監査の視点でみる新型コロナウイルス−2−
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経営理念コンサルタント、金融内部監査士、リスクマネジメント協会 Certified Risk Manager、健康予防管理専門士のアキバです。
本日も昨日に続き、新型コロナウイルスを監査の視点で分析してみたいと思います。
昨日書きました監査の視点でみる新型コロナウイルスの通り、多くの無症状の方々は1つ目のバリアーである皮膚や粘膜、涙、鼻水、唾液、汗などによって新型コロナウイルスがブロックされ、体内に深く入り込まれずに済んでいるものと思われます。
また、多くの軽症の方々も2つ目のバリアーである白血球やナチュラルキラー細胞によって新型コロナウイルスが殺され、体内に深く入り込まれずに済んでいるものと思われます。
ただし、1つ目のバリアーを破られた時点で、上皮を通り越して身体の内部に侵入していますので、本日は1つ目のバリアーでブロック出来ている無症状の方々について考察してみたいと思います。
皮膚の上に付着したウイルスは、汗に含まれるリゾチームによって消毒されるか、石鹸と水によって除菌・消毒しながら洗い流されるか、アルコールや次亜塩素酸などによって消毒されます。
目に入ったウイルスは、涙に含まれるリゾチームによって消毒されるか、涙で洗い流されます。
鼻の粘膜に付着したウイルスは、鼻水に含まれるリゾチームによって消毒されるか、鼻をかんだ時に鼻水と共に排出されるか、鼻うがいで洗い流されます。
喉の粘膜に付着したウイルスは、唾液に含まれるリゾチームによって消毒されるか、うがいによって洗い流されます。
鼻の粘膜に付着したウイルスや喉の粘膜に付着したウイルスのうち、洗い流されなかったものは食道や気管に入っていく事となりますが、食道に入ったウイルスは飲み物や食べ物と一緒に胃へ到達して、強力な酸である胃液によって消毒されます。
(ノロウイルス等のウイルス、アニサキス等の寄生虫といった胃液に負けないウイルスや寄生虫もいます)
鼻の奥や喉の奥、気管に入ったウイルスは、粘膜に絡めとられ、線毛によって排出されます。
多くの人は涙や鼻水、唾液に含まれるリゾチームによる消毒効果とともに、粘膜と線毛によって体外に排出されますので、実は「感染」と言われている無症状の方々は、粘膜上に付着したウイルスがPCR検査で見つかっただけの事なのではないか? という推測が出来ます。
新型コロナウイルスとは、増殖する能力と主に飛沫に乗って人から人へと移動する能力に長けているのではないでしょうか?
とはいえ、多くの人は第一のバリアーである粘膜を含む上皮と鼻水、唾液等によって対処が出来ているため、特に症状は出ない。
症状は出ないものの、人から人へと移動する能力に長けているため、鼻や喉の粘膜に付着した状態でリゾチームによる消毒効果等が発揮される前にPCR検査を受けますと、当然、陽性判定となるでしょう。
※リゾチームにつきましては、こちらをご覧ください。⇒『 実はすごい!唾液の働き・株式会社 明治 』
※1つ目の自然免疫機能につきましては、こちらをご覧ください。⇒『 鼻水、唾液、涙、胃液…「粘膜」は免疫だった!【専門医に聞くやさしい免疫学】 』
ちなみにそもそも風邪の原因となる一番のウイルスはライノウイルス、二番目が旧型コロナウイルスですので、ライノウイルスや旧型コロナウイルスについても、新型コロナウイルスと同様のPCR検査を行ってみて頂きたいですね。
ライノウイルスや旧型コロナウイルスも同様に大勢の人に付着しながら移動をしているとすれば、季節の変わり目で自律神経が不安定になる時期に、多くの陽性判定が出るのではないかと思われます。
監査をするためには明確な基準が必要です。
一般の季節性感冒症とどのように異なるのか?似ているのか?
総数のみに着目して振り回されるより、一旦落ち着いて『 なぜ無症状や軽症が多いのか? 』についても調査・研究をしてみて頂ければ幸いです。
風邪はもともと治療薬はなく、諸症状を抑える薬のみではありますが、新型コロナウイルスについても早くイベルメクチン等の諸症状を抑える薬を承認して頂ければ良いですね。
何といっても我々個人個人に出来る事は、予防あるのみ。
とにかく自然免疫機能の1つ目のバリアーであります、皮膚、粘膜、汗、鼻水、涙、唾液にしっかりと働いてもらうために、ビタミン・ミネラル・たんぱく質が不足しないように食事にもサプリにも気をつけて、運動と休養もしっかりと行い、清潔さを保って参りましょう。