短編〜どこに向かってますか?〜
こんばんは、アキバです。会社で資金繰りが悪くなってくると不足してくるのは?
○○資金
そう〔運転〕資金ですね。
今宵は、その〔運転〕について考えてみましょう。
運転するには行き先を決めなければ、どこに行ったらよいのかわかりません。
地図があっても現在位置がわからなければ読めません。
何km走ればよいかを決めるだけでは、どこに行ってもよい事になってしまいます。
・現在位置と目的地の確認
・目的地の設定
・目的地までの距離の確認と設定
・目的地までの燃料費の調達
・目的地までの燃料の補給
・目的地までのナビゲーション
こんなものが必要になってきます。
さらに、一緒に目的地を目指す仲間がたくさんいればいるほど、
・現在位置と目的地の確認
・目的地の設定
・目的地までのナビゲーション
が重要になってきますよね。
では、経営エッセンスを「ぽちょっ」っとたらしてみましょう。
・現在位置と目的地の確認 『マーケティング』
・目的地の設定 『経営理念』『事業目的』
・目的地までの距離の確認と設定 『事業目標』
・目的地までの燃料費の調達 『資金調達』
・目的地までの燃料の補給 『給料』『報酬』
・目的地までのナビゲーション 『リーダーシップ』
まず《現在位置と目的地の確認》『マーケティング』です。
あなたが提供したい商品やサービスの市場についての現状分析です。
分析といっても、高いお金を払ってマーケティングの専門家にお願いする事ではありません。
あなたが提供したい商品やサービスが、あなたが提供したい将来のお客様達に本当に不足しているのか、それとも他に儲かっている他者がいるから真似をしようとしているのかを「客観的に見ておきましょう!」っという事です。
次に《目的地の設定》『経営理念』『事業目的』です。
『マーケティング』によって本当に行きたい場所が決まったら、その目的地を設定します。
あなたが提供したい商品やサービスを、あなたが提供したい将来のお客様達に提供し続ける事を宣言します。
あなたが提供したい商品やサービスを、あなたが提供したい将来のお客様達に提供し続ける事により、あなたが提供したい将来のお客様達から『ありがたい』と思っていただく事が『目的』です。
『目的地』に近づくと、更なる『目的地』を発見し、永遠に追い求めるかも知れません。
でもそれが『目的』です。
続きまして《目的地までの距離の確認と設定》『事業目標』です。
1年間で何キロ走るのか、半年で何キロ走るのか、四半期で何キロ走るのか、単月で何キロ走るのか、2週間で何キロ走るのか、1週間で何キロ走るのか、1日で何キロ走るのかを設定します。
直訳すると、1年間でいくら儲けるのか、半年でいくら儲けるのか、四半期でいくら儲けるのか、単月でいくら儲けるのか、2週間でいくら儲けるのか、1週間でいくら儲けるのか、1日でいくら儲けるのかを設定します。
この『いくら儲ける』は、お客様から『どれだけありがたいと思っていただけるか』が変換されたものだと考えてください。
あなたが提供したい商品やサービスを、あなたが提供したい将来のお客様達に提供し続ける事により、あなたが提供したい将来のお客様達から『ありがたい』と思っていただくために仕事をするのですから、『ありがたい』と思っていただけなければ『儲け』も生まれませんからね。
そして《目的地までの燃料費の調達》『資金調達』です。
初めは借りてこなければ資金が無いかも知れません。
しかし、事業を営む上では順調に無駄なく走っていれば、資金は入ってきますので、途中で給油するお金にも困らないでしょう。
ただし、綿密に計算された道順と距離(経営計画)通りに順調に進めなかった場合には、資金繰りに悩まされるかも知れません。
続いて《目的地までの燃料の補給》『給料』『報酬』です。
ちょっと無理がある例えかも知れませんが、一台一台の車に定期的に給油してあげなければ、エンストして走れなくなります。
最後に出てくるナビゲーション役の車は、危険な道に差し掛かっても常に先頭を走ってなければなりませんので、それなりのメンテナンス費やオプションパーツを付けてあげなければなりません。
普通に『給料』を払ってあげる人と『役職手当て』等も付けて払ってあげる人の違いは、そんなところから生まれます。
最後に《目的地までのナビゲーション》『リーダーシップ』です。
目的地に向けてみんなで一丸となって走り続けるためには、ナビゲーション役が必要です。
いつも先頭を走り、道が険しくなってきたとか、雨で滑りやすくなってきたとか、あるべき道が途絶えているから迂回しようとか、常に状況判断をしながら進んで行く事こそ『リーダーシップ』でしょう。
時にはみんなの後方に回って励ましながら、時には横に回って道から外れそうな人と話し合い、分かり合いながら、向かうべき『目的地』に向けて組織をまとめて行く。
それが『リーダーシップ』でしょう。
目的は【何のために】、目標は【いつまでに、どれだけ】です。
《現在位置と目的地の確認》
《目的地の設定》
《目的地までのナビゲーション》
は、組織において重要な決定事項です。
《目的地までの距離の確認》と目標通りに走る事は、一台一台、つまり社員やメンバーひとり一人が自発的・能動的に行うものです。
あなた自身のアクセルは、あなた自身にしか踏み込めませんからね。
でも、心のブレーキに気づかせたり、カーブでも無いのにブレーキとアクセルを一緒に踏んでいる事に気づかせたりする事は、これからの『リーダーシップ』に必要なスキルになるでしょう。
過去90日間に書かれた、経営理念を含む日本語のブログ記事
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