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こんばんは、経営理念コンサルタントでリスクマネジメント協会 Certified Risk
Manager の秋葉です。


いやぁ〜、まだ4月も半ば過ぎというのに、初夏の陽気に、さつきも咲いて、おまけにツバメまで飛び交っていますねぇ。

今年は、いろんな意味で“熱い夏”になりそうです。



さてさて、そんな今夜は、みなさんが大好きな《成功の法則》について考えてみたいと思います。


よく「win‐winの関係」なんて聞きますが、あなたはこのwinの意味を、どのように捉えていらっしゃいますか?


winには一般的に思い付きそうな「勝ち」という意味の他に、「努力して達する」「努力して辿り着く」といった意味があります。


そう、「win‐winの関係」とは「勝ち組負け組の社会の中で、お互いが勝ち組になる」っという意味で捉えるよりも、「そのビジネスに関わる全ての人々が共に目標を達成し、真の豊かさを得る」と捉える方が、ビジネスの広がりが大きくなって、より大きな成功に辿り着く事が出来るでしょう。


ちなみに“成功”を辞書で調べると

「物事を目的通りに成し遂げる事」

っと書かれています。


物事を成し遂げて得られるものは“功績”です。


“功”を“積む”のが“功績”、“功”を“成す”のが“成功”です。


“功”は“いさお”と読むと「立派に仕事を成し遂げた事」とか「名誉ある功績」という意味です。


やはり、仕事を立派に成し遂げる事こそが、誰にでも出来る《成功の法則》でしょう。



「製造業こそが日本の力」っと力強くおっしゃる方もいらっしゃいます。


“功”はちょいとギャル風に書くと、“工力”。(古いですか?)


“工”には「物を作り出す仕事」とか「職人」とか「巧みな技」という意味があります。

「何かを創り出す力」があるからこそ、立派に仕事を成し遂げる事が出来るんですねぇ。


それは勿論、“モノ”ではなく、新しいスキルやノウハウだとしても同様です。


他人に依存するのではなく、自分自身が「これでもかぁ〜、これでもか」「これでもかぁ〜、これでもか」っと努力して「何かを創り出す力」があるからこそ、立派に仕事を成し遂げる事が出来るんですねぇ。


そうやって努力していると“功付き(=くづき)”ます。

“功付く”とは「年功を積む」「熟達する」っという意味です。

“年功序列”って、本当は熟達した巧みな技を持っていらっしゃるからこそピタッとあてはまる言葉なんですねぇ。


そうして巧みな技を追求しながら、貢献的に何かを創り出し続けていると、“現世・来世に幸福をもたらす基になる善行”を行っている状態になってきます。

この行い(おこない)を“功徳(くどく)”といいます。



「そのビジネスに関わる全ての人々が共に目標を達成し、真の豊かさを得るように、ひとり一人が自立して何かを創り出す仕事を立派に成し遂げる。」


「そんな行いが“功徳”となって、より大きな“成功”へと導いてくれる。」



やはり仕事は一生懸命頑張って努力するからこそ、巧みな技も身について、より大きな“成功”に結び付くのですねぇ。



ですが、最近よく目にするのは、“巧(たくみ)”を努力せずに手に入れようとする「情報商材」における需要と供給です。


「情報商材」とは、スキルやノウハウを簡単にお金で売買するものです。


一生懸命努力もせずに、“工”=巧みな技だけを模倣して使うと、どうなるか?



そんな技を口先だけで使う事を“巧言(こうげん)”、そうやって上手く騙す(だます)事を“巧偽(こうぎ)”、そうやって人を欺く(あざむく)事を“巧詐(こうさ)”、そんな事ばかりをする人の事を“巧言令色(こうげんれいしょく)”と言います。

“巧言令色”=言葉を飾り、心にもなく顔つきを和らげて、人にこびへつらう事。


努力しないで安易にテクニックに走ってはいけない事を、漢字は教えてくれるんですねぇ。




そのビジネスに関わる全ての人々が共に目標を達成し、真の豊かさを得るように、ひとり一人が自立して何かを創り出す仕事を立派に成し遂げるように一生懸命努力していると、“工”を飛び越えて“功力(くりき)”が身についちゃう?かも知れませんよ。


“功力”=修業によって得た不思議な力。功徳の力。




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