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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


「デフレだ、デフレだ。」とおっしゃる方々がまだいらっしゃいますが、この先を診ますとデフレ傾向が続くのは中小零細企業(勿論、一部の優秀な会社は別ですが‥)売上とお給料ばかり‥‥‥

高価なモノでも努力して手に入れようとしなくなった消費者が増えた事と、安くてもそこそこの商品が増えた事から、デフレ傾向が続いていると言われていますが、野菜も魚も珈琲豆も小麦粉もガソリンも食用油もお弁当容器も、既に値上がりのトレンドに乗ってきています。


「売上が下がって、給料が下がって、物価が上がったんじゃあ、踏んだり蹴ったりじゃないかっ!」

っと、ご立腹のあなた。


怒りは猛毒ですよ。

冷静に、高く売れる方法を考えてみましょう。



あなたは、コンサルタントや税理士の先生等から

「もっと付加価値を高めるための戦略を考えましょう。」

なぁ〜んて言われた事がありませんか?


会計上の付加価値は、


[日銀方式]: 付加価値=経常利益+人件費+金融費用+租税公課+減価償却費

[経産省方式]: 粗付加価値=実質金融費用+当期純利益+人件費+租税公課+減価償却費

[中小企業庁方式]: 加工高(粗付加価値)=生産高−外部購入価額

[財務省方式]: 付加価値=役員報酬+従業員給料手当+福利費+動産・不動産賃借料+支払利息割引料+営業利益+租税公課


っと表される通り、お金基準の考え方です。

お金基準で考えますので、

《安いモノを高く売る》

事で、高い評価を得る事が出来ます。


そこにリスクマネジメントの観点をプラス致しますと、

《悪いモノは売らない》

という要素が加わります。


勿論、お客様に喜んで頂きたいと心から思っている人にとっては、


《安いモノを高く売る》
《悪いモノは売らない》
という2つの要素を一元化して考える事が出来るでしょう。



ですが、自分基準で物事を考え、若干、共依存の傾向がある方から観れば、

《安いモノを高く売る》
という事は、相手を騙すような感覚を持たれるかも知れません。


お客様に喜んで頂きたいと心から思っていらっしゃらない方から観れば、
《安いモノを高く売る》
のは利益向上のためには当然だと思っても、

《悪いモノは売らない》
という事を信念ではなく指示・命令として捉えなければなりません。


ですから、世の中には値下げ競争から抜け出せなくなってしまったり、虚偽・偽装によって利益を得ようとしてしまう会社やお店が後を絶たないのですねぇ。



さてさて。

それでは、高く売る方法を考えてみましょう。

少しでも高く売るためには、先ほどの2つの要素をプラスに変換する必要があります。

《悪いモノは売らない》↓
【良いモノを売る】


《安いモノを高く売る》↓
【付加価値を高めて売る】


あれれ?

また出てきましたねぇ、

【付加価値】



『お金基準の価値観』では、金額の尺度が優先されますから、原価と売価の差が大きいモノほど【付加価値】が高い事になります。


『本来の価値観』では、『存在価値』+『付加価値』が『本来の価値』となりますので、機能や色、質感、形、音色、味といった〈そのモノに付随する付加価値〉や、提供する人のサービスや気配り、心遣い、シチュエーション等の演出といった〈モノに付随しない付加価値〉が【付加価値】として評価されます。


勿論、儲け続ける事が出来るビジネスの場合には、裏を返せば同じ事なのですが、

『お金基準の価値観』では、結果として〈そのモノに付随する付加価値〉や〈モノに付随しない付加価値〉が見えてくるのに対し、

『本来の価値観』では、結果として儲けが見えて来ます。



結果として〈そのモノに付随する付加価値〉や〈モノに付随しない付加価値〉が見えてくるという事は、儲かっても儲からなくても、検証をしてからでなければ理由がわからないという事です。


結果として儲けが見えてくるという事は、儲かると想定した【付加価値】が、実際にお客様から評価されたのか?否か?が、「入って来たお金を見ればわかる」という事です。



ただし、この

《 儲かると想定した【付加価値】 》

を市場に送り出す際には、

《 値付け 》

が必要になりますよね。

必要かつ重要な《 値付け 》ですが、なかなか目利きの社員やメンバーばかりではないので、簡単ではないでしょう。


そこで本日は、社員やメンバーのみなさんが参加する事が出来て、しかも簡単に《 値付け 》の感覚を養える一つの方法をお披露目しましょう。



まずは、ご用意頂きたいものです。


・葉書の半分程度の大きさのメモ用紙・・・・・一人30枚程度

・サインペン


以上です。



お取扱商品数やサービスの種類が多い会社やお店の場合には、3つ程度の商品やサービスに、先ず絞り込んでみてください。


絞り込んだ商品やサービスを各々メモ用紙に記入して行きましょう。


書き出した商品やサービスに「修飾語」をつけるように、機能や色、質感、形、音色、味といった〈そのモノに付随する付加価値〉や、提供する人のサービスや気配り、心遣い、シチュエーション等の演出といった〈モノに付随しない付加価値〉を付け加えてみてください。



