カテゴリ:
こんにちは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk Manager のアキバです。


震災後のニュースを見聞きしていると

『 具体的な数値 』

が結構たくさん飛び交っていますよね。


ところが、この『 具体的な数値 』に世の中が惑わされてしまっているのが現実でしょう。




例えば、次の『 具体的な数値 』をご覧ください。


*******************************************************

ビタミンAはキャベツの40倍!の400IU!

ビタミンB2はキャベツの5.4倍!の0.27mg!

ビタミンCはキャベツの3.6倍!の160mg!

ビタミンEはキャベツの18倍!の1.8mg!

カルシウムはキャベツの1.1倍の49mg


こんなに素晴らしい栄養価が入っているんですねぇ!

(100gあたりの栄養価です)

*******************************************************


具体的に数値を並べられると、なんとなく信頼性の高い情報かと思いがちでしょう。

ちなみに、上記の数値はブロッコリーの栄養価を示したものです。




ブロッコリーと聞いて

「それは栄養価も高い筈だなぁ・・・」

っと思われた方もたくさんいらっしゃる事でしょう。





ですが、実際には・・・・・

*******************************************************

ビタミンAはキャベツの4,700倍!の47,000IU!

ビタミンB2はキャベツの36倍!の1.8mg!

 ⇒ 鶏レバー

*******************************************************

ビタミンCはキャベツの2倍!の90mg!

 ⇒ レモン


ビタミンCはキャベツの5.2倍!の230mg!

 ⇒ 濃縮還元グレープフルーツジュース

ビタミンCはキャベツの6.1倍!の270mg!

 ⇒ グァバ

*******************************************************

ビタミンEはキャベツの293倍!の29.3mg!

カルシウムはキャベツの5.3倍!の230mg!

 ⇒ アーモンド


カルシウムはキャベツの32.6倍!の1,400mg!

 ⇒ ひじき

*******************************************************


っというように、それぞれの栄養素によって、もっと栄養価の高い食材はたくさんあります。



そして、もうひとつ・・・・・

「そもそも、1日にどのくらい摂取すれば良いのか?」

っという“ 基準 ”について知らなければ、多いのか?少ないのか?についても、自分自身での判断は出来ないでしょう。



ですが、専門家の方がテレビやラジオ、ネット等を通じて、実しやか(まことしやか)に『 具体的な数値 』を使った説明を見聞きしてしまうと、「間違いではない」「正しい事だ」と思いやすいものですね。




ちなみに、実際に1日に必要な各栄養素の摂取量は、

*******************************************************

ビタミンAはキャベツの180倍の1,800IU

ビタミンB2はキャベツの24倍の1.2mg

ビタミンCはキャベツの1.1倍の50mg

ビタミンEはキャベツの80倍の8mg

カルシウムはキャベツの15.1倍の650mg

*******************************************************

っとなります。




ビタミンA・1,800IUは、

にら100gで、ちょうど1,800IU

ほうれん草100gで、1,700IU

ゴーダチーズ100gで、1,200IU



ビタミンB2・1.2mgは、

鶏レバー100gで、1.8mg

アーモンド100gで、1.1mg



ビタミンC・50mgは、

ほうれん草100gで、65mg

ピーマン100gで、80mg

濃縮還元グレープフルーツジュース100gで、230mg




ビタミンE・8mgは、

アーモンド100gで、29.3mg

ほうれん草100gで、2.5mg

にら100gで、2.2mg




カルシウム650mgは、

にぼし100gで、2,200mg

牛乳100gで、100mg

ゴーダチーズ100gで、680mg

ひじき100gで、1,400mg



っというような基準となります。







『 具体的な数値 』を見聞きした場合には、


1.そもそもの基準となる数値

2.単位

3.わかりやすい比較対象


この3つをしっかりと確認した上で、判断するようにしましょう。




公の放送であるテレビやラジオ、ネット等から『 具体的な数値 』を含んだニュースや書き込みを見聞きしてしまうと、どうしても正しい情報として認識してしまいがちですが、


「間違った情報に惑わされないようにしよう。」


っというのも間違いではございませんが、


「『 具体的な数値 』に惑わされないようにしよう。」


っという事もお忘れなく。


『 具体的な数値 』にも、お気をつけくださいませ。








にほんブログ村 経営ブログ 経営哲学・経営理念へ


ビジネスブログ100選