他人を簡単に敵視したり馬鹿にする心理のリスク 〜 其の弐 ・ ろ 〜
こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。ところで、みなさまは、twitter やってますか?
2chにしても、twitter にしても、見ず知らずの他人を簡単に敵視したり、
馬鹿にしたりする方々が、まだまだいらっしゃるようです。
でも、その時々、その瞬間、瞬間に、他人を敵だと認識してしまったり、見方だと認識してしまったり、無意識のうちに敵味方をコロコロと変えてしまうのは、とっても危険な事なのです。
本名でもなく、相手も見えていないからこそ、簡単に相手を口撃したり、貶したり(けなしたり)、馬鹿にしたりする事は簡単に出来るでしょうが、だんだんと
「それが普通のこと」
「それが当り前のこと」
になってしまうと、リアルの世界でもそのような性格になってきてしまうかも・・・・・・
そんな危険性を感じている今夜も、
【パーソナリティ障害(人格障害)のことがよくわかる本・市橋秀夫先生[監修]・講談社】
から、抜粋させていただきまして、パーソナリティ障害(人格障害)について考えてみたいと思います。
他人を簡単に敵視したり馬鹿にする心理のリスク 〜 其の弐 ・ ろ 〜
〜 〈シゾイド・パーソナリティ障害〉について、考えてみましょう 〜
社会関係、対人関係から離れ、時には家族とさえも親密な関係を作ろうとしない。
人と接触しない。感情の幅が狭く、よそよそしさを感じさせる。
一貫して孤立した行動を好み、他人から見ると感情の表現力が極端に少なく、よそよそしく見えてしまう点では、統合失調型パーソナリティ障害と似ています。
シゾイド・パーソナリティー障害の方々も統合失調型パーソナリティ障害の方々と同じように《 他人と親しい関係を築く事が苦手=コミュニケーション能力が低い 》ゆえに、考え方や発想、行動パターンが普通じゃない、つまり、「奇妙だ」と表現されてしまうようです。
他人から見れば、人とペースを合わせるだけでなく、人と接する事すら苦手に見えますので、「孤独を好み、外の世界に関心が無い」と言われてしまいますが、本当にそうでしょうか?
シゾイド・パーソナリティ障害は、幼児期に必要な愛情を受けられなかった事を起因として、他人の愛情や思いやりを真正面から受け止める事が出来ずなくなってし待った結果、発症するとも言われています。
それらの条件を【 アキバの動物からカリマス(借ります)理論 】に当てはめてみると、
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【 アキバの動物からカリマス理論 】
わからないモノゴト
↓
不安
↓
脅威
↓
逃避
↓
攻撃
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一番弱い幼児期に心から頼れる者がいなかった
↓
自分を守る事が出来るのは、自分だけだ
↓
それでも一人で頑張らなくてはならない
↓
外の世界との関わりを最低限にして、自分を守る事に集中するようになった
つまり、
幼児期に他人の優しさや思いやりを受けるよりも先に、自分を守る事で精一杯だなんて状況であれば、誰でも、不安→脅威を感じ、外の世界との関わりを最低限に(=逃避)して、自分を守る事に集中してしまうのではないでしょうか?
そうして何とか強く生き抜いて来たにも関わらず、周りからは『 普通とは異なる 』と診断され、結果として〈シゾイド・パーソナリティ障害〉という“分類”をされてしまっているようにも感じます。
みんなひとり一人、同じように強さを持っている訳ではありません。
親や親戚からの愛情すら受けられずに育った人が、いきなり「もっと他人を信じなさい」とか、「もっと他人に頼りなさい」とか言われても、出来る訳が無いですよね。
他人は何を考えているのかわからない
↓
不安
↓
脅威
↓
逃避
っとなってしまっても、おかしくないでしょう。
それに、精神的な脆さを持った方々が増えれば増えるほど、社会全体が
他人は何を考えているのかわからない
↓
不安
↓
脅威
↓
逃避
↓
攻撃
っと、お互いにコミュニケーションを図りにくい社会、お互いを攻撃しやすい社会になりやすいのです。
明日は、
他人を簡単に敵視したり馬鹿にする心理のリスク 〜 其の弐 ・ は 〜
〜 〈回避性パーソナリティ障害〉について、考えてみましょう 〜
をお送りいたします。