あっ、これは戦術会議と同じですから、適当なところで止めずに、出し切れるだけ書き出してくださいね。



ひと通り書き出しましたら、全く「修飾語」のついていない商品やサービスを1枚ずつ書き出してください。



すべての書き出しが終わりましたら、全く「修飾語」のついていない商品やサービスに《 値付け 》をしましょう。

通常は売価が設定されていらっしゃるでしょうから、考えなくても値段をつけられますよね。



全く「修飾語」のついていない商品やサービスの《 値付け 》が終わりましたら、機能や色、質感、形、音色、味といった〈そのモノに付随する付加価値〉や、提供する人のサービスや気配り、心遣い、シチュエーション等の演出といった〈モノに付随しない付加価値〉を付け加えた商品やサービスに《 値付け 》をして行ってください。



普段は意識をせずに行なっている事や、意識をしていてもお金に換算してみた事が無いような行動が、お客様から観ればどの程度の価値に相当するのか・・・・・



現状のデザインが当たり前だとしても、仮に女性向けのデザインや、子供向け、シニア向け、アーティスティックなデザインを加えた場合には、どの程度の価値に相当するのか・・・・・



そんな事をじっくりと考える時間を持つ事によって、値踏みの感覚が身につき、かつ、ひとつ一つの行動の大切さが身に沁みてわかるようになりますよ。



ぜひ一度、お試しくださいませ。







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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


秋の三連休、楽しんでいらっしゃいますか?

まだ夏の余韻が残る気候ですが、ようやく秋らしさもちらほらと見受けられるようになって参りました。


そんな今夜は、先日お送りいたしました「800円のカツ丼」屋さんのお話の続きを、みなさんで考えてみましょう。




まずは、ダイジェストでおさらいをどうぞ。

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【 “損益分岐日数”って、ご存知? 】


「800円のカツ丼」屋さん

経営者(供給する人)は、毎月50万円の報酬を得ていると仮定。

カツ丼の原価は300円で、売れた数量に比例するご飯や肉、卵、玉ねぎ等のみで、水道光熱費はとりあえず含めない。

1杯あたり原価=300円

1杯あたり売上=800円

1杯あたり粗利=500円


固定費=人件費=50万円

500円×1000杯=50万円=粗利

ですから、1000杯売れれば、ちょうど損益分岐点。


カツ丼屋さんは1日で損益分岐点を超えて粗利を稼ぎ出すのは難しいですよね。


そもそも、カツ丼屋さんのビジネスモデルでは、

50杯×20日

とか、

100杯×10日

という時間が必要なんですねぇ。

(まぁ、実際にカツ丼だけしか扱っていないお店はないでしょうけど‥‥‥)


これを

《 損益分岐日数 》

と言います。
(勝手に言ってるだけですが‥‥‥)

お客様数としてカウントすれば、

50杯=50人(延べ人数)

となりますので、《 損益分岐お客様数 》

とも言えます。
(こちらは、飲食店コンサルタントの方々がよく使っていらっしゃる表現です)


それでは、一般的な制度会計のように、カツ丼屋さんの店主の人件費を加えてみましょう。


あっ、損益分岐日数は20日間と仮定します。


20日間の原価と売価を見て、今後の経営戦略を考えてみてくださいね。


損益分岐日数が20日ですから、20日で1000杯売れる計算です。

計算をしやすくするために、1ヶ月の営業日数も20日間としましょう。


原価=人件費+材料費

50万円×1ヶ月+300円×1000杯

50万円+30万円

原価=80万円


売上=800円×1000杯

売上=80万円


人件費を原価に加えたら、粗利も無くなっちゃいました。

1ヶ月間、一生懸命働いて儲け無しです。

儲かってないお店になってしまいました。

月の売上が80万円ですから、年間960万円、消費税は免税です。

さぁ、あなたならどうしますか?

店主のお給料を下げますか?

それとも、初めから儲からないビジネスモデルだから、止めさせますか?

材料費を削減しますか?

それとも・・・・

******************************************************************************


っと、ここまでが前回のおさらいです。




どうでしょう?



あまり考えずにありきたりなアドヴァイスをするならば・・・・・・・・

・店主のお給料を下げたいところだけど、言い出せない

・コストダウンのために材料費を下げるように努力をしてもらう

・もっと儲かるメニューを考えてもらう

っと、こんな感じでしょうか?



少し違う視点で、

・twitterやブログを使って、来店客数を増やす努力をしてもらう

といったアドヴァイスもありそうですねぇ。



実際に飲食店のコンサルティングを行なっていらっしゃる方々は、おそらくもっと違う視点でアドヴァイスをされると思います。

ポイントは『 800円でも売れる 』というところです。


800円で売れるカツ丼でしたら、ちょっと努力すれば1,000円で売れる可能性がありますよね。

価格帯から考えると、リーズナブルな500円〜600円台の価格帯ではありません。

800円でお客様がいらっしゃるのでしたら、競合する価格帯としては780円から1,200円くらいまでが考えられるでしょう。

値下げをするためには「材料費を落す」、つまり商品のクォリティを下げなければなりません。


しかし、値上げをするためには・・・・・・

・器を変えてみたり
・店舗内装を変えてみたり
・箸を変えてみたり
・BGMを変えてみたり
・店主の方の服装を変えてみたり
・接客・接遇を変えてみたり
・少しコストは上がりますが、サイドメニューを添えてみたり
etc………………………………….



