トヨタの本質的な失敗
おはようございます、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified RiskManager の秋葉です。
暦の上では立春で春を迎えましたが、今朝はこの冬一番の寒〜い朝となりました。
道路は凍結し、キラキラと輝いていました。
お車で移動される方は、急ブレーキによるスリップ事故には、くれぐれもお気をつけくださいね。
車のブレーキといえば、トヨタ自動車様が、今度はプリウスのブレーキ不具合が発覚致しました。
悪い言い方をすれば、マスコミの使い方が悪いのかも知れませんが、トヨタ様の発言や行動に誠実さや謙虚さが感じられませんね。
アクセルのリコールについては、3年も前から不具合に気づいていながら公表せず、トヨタ自動車ファンの方々をたくさん傷つけてしまいました。
そして今回もブレーキの不具合が“外部から”発覚したのですが、お客様への謝罪よりも先にマスコミに流れているのが、
「ブレーキを制御しているコンピュータを治せば不具合は無くなる」
旨の発言です。
要するに、乱暴な言い方をすれば、
『治せばいいんでしょ』
っとしか聞こえてこないのです。
残念ですねぇ。
トヨタ様クラスの会社ならば、たとえ誠実に、そして謙虚に謝罪会見を行うのが遅れてしまったとしても、リスクマネジメントとして真っ先に広報から謝意をマスコミに流す等の対策は採れた筈。
ニュースを見聞きしているだけでも、いかに利益第一主義に偏ってしまったかがわかりますね。
そんなニュースの裏でホンダ様が93%の増益。
今年からは電気自動車へのシフトも加速し始めます。
自動車業界は、マシーンからエレクトロニクスへ。
もしかすると、今回のトヨタ様の問題は、自動車業界再編の歴史的なトリガーになってしまったかも知れませんね。