろん)』
を会議で重ね、結局のところ
『二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)』
で、やる事なす事
『兎の糞(うさぎのふん)』
という事にもなりかねません。
時の流れは
『烏兎怱怱(うとそうそう)』
『守株待兎(しゅしゅたいと)』
で立ち止まっていても、時は過ぎ去るばかりです。
『兎を見て犬を放つ(うさぎをみていぬをはなつ)』と喩えられる通り、
状況を観て諦めればそれまでですが、諦めなければ何とかなるものです。
『兎の毛で突いたほど(うのけでついたほど)』
の情報も
『兎の耳(うさぎのみみ)』
でしっかりとキャッチし
『狡兎三窟(こうとさんくつ)』
も忘れずに
『兎を得て罠を忘れる(うさぎをえてわなをわすれる』
事なく、初心も戦術も忘るべからず
『脱兎の如し(だっとのごとし)』
でスタートダッシュを決め
『兎の上り坂(うさぎののぼりざか)』
で、グングン邁進して行きましょう。
それでは
本年も引き続きまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。


[ 訳文 ]
2011年は兎年。
厳しい経営状態が続きますと
あり得ない儲け話に乗ってしまったり、
根拠のない計画についての議論を会議で重ね、
結局のところ、あれやこれやと手をつけて成果を得る事も出来ず、
やる事なす事長続きしないという事にもなりかねません。
時の流れは本当に早いものです。
偶然の幸運を当てにしたり、古い習慣やしきたり囚われて立ち止まっていても、
時は過ぎ去るばかりです。
物事は、状況を観て諦めてしまえばそれまでですが、状況をよく観てから対策を立てても、
諦めなければ十分に間に合う事が多いものです。
ほんの少しの情報も、よ〜く耳を澄ましてしっかりとキャッチし、
万一の事に対するリスクマネジメントも忘れずに、
目標や目的を達成したからといって、そのための手段を忘れる事なく、
初心も戦術も忘るべからず、素早いスタートダッシュを決め
自分の得意分野で能力を遺憾なく発揮して、
グングン邁進して行きましょう。
[ おまけ ]
まぁ『序列の価値観』が染み付いてしまっているような方には、何を申し上げても『兎に祭文』かも知れませんね。
[ おまけ2 ]
『亀毛兎角(きもうとかく)』と申しましても、
『角の生えたうさぎ』
や
『毛の生えた亀』
がいないとは限りませんから、
“夢”と“可能性”を信じて、しっかりと《 仮説⇒実行⇒検証 》を繰り返して行きましょう(^笑^)
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