おそらく、お客様に“五感の総てで感動していただく”事を追求すれば、1,000円で売れる可能性は、まだまだあるでしょう。

これなら、間違いなく1,200円以上の味、見た目、香り、お店の雰囲気、接客・接遇、粋なBGM、安らぎの空間・・・etc…..といった条件が揃ったところで、売価を980円にしてみたらどうでしょうか?

おそらく、売価800円の時と同じくらいのお客様数、話題になればそれ以上のお客様数が期待できるでしょう。



経営努力というのは、そういうものですよね。




この値上げによって3人/1日のお客様がお店に来ていただけなくなったとしても、

47人×20日×980円=921,200円・・・・・売上高

47人×20日×300円=282,000円・・・・・直接原価

47人×20日×(980円−300円)=639,200円・・・・・粗利

639,200円−500,000円=139,200円・・・・・・・・・利益


いかがですか?

利益の上がるお店になりましたでしょう?



外部のアドバイザーの方に相談される際には、このような部分も含めてアドヴァイスしていただける方か否かを、しっかりと見極めた上でご相談なさってくださいね。



まぁ、もっと税務上のメリットを考えれば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


仮に法人であれば、役員報酬(店主の給与)を可能な部分引き下げて、ガン終身保険等で退職金の積立をしたり・・・・・(現行税制では退職所得に所得税軽減効果がある)

「何もせずにいた方が、消費税は免税だし、収入もお望み通り50万円取れますから、お得でしょう。」っとアドヴァイスしたり・・・・・・・・・・・・・・・
(あっ、簡単に計算していただくために、水道光熱費他の経費は考慮しておりませんが・・・・・・・)


店主の方の夢や希望、3年後、5年後のヴィジョンによって、実際のアドヴァイスは様々変化するでしょう。


もう長い間続けようと考えていらっしゃらない方に、チャレンジを強制するのもおかしな話しですし、将来を夢見ている若者に納税が少なくて済むからといって現状維持を勧めるのも、これまたおかしな話です。


アドヴァイザーとしてお仕事をしていらっしゃる方は、たとえ税務やその他の片手間にアドヴァイスをしていらっしゃるとしても、どうか本氣でお客様の事を考えてアドヴァイスしてくださいませ。



諸先生方にこのようなお願いをするのは失礼な事かも知れませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。




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2010年9月9日木曜日


太平洋側に抜けた台風一過のおかげで、秋らしく涼しいスタートの関東地方でしたが、午後になると気温が上がり、久しぶりにスーツでビシッと決めた腕や背中を汗が伝っておりました。

こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


伝わると言えば、「伝える力・伝える言葉」って簡単じゃないですよね。

あなたは職場や学校、地域社会、知人友人、家族まで含めて、人間関係やコミュニケーションの悩みで人生のどれだけの時間を無駄にしていらっしゃいますか?


仮に1日4時間程度頭を悩ましていたとしたら、

1週間で28時間

1ヶ月で120時間

3ヵ月で365時間

半年で730時間

1年で1460時間


1年で何と約2ヶ月分もの時間を無駄にしている事になります。



実は、人間関係やコミュニケーションの問題は、それだけ重要であり、ボラティリティ(変動率、変動性)の高いリスクなんですねぇ。



仮に人間関係やコミュニケーションに、何ら問題もなく、とっても友好的でみんなワクワクしながら相互支援を出来るような組織やチーム、社会だったら、どうでしょう。

おそらく時間が無駄にならないだけでなく、精神的ストレスもなくなり、業務連携もスムーズに捗(はかど)り、新しいアイデアもたくさん湧き出して、何をするのも楽しくなりますよねぇ。

キツい仕事も楽しく乗り越えられるでしょう。



ところが、同じ組織やチーム、社会の中にいながら、本音と建て前で敵になったり、味方になったり、他人ごとを装ったり‥‥‥‥

コソコソと小声で話しやすい人同士でだけ話し、他の人達が同じようにコソコソと話しているのを耳にすると、いらない詮索や思い込みをする‥‥‥‥



そんな無駄な時間をなくし、キツい仕事や環境を乗り越えられる組織やチーム、社会を生み出すための第一歩は、

元氣な挨拶

です。


デッカい声で元氣に挨拶をし続ける事が、人間関係やコミュニケーションの第一歩です。


相手の挨拶を待つのではなく、自らが率先して元氣に挨拶をしてみてください。


初めはなかなか返って来なくても、諦めずに続けてみてください。


挨拶なら、特に上下関係や地位は関係ないですよね。

あっ、勿論、礼儀は不可欠ですが‥‥‥



さぁ、まずは明日目覚めたら、親御さんや奥様、おじいちゃん、おばあちゃんに、元氣に挨拶してみましょう。


ご近所の方にゴミ捨てで会ったら、元氣に挨拶してみましょう。


駅まで自転車で通勤していらっしゃる方は、自転車置き場のおじさんに、元氣に挨拶してみましょう。


いつも朝に立ち寄るコンビニのお兄ちゃんに元氣に挨拶してみましょう。


部下や上司、同僚に、元氣に挨拶してみましょう。



初めは返って来なくても、根気よく、粘り強く続けていれば、必ず変化が現れますよ。


まずは、騙されたと思ってでも、やってみてください。



その効果に驚きますよ。






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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


