間違ったモチベーションの上げ方を実践していらっしゃいませんか?
こんにちは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。「社員やスタッフのモチベーションがなかなか上がらなくて困っている。」
多くの会社の経営者の皆様やマネージャークラスの皆様は、こんなお悩みをお持ちでしょう。
中途退社していく社員やスタッフの方々は、表向きには言えないけれども「 人間関係 」を理由に転職される方々が後を絶ちませんよね。
だからと言って、昭和の時代のように「飲みニケーション」に誘って仲良くしようとしても、
逆に「飲み会の時間分、残業代出るんすかぁ?」
なぁ〜んて発言が出てしまうような時代です。
上司が部下におべっか使ってまで仲良くしようとしているのに、
「なんなんだーっ!」
っとキレてしまうような方もいらっしゃるようです。
さてさて、人間は基本的に選択理論やマズローの欲求段階説によって行動するものと考えられます。
ですから、嫌われないように、好かれるようにと人間関係を一番に考え、社内レクリエーションを充実させたり、福利厚生を充実させたり、人間関係が良くなるような事をたくさん並べて、ES(Employee Satisfaction : 社員満足度)を向上させようと必死になるんですねぇ。
しかし、仕事に対するモチベーションは、本当にそのような事で湧き上がってくるものでしょうか?
そもそも、
「あなたの夢は何ですか?」
っと聴いたり、
「宝くじで6億円当たったら何をしたい?」
っと聴いた時に、
《 本氣でやる氣のある起業家 》 の方々や《 本氣でやる氣のある経営者 》の方々は、
間違いなくビジネスに直結した話に繫がるでしょう。
ところが、管理職の方々を含め、一般の社員、従業員、スタッフの方々は、その会社とは全く関係ない夢を追いかけていたり、遊んで暮らしていくためのお金さえあれば仕事なんてやりたくないと思っていらっしゃる方が多いでしょう。
これでは、残念ながら・・・・・・
・給与や賞与をアップしてモチベーションを上げる
・仕事以外に気分転換が出来るようにして、モチベーションアップを図る
・好きな上司に頼まれた仕事であれば、やる氣が出る
・自分がやりたい事だけは、やる氣が出る
・人間関係を良好に保つようにして、モチベーションアップを図る
・・・・・・・・・・・・・・・・etc....
といった策に陥りがちです。
これでは、お客様の方を向いて仕事をする事が出来ませんよね。
社員やスタッフは給与や賞与が上がるように上司を見て仕事をし、上司は部下がモチベーションを高く保つように見張りながら予算組みをするといった方向に向かって行ってしまいます。
モチベーションを高く保つために最も大切なのは、
《 本氣でやる氣のある起業家 》 の方々
《 本氣でやる氣のある経営者 》の方々
と同じように、『 その仕事 』に対して本氣で『 心・氣持ち・情熱 』を込め続ける事です。
『 その仕事 』に対して“ 本氣 ”で『 心・氣持ち・情熱 』を注ぎ込んでいれば、『 やる氣・モチベーション 』は自分の中から湧き上がり続けます。
『 やる氣・モチベーション 』には、原材料は必要ありません。
本人の『 意・志 』によって、“ 本氣 ”で『 心・氣持ち・情熱 』を込め続けていれば、永遠に湧き上がり続けるのです。
これを 《 心の錬金術 》 といいます。
選択理論やマズローの欲求段階説によって、『 やる氣・モチベーション 』は確かに影響を受けます。
人間関係などの外部要因によって『 やる氣・モチベーション 』が低下したり、逆に増幅される事は間違いなくあります。
しかし、そもそも“ 本氣 ”で『 心・氣持ち・情熱 』を込められないモノゴトに対して、自分自身の中から『 やる氣・モチベーション 』が湧き上がる事なんてあり得ませんよね。
『 やる氣・モチベーション 』の種は、
「 その仕事自体を“ 本氣 ”でやりたいのか? そうでもないのか?」
っという、いたってシンプルなところから生まれます。
そう、行動心理のもっとも単純明快なところ・・・・・
成功のための四要素における “ 目的 ”
「 何のために 」という部分です。
“ 目的 ” ≒ “ 理由 ” がお金のためであれば、
・お金が入ればやらなくてもいい(=依存型ぶら下がり社員)
・たくさんお金をもらえる会社に次から次へと転職する
・大金が手に入れば仕事なんてしない
といった結果を生みます。
“ 目的 ” ≒ “ 理由 ” がその会社や組織、チームだからこそ出来る事によってお客様に貢献するような内容であれば、
・まず第一にお客様に貢献したい
・同じ“ 目的 ” のために頑張っている仲間と共に頑張りたい(=自立型相互支援社員)
・大金が手に入れば事業を拡大したり、改善していきたい
といった結果を生みます。
大切なのは、いくら面倒くさくても、仕事における総ての考え方や行動の細部に渡るまで、その会社や組織、チームの“ 目的 ” である【 経営理念 】に直結したものである事を、部下に伝え続ける事です。
挨拶一つ、メールの文章一つ、身だしなみ一つ取っても、総てを【 経営理念 】と結び付け、ストーリー立てて、矛盾する事なく伝え続ける事です。
従業員やスタッフの方々にその想いが十分に伝わった時、
本当に“ 本氣 ”で『 心・氣持ち・情熱 』を注ぎ込んで、『 やる氣・モチベーション 』を湧き上がらせる事が出来るメンバーと
そうではない従業員やスタッフの方々に分かれて行くでしょう。
参加者意識や経営者目線とは、
「もっと参加者意識や経営者目線を持って仕事しろ!」
っと叱責して持たせるものではありません。
勿論、指示・命令したからと言って持てるものでもありません。
まずは、いくら面倒くさくても、仕事における総ての考え方や行動の細部に渡るまで、その会社や組織、チームの“ 目的 ” である【 経営理念 】に直結したものである事を、部下に伝え続けて参りましょう。
今までやっていらっしゃらない方が多いでしょうから、結果を焦らず、諦めず、コツコツと根気よく続けて参りましょう。
答えは単純明快。
成功のための四要素における “ 目的 ” (=「 何のために 」)が、人間の意思決定を左右するからです。
ぜひ、始めてみましょう。