カテゴリ:
こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今宵は“全肯定問答”と題しまして、「私が再び経営に“戦い”という言葉を使い始めた理由」パート5をお送りいたします。


前回お伝えいたしましたように、【強い心】を持っていれば、自分とは異なる意見=初めは理解する事が出来ない意見に対して、否定をするのではなく、興味を湧き上がらせる事が出来ます。


自分とは異なる意見=初めは理解する事が出来ない意見は、

『なんで、そのような考え方をするのか、わからない』

意見ですから、《 動物からカリマス(借ります)理論 》における

わからないモノゴト

不安

脅威

逃避

攻撃


の“逃避”と“攻撃”の行動に繋がり(つながり)ます。


“逃避”の行動は、わからない意見を否定する事によって、自らの思考から排除しようというものです。

“攻撃”の行動は、自らの主張を押し通し、相手を論破しようとしたり、場合によっては意見とは別の部分で相手を傷つける、もしくは相手が傷つくような言動に至り、酷い(ひどい)場合には、本当に相手を傷つける行動に至る事もあります。



しかし、【強い心】を持っていれば、自分とは異なる意見に“脅威”ではなく、“興味”が湧いてきます。


自分とは異なる意見を、興味を持って理解しようと試みるのです。


それは、結果として、

『なんで、そのような考え方をするのか、わからない』

相手を理解する事に繋がります。


要するに、自分とは異なる意見に

1.何故辿り着いたのか?⇒プロセス

2.何故主張するのか?⇒目的

を知る事が出来るのです。



自分だけの経験では思い付かないような意見も、違う角度から目的を成し遂げようとする戦略的な部分も、

『相手の意見を否定せずに、一旦総て受け入れる“全肯定問答”』

によって、自分のものにする事が出来るのです。




また、

・残虐な犯罪が何故発生してしまったのか?

・仕事もせずにゲームに没頭するだけ青年が何故増加しているのか?

等という問題についても、相手の人格を総て否定していたのでは、到底理解する事はできません。


当事者がその行動や言動に至った原因を掘り下げるには、肯定して受け入れた上で、過ちを犯したポイントを探る必要があります。



頭ごなしに相手の意見を否定する事は、本質的な問題の解決に至らないばかりか、問題点そのものの存在まで闇や霧の中に落し込んでしまいます。




“全肯定問答”

【強い心】を育て、是非、実践してみてくださいませ。





そこで一句

*****************************************


受け入れて

自己も成長

全肯定


*****************************************


お後がよろしいようで。





にほんブログ村 経営ブログ 経営哲学・経営理念へ


ビジネスブログ100選