今夜は特定の業界、税理士事務所様・会計事務所様向けにアレンジしてみました。


最近は顧問先である中小企業のために、「しっかりと経営支援をしていこう!」っと考えていらっしゃる税理士事務所・会計事務所が増えて来ました。


TKCで言うところの「継続MAS」や、あんしん経営をサポートする会やNN構想の会で言うところの「MAS監査」は、中小企業経営支援の代表的なサービスです。




あれあれ?

会計業界以外の方々には通じていないようですねぇ〜、「MAS」って言葉。


「MAS」⇒マスとは、

Management
Advisery
Service

マネジメント
アドバイザリー
サービス

の略で、簡単にザックリ言うと、経営のアドバイスをするサービスです。


ポイントを押さえて言うと、経営者の意思決定をサポートするサービスです。


細かいチャンク(塊)にかみ砕いて言うと、人事マネジメントやリスクマネジメントや肯定管理マネジメントやファイナンスマネジメントや営業マネジメントや……etc.様々なマネジメントに対するアドバイスが挙げられます。


税理士事務所・会計事務所が提供するMASは、

経営上の潜在的問題点の抽出

顕在化した問題点の課題化

課題に対する取り組みのスケジュール化

スケジュールに対する予実管理(予算と実績、予定と実績の対比)

課題に取り組む際のボトルネック(=潜在的問題点)の抽出

顕在化した問題点の課題化

課題に対する取り組みのスケジュール化

スケジュールに対する予実管理(予算と実績、予定と実績の対比)

課題に取り組む際のボトルネック(=潜在的問題点)の抽出

という一連のサイクルを回しながら、改善活動を《自社の力で》継続的に行っていくための、意思決定のサポートサービスです。

(一連のサイクルは、PDCAサイクルやPDSサイクル、RPDCIサイクルと呼ばれています)




しかし、いざMAS監査を始めてみると、一年も経たないうちに顧問先企業の経営者から、「もう、いいよ」っとMAS監査を断られてしまう事務所が、結構多いようです。


本来であれば、細かいチャンクのMASまで総て含めれば、とっても大きなビジネスチャンスなのですが、はじめの一歩でつまづいてしまっているようです。



そこで今夜は、そんな中小企業のために本氣になって頑張ろうと努力していらっしゃる税理士事務所様・会計事務所様に、【MAS監査を加速させるシンプルな考え方】をお届けします。



目的=夢!理念!
(何のために?)

戦略=意思決定!
(やる?やらない?)

目標=計画!
(いつまで?どれだけ?)

戦術=スキル!ノウハウ!たくさんあればウハウハ!
(どんな方法?)



この四つを意識していただくだけで、MAS監査は加速しちゃいますよ。


それぞれの重要性やもう少し詳しい説明につきましては、下記をご覧くださいませ。


RPDCIサイクル〜理由と目的・其の伍〜

チャンクアップと『目的の完全一致による統合』



是非、どうぞ。




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日増しに湿度が上がってきて、じめじめとしたスーツ族には辛い、おっと失礼、スーツ族には辛いじめじめとした梅雨の到来を予感させる今日この頃。

いかがお過ごしですか?


こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。




今宵は「アドバイザーに必要な四次元的傾聴力」と題しまして、「聴いた話の整理の仕方」から潜在的問題点の抽出、問題を課題に変える方法などについて考えてみたいと思います。



あっ、そうそう、最近流行りの洗脳的なアプローチをされるアドバイザーには“不要”もしくは“無用”だと思います。

あくまでも、自立型相互支援的なアプローチを前提としておりますので、お間違えの無いようにお願い申し上げます。




《四次元的傾聴力》とは、モノゴトや論点の大小を表す“チャンク”(=塊)と時間軸を踏まえてヒアリングをする力です。


相談をされるお客様は、理路整然とお話しされる事はほとんどなく、思い付いた事から順次お話しされる事が圧倒的に多くなっています。


特に潜在的問題点のいくつかが顕在化してくると、目の前にある不安=顕在化した問題点から手っ取り早く片付けたくなります。

ご参照:アキバの動物からカリマス(借ります)理論・2nd



アドバイザーが『共依存』的にお客様の感情に流されず、自立解決に向けた的確なアドバイスをするためには、相談をされるお客様の最大目的(=何のため?)に照らし合わせて、根本的な問題点に“氣づいていただく”事が大切です。



例えば、目先のコストカットのために安易に人員削減をしてしまうと、組織全体が崩れ始める事があるように、根本的な問題点に氣づく前に、目先の顕在化した問題点に対して改善行動に移ってしまうと、目先の問題解決にはなっても中長期的には大きな悪影響を及ぼす事もあります。


そんな悪影響を避けるためには、出来る限り詳細な現状分析が必要です。



相談されるお客様に「まとめてわかりやすくお話しください。」っと切り出してしまうと、まとめ切れずにお話しいただけない事が多く発生してしまいます。


お客様がお話しいただけない情報を出来る限り少なくするためには、あえて思い付いた事から出来る限りたくさんお話しいただく事が重要になってくるのです。


そして、たくさんお話しいただいた情報の中から潜在的問題点を見つけ出し、解決のための優先順位を踏まえた上で、相談されるお客様の言葉で返してさしあげる事によって、お客様は潜在的問題点と優先順位に氣づく事が出来るのです。



アドバイザーに必要な四次元的傾聴力〜其の壱〜

今晩はここまで





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こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。


今宵はダメダメ言ってダメだし系の先生や上司、コンサルタント等について考えてみましょう。



例えば野球のコーチが

「そんなスイングじゃダメだ!」

「何でその球が取れないんだ!」

「もっと早く走れるだろ!」

「もっと考えて投げろ!」

「なんで点が取れないんだ!」


っとダメだしばかりしていたら、どうでしょう?

選手が育つわけないですよねぇ〜。


あっ失礼、その表現は適切ではありませんね。


選手は選手自身が頑張って勉強して練習すれば育ちますから、それを言うなら《そのコーチの存在価値が希薄》と言った方がいいですね。


「喝を入れてもらった方が気が引き締まっていい。」という選手であれば「気が引き締まる」という効果だけはあるでしょうが、「何」を「どうすれば」「どうなるのか」についての氣づきも与えられないのであれば、本当に《存在価値が希薄》ですよね。



さてさて、あなたの周りやあなた自身はいかがでしょうか?


「そんなプレゼンじゃダメだ!」

「何でそのアポが取れないんだ!」

「もっと早く売れるだろ!」

「もっと考えて説明しろ!」

「なんで新規顧客が取れないんだ!」


っとダメだしばかりしていませんか?


そんなダメだし系の先生や上司、コンサルタントは《存在価値が希薄》ですよね。


自ら自発的・能動的に仕事をしようとしていない人にダメだしをしても、反発されるだけです。


スポーツ選手にスパルタが通用するのは、選手自身が『本氣』で『心・氣持ち・情熱』を込めて、そのスポーツをやっているからです。

体力や氣力の限界が来ると引退するでしょう。

『本氣』だからこそ、自ら強い意思決定が出来るのです。



本来は自らが『本氣』になり、『心・氣持ち・情熱』を込めて《やりたい事》に仕えるのが仕事ですが、裏を返せば《やりたい事》が見つからない=夢がない世の中になってしまったのかも知れませんねぇ。


もしそうであれば、やるべき事は明確でしょう。


その仕事が

・『心・氣持ち・情熱』を込めてやり続けられる仕事なのか?

・惰性で続けてはいるものの『心・氣持ち・情熱』を込められていないのか?

について確認し、

・『心・氣持ち・情熱』を込める事に対する障壁となっている物事に気づかせて、

・その障壁を取り除いたり、乗り越えるためのアドバイスをする

事が先生や上司、コンサルタントのやるべき事でしょう。



勿論、自分自身がその仕事に対して

・『心・氣持ち・情熱』を込めてやり続けられる仕事なのか?

・惰性で続けてはいるものの『心・氣持ち・情熱』を込められていないのか?

について確認し、

・『心・氣持ち・情熱』を込める事に対する障壁となっている物事に気づき、

・その障壁を取り除いたり、乗り越える

事を実行していれば、自己革新につながります。



阪神タイガースのピッチャー・下柳選手は、こんな事をおっしゃってました。


「出来ない理由を探すのではなく、続けていく理由を探して欲しい。」



「何でダメなんだ!」っと一喝してダメな理由を聞いたところで、有益な回答なんて得られません。

ダメな理由がわかっているのにも関わらず、ずっとダメなのであれば、本当ダメダメです。

普通はダメな理由がわからないからダメな結果しか残せないのです。

ダメな理由にうまく気づかせて、どうやったら克服する事が出来るのかアドバイスをする方が、よっぽど早く良い結果に結び付くでしょう。


そして「続けていく理由」である『やりたい事』=『目的』の再確認が『経営理念』を基に常日頃から行われている状態が理想的でしょう。



そこで一句

********************************************************

ダメダメと

ダメな理由を

探すより

壁を見つけて

乗り越えましょう


********************************************************

お後がよろしいようで。



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こんばんは、経営理念コンサルタントのアキバです。


オリンピック、盛り上がってますねぇ〜。

柔道の谷本選手が決勝で内股を決めた、正にその瞬間から満面の笑みで「決まった!」っと喜んでいたのが印象的でしたねぇ。

水泳の北島選手にしても、谷本選手にしても、周りからの間違いなく『金メダル』という大きな期待の中、オリンピックまでの不調も不安も跳ね飛ばして『金メダル』を手にした功績は本当に素晴らしいものですよねぇ。


さてさて、そんな文中にも登場させてみました『ねぇ』のパワーについて、今晩は考えてみたいと思います。


あなたは、誰かとお話しをしている時に、微妙な距離感を感じた事はありませんか?

営業をされている方であれば、お客様との距離感をもっと縮めたいなぁ〜っと思ったり、会社内でのコミュニケーションを活性化させるために上司と部下の距離感や社員同士の距離感を縮めたいなぁ〜っと思ったり、ラジバンダリー‥‥‥。
(あっ、失礼いたしました)



相手との距離感を縮めたい時に有効なのが、『ねぇ』のパワーです。

あっ、いやいや、『おねぇ言葉』で話しましょうなんて言ってる訳じゃぁ、ありませんよ。
確かにおねぇマンさん達は、距離感を縮めるのも上手でしょうけど、ちょこっと違います。


『ねぇ』のパワーを借りる時は、言葉の最後に『ねぇ』を付けるようにしてみましょう。


相手が話してくれた事や、相手の意見に対して、要点をまとめて、語尾に『ねぇ』を付けて返してみましょう。


例えば、

お客様のAさん:「最近の若い連中は礼儀作法が全くなっとらん!昨日も電車に乗ろうとして降りる人がいなくなるまで並んで待っとったら、わしの横から降りる人を跳ね除けるようにして乗っていった奴がいたんだよ。全く、どんな教育しとるんだかなぁ!」


あなた:「そうですよねぇ。電車の整列乗車にしても、エレベーターやエスカレーターにしても、道を歩いている時にしても、譲り合いの精神が無いですよねぇ。礼儀作法は相手に対する思いやりが大切ですよねぇ。」


っという感じで語尾に『ねぇ』を付けて返して差し上げると、《Aさんの言う通りですよねぇ》《私も全くもって同感です》っという印象を与えて、Aさんの意見にあなたが『共感』している事が伝わるでしょう。



それでは『ねぇ』のパワーを外してみましょう。

あなた:「そうですよ。電車の整列乗車にしても、エレベーターやエスカレーターにしても、道を歩いている時にしても、譲り合いの精神が無いんですよ。礼儀作法は相手に対する思いやりが大切ですよ。」

もしくは、

あなた:「そうです。電車の整列乗車にしても、エレベーターやエスカレーターにしても、道を歩いている時にしても、譲り合いの精神が無いのです。礼儀作法は相手に対する思いやりが大切です。」


もしあなたがAさんの立場だとしたらどうですか?

Aさんが先に話した意見に対して、さも自分が意見を述べているようにも聞こえますし、何故か自分が悪い事をして説き伏せられているようにも聞こえませんか?


営業トーク集や恋愛トーク集では、「相手の話を適度に繰り返してあげる事によって親身になって聞いている事をアピールしましょう!」なぁ〜んて書かれていますが、相手の受け取る印象は様々です。

せっかく良かれと思って繰り返してみたのにもかかわらず、逆効果で嫌われてしまったのでは意味がありませんので、ぜひ効果的に『ねぇ』のパワーを使ってみてくださいね。


また、ディベートやディスカッションやミーティングにおいても『ねぇ』のパワーは有効です。

ディベートやディスカッションやミーティングにおいて意見が噛み合わず、時間ばかり掛かってしまい、半ば喧嘩や言い争いのようになってしまう事ってありませんか?

国会のように。。。。。


そんな時こそ、『ねぇ』のパワーをお使いください。

相手が意見を述べたら、
「確かに〇〇さんがおっしゃる通り、〇〇〇は△△△かも知れないですねぇ〜。」

っと返してから、

「しかし、〇〇〇は◇◇◇◇とも言う事が出来ますし、▲▲▲▲とも言えませんか?」

っと進めた方が、結論には早く辿り着けるでしょう。

これを

「確かに〇〇さんがおっしゃる通り、〇〇〇は△△△かも知れないですが、◇◇◇◇とも、▲▲▲▲とも言えるでしょう。」

っと自分の意見まで一気に説明してしまったり、

「いや、〇〇〇は◇◇◇◇とも、▲▲▲▲とも言えるでしょう。」

っと自分の主張だけをしてしまうと、対立関係から抜けられなくなってしまう場合がありますからねぇ。


『ねぇ』のパワーを上手く使う事によって相手の『承認欲求』を上手に刺激してあげると、スムーズなディスカッションやミーティングを行う事も出来ます。



さらに、専門知識を用いて難しい説明をする必要がある時にも、『ねぇ』のパワーは威力を発揮してくれます。


専門家ではないクライアントに対して、専門知識を専門用語も用いて説明していると、クライアントは「わからない事」が頭の中にたくさん増加していきますよねぇ。

そもそも専門的な事がわからないから相談しているにもかかわらず、さらにわからない専門用語を駆使して説明されたら、「わからない事」ばかりになって「不安」になってしまうでしょう。


いつもの『アキバの動物からカリマス理論』では人間も動物と同じように、

「わからない事」

「不安」

「脅威」

「逃避」

「攻撃」

の一連の流れで感情と行動が変化する事をご説明させていただいています。


専門家が専門用語を駆使して難しい説明をするのは「不安」を煽った後に、

「私に任せれば安心ですよ。」

のひと言を言うためです。

「わからない、わからない、不安だ、不安だ、どうしょう?」っという状況に追い込んで、「じゃぁもうこの人にお願いして楽になりたい!」っと、「不安」からの「逃避」を狙った煽り営業です。


本当にクライアントのために、お客様に安心をご提供したいとお考えであれば、お客様にわかりやすい言葉や口調でご説明する必要がありますよね。

そんな時に『ねぇ』のパワーをちょこっと使うと、難しい専門用語が「伝わってますかねぇ〜?」っという効果が発揮されます。

専門用語で一方的に一本調子で説明されると、お客様は途中で質問するタイミングがなくなってしまいます。

そこに『ねぇ。』が入れば、「えっ?」っとか「はぁ?」っとか、何かしら合いの手を入れるきっかけが出来るでしょう。

そのお客様からの合いの手によって、わからない一本調子の説明に、わかりやすいリズムが生まれるのです。

自分は専門家だから当たり前のように使っている専門用語でも、『ねぇ』のパワーを使えば、「あっ、この言葉ってみんなわかりにくいんだ!」っという気づきが生まれるでしょう。

堅い言葉を柔らかくする効果もあるでしょう。



お堅い仕事の方ほどなかなか使いにくい言葉かも知れませんが、『ねぇ』のパワーを上手に使ってあげると、距離感やスピードを縮められるかも知れませんよ。




そこで一句

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『ねぇ』ちゃんと

上手く付き合う

距離縮め


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お後がよろしいようで。



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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


突然ですが、あなたは専門職ですか?総合職ですか?


スペシャリストとゼネラリストというと社内組織では当たり前の言葉ですが、実は外部コンサルタントにも当てはまる概念です。


21世紀に入り、高度情報化の波が一気にやってきました。

昔なら専門家でなければ知ることが出来なかったような情報でも、ネットを介して入手する事が出来るようになりました。

高度情報化社会の到来により、専門家はより深い知識を求められるようになりました。


より高度な専門知識を身に付けなければなりませんから、多少守備範囲が狭くなっても仕方ないでしょう。


自立型相互支援の観点で見れば、素晴らしいスペシャリストが高度な専門知識を活かしてコンサルティングしてくれるのですから、素晴らしい結果が期待されるでしょう。

しかし『相互支援』の気持ちを持たず、『お金基準の価値観』を強く持っているような専門特化したコンサルタントに依頼すると、経営全体から見た『全体適正』が保てなくなってしまう事があります。


例えばコストカッター系のコンサルタントが、小規模の会社に対してコスト削減策をコスト削減の観点からのみで見て実施してしまうと、事業規模の縮小を招き、会社存続の危機にさらされてしまう場合もあります。

マイナスリスクの専門家である(筈の)保険会社や保険代理店が、多額の借金のために資金繰りが悪化している会社に対して、安価な保険料の保障型の保険をではなく、「いざとなったら解約返戻金から契約者貸付を受ける事も出来ますし、減額してCVの一部を会社に入れる事も出来ますし、何より内部留保資金が増えますからお勧めです。」なぁ〜んて言われて役員退職金準備型の高額な保険料の保険に加入させられてしまう事もあります。

仮に組織論だけをとってみても、小規模零細企業に対する組織論と大企業に対する組織論では異なるでしょう。

経営のスペシャリストとは言い難い会計のスペシャリストの方々もたくさんいらっしゃいます。

多忙な小規模零細企業に別途実務を伴う改善策を導入させてしまえば、たとえその改善策が素晴らしいものだとしても、本業も改善策もどちらも中途半端になるでしょう。

外部コンサルタントに何かを依頼する時には、必ず貴社の『経営理念』を先に説明しましょう。

小さいチャンクの専門特化された部分的な改善策や対策は、全体的・中長期的に見た場合に逆効果になってしまう事もあります。

まずは、現状の問題点を明確化した上で『経営理念』を基にした『全体適正』を確認し、対策を実行するようにしましょう。


『全体適正』を図れない、もしくは『全体適正』を気にしないような外部コンサルタントは、『金儲け』が第一の目的で貴社の安定や発展は二の次と思っているかも知れません。

あなたの知らない専門用語を羅列して、あなたが『わからない事』をたくさん増やして『不安』にして受注するような「煽り系」のコンサルタントは特に要注意です。



ここまでお読みいただけばお気づきかも知れませんが、社内のスペシャリストも同様に、『経営理念』によって結束していなければ社内で相互支援しあう事による強い組織力を望む事は出来ません。

自分の仕事を自分の給与や報酬を稼ぐためだけでやっていると、会社全体として進むべき方向性からズレてしまう事もあります。

もし上司よりも部下の方が専門知識がある場合には、部下が上司に従わなくなってしまったり、出来る部下ほど転職してしまったり、ラジバンダリー。。。。。。



ズレが生じた時に軌道を修正するように導いてくれるのが『経営理念』であり、『経営理念』を十分理解しているリーダーの役割です。


外部でも内部でも、その組織が同じ方向に向かって一丸となるためには、『全体適正』に導いてくれる『経営理念』が大切です。


ぜひ惑わされたり、迷ったりしないためにも、全体的な方向性を決める『経営理念』をしっかりと決めておきましょう!



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こんばんは、アキバです。


今宵は『本来の価値観』に基づいた『経営理念』の下で、いかに『金勘定』が大切か?という事をご説明させていただきます。



「あれっ?『お金基準の価値観』じゃなくって言ってたけど、『金勘定』が大切ってどういう事?!」

なぁ〜んて声も聞こえてきますが、凄く大切なんです。


『金勘定』。




『本来の価値観』に基づいた『経営理念』の下では、お客様に『価値』を提供し続けていく必要があります。


突発的に良いものを提供したものの後が続かないのでは、お客様に『ありがとうの対価であるお金』をいただき続ける事は出来ません。



お客様が本当に『満足→感動→感激→感謝』していただいているか否かを、社員やメンバー全員が(もしくは第三者も含めて)最も客観的に判断する事が出来るのは、販売個数(実際に提供した商品やサービスの数)と売上金額でしかありませんし、もう一歩踏み込んでもリピート率や紹介率を何らかの方法で取るくらいでしょう。


売上に関係ないプレゼント付きのアンケートでは、プレゼントが欲しいがための回答が増えてしまうだけですからねぇ。



『本来の価値観』に基づいた『経営理念』の下で、ちゃんとお客様に『価値』を提供する事が出来ているか否かを最も客観的に判断するためには、『金勘定』が必要なんです。


『本来の価値観』に基づいた『経営理念』の下で、お客様に『価値』を《提供し続けていく事が出来るか否か》を最も客観的に判断するためには、『金勘定』が必要なんです。


ですから、『目的』はお客様にどんな風になっていただきたいために、お客様に対して『本来の価値観』に基づいた商品やサービスを提供していくのかを表現し、『目標』は『目的』に対して具体的にどれだけ進む事が出来たかを数量化して表現するのです。


日々や週間、月次で進捗を管理するには、誰でも客観的に判断する事が出来る単位が必要であり、お客様に『価値』を《提供し続けていく事が出来るか否か》についてまで客観的に判断するためには、単位を『お金』にする必要があります。



業種・業態によってもかなり違いますから一概には言えませんが、売上金額には売上個数で割り切れるダイレクトなコストである原価と粗利が含まれます。

粗利には全社的にフィックスされるコストである人件費や賃借料等と利益が含まれます。


会社によっては、フィックスコストも全て売上個数で割ってしまい、原価として計算してしまうケースもあるでしょう。


しかし、『経営理念』の下で全社的に取り扱うべき商品やサービスの中に粗利の薄〜いモノがあったり、単価の低〜いモノがあったとすると、「1コ売るのに人件費がこんなに掛かるんじゃぁ、取り扱わない方がいいね。」なぁ〜んて事になっちゃいます。



逆にフィックスコストをちゃんと見極めないで商品単価を決めたり、売上計画や事業計画を策定してしまうと、後からお客様に『価値』を《提供し続けていく事》が出来ない、すなわち赤字続きで倒産してしまうという事になってしまいますね。



利益が出ている会社でも、金融機関からの借り入れが過大になってくると、キャッシュフローが悪化して気がついた時には、


「利益はあるのにお金が無い」


ってな事になってしまいます。




学生さんや新入社員さんにもう少しわかりやすく説明すると、決算で帳簿上の利益が載ってきて、2ヵ月後にその利益に掛かる税金を払うお金がないという事です。

う〜んと、決算月の2ヵ月後が税金の申告期限で、その頃にお金がないと税金を払えなくなっちゃうって事です。




こんなに大ざっぱに見ても『金勘定』が大切なのですから、実際の企業経営においては本当に大切な事がおわかりいただけたかと思います。



最近では『自計化』なんて言って、税理士や会計事務所にお任せするのではなく、「中小企業においても自ら会計処理を出来るようになりましょう!」っという動きがあります。


そんな動きを、「あの税理士は自分が楽しようとして、忙しいのに、うちにやらせようとしている。」なんて思わないでくださいね。




タイムリーかつ的確に経営判断をしていくためには、自立して適時に判断する事が出来る社内体制とジャッジメント出来る経営者が必要なのです。




何より、会社に入ってくるお金のほとんどは、お客様からの『ありがとうの対価であるお金』です。


お客様からの『ありがとう』の気持ちを受け止めて、活かしていく事が『本来の価値観』における経営に大切な事なのです。



『金勘定』が大切なのは、お客様からの『ありがとう』が大切だからです。


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